No. 171 - 山梨中央銀行

12
2014.
No. 171
県内勤労者の消費・貯蓄動向
~ 第 52 回くらしのアンケートから ~
要 約
…………………
1
1 家 計 の 状 況 ………………… 3
2 今 冬 の 買 物 計 画 ………………… 4
3 おけいこ事、塾・サークル
…………………
6
4 貯 蓄 ………………… 7
5 ロ ー ン 等 の 利 用 ………………… 9
6 冬 季 ボ ー ナ ス ………………… 10
7 お 歳 暮
…………………
8 冬休み、年末・年始の過ごし方
…………
12
14
要 約
1.家計の状況
●
1 年前と比べた暮らし向きは、
「良くなっ
4.貯 蓄
●
た」が 6.4%、
「悪くなった」が 25.3%、
「変
わらない」が 68.3%。県内勤労者の生活実
の減少。
●
金」、
「ゆうちょ銀行貯金」、
「生命保険」、
「投
上げ等により支出が増加している一方で、
資信託」の順。また、今後増やしたい商品
給料やボーナスの増加など所得環境の改善
は、「銀行預金」、「投資信託」、「ゆうちょ
は道半ばにあることから、家計の負担感が
銀行貯金」の順。
●
「利回りが良い」の順。安全性重視の傾向
がやや弱まる。
上昇」の順。
2.今冬の買物計画
この冬購入したい商品は、「婦人服」が
5.ローン等の利用
●
トップで、以下、
「紳士服」、
「子供服」、
「ス
マートフォン」、「ハンドバッグ・靴」の順。
ローン等の利用者は 28.4%で、平均借入
額は昨冬比 52 万円増の 1,077 万円。
●
利用目的は、「土地・住宅の購入」が最
50 代以上で「スマートフォン」の比率が
も多く、以下、
「自動車・家電品の購入」、
「教
上昇しており、中高年層で従来型の携帯電
育資金」の順。
話からスマートフォンへの買い替えが進ん
●
貯蓄する際重視する点は、「元金の保証
があり安心」、「預け入れ引き出しが自由」、
家計上の悩みは、「収入の伸び悩み」が
最も多く、以下、「税金等負担増」、「物価
●
現在利用している金融商品は、「銀行預
感は、昨冬と比べて悪化。消費税率の引き
増加。
●
平均保有額は 541 万円。昨冬比 47 万円
●
借入先は、
「銀行」が最も多く、以下、
「月
でいる状況。
賦・クレジット会社」、「銀行以外の金融機
昨冬比で購入予定比率が上昇した品目は
関」の順。
5 品目。一方、低下した品目は 15 品目で、
嗜好品や高額品で比較的大きめの下落幅。
6.冬季ボーナス
●
3.おけいこ事、塾・サークル
えそう」を上回ったものの、
「減りそう」か
参加したいおけいこ事や塾 ・ サークルは、
ら「増えそう」を引いた差は昨冬と比べて
「ゴルフ」がトップで、以下、
「外国語会話」
、
縮小。雇用・所得環境の改善を背景に、勤
「ダンス・フィットネス等」
、
「料理」の順。
労者のボーナスに対する厳しい見方が緩和。
●
●
年代別では、20 代では、「ゴルフ」、「料
●
理」の人気が高く、30 代では、「ゴルフ」、
「外国語会話」、40 代では、
「ダンス・フィッ
トネス等」、「外国語会話」、50 代以上では
「書道・絵画」、「ガーデニング」が人気。
1
冬季ボーナスの予想は、
「減りそう」が「増
手取り予想額は、「 1 ~ 20 万円」が最も
多く、以下、
「 21 ~ 30 万円」、
「 31 ~ 40 万円」、
「 41 ~ 50 万円」の順。
●
使いみちは、
「貯蓄」が最多で、以下、
「買
物」、「旅行・レジャー」と、昨冬と同順位。
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
7.お 歳 暮
●
お歳暮を贈る予定者は、60.1%。贈る件
数は
「 3 ~ 5 件」
が最多で、
平均件数は 3.8 件。
●
1 件あたりの単価は、
「 3,000 円程度」が
最多。平均単価は 3,937 円と昨冬
( 3,931 円)
に比べて 6 円上昇し、平均贈答件数も増加
したことから、平均予算総額は 14,980 円と
昨冬( 14,563 円)に比べて増加。
●
贈りたい商品は「ビール(含むビール券)
」
がトップで、以下、
「ハム」
、
「食用油」
、
「お
菓子」
、
「調味料」の順。
8.冬休み、年末・年始の過ごし方
●
「特に予定なし」を除くと、
「日帰り旅行」
がトップで、以下、
「国内宿泊旅行」、
「帰省」、
「スポーツ・健康づくり」、
「海外旅行」の順。
昨冬と比較すると、「特に予定なし」、「国
内宿泊旅行」、「スポーツ ・ 健康づくり」が
上昇する一方、
「海外旅行」、
「帰省」が低下。
●
国内宿泊旅行の宿泊数をみると、「 1 泊」
が最も多く、以下、「 2 泊」、「 3 泊」の順。
● 調査実施要領
