ユニリーバ・ジャパン会社案内2014 - PDF | 2 MB

ユニリーバのビジョン
よりよい明日を創るために
1日に20億回、誰かがどこかでユニリーバの製品を使用しています。それは、
私たちが皆さまと出会い、暮らしを変える20 億回のチャンスです。小さな積み
重ねがいつか未来を創る大きな力になることを信じて、ユニリーバは今日も
小さくて、大きな変化を世界中で積み重ねています。
はじまりは一つの石鹸から
ユニリーバの歴 史は、1880 年代に生ま
れ た 一 つ の 石 鹸「サンライト」から 始 ま
りました 。この 石 鹸は 、衛 生 的 な 習 慣が
ま だ 根 づ いてい な か った 当 時 の 英 国 に
「きれいになる」「きれいな家に住む」と
いう新しい 喜び を届け、人々の 暮らしを
大きく変えました。
石鹸 のように 小さなものにも 、暮らし
を 変 え、よりよい 明日を創 る力が ある。
創 始 者ウィリアム・ヘスケス・リーバ 卿の
信 念 は 、今 もユ ニリーバのビジョンに 受
け継がれています。
ユニリーバのビジョン
私たちは、毎日、よりよい未来を創っていきます。
心も体も元気で美しく、より充実した日々を送りたい方のために、
優れたブランドとサービスをお届けします。
ユニリーバは、皆さまとともに小さな行動を毎日積み重ねることが、
世界を変える大きな力になると信じています。
環境負荷を減らし、社会に貢献しながらビジネスの規模を
2 倍にすることをめざします。
01
企業行動原則
ユニリーバでは、誠実を旨とし、事業に
に対する責任を果たすことなどが 明 確に
関連する人々の権利を尊重しながら行動
規定されています。
することで社会的評価を得ています。この
ユニリーバの全社員が「企業行動原則」
評価は、社員およびブランドと同様に、ユ
にしたがって、日々の 業 務 を 遂 行するよ
ニリーバの重要な資産です。それを支えて
う、全社員を対象にしたトレーニングや監
い る の が 、世 界 共 通 の 行 動 規 範 であ る
査を定期的に実施しています。また、違反
「企業行動原則」です。その中では、日々
が 疑われるケースについて社 員が匿名で
の業務において誠実を旨とし、消費者の
通報、相談できる「ホットライン」も設 置
皆さまや社員、株主、ビジネスパートナー
されています。
に対する権利を尊重すること、環境・社会
ユニリーバのロゴ
ユニリーバのロゴは 25 個の小さなアイ
が ユニリーバ の 事 業 やブランド、大 切に
コンで描 か れています。その 一 つ ひとつ
している価値観をあらわしています。
太陽
バイタリティ
ボウル
温かい食事、
スープ
紅茶
植物、
育むこと
DNA
命を次の
世代に伝えるもの
スパイス
新鮮な原材料
粒子
科学、
泡、炭酸飲料
ハチ
創造、多様性
魚
食べ物、海
氷
新鮮さ、
形がかわること
手
感受性、気遣い
きらめき
清潔さ、
すこやかさ
容器
パッケージ
花
香りと
そのやさしさ
鳥
自由、
充実した暮らし
衣服
洗い立ての洗濯物
髪
美、清潔さ、
柔らかさ
リサイクル
持続可能性
ハート
愛、思いやり、
すこやかさ
やしの木
自然の恵み
くちびる
美しさ、味わい
波
清潔さ、
さわやかさ
スプレッド
深い味わい
アイスクリーム
ご馳走、歓び
液体
きれいな水、
純粋さ
スプーン
栄養、
料理
代表取締役 プレジデント&CEO
フルヴィオ・グアルネリ
世界での事業展開
世界最大級の消費財メーカーとして
約 190カ国にブランドを展開
ユニリーバは、約 190カ国にブランドを展開し、毎日 20 億人以上の
消費者に選ばれている、世界最大級の消費財メーカーです。
ユニリーバ・グローバル概要
■ 本社 ロンドン
(英国)
、ロッテルダム
(オランダ)
■ 創立 1930年
■ 最高経営責任者 ポール・ポールマン
■ 総売上高 498億ユーロ(約6兆 4,000億円)
■ 営業利益 75 億ユーロ (約 9,600 億円)
■ 社員数 約17万4,000人
※2013年12月現在、1ユーロ128.5円で換算
