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AACCA 小・中・高等学校 安全規約【2013-14シーズン版】
Lastupdate.October 22th.2013
A.用語解説
ベース:演技フロアに直接接した状態で、他の人の体重を支える人。
バスケット・トス:ベースが互いの手を組んでトップを投げ上げるスタンツ。
ブレイサー:他のトップを安定させる・補助する役割を担うトップ。
ブレスフリップ:トップがブレイサ―と接触しながら逆さの姿勢を通過するピラミッド。
クレイドル:パートナースタンツやピラミッド、トスから、トップが演技フロアに着地、または、他の
スタンツやピラミッド、ローディング・ポジションに移行する前に、顔を天井に向けたパイク姿勢で
キャッチをされるトップの顔を天井に向けたオープン・パイク姿勢で、肩よりも低い位置でベースに
よってキャッチされるディスマウント。
キューピー/オーサム:トップの両足がベースの片手の上に乗った状態のスタンツ。
ダイブ・ロール【飛び込み前転】:両足が床から離れた状態から、演技フロアに両手を付いて
行う前方回転。
ダウンワード・インバージョン:インバート姿勢になったトップの重心を演技フロアの方向に
下降させるスタンツまたはピラミッド。
エレベーター/スポンジ・トス:トップがエレベーター/スポンジのローディング・ポジションから
空中に投げ上げられるスタンツ。
エクステンション・スタンツ:トップが全身を伸ばした状態でベースの上に直立しているスタンツ。
チェア、トーチ、フラットバック、およびストラドルリフトは、ベースの腕が頭上で完全に伸びた
状態のスタンツ例であるが、トップの体の高さがショルダーレベルのスタンツと同等であるため、
エクステンション・スタンツとはみなされない。
エクステンション・ポジション:トップを支えているベースの手が頭より上にあるポジション。
(インバージョンが違反かどうかを判定するときに使われる)
ハンギング・ピラミッド:トップ体重の大部分が、他のトップに支えられた状態のピラミッド。
例:2つのショルダー・スタンドの間にトップが吊り下げられた状態のピラミッド;トップの体重が
ショルダー・シットのトップの両足で支えられている「whirlybird(ワーリーバード=ヘリコプター)」
スタンツ;2人の体が1つのショルダー・スタンドに吊り下げられた状態の「ダイヤモンド・ヘッド」
ヘリコプター:トップの体が床に平行な状態で空中に投げ上げられ、ヘリコプターのプロペラの
ように360度水平に回転するスタンツ。
インバート:肩が腰より低い位置にある体勢。
ニー・ドロップ:手や足によってほぼ体重を支えることなく膝から落下すること。
ローディング・ポジション:トップが演技フロアに接していない状態で、スタンツやピラミッドに
移行する途中にとる継続的な動きを伴う姿勢。スタンツやトスに移行する前に、ベースが直立姿勢に
ないトップの足の裏を支えている姿勢。
1
ログ・ロール:トップが床と平行の姿勢またはクレドル姿勢からポップされ、床と平行な状態で
回転し、元のベースに床と平行に姿勢またはクレドル姿勢でキャッチされること。
ピラミッド:パートナースタンツが組み合わさったもの。
ポスト:演技フロアに接した状態で、スタンツやトランジションにおいてトップの補助を行う人。
プロップ(小道具):使用される小道具全般(例:ポンポン、サインボード、フラッグ、
メガフォン、等)
クイック・トス:トップの両足が演技フロアに接した状態から始まるトスの技。ベースは足の下を
除き、トップのあらゆる体の部分に上向きの力をかけることが可能。
リリース・ピラミッド・トランジション:トップがブレイサーと接した状態でベースからリリースされ、
クレイドル、スタンツまたはローディング・ポジションで
キャッチされるピラミッドの移行のこと。
リリース・スタンツ:トップがスタンツから、すべてのベース、ポスト、スポッターと触れていない
状態を経過して、他のスタンツ(ローディングポジションも含む)となるスタンツの移行のこと。
スポッター:パートナースタンツおよびピラミッドにおいて、トップの補助やキャッチを行う責任を