調査対象:県内の勤労者 1,088 名
調査方法:当行の営業店を通じ対象者に依頼
回答者数:1,057 名(回答率 97.2%)
調査時期:平成 26 年 10 月下旬~ 11 月上旬
〈 回 答 者 内 訳 〉
年 代 別
内訳
項 目
20
30
40
50
回答者数
構成比
家族
性別
代
代
代
上
232人
262
260
301
21.9%
24.8
24.6
28.5
既
未
婚
婚
718
337
67.9
31.9
男
女
性
性
574
480
54.3
45.4
1,057
100.0
代
以
合 計
※ 合計には年代等未回答者を含む
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
2
1 家 計 の 状 況
昨冬に比べて暮らし向きは悪化
家計上の悩みは「収入の伸び悩み」が最多
1 年前と比べた暮らし向きは、「良くなった」
家計上の悩み(3 項目選択)は、「収入の伸
が 6.4%、「悪くなった」が 25.3%、「変わらな
び悩み」が最も多く、以下、
「税金等負担増」、
「物
い」が 68.3%となった。この結果、
「悪くなった」
価上昇」と続いた。
から「良くなった」を引いた差は 18.9 となり、
1 位の「収入の伸び悩み」は、回答比率が
昨冬比 3.8 ポイント拡大した。
昨冬の 62.1%から 58.6%へと低下したものの、
県内勤労者の生活実感は、昨冬と比べて悪化
引き続きトップとなっており、所得環境の厳し
した。消費税率の引き上げ等により支出が増加
さを裏付けている。また、3 位の「物価上昇」は、
している一方で、給料やボーナスの増加など所
回答比率が昨冬から 18.9 ポイントの大幅な上
得環境の改善は道半ばにあることから、家計の
昇を示している。収入が伸び悩むなかで、消費
負担感が増していると考えられる。
増税や円安による物価の上昇が家計に負担感を
年代別にみると、「悪くなった」の回答比率
もたらしている状況が窺われる。
は 20 代が 15.5%、30 代が 19.1%であるのに対
上記以外の項目をみると、「税金等負担増」
して、40 代は 34.0%、50 代以上は 30.6%となっ
で比率が上昇した一方、「教育費増加」、「交際
ている。若年層に比べて生活費負担の重い中高
費増加」、「ローン返済」、「医療費増加」は低下
年層で、生活実感の厳しさをより強く感じてい
した。
る状況が窺われる。
0
10
20
30
40
50
75.3
60
70
80
90
(%)
100
19.9
4.8
6.4
68.3
25.3
0
10
20
30
73.7
48.7
税 金 等
負 担 増
52.9
33.6
52.5
25.6
24.1
19.1
24.3
34.0
19.6
20.4
ローン返済
18.0
5.4
30.6
16.6
医療費増加
3.6
そ の 他
3
(%)
80
62.1
交際費増加
65.8
70
15.5
74.0
60.6
60
58.6
教育費増加
6.9
50
収 入 の
伸び悩み
物価上昇
10.8
40
14.6
2.0
1.8
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
2 今冬の買物計画
0
中高年層で「スマートフォン」購入意欲高まる
この冬購入したい商品(20 品目について複
数回答)は、「婦人服」がトップで、以下、「紳
婦
人
服
紳
士
服
子
供
服
10
20
30.8
32.5
26.7
25.3
士服」、「子供服」、「スマートフォン」、「ハンド
バッグ・靴」と続いている。
17.1
16.9
昨冬と比べて購入予定比率が上昇した品目は
「婦人服」
、「ハンドバッグ・靴」、「暖房機器」、
「家具・インテリア」、「防災用品」の 5 品目(昨
17.1
スマートフォン
15.6
12.4
ハンドバッグ・靴
14.0
冬 6 品目)となった。このうち、「婦人服」が
比較的大きめの上昇幅となった。
暖
房
機
12.8
器
13.5
なお、このところ上位にランキングしている
「スマートフォン」は、比率が若干低下したも
のの、4 位となっている。同品目の比率は、50
10.7
家具・インテリア
パ
ソ
コ
12.0
9.9
ン
9.0
代以上で上昇しており、中高年層で従来型の携
帯電話からスマートフォンへの買い替えが進ん
9.9
貴金属・アクセサリー・
時 計
7.6
でいる状況が窺われる。
9.4
ゴ ル フ 用 品
5.9
7.5
冷蔵庫・洗濯機
嗜好品や高額品の購入予定が低下
乗
用
5.6
7.6
車
4.6
購入予定比率が低下した品目は、「紳士服」、
「子供服」、
「スマートフォン」、
「パソコン」、
「貴
金属・アクセサリー・時計」、「ゴルフ用品」、「冷