カテゴリーと売上構成比
■パーソナルケア
ヘアケア、スキンケア、デオドラントなど
■ホームケア
住居用洗剤、衣料用洗剤など
■食品
スープ、ドレッシング、マーガリンなど
■リフレッシュメント
紅茶、アイスクリーム
03
36%
15%
30%
19%
参入する市場で強固なポジション
ユニリーバは7つのカテゴリーで世界No1.シェアを獲得し、参入するカテゴリーす
べてにおいて、マーケットリーダーとして確固たるポジションを占めています。
スキンケア
デオドラント
ヘアケア
衣料用洗剤
住居用洗剤
オーラルケア
調味料
スプレッド
ドレッシング
紅茶
アイスクリーム
世界No.1カテゴリー 世界No.2カテゴリー 地域で強いカテゴリー
15のメガ・ブランド
ユニリーバのブランドは世界中で数多くの方に高い支持をいただいています。ブランド
を育成するユニリーバの卓越したマーケティング力は国際的に権威あるマーケティング・
広告機関からも高く評価されており、現在では15のブランドが年間売上10億ユーロ(約
1,200億円)を越えるメガブランドに成長しています。
パーソナルケア
食 品
リフレッシュメント
ホームケア
ユニリーバの戦略
環境負荷を減らし、社会に貢献しながら
ビジネスを2倍に
消費者の皆さまの暮らしを満たし、変えていくブランドを、これからもずっとお届け
したい。その願いのもと、消費者の皆さまに心からご満足いただける製品づくりを徹
底するとともに、ビジネス成長とサステナビリティの両立に取り組んでいます。
ザ・コンパス
ユニリーバは、2009 年 、
「環 境 負荷を
ます。たとえば、男性用化粧品の「アック
減らし、社会に貢献しながらビジネスを2
ス」は 、日本に新しい香りの市 場を創 造
倍に」という目標を掲げました。その実現
しました。
に向けて、
「ザ・コンパス」というグローバ
インドなどの国々では、製品を小分けに
ル 戦 略 を実 施しています。その中で 最も
してお求めやすい価格で販 売し、収 入が
重視されているのは、消費者の皆さまに
限られた方にも石鹸やシャンプーを使っ
心からご 満 足いただけるブランドやサー
ていただいています。今後も各 国の市 場
ビスをお届けすることです。
を深く理解し、消費者の皆さまの“声にな
世界のどの国にも、消費者の皆さまが
らない声”をかたちにすることで、新しい
ご自身でも気づいていないニーズがあり
価値をご提案してまいります。
ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン
ユニリーバは、ビジネス成長のために環
(健康・衛生/食)」「環境」「経済発展」の
境を犠 牲にすることはできないと考えて
3 つの分野に取り組むことを公約していま
います。そのため、成長とサステナビリテ
す。また、それぞれの分野について、2020
ィを両立するビジネスプランとして、
「ユニ
年までの数値目標および アクションプラン
リーバ・サステナブル・リビング・プラン」
を設けています。裏面でそれぞれの分野の
を発表しました。 このプランは、グローバ
主な活動と外部からの評価をご紹介してい
ル 戦 略の一環として、
「すこやかな暮らし
ます。
10億人
が,
05
が、
すこやかに
暮らせるよう支援
製品のライフサイクル
からの環境負荷を
半分に
製品の原材料となる
農産物で
100%
持続可能な調達を
実現
社会に貢献
ビジネスを
2倍に
環境負荷を
削減
すこやかな暮らし
(衛生・栄養) 環境
経済発展の支援
世界では、衛生的な習慣を知らないために、
ビジネスを成長させながら、製品の製
ユニリーバは途上国で何十万もの小規模
多くの子どもたちが命を落としています。
造・使用から生じる環境負荷を2020年
農家、個人の事業主と協働し、
収入や生活水
2020年までに10億人以上がより衛生的な習
までに半分にすることをめざします
※1
。
準を上げられるよう支援しています。
2020年
慣を身につけられるよう支援します。また、
までにさらに50万人以上の小規模農家、事