担う人。
スタンツ/パートナースタンツ:トップが演技フロアを離れ、1人または複数のベースに支えられて
いる状態。
スィッチ・リバティ:トップの片方の足が演技フロアについた状態からスタンツを開始し、ベースに
リリースされた後、逆側の足でスタンツに着地する片足技。
サスペンデッド・ロール:ベースまたはポストに支えられた状態で行う、足が頭を超える回転。
テンション・ドロップ:スタンツまたはピラミッドからのディスマウントで、トップが両足をベースに
持たれた状態で床に向かって着地寸前まで降下する技。
ティックトック:トップが片足で静止した状態から、ベースがポップアップし、トップが足をスイッチ
してもう一方の足で再び静止するスタンツ。ポップアップする際、トップをプレップの
高さまで下ろすか下ろさないかは自由。
トップ:演技フロアに接していない状態で他の人に支えられている人、または空中へ投げ上げられる人。
トス:1人もしくは複数のベースが肩の高さより低い位置からトップを空中に投げ上げ、トップがすべての
ベース、スポッター、ポスト、ブレイサーから離れて宙に浮くようにするスタンツ。
B.一般ガイドライン
1
本規約は、すべての練習、試合、競技会、演技において有効である。
2
チアリーディングのチームは、資格を有し、知識を兼ね備えたアドバイザーもしくはコーチの指揮の
もとに活動すること。
3
練習は常にコーチの監督のもと、チアリーダーの活動に適した場所で行うこと。
(例:適したマットを使用する、著しい騒音や妨害のもととなるものから離れる、等)
2
4
アドバイザー/コーチはチームの能力レベルを正しく把握し、それに応じてチームの活動を制限する
こと。「能力レベル」とはチームの能力全体を指す。各選手が安全に行えるレベルに達するまでは、
その技を強要しないこと。
5
すべてのチアリーダーは、チアリーディングにおける器械体操的要素(タンブリング、
パートナースタンツ、ピラミッド、ジャンプ)を行う前に、必ず正しいトレーニングを受けること。
6
いかなるチームも、正しいスポッティング技術の専門的なトレーニングを必ず行うこと。
7
すべてのチアリーディングチームは、包括的なコンディショニングおよび筋力アッププログラムを
取り入れること。
8
チアリーディング活動を行う前に、必ず正しいウォーミングアップを行うこと。
9
技の実施にあたっては、チームメンバー以外の人間が近くにいないこと、行う場所の床、照明、
雨の影響など、周囲の環境を十分に配慮したうえで行うこと。難易度の高い技は、コンクリート、
アスファルト、また、濡れていたり平らではない地面の上、障害物がある場所では行わないこと。
10
プログラムはティーチングの上達に従って選手たちをチアリーダーにふさわしくさせるものであること。
全選手が技を完璧に行えるようになるまでは、常に適切なスポッティングを付けること。
11
競技中は、いかなるアクセサリーも着用禁止。ただし、宗教メダルおよび医療用メダルはアクセサリーと
みなさない。チェーンがついていないタイプの宗教メダルは、ユニフォームの下に着用し、テープで
留めること。医療用メダルもテープで留めなければならないが、ユニフォームから見えていてもよい。
12
表面が粗く、鋭い角があるような、硬くて曲がらないサポーター、サポート器具、ギブス等は、
しっかりと上から覆うこと。石膏製またはその他ハードタイプの重いギプスをした選手は、スタンツや
ピラミッド、トス、タンブリング、スポッティングには関わらないこと。
13
運動用シューズを着用すること。(体操用シューズは禁止)
14
鋭い角があるような、硬い素材でできた小道具(サインボード等)を手から離すときは、静かに投げるか
置くようにし、常にコントロールできる状況を維持すること。
15
大会や演技において、ミニトランポリンおよびスプリングボード、スプリングフロア等、高さを増すための
道具の使用は一切禁止。コーチの監督のもと、技の開発や練習のために使用することは認められる。
C.パートナースタンツ
1
ショルダー・スタンドよりも高いパートナースタンツ(フリー・スタンディングおよびピラミッドの一部と