6.4
タブレット端末
防
災
用
品
4.3
2.6
3.9
蔵庫・洗濯機」、「乗用車」、「タブレット端末」、
「薄型・3D テレビ」などの 15 品目(昨冬 13 品目)
4.5
薄型・3Dテレビ
3.7
であった。
このうち、
「ゴルフ用品」、
「乗用車」、
「貴金属・
アクセサリー・時計」など嗜好品や高額品で比
デジタルカメラ
4.7
2.6
ブ ル ー レ イ( 含 む
HDD、DVD)レコーダー
2.6
デジタルビデオカメラ
カーナビゲーション
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
3.7
3.1
ス キ ー ・
スノーボード用品
較的大きめの下落幅となった。
(%)
40
30
2.8
2.3
1.2
1.3
1.1
4
若年層でネットショッピングが定着
この冬購入したい商品の購入予定先(複数回
このなかで、「インターネット」は、比率が
答)は、「ホームセンター・大型専門店」が最
昨冬と比べて若干低下したものの、20%台を維
も多く、以下、
「一般小売店」、
「スーパー・ショッ
持している。特に 20 代では、
「インターネット」
ピングセンター」、「百貨店」と続いた。
が「ホームセンター・大型専門店」、「スーパー・
昨冬と比較すると、「ホームセンター・大型
ショッピングセンター」、「百貨店」を上回って
専門店」、「インターネット」、「アウトレット」、
おり、若年層を中心にインターネットショッピ
「通信販売」で比率が低下した一方、「一般小売
ングが定着してきていることが窺われる。
店」、「スーパー・ショッピングセンター」、「百
貨店」で上昇した。
今冬購入予定の商品ベスト5
(%)
全 体
1位
20 代
30 代
40 代
50 代
以 上
婦 人 服 婦 人 服 婦 人 服 婦 人 服 婦 人 服
0
10
20
30
35.2
27.7
27.8
紳 士 服 スマートフォン 紳 士 服 子 供 服 紳 士 服
24.6
スーパー・ショッ
ピングセンター
3位
4位
5位
子 供 服 紳 士 服、 子 供 服 紳 士 服 暖房機器
ハ ン ド
バッグ・靴
ハ ン ド
スマートフォン (同順位) スマートフォン 暖房機器
バッグ・靴
ハ ン ド 貴 金 属・ 家 具 ・ 家 具 ・
スマートフォン
バッグ・靴 アクセサリー インテリア インテリア
百
貨
27.6
23.0
店
24.8
22.5
インターネット
22.0
18.7
アウトレット
17.1
10.9
通 信 販 売
そ
5
50
39.0
ホームセンター・
大 型 専 門 店
一般小売店
2位
40
の
他
8.4
1.7
1.8
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
3 おけいこ事、塾・サークル
「ゴルフ」がトップ
参加したいおけいこ事や塾 ・ サークル(複数
「パソコン」、「書道・絵画」、「手芸・編物・着付」
回答)は、「ゴルフ」がトップで、以下、「外国
が上昇した一方、「ゴルフ」、「ダンス・フィッ
語会話」
、「ダンス・フィットネス等」、「料理」
トネス等」、「料理」、「ガーデニング」などで低
の順となった。
下した。
昨冬と比較すると、「外国語会話」が 4 位か
年代別にみると、20 代では、
「ゴルフ」、
「料理」
ら 2 位へ、「パソコン」が 6 位から 5 位へ、「書
の人気が高く、30 代では、「ゴルフ」、「外国語
道・絵画」が 7 位から 6 位へ順位を上げた一方、
会話」、40 代では、「ダンス・フィットネス等」、
「料理」が 2 位から 4 位に後退したほか、「ガー
デニング」、「スイミング」もそれぞれ順位を下
「外国語会話」、50 代以上では「書道・絵画」、
「ガーデニング」の人気が高い。
げた。なお、回答比率については、
「外国語会話」、
やってみたいおけいこ事、塾・サークル
( 複数回答 )
0
ゴ
ル
5
10
15
フ
16.7
16.2
16.7
14.7
8.1
8.9
書 道・絵 画
7.8
8.2
ガーデニング
8.9
8.1
手芸・編物・着付
5.8
6.2
スイミング
6.3
5.3
の
他
30 代
40 代
50 代
以 上
フ
17.8 32.8 20.2 11.2 10.0 外 国 語 会 話
17.4 25.0 17.9 17.3 11.0 ダ ン ス・
フィットネス等
16.2 19.0 16.0 18.1 12.6 料
理
14.7 25.4 16.0 12.3 7.3 パ ソ コ ン
8.9 9.9 6.5 10.8 8.6 書 道・ 絵 画
8.2 4.3 4.6 6.9 15.6 ガーデニング
8.1 2.6 6.9 7.7 14.0 手芸・編物・着付