飢餓・栄養不足と戦い続けます。
業主と協働します。
●正しい手洗いや歯みがきの啓発、安全
●原材料を選び、製品を作り、運び、使い、
●ユニリーバ製品の原材料の約半分は農
な水の普及などを進めています。2013 年
ごみに出すまでのすべての過 程で環 境 負
産物です。途上国の小規模農家の生産性
末までに3 億 300 万人の衛生的ですこやか
荷を減らす努力をしています。世界では従
やスキルの向上に協力することで、高品質
な暮らしを支援しました。
来の約1/3の水でお洗濯ができる製品など
な農産物を安定供給し、生活水準を上げ
●日本 では 、セーブ・ザ・チルドレンとの
を積極的に販売している他、製品の原材料
られるよう支 援しています。また、
「プロ
パートナーシップのもと、子どもと母親の
となる農産物の 48%で持続可能な調達を
ジェクト・シャクティ」では、インドの農村
命を守る「 EVERY ONE 」キャンペーンを
実現。シャンプーや食品の原料になるパー
部の女性にビジネスを学ぶ機会を提供し、
支援。さらに、東日本大震災後は、
「ユニ
ム油はすべてグリーンパーム認証に切り替
訪 問 販 売をしていただいています。世 帯
リーバこども笑顔プロジェクト」を通して、
えました。
収入が増えて経済的に安定するだけでは
子どもたちが安心して思いっきり遊べる場
●日本では製造工程や輸送の効率化に加
なく、女 性の自立やコミュニティの 生 活
所や機会を継続的に提供しています。
え、つめかえ用製品の仕様変更により、年
水準の向上にも貢 献できるため、現在は
間 34トンのプラスチック(スプーン約750万
バングラデシュ、スリランカ、フィリピン、
本分 )を削減できるように。また、リプト
ベトナムなどでも同様の活動を広めてい
ンティーバッグ にレインフォレスト・アライ
ます。
※2
※3
アンス認証茶園からの茶葉を100%使用し
ています。
※1 2008年を基準に「消費者使用1回当たり」で目標設定
※2 スプーン1本を約4.5gとして計算
※3「リプトン イエローラベル(全3品)」、
「リプトン フレーバーティーシリーズ(全6品:アールグレイ、
ダージリンを除く)」、
「リプトン ピュア&シンプルティー」 ブランド・イノベーション
ローカルルーツとグローバルスケールの融合
世界で育まれたブランドを、それぞれの国や地域のニーズに合わせて展開する
「ローカルルーツ・グローバルスケール」な製品づくりを徹底して行っています。
ユニリーバのビジネスの 特 長は「ロー
カルルーツ・グローバルスケール」。グロ
ーバルな研究開発力やマーケティング力
を活かして世界に通 用するブランドを育
む一方で、一つひとつの製 品はその地 域
・国の消費者の皆さまのニーズや生活習
慣、文化に合わせて開 発・販 売していま
す。また、各 国での 経 験はグローバ ルで
集 約 さ れ 、ベストプラクティスとして共
有されています。特 定の地 域に偏ること
なく、世界 各 地に深く根 を下ろしている
ことは 、将 来の成長の基 盤にもなってい
ます。
ユニリーバの地域別売上
西ヨーロッパ 27%
アジア/アフリカ
東欧/中欧 40%
06
アメリカ 33%
2つの組織のコンビネーション
ユニリーバのビジネス、
“ローカルルー
相互の組織の協働が、
グローバル企業とし
ツ・グローバルスケール”は、
“カテゴリー
ての強みを生かしたメガブランドを、効率よ
・チーム”と、
“リージョン・チーム”の2つ
く、
しかも各国のニーズに基づいたかたち
の組 織のコンビネーションで実現されて
で展開することを可能にしているのです。
います。
グローバルチームや中央研究所による最
“カテゴリー・チーム”は世界に通用する
新の情報や成果は、各国のユニリーバに発
メガブランドと新製品の戦略および基盤と
信されるのはもちろんのこと、各国の拠点
なる開発を担当し、
“リージョン・チーム”は
で個々に得た情報や成果もまた世界へと発
各国の消費者や市場のニーズを把握して、
信、共有されています。決して一方通行にな