しての)を行う場合、トップすべてにそれぞれスポッターを付けること。
2
シングルベースのショルダーレベルスタンツにおいて、トップの両足がベースの手の上にある場合には、
スポッターを付けること。
3
エクステンション・スタンツのベースは、両足を直接演技フロアに付け、自分の体重を支えた状態で
あること。
4
ベースは以下の項目を守ること。
5
a
トップの主な体重を支えている場合トップを支えている手で、ベースは小道具を持ってはならない。
b
ベースは、ブリッジや倒立、頭を付いた倒立姿勢を取ってはならない。
スポッターは以下の項目を守ること。
3
a
スポッターはトップの主な体重を支えてはならない。”主な体重を支える”とは、トップの体重の
大半を意味する。
b
スポッターはスタンツやピラミッドからクレードルになる際、トップの頭・首・肩を守る場所に
位置すること。ほとんどのスタンツにおいて、スポッターの位置はトップの背後またはすぐ隣となる。
c
スポッターは常にトップに目を向け、注意を払わなければならない。
周囲の安全確認のために(ポンやサイン、他のスタンツ等に)一瞬目を向けても良いが、出来るだけ早く
トップに視線を戻すこと。
d
スポッターは手を背中の後ろに回してはならない。
e
シングルベースのエクステンション・スタンツにおいて、スポッターがトップの足のかかとの下や、
靴底を支えることは禁止。トップの足首や、ベースの手首を支えることは可。
f
スポッターは小道具を持ってはならない。
注:このスポッティングルールは、スポッターが必須と定められているスタンツのみに適用される。例え
ば、
プレップにおいてはスポッターが必須でないため、スポッターがサインやポンを手に持ち、トップに渡す
ことは可能。この場合、スタンツはスポッターなしで実施していると見なされるため違反ではない。
6
スタンツからのディスマウントにおけるツイストの合計は、1-1/4回転を超えてはならない。
7
パートナースタンツやピラミッドが、他のパートナースタンツやピラミッドの上を飛び越えたり、
くぐったり、間を通り抜けたりしてはならない。
8
肩以上の高さのパートナースタンツまたはピラミッドからクレイドル・ディスマウントを行う場合、
ベースの他にトップの頭・肩を支えるスポッターをつけること。
9
パートナースタンツからクレイドル・ディスマウントを行い、他のベースがキャッチを行う場合、
元のベースの近くにいるベース3名でキャッチを行うこと。トップがベースの手を離れた後に器械体操的技
(1/2ターン、ツイスト、トゥ・タッチ等)を行うことは禁止。
10
すべてのクレドルディスマウントにおいて、トップはボードや堅い素材の小道具を持ってはならない。
11
以下に記載されているもの以外の場合、リリーススタンツはクレードルをするか、少なくとも一か所は
ブレイサ―と接している必要がある。
a
下記のすべての条件を満たす場合、ヘリコプターを行うことが可能:
1) トップは180度(半回転)以上回転しないこと。
2) ベース4名とも、トップが空中にいる間その場を離れないこと。
3) キャッチと同様、トスを行っている最中もトップの頭や首、肩を守ることができる場所にベースを1名
配置すること。
4) トップが空中にいる間、ベースの位置を変えることは禁止。
5) トップは、常に顔を天井に向けた姿勢であること。
6) トップはツイスト技を行ってはならない。
b
ログ・ロールは、1回転を超えない、かつ、他のスタンツに乗っているトップと触れていない
状態であれば、実施することが可。
1) シングル・ベースでログ・ロールを実施する場合、ベースの方に向かって回転させ、トップは
仰向け状態から開始・終了すること。
4
2) マルチ・ベースでログ・ロールを実施する場合、トップは仰向け状態から開始・終了すること。
c
マルチ・ベースで肩の高さから開始するフリー・スタンディング・ティック・トックは可。
d
肩以下の高さで床と平行の姿勢またはクレイドル姿勢からリリースされ、ローディング・ポジション
または肩以下の高さのスタンツになることは可。
12
下記のすべての条件を満たす場合、トランジションにおけるブレイス無しのサスペンデッド・スプリットが