6.2 3.9 6.5 6.5 7.6 ス イ ミ ン グ
5.3 2.6 3.8 5.4 8.6 陶
芸
4.9 1.7 4.2 3.5 9.3 他
3.6 2.6 5.0 2.3 4.3 ル
17.4
パ ソ コ ン
そ
20 代
ゴ
14.1
理
芸
全 体
17.8
ダ ン ス ・
フィットネス等
陶
20
20.1
外国語会話
料
(%)
(%)
25
5.3
4.9
4.0
3.6
そ
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
の
6
4 貯 蓄
平均保有額は 541 万円
利用金融商品の最多は「銀行預金」
現在の貯蓄額の分布をみると、
「100万円以下」
利用している金融商品(複数回答)は、「銀
が最も多く、以下、
「101 万円~ 200 万円」、
「201
行預金」が 95.5%と最も多く、以下、
「ゆうちょ
万円~ 300 万円」、「301 万円~ 400 万円」の順
銀行貯金」、「生命保険」、「投資信託」、「財形預
となった。
金」、「個人年金」の順となった。
また、平均貯蓄額は541万円(昨冬588万円)で、
昨冬と比較すると、「財形預金」、「生命保険」
昨冬に比べて 47 万円減少した。
などで利用率が上昇した一方、「ゆうちょ銀行
年代別の平均貯蓄額をみると、20 代が 172 万
貯金」、
「投資信託」、
「外貨預金」などで低下した。
円(昨冬比 19 万円減)、30 代が 406 万円(同 8 万
年代別に利用率をみると、「銀行預金」は各
円増)、40 代が 572 万円(同 65 万円減)、50 代以
年代とも 95%前後と、あまり差がみられない。
上が 920 万円(同 115 万円減)となっている。
「ゆうちょ銀行貯金」、「国債などの債券」、「株
式」、「生命保険」、「個人年金」は年代が高くな
るに連れて利用率が上昇している一方、「財形
預金」は年代が低いほど利用率が高くなってい
る。その他の項目は、「投資信託」、「外貨預金」
ともに 30 代で高い利用率を示している。
0
10
20
19.0
30
17.1
40
50
11.7
8.1
80
90
(%)
100
60
70
9.8
6.7 5.0 5.9 6.6 4.8 5.3
銀
2.8
19.3
17.3
13.8
8.5
8.3 6.4 5.4 8.1 5.4
25.2
18.3
6.5
22.9
19.4
11.2
0.4
1.7
0.0
0.4
0.0
3.9
2.7
1.1
3.5
3.9
16.3
行
預
10
20
30
命
保
険
投
資
信
託
財
形
預
金
9.5
14.9
8.1
10.5
9.8
10.5 10.5 10.9
8.5 6.4 10.5 9.5 6.1
12.9
9.8
5.9
個
人
年
金
10.5 5.4 12.6
株
外
預
金
国債などの債券
金融信託等信託商品
7
80
(%)
90 100
16.2
28.9
6.8
24.9
18.8
24.3
9.0
20.9
13.2
11.9
式
貨
70
37.0
ゆうちょ銀行貯金
生
60
95.5
2.0
3.5
11.7
50
71.2
6.6
8.5
40
金
4.7
0.9
3.1
43.5
0
9.7
6.3
4.1
5.2
3.1
1.3
0.5
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
今後増やしたい金融商品のトップも「銀行預金」
重視する項目にばらつき
今後増やしたい金融商品(複数回答)は、1 位
が「銀行預金」で、以下、
「投資信託」、
「ゆうちょ
銀行貯金」、「個人年金」と続いた。
昨 冬 と 比 較 す る と、「 投 資 信 託 」(13.9 %
→ 18.8 %)、「 生 命 保 険 」(5.3 % → 6.8 %) な
どで比率が上昇した一方、「ゆうちょ銀行貯
金 」(19.1 % → 16.2 %)、「 個 人 年 金 」(14.3 %
→ 13.2%)、「外貨預金」(5.0%→ 4.1%)など
で比率が低下した。
年代別にみると、各年代とも「銀行預金」の
比率が高いが、その他の項目をみると、
「投資
信託」、「財形預金」は 20 代、30 代で、「株式」
は 40 代以上での比率が高くなっている。また
男女別にみると、「株式」、「投資信託」につい
ては男性で、「個人年金」、「財形預金」につい
ては女性での比率が高くなっている。
貯蓄をする際、重視する点(3 項目選択)は、
「元金の保証があり安心」がトップで、以下、
「預
け入れ引き出しが自由」、「利回りが良い」、「利
用金融機関が自宅から近い」、「値上がりが期待
できる」の順となった。
各項目の比率を昨冬と比較すると、「元金の
