PDF (1420kb)

LINTEC
DECEMBER 2014
57
● 社長メッセージ
代表取締役社長
社長執行役員 西尾 弘之
● スペシャルレポート
リンテックの環境配慮製品
● LINTEC ESSAY
プロフェッショナルへの道
坂井 宏行
第121期
(2015年3月期)
第2四半期
決算情報
1
株主・投資家の皆様 へ
主な動き
リンテックウエーブ
WAVE読者の皆様へ
9月
日頃はリンテックをご支援いただき、厚く
57
DECEMBER 2014
LINTEC
御礼を申し上げます。ここに当社IR(投資家
向け広報)誌「WAVE」第 57 号をお届けいた
■ 企業情報 ■ 製品情報
2014 年
10 月
11 月
■ 23 日
■
1日
板橋区在住の障がい者の方や地域の方などをご招待し、ジャズコンサートを開催
ガラス装飾フィルム「ウインコス デコラティブフィルム」の新アイテム20 柄を
国内外で同時発売
■ 10 日
2015 年 3 月期 第 2 四半期決算発表
■ 17 日
2015 年 3 月期 第 2 四半期決算説明会
します。
当誌は、株主や投資家の皆様とのコミュニ
トピックス
ケーションの充実を目的に、四半期ごとの決算
情報をはじめ、経営方針や事業戦略、製品・
目次
3 主な動き/トピックス
4 社長メッセージ
代表取締役社長
社長執行役員 西尾 弘之
6 スペシャルレポート
リンテックの環境配慮製品
10 身の回りのリンテック製品
11 リンテック研究室訪問
12 LINTEC ESSAY
プロフェッショナルへの道 坂井 宏行
14 アンケート結果のご報告
「ニュアージュ」に新製品をラインアップ
技術情報、さらには最新のトピックスなどタイ
当 社 高 級 印 刷 用 紙「ニュアージュ」の 新 製 品として、
ムリーな情報を掲載しております。
FSC ®*1森林認証品(FSC-C022824)である「ニュアー
また今号では、第55号(2014年6月発行)
ジュCoC」を発売しました。FSC森林認証品とは、FSCが
で行った読者アンケートの結果も掲載してお
認証した適切に管理された森林から得た木材パルプを使用
し、CoC認証* 2 を受けた事業者により扱われる製品のことで、FSC認証品を拡充する
ります。皆様から寄せられた貴重なご意見・
ことが森林の保護につながります。当社では、今後もこのような環境に優しい製品づくり
ご要望は、日々のIR 活動や誌面づくりに生か
に取り組んでいきます。
してまいります。
今後もより充実した情報提供に努めてまい
*1 FSC:Forest Stewardship Council ®(森林管理協議会)
*2 CoC認証:CoCは「Chain of Custody(管理の連鎖)」の略で、製造・加工・流通に関わる事業者が
FSC認証の木材パルプを使用・管理していることを認証する制度
りますので、引き続きご愛読くださいますよう
欧米の機関投資家を訪問
お願い申し上げます。
当社では、経営トップによる海外の機関投資家訪問を毎
年実施しています。今年は7月にパリの投資家を訪問すると
ともに、ロンドンで多くの投資家が集まるIRコンファレンスに
参加。また 10 月には、ボストンとニューヨークの投資家も
16 決算情報
訪問しました。IRミーティングでは、現在推進中の中期経営
18 セグメント情報
計画「LIP-2016」についてのさまざまな質問にお答えするなど、日本の株式市場でます
21 連結子会社一覧
22 会社概要/株主メモ
23 株式情報
2
ニューヨークでの IRミーティング
ます存在感を高める海外投資家に、当社への理解を深めていただくことができました。
個人投資家向け会社説明会を実施します。
当社では、2015 年 3 月に東京と大阪で個人投資家向け会社説明会を予定しています。詳細
や申し込み方法につきましては、2月以降に当社ホームページなどでご案内させていただきます。
3
社長メッセージ
株主・投資家の皆様へ
にし
代表取締役社長
社長執行役員
2015年3月期第2四半期連結累計期間の業績概況
お
ひろゆき
西尾 弘之
国内外で不安要因はあったものの、増収増益となりました。
今後の見通し
当第 2 四半期連結累計期間における世界
ましたが、企業業績は持ち直しの傾向が見ら