可能:
a
トップの両手は常にポストまたはベースの手と触れていること
または
b
スプリットへのトランジッションを行なう際、トップの手とポストまたはベースの手が離れる場合、
1) ベース4名以上でトップを支えること。
2) 少なくともベース3名はトップの足の下を支えること。残りの1名は、同様にトップの足の下を支えるか、
またはトップと手をつないで支えること。
3) トップがスプリット姿勢に移行するなっている間、トップの手は常にベースと接触していること。
13
エクステンションのストラドルリフトは、トップの頭・肩を守るスポッターをつけること。
(ダブルベースのエレベーター/エクステンション・プレップのようなポジション)
14
シングルベースで、フロアに対して平行姿勢のトップをベースが手を伸ばした高さで支える場合、
常にトップの頭・首・肩を支えるスポッターをつけること。
(例:バード、サイドT、シングルベース・フラットバック等)
15
下記のすべての条件を満たす場合、トップがフロアに対して垂直な姿勢から、トップが体を伸ばした状態
またはクレイドル姿勢で、フロアに対して平行な姿勢(うつ伏せ、または仰向け姿勢)になることが可能:
a
トップは少なくとも一名のベースかスポッターと常に接している状態であること。
b
2名以上の追加のキャッチャーまたはベースがトップの上半身をキャッチすること。
c
キャッチャーはトップを動かすベースの横または前にいなくてはならない。
d
キャッチャーが元のベースでない場合、トップが水平姿勢に動き始める前に元のベースの近くに位置
しなければならない。
e
キャッチャーが元のベースでない場合、かつ、ベースが手を伸ばした高さから開始、またはその高さを
経過してはならないする場合、3名以上のキャッチャーが必要。
ベースはスタンツ中にターンをしないこと。
ベースは、キャッチャーを見続けること。
16
シングルベースにおいて、ベース1名でエクステンションのトップ2名を支えることは禁止。
ただし、下記の場合は例外とする:
a
ダブルキューピー/オーサムは可。クレイドルでディスマウントを行う場合は、各トップを3名ずつで
キャッチすること。
5
演技フロアへのディスマウントは、ベースまたはスポッターが補助を行うこと。この補助は、トップの落下
の
勢いを和らげるのに十分でなければならない。ただし、下記の場合は例外とする:
クレイドルは継続的な接触がなくても可。
17
肩の高さ以上の高さから演技フロアへのディスマウントは、ベースまたはスポッターが補助しなければ
ならない。もし、スキル(トータッチ、ツイスト等)を伴うディスマウントを行う場合、2名のベース
または1名のベースと1名のスポッターが補助しなければならない。この補助は、トップの勢いを弱める
のに十分な補助をしなければならない。
18
下記のすべての条件を満たしている場合、スィングスタンツが可能:
a
下降する動きは、肩の高さよりも低い位置での実施のみ可能。
b
トップの顔は上を向いていること。(仰向け姿勢)
c
トップは演技フロアまたは肩の高さよりも低いスタンツから開始すること。
19
シングルベースのスプリット・キャッチは禁止。
20
テンション・ドロップは禁止。
6
D.ピラミッド
ピラミッドに関連するスタンツ、選手は、本項のピラミッドルールに加え、C.パートナースタンツならびに
E.インバージョンのルールに従わなければならない。
1
ピラミッドにおいて、トップの体重の大半はベースによって支えられた状態であるか、ベース上の
ブレイサーと接していること。
2
ブレイサ―はトップの体重の大半を支えてはならない。
3
ブレイス・ピラミッドにおいて、ブレイサーのペアの少なくとも一方は肩の高さ以下にいること。
ただし、下記の場合は例外とする:
a
エクステンション(ダブルもしくはシングルベース)は、他のエクステンションをブレイスすることは可
能。
4
パートナースタンツやピラミッドが、他のパートナースタンツやピラミッドの上を飛び越えたり、
くぐったり、間を通り抜けたりしてはならない。
5
ピラミッドにおいて、エクステンション・スタンツをブレイスしている人がいる場合、ブレイサ―は