保証があり安心」が 74.0%から 66.5%へと 7.5
ポイント低下しており、安全性重視の傾向がや
や弱まっている。その他の項目では、「預け入
れ引き出しが自由」、「利回りが良い」などが低
下した一方、「利用金融機関が自宅から近い」、
「値上がりが期待できる」などは上昇した。
年代別にみると、「元金の保証があり安心」
は各年代ともにトップとなっているが、昨冬と
比べるとすべての年代で低下しており、特に
30 代は 15.4 ポイント低下し 59.9%にとどまっ
た。また、20 代と 30 代では、他の年代と比べ
て「値上がりが期待できる」の比率が高く、収
益性を期待する傾向が窺われる一方、50 代で
は「利用金融機関が自宅から近い」、「利用金融
機関が集金に来てくれる」の比率が高く、利便
性を重視する傾向が目立つなど、年代により重
視する項目にばらつきがみられる。
(%)
80
銀行預金 71.2
貯蓄する際重視する点( 3 項目まで選択)
70
(%)
全 体
20 代
30 代
40 代
50 代
以 上
元 金 の 保 証 が
あ
り
安
心
66.5 63.4 59.9 69.2 72.8 預
け
入
れ
引き出しが自由
43.7 45.7 42.0 45.8 41.9 利 回 り が 良 い
42.4 40.1 43.1 46.9 39.5 投資信託 18.8
利用金融機関が
自 宅 か ら 近 い
24.8 24.1 22.1 21.9 30.2 ゆうちょ
銀行貯金 16.2
値
期
が
る
20.2 24.6 24.8 16.9 15.9 個人年金 13.2
利用金融機関の
サービスが良い
12.9 13.4 15.6 12.3 10.6 勤務先が利用金融機関
と 取 引 し て い る
7.7 5.2 8.0 8.1 9.0 利用金融機関が
勤務先から近い
8.0 9.1 8.0 7.3 8.0 利用金融機関に
友 人、 知 人 が い る
5.5 5.2 5.3 5.8 5.6 利用金融機関が
集金にきてくれる
3.7 1.3 1.5 3.5 7.6 そ
0.9 0.4 1.1 1.2 0.7 60
50
40
30
20
10
0
株 式 9.7
財形預金 9.0
22年冬
23年冬
24年冬
25年冬
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
26年冬
上
待
が
で
の
り
き
他
8
5 ローン等の利用
平均借入額は 1,077 万円
(%)
0
ロ ー ン 等 の 利 用 状 況 を み る と、 利 用 者 は
10
28.4%で、平均借入額は 1,077 万円となった。
20
30
40
50
60
70
27.6
72.4
28.4
71.6
80
90
100
利用目的(複数回答)は、
「土地・住宅の購入」
が最も多く、以下、
「自動車・家電品の購入」、
「教
育資金」と続いた。
17.5
昨冬と比較すると、利用者の比率は 0.8 ポイ
ント上昇し、平均借入額は 52 万円増加した。
82.5
24.2
また、利用目的では、「教育資金」、「教育資金
以外の生活資金」、「旅行・レジャー」の比率が
75.8
42.6
57.4
上昇した反面、「自動車・家電品の購入」、「財
テク資金」、「土地・住宅の購入」は低下した。
28.2
71.8
一方、借入先(複数回答)は、「銀行」が最
も多く、以下、「月賦・クレジット会社」、「銀
行以外の金融機関」、「政府系金融機関」の順と
なった。昨冬と比較すると、「銀行以外の金融
ローン等の借入先・利用目的
機関」、「政府系金融機関」の比率が低下した一
( 複数回答 )
方、その他の項目は上昇した。
(%)
これらを年代別にみると、ローン利用者はマ
代
全 体 20 代 30 代 40 代 50 以 上
土 地・ 住 宅 の 購 入
64.7 22.5 60.3 79.1 69.5 自動車・家電品の購入
25.4 55.0 28.6 20.0 15.9 用
教
金
10.2 17.5 6.3 6.4 14.6 目
教育資金以外の生活資金
3.7 5.0 1.6 2.7 6.1 旅 行 ・ レ ジ ャ ー
3.4 2.5 4.8 3.6 2.4 財
金
0.3 0.0 0.0 0.0 1.2 他
3.4 2.5 3.2 1.8 6.1 行
61.4 27.5 57.1 70.9 68.3 借
月賦・クレジット会社
16.3 40.0 17.5 10.0 12.2 入
銀行以外の金融機関
10.5 5.0 15.9 10.9 8.5 先
50 代以上、30 代、20 代の順となっており、平
利
イホーム需要が高まる 40 代が最も多く、以下、
住宅金融支援機構等
政 府 系 金 融 機 関
8.8 5.0 6.3 9.1 12.2 勤
務
先