経済は、米国では企業業績や個人消費が堅
れました。
さらなる成長を目指し、中期経営計画を推進してまいります。
調に推移しましたが、欧州では景気の回復に
このような経営環境の中、当第 2 四半期連
当第 2 四半期までの業績は前年同期に比
取り戻すという基本方針の下、今後も五つの
懸念が増してまいりました。また、中国を含む
結累計期間の業績は、売上高は1,004 億 89
べ大幅な増益を確保することができましたが、
重点テーマに積極的に取り組み、さらなる成
新興国やアセアン地域では景気拡大のテンポ
百万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は87
第 3 四半期以降につきましては、米国経済は
長を目指してまいります。
が鈍化しました。一方、我が国においては、消
億54百万円(同29.5%増)、経常利益は84億
堅調に推移すると思われるものの、欧州の景
株主・投資家の皆様には、引き続きご支援
費増税に伴う駆け込み需要の反動や天候不
円(同23.3%増)、
四半期純利益は60億59百
気回復の遅れや中国など新興国の成長鈍化、
のほどよろしくお願い申し上げます。
順の影響もあり、個人消費は大きく落ち込み
万円(同26.7%増)
となりました。
また国内では、個人消費の落ち込みや輸出の
停滞が懸念されるなど、先行き不透明な状況
業績推移
売上高
第2四半期
百万円
250,000
通期
210,000
212,733
200,000
200,905
190,844
が続くものと想定されます。このような経営
営業利益
第2四半期
通期
百万円
25,000
20,000
16,000
(通期予想)
98,834
100,000
13,766
13,975
15,000
150,000
100,489
10,564
8,754
10,000
中間配当金につきましては、当初予想どおり
1株当たり22円とさせていただきました。
6,762
現在当社グループでは、今期よりスタートさ
基本方針
攻めの経営と間断なきイノベーションで
成長軌道を取り戻す
重点テーマ
1. グローバル展開のさらなる推進
2. 次世代を担う革新的新製品の創出
50,000
5,000
せた 3 か年の中期経営計画「LI P(LINTEC
3. 強靭な企業体質への変革
0
0
INNOVATION PLAN)
-2016」を全社一丸
4. 戦略的M&Aの推進
となって推進しております。再び成長軌道を
5. 人財の育成
11/3期
12/3期
経常利益
百万円
20,000
13/3期
14/3期
第2四半期
15/3期
通期
11/3期
15,500
(通期予想)
13,613
13/3期
14/3期
第2四半期
10,500
12,000
(通期予想)
8,648
9,000
7,681
8,501
4,783
11/3期
12/3期
13/3期
14/3期
15/3期
0
11/3期
12/3期
13/3期
14/3期
15/3期
定量目標
最終年度の主要数値目標(連結ベース)
高
2,100億円 (3.3%増)
営 業 利 益
160億円(16.2%増)
営業利益
経 常 利 益
155億円(17.7%増)
売上高営業利益率
105億円(23.5%増)
ROE(自己資本利益率)........................ 8%以上
売
上
当 期 純 利 益
3,000
4,000
0
6,059
6,000
6,811
通期
2015年3月期 連結業績予想(前年同期比)
8,400
8,000
15/3期
13,622
13,165
10,981
12,000
12/3期
四半期(当期)純利益
百万円
15,000
19,520
16,000
4
環境を勘案し、現時点では当初公表した通期
連結業績予想を変更しておりません。なお、
20,889
203,242(通期予想)
中期経営計画「LIP-2016」
(2014年4月1日∼2017年3月31日)
売上高
................................................. 2,400億円
.................................................