ピラミッドのトップを主に支える役割を担ってはならない。
(トップのブレイスされているほうの足が、支えられているほうの足の膝以上の高さにあること)
6
ハンギング・ピラミッドにおいては、トップを支えているショルダー・スタンドの各トップに継続的な
スポッターを1名ずつ付けること。ハンギング・ピラミッドでの回転は禁止。
7
リリース・ピラミッド・トラジションには、下記のルールが適用される:
a
トップは少なくとも2名のベースに支えられること。
例外:シングルベースのティックトックは、トップが直立姿勢を保つ場合には可。
b
リリースされたトップとベースの移動は、ブレイサ―の周囲1/4回転までとし、一連の動作で実施すること。
トップは元のベースの上から離れないこと。
c
トランジションが行われている間、肩の高さにあるブレイサーにスポットを付けること。
(ショルダー・シットまたはダブルベースのサイ・スタンドは、追加のスポッターを必要としない)
d
トランジションが行われている間は常に、トップは少なくともブレイサー1名と手/腕と手/腕による
接触をしていること。
e
トップは補助を行う人の体の一部(ブレイサーの肩等)で自分の体重を支えてはならない。
f
トップは支えられることなく常に動き続け、トランジションの間に停止することがないようにすること。
※ ブレス・インバージョン・ピラミッドについてはE.インバージョンの4項を参照のこと。
7
E. インバージョン
インバージョンとは、パートナースタンツやピラミッドにおいてトップの肩が腰よりも低い姿勢にある
ことを指す。インバージョンに関わるすべての選手は、本項の規約に加えてc.パートナースタンツと
D.ピラミッドの項のすべての規則に従うこと。
1
本項で許可されていない限り、トップはインバート姿勢をとってはならない。
2
下記のすべての条件を満たす場合は、トップはベースによってエクステンションポジションより
低い位置で支えられている状態でインバート姿勢のスタンツを実施することが可能:
a
ダウンワードインバージョンにおいて:
1) 2名のベース(元のベースでも他のベースでも可)はトップの頭・首・肩を守ることが出来る位置で
トップを支えること。
2) ベースはインバート姿勢が終了するまで、常にトップの上半身(腕を含む腰または腰より上の部分)に
触れていること。
3) トップはプレップレベルから演技フロアに逆さ姿勢で降りることはできない。
b
トップがプレップレベルまたはプレップレベルを通ってインバート姿勢になる場合:
1) 1名以上のベースはトップの頭・首・肩を守ることが出来る位置でトップを支えること。
2) ベースはインバート姿勢が終了するまで、常にトップの上半身(腕を含む腰または腰より上の部分)に
触れていること。
3) トップの頭・首・肩を守ることが出来る位置でスポッターをつけること。このスポッターはスタンツを
補助することは可能だが、常に触れていなくてもスタンツが上がる役割であること。
c
演技フロアでインバート姿勢になった状態からスタンツに上がるものを含め、
すべてのインバージョンにおいて:
1) 1名以上のベースまたはスポッターはトップの頭・首・肩を守ることが出来る位置でトップを支えること。
2) ベースまたはスポッターはインバート姿勢が終了するまで、常にトップの上半身(腕を含む腰または
腰より上の部分)に触れていること。
下記のすべての条件を満たす場合、トップは演技フロア上でインバート姿勢で体重を支えた状態から開始
し、
あらゆる高さのインバート姿勢以外のスタンツになることが可:
少なくとも1名のベースまたはスポッターが、トップの頭・首・肩を支えること。
ベースまたはスポッターは、インバート姿勢が終了するまで常にトップに触れていること。
下記のすべての条件を満たす場合、トップは肩の高さよりも低い位置のスタンツでインバート姿勢を
とることが可能。
少なくとも1名のベースまたはスポッターが、トップの頭・首・肩を支えること。
ベースまたはスポッターは、インバート姿勢が終了するまで常にトップに触れていること。
ダウンワードインバージョンにおいて、2名の元のベースまたは1名のベースとスポッターは、