どの製品をいつ、
どのように展開するかを
らない双方向性もまた、ユニリーバの製品
立案し、実際の市場への投入を行います。
づくりを支えています。
ユニリーバの研究・開発
グローバルな研究開発ネットワーク
ユニリーバはグローバルな研究開発ネッ
的な基 礎 知 識を共 有しています。新しい
トワークを構築し、年間10億4,000万ユー
製品を開発する際には、世界中からその
ロ(2013年:約1,300億円)の研究開発費
分野の専門家を招集して 開発チームがつ
を投じて研 究 開 発を続けています。研 究
くられます。さらに、大学や第三者機関と
拠点は世界に90ヶ所以上。そのトップに立
も積 極 的に協 働を進めています。今では
つのが、英国、オランダ、北米、インド、中
ユニリーバのパイプライン・イノベーショ
国にある6つの中央基礎研究所です。中央
ンの半 数で、オープン・イノベーションを
基 礎 礎 研究 所は、他の研究 所やリサーチ
活用しています。
チームとも分野を越えて連携し合い、科学
ユニリーバ・ジャパンの製品開発と
品質管理
日本の暮らしを見つめ、
新しい価値を提案
グローバルな研究開発体制から生まれる先端技術や経験を活かし、日本の
消費者の皆さまのニーズにお応えするだけではなく、暮らしを変える革新
的な製品をお届けしてまいります。
より深い消費者理解と
先端技術が生む製品
ユニリーバは、繊 細な感 性を持つ日本
の消費者の皆さまにご満足いただくため、
先端技術を投入して製品開発を進めてい
ます。さまざまなニーズにお応えすること
はもちろん、さらに新しい 価 値を提 案す
るため、私 たちは 調 査・研 究を重 ね 、一
般消費者によるモニター調査や専門的な
評 価検 査を経て、最高のものを皆さまに
お届けしています。また、お客様相談室に
寄せられたご意 見・ご 要 望をその日のう
ちに マ ネジメントや 社 内 の 各 部 署 にレ
ポート。処方やパッケージ、広告にいたる
まで、企 業 全 体 でお 客 様 の声 を共 有し、
改良・開発に努めています。
07
輝く美しい髪のために
「ラックス ヘアケアシリーズ」
「ラックス」のヘアケア製品は、世界に
生した製品は多くの消費者の皆さまを魅
先 駆けて日本で最初に誕 生しました。最
了し、ヘアケア市 場をリードしています。
高品質の製品を送り出すために、のべ 8 万
製品を使ってくださるすべての方が、より
人を超える日本人女性を対象に製品テス
輝く美しい髪になることを願って、研究・
ト を 行 い 、作 り出さ れ た 試 作 品 の 数 は
開発を続けています。
20,000 以上にのぼっています。こうして誕
新しい香りの市場を創造「アックス」
総合男性化粧品ブランドとして世界中で
新しい香りの市場を創造しました。ユニー
販売されている「アックス」。日本でも、4
クな 広 告 や 販 促 も大きな 話 題 に なって
年にわたる徹底的な消費者リサーチの末
います。
に発売した「アックス フレグランス ボディ
スプレー」や、よい 香りと豊かな泡立ちが
魅力の「アックス ボ ディソープ 」により、
国際フェアトレード認証を受けたアイスクリーム「ベン&ジェリーズ」
「ベン&ジェリーズ」は、1978年に米国で
そのうち13 種類 ※は、
アイスクリームとして
生まれたプレミアムアイスクリーム。上質な
は日本で初めて国際フェアトレード認証を
原料と乳成分たっぷりの豊かなおいしさと、
受けたフレーバー。
アイスクリームを通じて
ユニークなフレーバーが特長です。日本で
途上国のバニラやカカオなどの生産農家
も日本限定のフレーバーを含むアイスクリ
の暮らしの向上に貢献しています。
ームやサンデー、
アイスクリームケーキ、
カッ
※ 2014年4月現在
プアイスクリームなどを提供しています。
認証茶園の茶葉使用、
日本人のためのブレンド
「リプトン イエローラベル」
「リプトン イエローラベル」は、国際的な
プトンの紅茶は地域や国ごとにブレンドを
非営利環境保護団体、
レインフォレスト・ア