200億円
.................................. 8%以上
※ 業績予想などの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に
基づいており、実際の業績などはさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。
5
スペシャルレポート
リンテックの環境配慮製品
当社では持続可能な社会の実現を目指し、環境に配慮したものづくりを推進しています。
1
再生材料や廃棄物を使用した製品
メカニカルリサイクル PETラベル素材
飲 料 容 器としておなじみのペットボトル。
このたび当社では、メカニカルリサイクルに
国内ではその多くが回収され、リサイクル処理
よって得られる再 生PET樹 脂を原 料とした
が行われています。ペットボトルのリサイクル
フィルムを用いて新たなラベル素材を開発。
には幾つかの手法がありますが、近年新たに
ベースフィルムに再生樹脂を世界最高水準の
開発された“メカニカルリサイクル”という手
80%以上使用しながら、非再生PETフィルム
法は、十分に高い品質を持つ衛生的な PET
のラベル素材と同等の物性を実現しました。す
樹脂を比較的低コストで生成することができ
でにPETボトル協議会の認証も取得し、来年
ます。
2月の発売を予定しています。
国内の第三者機関からの各種認証の取得や、
「REACH規則 *1」、
「RoHS指令 *2」に代表される
海外の各種環境規制に準拠した製品の開発とともに、生産工程における CO2 排出量の削減、
● メカニカルリサイクル PET ラベル素材ができるまで
廃棄物や用水使用量の削減、環境負荷物質の削減などに努めてきました。
さらに、近年の環境意識の高まりを受け、リユース(再利用)
・リサイクル(再生利用)や省エネ
石油
といった幅広いニーズに対応した製品の開発にも注力。環境に配慮した製品であることを示
(1)リサイクル材料含有
(2)省資源
(3)廃棄物削減とその利用
(4)省エネルギー
(5)長寿命化
1
再生材料や廃棄物を使用した製品など
2
使用することでエネルギー節減に
貢献する製品など
3
商品使用後のリユースやリサイクルに
配慮した製品など
(8)解体容易設計
洗浄
再生 PETフィルム
粉砕
再生 PET
ラベル素材
古紙パルプ高配合カラー封筒用紙
業界で初めて、古紙パルプ配合率 40%以上を実現したカ
ラー封筒用紙「L 封筒用紙 R40」
。
これを用いた封筒は、事務
(6)再使用可能および詰め替え可能
(7)リサイクル可能
熱・真空などによる除染
再生 PET 樹脂
自己宣言型環境配慮製品の基本的な考え方
流通・回収
メカニカルリサイクル
す環境ラベルの国際規格「ISO 14021」に準拠した自社基準を設け、さまざまな環境配慮製
品を提案しています。今回はそれら“リンテックの環境配慮製品”についてご紹介します。
ペットボトル
PET 樹脂
(9)分解可能
用封筒としてグリーン購入法* 3 で規定される環境負荷低減に
資する製品の基準をクリアすることができます。
*3 グリーン購入法:国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律
*1 REACH規則: EUの化学物質規制で、化学物質の登録・評価・認可・制限に関する規則の略称
*2 RoHS指令 : 電気・電子機器への特定有害物質の使用を制限するEU指令
6
7
非木材原料混抄紙
プラスチック成形品同質同素材ラベル素材
通常は廃棄処分される小豆カスやおからカスなどの非木材
コピー機などの筐体や各種容器類などのプラスチック成形
原料を木材パルプに混ぜ合わせてつくられた紙で、廃棄物の
品と同質同素材でつくられ、貼ったままリサイクルすることが可
削減だけでなく、木材パルプの使用量削減にも貢献します。
能なラベル素材です。再剝離タイプの粘着剤を採用したアイテ
また、茶殻などのように原料によってはその香りや色を生かし、
ムもラインアップ。簡単に剝がすことができ、製品のリユース・
独特の風合いを持った紙をつくることもできます。
リサイクルの双方に対応可能です。
2
全離解可能粘着紙
使用することでエネルギー節減に貢献する製品
ガラス用日射調整フィルム
建物や自動車の窓ガラスに貼ることで、さまざまな
効果を発揮するウインドーフィルム。高透明タイプの
日射調整フィルムは、室内の明るさや景観を保ったま
ま、暑さの原因となる日射の熱エネルギーを大幅に
カットし、夏場の冷房効率を向上させることができま
す。また、室内の熱を外に逃がさない機能を兼ね備
えたタイプは、冬場の暖房効率の向上にも寄与し、1年