4.7 7.5 1.6 5.5 4.9 そ
の
他
5.8 20.0 4.8 3.6 2.4 均借入額は、20 代 376 万円、30 代 1,116 万円、
40 代 1,330 万円、50 代以上 992 万円となった。
また、利用目的は、20 代で「自動車・家電
的
品の購入」、30 代以上で「土地・住宅の購入」
がそれぞれトップとなっている。
なお、借入先は、20 代で「月賦・クレジッ
そ
ト会社」がトップとなっている一方、30 代以
銀
上では「銀行」が 2 位以下を大きく引き離して
トップとなっている。
9
育
テ
資
ク
の
資
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
6 冬季ボーナス
ボーナスに対する厳しい見方が緩和
平均手取り予想額は 39 万
昨冬と比べた今冬のボーナス(手取り額)の
手取り予想額は、
「1 ~ 20 万円」が最も多く、
予想は、
「増えそう」が 10.4%、
「減りそう」が
以 下、「21 ~ 30 万 円 」、「31 ~ 40 万 円 」、「41
22.9%となり、引き続き「減りそう」が「増え
~ 50 万円」の順となった。
そう」を上回った。しかし、「減りそう」から
昨冬と比較すると、「31 ~ 40 万円」、「41 ~
「増えそう」を引いた差は昨冬の 22.8 から今冬
50 万円」の比率がほぼ横ばい、
「21 ~ 30 万円」、
は 12.5 と 10.3 ポイント縮小しており、雇用・
「51 ~ 70 万円」、
「101 万円以上」が上昇、「1
所得環境の改善を背景に勤労者のボーナスに対
~ 20 万円」、
「71 ~ 100 万円」は低下となった。
する厳しい見方が緩和されてきている。
この結果、平均手取り予想額は、39 万円(昨
年代別にみると、20 代で冬のボーナスとし
冬 37 万 8 千円)と、昨冬に比べて 1 万 2 千円
て平成 19 年以来 7 年ぶりに「増えそう」の比
の増加となった。
率が「減りそう」の比率を上回った。一方、30 代、
年代別にみると、20 代が 26 万 9 千円(昨冬
40 代、50 代以上では、
「減りそう」の比率が「増
27 万 2 千円)
、
30 代が 38 万1 千円
(同 37 万 2 千円)
、
えそう」の比率を各々 11.2、19.5、20.1 ポイン
40 代が 44 万 3 千円(同 40 万 4 千円)
、50 代以上
ト上回っており、年代が高くなるほど厳しい見
が 47 万 5 千円(同 46 万 8 千円)で、昨冬比では
方をしている。なお、昨冬との比較では、全て
20代が3千円の減少となったものの、
30代、
40代、
の年代で「増えそう」、「変わらない」がともに
50 代以上が各々 9 千円、3 万 9 千円、7 千円の増
増加し、「減りそう」が減少している。
加となっている。
0
10
20
30
40
50
60
65.2
70
80
90
(%)
100
28.8
0
10
20
30
23.1
40
50
19.1
60
18.9
70
15.1
80
90
(%)
100
12.9
9.8
14.1
8.4
1.1
6.0
10.4
66.7
22.9
20.9
20.1
18.7
15.1
2.7
2.2
0.4
16.1
68.2
15.7
28.6
31.7
22.8
14.3
0.0
6.3
10.7
67.4
21.9
15.0
19.6
67.5
26.0
19.5
63.7
28.2
21.0
14.7
25.4
13.4
20.0
15.1
22.1
13.3
0.4
11.3
3.9
6.5
14.2
12.2
10.2
19.0
16.6
6.8
8.1
1 ~20万円
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
10
「旅行・レジャー」への配分割合が上昇
ボーナスの使いみちは、「貯蓄」の比率が最
(%)
も高く、次いで「買物」、
「旅行・レジャー」、
「ロー
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
5.5
ン返済」と、昨冬と同順位になった。
48.6
昨冬と比較すると、「貯蓄」が 1.6 ポイント
21.5
12.4
7.2
4.8
3.4
0.5
の低下に転じたほか、「買物」も 2 年連続の低
下となった。一方、「旅行・レジャー」は 1.2
48.9
27.3
16.3
3.6
ポイント上昇しており、「その他」、「教育費」、
3.7
「ローン返済」も小幅ながら上昇している。
54.3
20.4
12.2 5.3
4.1
12.2
3.2
年代別にみると、各年代とも 1 位、2 位は「貯
蓄」、