変えています。日本では、日本人の嗜好や
ライアンス認証茶園の茶葉を100%使用。
日本の水質を知り尽くしたティーエキスパ
厳しい基準をクリアした紅茶を味わいな
ートが、日本の消費者の皆さまのためのブ
がら、環境保護や茶園で働く人々の生活
レンドを行っています。
向上を支援していただけます。さらに、
リ
組織と人材開発
個性を生かし、成長のできる職場づくり
ユニリーバは組織というよりも、同じ価値観と目的で結ばれた大きな共同体
です。社員一人ひとりが個性と創造力を発揮して、仕事を通して生き生きと
輝けるような職場環境づくりに取り組んでいます。
ダイバーシティを尊重する企業文化
グローバル・ダイバーシティ・ボード
ユニリーバは、世界で最もダイバーシティ(多様
ダイバーシティの促進をビジネスの優先課題の
性)に富む会社のひとつです。私たちは文化や個
ひとつとしてとらえ、ユニリーバ・グループ最高経
性が出会い、それぞれに切磋琢磨することによっ
営責任者が議長を務め、各部門の経営陣が 参加
て、よりよい職場環 境、ひいては製品づくりがで
する「グローバル・ダイバーシティ・ボード」を設
きると考えています。それは新しいアイディアを生
立。日本でもダイバーシティ推進担当者をおいて
むとともに、世界中のユーザーを深く理 解するこ
います。
とにもつながるからです。そのため、国籍、文化、
ダイバーシティの促進をサポート
するシステム
性別などのダイバーシティの促進を優先課題のひ
とつととらえています。
グローバルにおける本社の取締役員14名の国
全社 員が 職場で能力を存分に発揮するために
籍は 6ヵ国にわたり、その中には女性も含まれてい
は、それぞれのライフスタイルに合った働き方の選
ます。また、管理職全体では女性が約42%を占め
択肢があり、仕事と家庭とのワークライフバランス
ています。一方、日本で働く社員の国籍は10カ国
を考えることが大 切です。ユニリーバでは、全社
前後で推移しています。管理職に占める女性の割
員が仕事と家庭を両立できるように配慮し、職場
合も約35%と国内平均を大きく上回り、グローバ
環境の向上に常に努めており、たとえば日本では
ルと同様に女性の取締役が活躍しています。
「フレックスタイム制度 」「在宅勤務制度 」「育児
休 業 制 度 」「介 護 休 業 制 度 」「時 間 短 縮 勤 務 制
度」などがあり、多くの社員に活用されています。
グローバル 6ヵ国
課長職以上の女性比率:約42%
取締役員14名の国籍:
(2014年4月現在)
日本
(取締役を含む)
7
社員の国籍: ヵ国
課長職以上の女性比率:約
(2014年4月現在)
09
35%
(取締役を含む)
創造性を生む職場環境 ユニリーバでは業務遂行に必要な資格
働きながら成長できる、
能力開発サポートシステム
と能 力によってのみ社 員を採 用し、雇 用
ユニリーバでは、入社後の教育・能力開
を発揮できるような職場環境づくりも大
し、昇進させることを「ユニリーバ企業行
発を、グローバルプログラムを通して体系
切にしています。たとえば日本では、決ま
動原則」に掲げ、それに基づいた人事評価
的・継続的にサポートしています。新入社
った固定の席で毎日仕事をするのではな
システムを導入しています。採用や昇進に
員研修はもちろんのこと、その後も4年間
く、その日の業務内容によって自由に席を
かかわる評価は、業務目標の達成度と能
の関連部 署間でのジョブローテーション
選べるフリーアドレス制をマーケティング
全世界共通の人事評価システム
力によってのみ行われ、業務と関係のない
属性で判断されることはありません。社員
の業 績は、本人と上司の話し合いと多角
的なフィードバック評価によって公正に判
断されます。また、人事評価システムは世
界共通で、職種や働く地域・国などに関わ
やオン・ザ・ジョブ・トレーニングを実施し、
早 期にマネジャーとなれるような育成を
行っています。
トレーニングは社 員であれば 随時アク
セスできる「eラーニングプログラム(約
らず、全社員が公正な評価を受けることが