トップの頭・首・肩を守ることが出来る位置でトップを支えること。
ベースまたはスポッターは、トップの手が演技フロアに着く、もしくはトップのインバート姿勢が終了
するまで、支え続けなければならない。
8
3
下記のすべての条件を満たす場合、前方および後方へのサスペンデッド・ロールを実施することが可能:
a
トップは演技フロアまたは肩の高さ以下のスタンツから始めること。
b
ベース2名またはスポット2名は前方または後方へのサスペンデッド・ロールを実施している間、トップと
手/腕と支えあい、トップがスタンツ、2名ベースのクレイドルキャッチ、ローディングポジションまたは
着地するまでコントロールできる状態であること。
例外:ベース1名またはポスト1名がトップと手/腕を支え合い、前方へのサスペンデッド・ロール/
フリップを実施し2名のベースにクレイドルキャッチされるのは可。それぞれの手がベースの手と
握り合い、片手に対して片手で握り合うこと。(片手に対して両手で握り合うのは不可)
c
サスペンデッド・ロール/フリップを実施している間、トップの足はリリースされている状態で
なければならない。
下記のすべての条件を満たす場合は、前方へのサスペンデッド・ロールが可能:
トップがインバート姿勢以外の体勢で、演技フロアまたは肩の高さ以下のスタンツから始める場合。
トップは手/腕で、ベース2名またはスポット2名の手/腕と支えあうこと。その2名はトップが着地または
クレードルするまでコントロールできる状態であること。
後方へのサスペンデッド・ロールは演技フロアから開始すること。トップは2名のポストと常に手/腕で
支えあうこと。ポストはトップをコントロールできる状態であること。
4
下記のすべての条件を満たす場合、前方または後方フリップを含むプレス・ピラミッドを実施することが
可能:
a
トップはマルチベースのローディングポジション、スタンツ、クレイドルまたは演技フロアから技を
開始すること。
b
トップの手/腕は、トップの両側に位置するブレイサ―の手/腕と片方ずつ常に支えあうこと。ブレイサー
は
スポッターつきのスタンドまたはエレベーターで実施すること。(シングルベース、ショルダーシット、
サイスタンドは不可)トップはブレイサーの間または前方にいること。
トップは元のベースまたはスポッターだった3名のキャッチャー(1名ベース+2名スポッターまたは
2名ベース+1名スポッター)にローディングポジション、スタンツまたはクレードルでキャッチされる、
または演技フロアへの着地を補助されなければならない。フリップがクレイドルキャッチで終了する
場合、トップがインバート姿勢ではない状態で下降し始めたら手を離してもよい。
c
d
トップはインバート姿勢でない状態で終わらなくてはならない。
e
トップのフリップは1-1/4回転までで、ツイストは禁止。
f
ベースは安全確保のために必要な場合を除き、元の場所から移動してはならない。
F.トス(演技フロアからのトスを含む)
1
スタンツに着地するすべてのシングルベース・トスには、下記のルールが適用される:
a
トップは元のベースに着地すること。
b
ベースがトップをキャッチするために動かなければならないような、トスでの移動は禁止。
9
c
d
2
トップは他の選手の上を飛び越えたり、下をくぐったりしてはならない。
トップがうつ伏せ姿勢でキャッチされることは禁止。
ローディング・ポジション、もしくは演技フロアに着地するすべてのシングルベースのトスには、
下記のルールが適用される:
a
トップは、元のベースとスポッターにキャッチされること。スポッターはトップの頭と首、肩を守る
位置に付くこと。
b
ベースがトップをキャッチするために動かなければならないような、トスでの移動は禁止。
c
トップは他の選手の上を飛び越えたり、下をくぐったりしてはならない。
d
3
トップがうつ伏せ姿勢でキャッチされることは禁止。
クレイドルに移行するすべてのシングルベースのトスには、下記のルールが適用される。
a
元のベースを含む、少なくとも3名でキャッチを行うこと。内1名は、トップの頭と肩を守ることができる