を通して省エネ・節電効果があります。いずれも日
焼けや家具などの退色の原因となる紫外線を99%以上カットするほか、地震や暴風などによる
ガラス破損時の破片の飛散・落下防止対策効果といった安全性の面からも注目を集めています。
従来、シールがとじ込まれた雑誌は、古紙リサイクルの際に
シールを分別する必要がありました。全離解可能粘着紙は、
古紙の再生処理の際に固まって異物となることのない離解可
能粘着剤を採用。表面基材や剝離紙にもプラスチック類を使
用していないため、この粘着紙でつくったとじ込みシールな
ら、分別せずにそのままリサイクルすることができます。
プラスチックコンテナ用ラベル素材
物流管理用ラベル素材「プラコンラベル」は、流通過程では
剝がれることなくしっかりと貼り付き、コンテナの洗浄工程では
温水で簡単に剝がすことが可能です。粘着剤は剝がれたラベ
ルに残り、水には溶け込まないため、洗浄水を循環利用するこ
とができます。
3
商品使用後のリユースやリサイクルに配慮した製品
強粘再剝離タイプラベル素材
プラスチック容器などにしっかり貼ることができ、剝がすとき
はのり残りなくきれいに剝がせるラベル素材「REPOP 強粘
再剝離タイプ」は、貼られた物のリユース・リサイクルに貢献し
ます。粘着剤は、塗工工程で有機溶剤を使用しない水系のエ
●「エコプロダクツ」に今年も出展
当社は、東京ビッグサイトで開催される日本最大級の環境展示
会「エコプロダクツ2014」に出展します。今回ご紹介した製品を
はじめ、多くの環境配慮製品を展示しておりますので、ご興味のある
方はぜひご来場ください(入場無料)。
*会 期: 2014年12月11日(木)∼ 13日(土)
10:00 ∼ 18:00(最終日は17:00まで)
当社の環境への取り組みに関する情報は、当社 CSR サイト http://www.lintec.co.jp/csr/ で御覧いただけます。
マルション型で、製品設計面からも環境に優しい製品です。
8
9
●
身の回りのリンテック製品
●
食品関連の特殊機能紙
リンテック研究室訪
リ
リン
問問
リンテック研究室訪
回りに深く浸透しています。今回は特殊機能紙を中心に、前号に
光機能材料研究室
続いて食品関連の製品をご紹介します。
当社の研究開発の中枢を担う技術統括本部 研究所では、現業に直結する製品開発を行う
リンテックの製品は、実は生活のさまざまなシーンで活躍し、身の
「製品研究部」と、将来を見据えた研究開発を行う「新素材研究部」の下に各研究室が組織
されています。今回は、製品研究部 光機能材料研究室の研究員に、開発テーマや具体的な
取り組みについて聞きました。
油や水の染み出しを防ぐ耐油紙
「光機能材料研究室」の概要
1900年(明治33年)創業の老舗『文明堂』のカステ
液晶ディスプレイやタッチパネルの構成部材である光学機能性フィ
ラ。このカステラの敷き紙として当社の「耐油紙」が採用
ルムに関わる開発を担う。フィルムを貼り合わせるための粘着剤や
されています。耐油紙は原料となるパルプにフッ素系特
各種コーティング剤の開発に加え、新規部材の製品化にも注力。
殊樹脂を含有させることで、油分や水分を染み出しにく
くさ ま
光学関連分野のスペシャリストが集まる研究室。
店などで販売されているフライドチキン
敷き紙のほか、紺色の包装紙にも当社品が採用されています。
耐油度測定試験
やポテトフライの包み紙としても多く使
用されています。持ったときに手に油分
あぶら取り紙の上に耐油紙を重ね、
がつきにくいのはもちろん、通気性が高
耐油紙にサラダ油を滴下
いことから、包んだ後も中の食品が蒸
24時間経過後
れにくく
“できたてのおいしさ”を長く保
つことができます。
下のあぶら取り紙には、
サラダ油が一切染みていません
食品が貼り付かないグラシン紙
チョコレートのパッケージの中の包装や敷き紙にも、当社の特殊
機能紙が採用されています。
「グラシン紙」と呼ばれるこの紙は
Q 担当している主な研究テーマは何ですか。
レイの一種です。
反射型ディスプレイやリアプロジェクション
当社の拡散光制
用スクリーンに使われる光拡散フィルムの開発
御技術は、その
です。反射型ディスプレイとは、一般的な液晶
高輝度化にも寄
ディスプレイなどとは異なり、バックライトを使
与することがで
わなくても外光を利用して表示することができ
きます。
るもので、主に電子書籍や電子棚札、時計な
窓ガラス
スクリーン
(光拡散フィルム)
プロジェクター
開発に当たり、現在の課題と日々心掛け
どに使われています。当社が開発した光拡散
フィルムを用いることで、従来よりも画面を明
フィルムが厚いと、見る角度によって細か
るくし、カラー化することもできます。
い文字がぼやけてしまうことがあるため、さら