800コース)をはじめ、一般ビジネススキル
できます。
トレーニング、専門スキルトレーニング、部
長 候 補以 上に行われるリーダーシップト
レーニングなど、グローバルカリキュラム
に基づいて運営しています。
ユニリーバは、社 員が生き生きと創造 性
や営業部署に採用。働き方の多様性に応
えるとともに、社員間のより活発なコミュ
ニケーションと、より斬 新なアイディアの
創出につながっています。
ユニリーバとユニリーバ・ジャパンの歴史
グローバルに生まれ、日本で育って50年
世界最大級の消費財メーカー・ユニリーバグループの一員として、
日本の文化と生活に根差した製品で、日本の毎日の暮らしとともに成長してきました
1880年代:英国でユニリーバの前身・リーバ・ブラザー
1880年 代
ズが「サンライト」という石鹸を発売。清潔や衛生へ
の意識がまだ低かったビクトリア時代の英国に「から
だをきれいにする」「家をきれいにする」という新し
い習慣を生み、根づかせていきました。
1930年代:1930年、
リーバ・ブラザーズとオランダの
1930年 代
マーガリン・ユニの合併により、
ユニリーバが誕生します。
1940年代:第二次世界大戦によって、ユニリーバの
1940年 代
国や地域を越えたビジネスを分断されました。しか
し、研究開発に力を注ぐとともに、それぞれの国や地域
で高い独立性を持ちながら、その地の消費者のニーズ
に応える製品を作りつづけました。
1950年代:世界経済が急速に復興する中、アフリカ
1950年 代
諸国に市場を開拓。さらに科学技術の発展に伴って
研究所を各地に設置し、研究開発に積極的に取り組
むようになります。1955年には初めてテレビCMを
放映し、人気を博しました。
1960年代:活気づく世界経済と、ますます豊かにな
る暮らしを追い風にビジネスの拡大と多角化をめざし
1960年 代
1964年(昭和39年)
ネスの再編成を行い、これによって国や地域を越えて
ブランドを育てることができるようになりました。
1970年代:1971年には「リプトン」ブランドが加わり、
世界最大級の紅茶メーカーになったほか、
消費者ニーズ
を先取りするブランドを相次いで誕生させます。
また、包
3月、
ユニリーバと豊年精油
(株)の合弁により
豊年リーバ(株)
を設立。
て、さまざまな分野に挑戦。1960年代半ばにはビジ
1966年(昭和41年)
1月、初めての製品「ブラック&ホワイトピックラード」
を発売。
1970年 代
9月、
マーガリンの「ラーマ」を販売開始。
1972年(昭和47年)
3月、化粧石鹸「ラックス」の輸入販売開始。
1974年(昭和49年)
3月、化粧石鹸「ラックス」の国産製造開始。
1976年(昭和51年)
4月、
「サンシルク」を発売し、ヘアケア製品分野へ進出。
1977年(昭和52年)
1980年代
日本リーバ・インダストリーズ(株)
に改称。
装、
運輸などの分野でもビジネスの構築をはかりました。
1980年代:1980年代の初め、
プラスチック、包装、運
輸など多角化していたビジネスを、消費財の分野へ集
中させることを決意します。
ブランドを通して、消費者
1980年(昭和55年)
3月、社名変更により
4月、
クリームクレンザー「ジフ」を発売。
ホームケア製品分野へ進出。
に輝きをお届けする−ユニリーバは世界最大級の消
11月、本社を渋谷に移転。
費財メーカーとして新しいスタートを切りました。
1981年(昭和56年)
11月、除菌クリーナー「ドメスト」を発売。
1982年(昭和57年)
2月、社名変更により日本リーバ(株)
となる。
1984年(昭和59年)
9月、ヘアケア製品「ティモテ」を発売。
1986年(昭和61年)
4月、柔軟仕上げ剤「ファーファ」を発売。
7月、新たにニッポンリーバB.V.と日本リーバ株式会社の
2社体制を確立。
その企業体を日本リーバと総称する。
1987年(昭和62年)
7月、
チーズブローポンズと合併し、
「ポンズ」
「ヴァセリン」
を加えて、
スキンケア製品分野へ進出。
10