場所に位置すること。
b
ベースがトップをキャッチするために動かなければならないような、トスでの移動は禁止。
c
トスの間、トップは手に何も持たないこと。(ポンポン、サインボード、等)
d
トップは他の選手の上を飛び越えたり、下をくぐったりしてはならない。
e
4
トスの間、トップはいかなる技も行ってはならない。(ツイスト、トゥタッチ、ボールアップ等)
クレイドルに移行するすべてのマルチベースのトスには、下記のルールが適用される。
a
トスは4名以下で飛ばすこと。
b
元のベースを含む、少なくとも3名でキャッチを行うこと。内1名は、トップの頭と肩を守ることができる
場所に位置すること。
c
ベースがトップをキャッチするために動かなければならないような、トスでの移動は禁止。
d
トスの間、トップは手に何も持たないこと。(ポンポン、サインボード、等)
e
トップは他の選手の上を飛び越えたり、下をくぐったりしてはならない。
f
ツイストの合計が1-1/4回転を超えてはならない。
5
スタンツやローディング・ポジションに移行するマルチベースのトスには、下記のルールが適用される:
a
トップは両足を地面についた状態から始めなければならない。ベースはトップの足の裏以外の体のパーツに
上方の力を加えることができる
この規則の例外は下記の通り:
1) スイッチリバティは可。
b
少なくとも元のベース2名とスポッター1名でキャッチを行うこと。スポッターは、トップの頭と肩を守る
ことができる場所に位置すること。
10
c
ベースがトップをキャッチするために動かなければならないような、トスでの移動は禁止。
d
ベースの一番高い点からトップの体の一番低い点までの距離は12インチを越えないこと。
e
f
g
トップは他の選手の上を飛び越えたり、下をくぐったりしてはならない
トップはうつ伏せ姿勢でキャッチされることは禁止。
トップはトスからバスケット・トスのローディング・ポジションに着地してはならない。
G.タンブリング/ジャンプ
1
ダイブ・ロールは禁止。
2
1回転を超えるフリップは禁止。
3
1回転を超えるツイストは禁止。
4
前方への3/4回転フリップからシートやニーに移行することは禁止。
5
タンブリングやリバウンドの空中技により、他の選手や小道具を飛び越えてはならない。
(側転、前/後転、前方/後方支持回転をポンを持って行うまたは他の選手を飛び越えるのは可。
バック転やバックタックをポンを持って行うのは不可。)
6
タンブリングの空中技からパートナースタンツやキャッチ姿勢に移行してはならない。
(例:タンブリングからのバックフリップがクレイドルで終わることは禁止。ただし、後方ハンドスプリン
グ
からのリバウンドはクレイドルで終わることができる。)
7
ジャンプからの着地は、少なくとも片足で体重を支える形で行うこと。
(例:トゥタッチまたはキックからのシートおよびニー、また、両足を後方にした体勢での着地、腕立て伏
せ
姿勢での着地は禁止。)
8
ニー・ドロップは禁止。
9
ハードラー姿勢や両足を後方にした体勢(シット、着地、lying)は、「Z」シットを除いてすべて禁止。
10
空中姿勢から演技フロアへうつぶせ状態で着地することは禁止。
(例:バックフリップまたはジャンプから腕立て伏せ姿勢での着地は禁止。ハンドスプリングからの腕立て
伏せ姿勢での着地は可。ただし、着地直前は空中姿勢ではないこと。)
H.フロアに関する制限事項
下記の技は、マット、芝生またはゴム加工された競技トラックでのみ実施可とする。
1
バスケット・トス、エレベーター/スポンジ・トス、その他それに相当するマルチベースのトスは禁止。
2
ベースが片手のみでトップを支えるスタンツは禁止。
11
3
ツイストを含むタンブリング技(アラビアン、フルツイスト・レイアウト等)は禁止。
ただし、下記の場合は例外とする:
a
側転およびラウンドオフ、宙返り側転は可。
I. 小中学校チームに適用される追加規制事項
上記の高校チームに適用のルールに加え、小学校および中学校チームには更に下記のルールが適用される:
1
バスケット・トス、エレベーター・トスおよびそれに相当するマルチベースのトスは禁止。
12