「買物」の順となったが、3 位は 20 代、30 代、
44.9
18.5
10.4
10.8
50 代以上が「旅行・レジャー」、40 代が「ロー
ン返済」と分かれた。また、昨冬と比べると、
45.6
20 代は「旅行・レジャー」の上昇、「貯蓄」の
19.8
10.8
8.0 7.4 8.4
低下が、30 代は「旅行・レジャー」の上昇、
「買
物」の低下が、40 代は「教育費」、
「ローン返済」
の上昇、
「貯蓄」の低下が、50 代以上は「貯蓄」
の低下が、各々目立っている。
(%)
60
50
48.1
48.1
23.2
22.5
22.6
9.2
8.9
9.8
46.6
48.5
50.2
48.6
40
30
23.8
22.5
21.5
20
10
8.3
0
11
8.3
8.0
6.4
6.5
6.3
21年冬
22年冬
23年冬
10.1
11.2
12.4
7.0
7.2
5.2
5.0
5.5
24年冬
25年冬
26年冬
6.9
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
7 お 歳 暮
贈る件数は平均 3.8 件
平均単価は 3,937 円、平均予算は 14,980 円
今冬、お歳暮を贈る予定のある人は 60.1%で、
1 件あたりの単価は、
「3,000 円程度」が 45.7%
昨冬(62.3%)と比べて減少した。
と最も多く、次いで「5,000 円程度」が 39.9%と
また、贈る件数は「3 ~ 5 件」が最も多く、以下、
なっており、この両者で 8 割超を占めた。
「2 件以下」、
「6 ~ 9 件」、
「件数未定」、
「10 件以上」
昨冬と比較すると、「3,000 円程度」、「10,000
の順となった。昨冬と比較して、「2 件以下」、
円程度」の比率が低下した反面、
「2,000 円程度」、
「6 ~ 9 件」が減少した反面、「3 ~ 5 件」は増
「5,000 円程度」、「7,000 円程度」の比率は上昇
加しており、平均贈答件数は 3.8 件(昨冬 3.7 件)
しており、平均単価は 3,937 円と昨冬(3,931 円)
と昨冬より 0.1 件増加した。
に比べて 6 円上昇した。
年代別にみると、贈る予定のある人の比率は
このように、平均単価が上昇したことに加え
20 代が 25.9%と全体の 4 分の 1 程度に止まっ
て、平均贈答件数も増加したことから、平均予
ているものの、30 代は 51.5%、40 代は 75.0%、
算総額は 14,980 円と、昨冬(14,563 円)に比べ
50 代以上は 80.7%となっており、年代が高く
て 417 円の増加となった。
なるに連れて比率も高くなっている。
なお、年代別の平均単価は、20 代 3,271 円、
また、贈る件数は、20 代、30 代では「2 件以下」
30 代 3,632 円、40 代 3,895 円、50 代以上 4,311 円
が、40 代、50 代以上では「3 ~ 5 件」がそれ
となっており、また、平均予算総額は、それぞ
ぞれ最も多くなっており、年代別の平均贈答件
れ6,880円、
10,911円、
14,820円、
20,285円となった。
数 は、20 代 2.1 件、30 代 3.0 件、40 代 3.8 件、
50 代以上 4.7 件となっている。
(%)
(%)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
2.8
24.5
23.6
8.6
2.3
19.3
27.5
0.0
16.8
0.7
21.9
39.6
27.1
41.9
45.8
0.0
27.1
0.0
10.6
48.5
1.9
8.5
15.9
54.5
34.1
0.0
0.0
0.0
0.8
0.0
3.1
1.0
25.0
9.3
47.4
38.7
0.0
3.6
5.0
39.3
19.3
6.2
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
2.2
2.2
2.7
4.6
13.3
39.9
3.7
18.3
3.8
45.7
10.0
74.1
3.5
26.0
0.0
1.7
39.9
2.0
5.6
38.2
47.8
3.3
7.6
0.0
9.5
37.7
47.1
0.0
2.9
4.5
12
食料品や飲料の支持率が上昇
お歳暮に贈りたい商品(5 品目まで選択)は、
(%)
0
「ビール」
(含むビール券、以下同じ)がトップで、
以下、「ハム」、「食用油」、「お菓子」、「調味料」
10
20
30
品目は同順位となっているものの、6 位から 15
ハ
30.0
30.9
ム
食
用
油
お
菓
子
調
味
料
24.1
23.5