また、リアプロジェクションとは、例えばコン
なる薄膜化を目指しています。ディスプレイ
ビニエンスストアなどの店舗のガラス面にスク
分野は競合企業が多く、顧客の要求性能を
リーンを設置し、店舗内から映像を投影して、
満たす製品をいかに早く提供できるかが鍵。
コーン樹脂を塗工して、さらに食品を貼り付きにくくすることもでき
ます。調理時は蒸し器に貼り付かず、食べるときはきれいに剝が
10
■リアプロジェクションの仕組み
Q ていることを教えてください。
パルプの密度が高く、食品が貼り付きにくい紙。剝離剤であるシリ
せる中華まんの敷き紙などにも使用されています。
けん た ろう
草間 健太郎
くしており、おいしいカステラづくりに一役買っています。
この耐油紙は、コンビニエンスストアやファストフード
製品研究部
光機能材料研究室
従来の反射型液晶(左)と当社の光拡散
フィルムを使用した反射型液晶
屋 外の人に
そのために、ディスプレイ全般の知識を身に
向けて表 示
つけ、最新の技術動向にも注視しています。
させるような
反射型ディスプレイの普及は消費電力の削
大型ディスプ
減にもつながりますから、用途の拡大を通じ
て環境にも貢献していきたいと思います。
11
坂井 宏行(さかい
ひろゆき)
フランス料理店「ラ・ロシェル」店主。1942年生まれ、鹿児島県出身。
17歳でフランス料理の世界に入り、19歳で単身オーストラリアに渡り
リンテック エッセー
LINTEC
ESSAY
修 行。帰 国 後 は 都 内 の 有 名レストランで 経 験 を 積 み、1980 年 に
38歳で独立し、
「ラ・ロシェル」をオープン。以来、国内におけるフランス
料理界の第一人者として幅広い分野で活躍。2005 年、フランスより
『農事功労章シュヴァリエ勲章』を受勲。
プロフェッショナルへの道
坂井 宏行
ける」と、母親からよく口癖のように言われて
いかに喜んでもらえるかを考えなければいけ
いました。そのような時代に、私の家庭では
ません。料理が美味しくても、接客が悪いの
母が和裁で一家の生計を立てていたため、家
では、完璧な仕事とは言えません。こうした
族の食事をつくれない日もありました。そこ
完璧な仕事をきっちりと努めあげなければ、
で、忙しい母に代わって、私は家族のために
次の仕事は絶対にありませんし、お客様にも
近所の川で捕まえたカニやエビを茹でたり焼
「来て良かった」という喜びを感じていただ
いたりしていました。おおよそ料理と呼べるも
けません。今ではおかげさまで、レストランを
のではありませんでしたが、元来手先が起用
オープンしてから、孫の代までお越しいただ
であったこともあり、とても楽しかったことを
いているお客様もいらっしゃいます。仕事を
私は 70 歳を超え、基礎体力を維持するた
事な日の出を目の当たりにして、改めて「来て
今でも覚えています。こういう幼少期を過ご
義務としてやっても全く良いことはなく、自分
めの努力をしています。レストラン出店の良
良かった」と感じました。富士山登頂のほか
した経験が、料理人を目指すきっかけとなっ
自身が楽しんで仕事に取り組まなければ、お
いお話しがあっても、体力がなければ何もで
にも、私はプライベートの時間に様々な新しい
たのです。
越しいただいたお客様にも絶対に楽しんでは
きません。そのため、普段から時間があれば
ことにチャレンジするのが好きです。よく器用
その後、フレンチに魅せられ現在の職に就
ジムに行き、ロードバイクで出 勤することも
貧乏と言われますが、できる、できないは別と
いていますが、仕事をする上でも“楽しむ”
あります。途中の道には急な坂がありますが、
して、何でもやってみることにしています。和
ことは非常に大切なことです。毎日の仕事は
成に力を注いでいます。来年には渋谷でビス
一度ロードバイクに乗ったら、絶対に降りな
太鼓やスキー、一級小型船舶操縦免許の取
忙しく、料理人の世界は厳しいものです。まず、
トロをオープンする予定ですが、若いスタッフ
いと決めて必死に漕いでいます。このような
得など、これをやってみたいと思うと集中して
シェフになる人は 料 理をつくれるだけでは
がシェフとして活躍できる舞台を整えるため
日常を送っていますので、体力には非常に自
とことん追求する性格です。思えば、これほど
務まりません。原価計算ができないといけま
に、これからも色々なサポートをしていきたい
信がありました。そのような中、今年の 8 月、
新しいことに打ち込めるのは、プライベートも
せんし、発注業務や在庫管理なども必要に
と思っています。そのスタッフ育成の中で、
私はかねてから計画していた富士山への登
仕事も 楽しむ”ことが根底にあるからなのだと
なってきます。そして、私たちの仕事はお客様