位までの 10 品目で順位が変動した。支持率を
みると、上昇した品目は「缶詰」、
「石鹸・洗剤」、
22.1
22.7
「清涼飲料水」、「米・穀物類」、「海苔・乾物類」
など 11 品目で、このうち「ワイン」が 3.6 ポ
イントの上昇と、比較的大きな上昇幅となった。
20.7
18.0
直送生鮮品
17.1
17.6
お茶・コーヒー
17.1
16.9
一方、低下した品目は「商品券」、
「ビール」、
「カ
タログギフト」、「煮貝」など 9 品目で、このう
ち「調味料」が 2.7 ポイントの低下と、比較的
大きな低下幅となった。今冬は、食料品や飲料
の支持率が上昇している傾向が窺われる。
ワ
イ
50
42.7
41.4
ビ ー ル
(含むビール券)
の順となった。
昨冬と比較すると、上位 5 品目および下位 5
40
11.7
15.3
ン
12.4
13.5
石鹸・洗剤
年代別にみると、各年代とも「ビール」がトッ
プとなっており、昨冬と比べると 20 代で「お
菓子」の上昇および「カタログギフト」の低下、
煮
貝
缶
詰
14.2
13.4
10.5
12.4
30 代で「ハム」の低下、40 代で「調味料」の
低下がそれぞれ目立っている。
商
品
13.8
12.3
券
物
9.7
9.8
酒
9.7
9.3
カタログギフト
9.9
9.0
麺
8.8
8.5
果
お歳暮に贈りたい商品ベスト5
順位
1
20 代
30 代
40 代
50 代以上
ビ ー ル ビ ー ル ビ ー ル ビ ー ル
(含ビール券) (含ビール券) (含ビール券) (含ビール券)
2
お 菓 子 調 味 料 ハ
ム ハ
日
本
類
ム
清涼飲料水
3
ハ
ム お 菓 子 お 菓 子 食 用 油
お 茶・
食 用 油 直送生鮮品
コーヒー ハ ム 、
食 用 油
食 用 油、(同順位)
5 ワ イ ン
直送生鮮品 煮
貝
(同順位)
4
13
5.8
6.9
海苔・しいたけ
など乾 物類
3.9
4.9
米・穀物類
3.8
4.9
洋
酒
3.0
3.9
山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
8 冬休み、年末・年始の過ごし方
各年代とも「日帰り旅行」がトップ
冬休み、年末・年始の過ごし方(複数回答)
は、「日帰り旅行」が 30.7%を占めトップとな
(%)
50
り、以下、
「国内宿泊旅行」、
「帰省」、
「スポーツ・
健康づくり」、
「海外旅行」の順となった。なお、
38.9
40
39.8
「特に予定なし」は、39.8%となっている。
30.5 30.7
昨冬と比較すると、「特に予定なし」、「国内
30
宿泊旅行」、
「スポーツ・健康づくり」が各々 0.9、
0.4、0.4 ポイント上昇し、「海外旅行」、「帰省」
20
が各々 1.0、0.4 ポイント低下した。一方、「日
17.3 17.7
17.1 16.7
帰り旅行」、「その他」はほぼ横ばいとなった。
全体的にみると前年との差は小幅にとどまり、
10.9 11.3
10
大きな変化はみられなかった。
3.3
年代別にみると、「特に予定なし」を除いた
2.3
2.3 2.4
0
場合、各年代とも「日帰り旅行」がトップとなっ
ている。なお、20 代では「日帰り旅行」が「特
に予定なし」を上回った。また、2 位は、20 代、
50 代以上で「国内宿泊旅行」、30 代と 40 代で「帰
省」となっている。
一方、「国内宿泊旅行」の宿泊日数をみると、
「1 泊」が 50.8%と半数超を占め、以下、
「2 泊」
の順となり、昨冬と比べて「2 泊」の増加、
「1 泊」
の減少が目立っている。
(42.4%)、「3 泊」(5.1%)、「4 泊以上」(1.7%)
冬休み、年末・年始の過ごし方(複数回答)
(%)
内
日帰り旅行 国
宿 泊 旅 行 帰 ポーツ ・
省 ス
健康づくり 海 外 旅 行 そ
の
他 特に予定なし
20 代
40.9 22.8 14.2 19.4 2.6 0.9 31.5 30 代
29.4 16.8 22.9 9.9 1.5 2.3 36.6 40 代
29.6 16.9 20.4 6.9 1.9 2.7 39.2 50 代以上
24.9 14.6 10.3 10.0 2.7 3.3 49.8 全 体
30.7 17.7 16.7 11.3 2.3 2.4 39.8 山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
14
15
●
●
界 遺
産
世
発行/山梨中央銀行 山梨中央銀行 調査レポート 2014.12
編集/山梨中銀経営コンサルティング 〒400-0031 甲府市丸の内一丁目 20 番 8 号 TEL(055)224-1032
再生紙を使用しています
~美
しい富士山を未来 へ ~