仕事は“楽しむ”ものであるということを、常
頂に、レストランのスタッフと一緒にチャレンジ
思います。
に非日常的な空間や特別な時間を提供する
に伝え続けていくつもりです。それが、プロ
ことが最も重要なことであり、お客様目線で
フェッショナルへの道につながるのです。
しました。体力に自信があったはずが、いざ
楽しむ”ことは、私が料理の世界へ入った
登ってみると心拍数が上がって呼吸が苦しく
きっかけともつながっています。そのきっかけ
なり、何度もリタイアしてしまいそうに。その
は、幼少期に遡ります。当時は日本中が貧し
時は二度と登りたくないと思いましたが、なん
く、生きることに必死な時代。
「腕に職を持ち
とか登り切り、地上では見ることのできない見
なさい。そうすればどんな世界でも生きてい
12
いただけないと考えています。
またこの頃は、次の世代を担うスタッフの育
仕事を“楽しむ”ことが、その業界のプロフェッショナルへの道につながっていくと言う坂井さん。
リンテックも社員一人ひとりが楽しく、生き生きと働けるような職場環境づくりに努めています。
13
アンケート結果のご報告
主な集計結果
読者アンケートへのご協力ありがとうございました
Q.今後、
「WAVE」に掲載してほしい情報は何ですか?(複数回答可)
「WAVE」第55号(2014年6月発行)において読者の皆様にご協力をお願いしたアンケー
製品や技術に関する情報
トでは、1,108 通のご回答を頂き、誠にありがとうございました。集計結果並びにお寄せ
経営や事業戦略に関する情報
いただきました貴重なご 意見・ご要望を基に、今後も一層の経営強化や IR 活動の充実に
615件
研究開発に関する情報
国内外の拠点紹介
努めてまいります。
社員の紹介
「製品や技術に関する情報」、
「経営や事業戦略
に関する情報」「
、研究開発に関する情報」
の3項
541件
459件
目に回答が集中しました。今回の結果を参考
102件
に、読者の皆様により興味を持っていただける
71件
ような新企画を検討してまいります。
その他 15件
ご意見・ご要望と当社からのご回答
Q.「WAVE」の下記の点についてどう思われますか?
今回頂戴いたしましたご意見・ご要望の中から幾つかについて、ご回答させていただきます。
文字サイズ
ページ数
内容
当誌の制作に当たっては常に改善を心掛けて
おり、文字サイズ、ページ数、内容ともに「ちょ
中期経営計画の達成に期待しています
うど良い」が 90%以上と、おおむね高い評価
今回のアンケートでは、現在推進中の中期経営計画「LIP-2016」や新社長に期待する声を
を頂くことができました。これに満足すること
数多く頂きました。今後も「LIP-2016」で掲げている五つの重点テーマに積極的に取り組み、
数値目標の達成に努めてまいります。また近年、特に重視されているROE(自己資本利益
率)の向上を期待される方も多く、当社としても当計画最終年度で8%以上、さらに将来的には
二桁の水準を目指してまいります。
なく、さらに工夫を凝らし、きめ細かく配慮し
■ ちょうど良い 90.1%
■ 小さい
9.5%
■ 大きい
0.4%
■ ちょうど良い 90.1%
■ 少ない
7.7%
■ 多い
2.2%
■ 分かりやすい 93.4%
■ 分かりにくい 6.6%
た誌面づくりに努めてまいります。
Q.当社の新聞広告を御覧になったことがありますか?
個人投資家向けの IR活動に一層、力を入れてほしい
御覧になったことがある方が昨年比 7 ポイント
リンテックでは投資家の皆様に当社をより良くご理解いただくため、さま
見たことがない
45.1%
ざまなIR活動を行っています。個人株主・投資家の皆様には、四半期ご
見たことがある
54.9%
増加し、54.9%と初めて過半数となりました。
当社では全国紙のみならず、地方紙での広告
出稿も増やしており、さらなる認知度の向上を
との当誌「WAVE」の発行や IR情報サイトの充実を通じて理解促進に
図っています。
努めているほか、新聞広告などによる認知度の向上を図っています。来年
3月には東京と大阪で個人向け会社説明会の実施も予定しており、国内
外の機関投資家向けも含め、今後さらにIR活動を強化してまいります。
当社新聞広告
「身の回りのリンテック製品」は、製品が身近に感じられるので興味深い
ご協力ありがとうございました
アンケートにご回答いただいた皆様に
は、2015年版当社オリジナルカレンダー
皆様からお寄せいただいた声を受けてスタートした同コーナーは、多くの方から「リンテック
14
(当社高級印刷用紙「ニュアージュCoC」
を身近に感じられて良い」との評価を頂いておりますが、その一方で「文章が多くて読みに
使用)
をお送りさせていただきました。今回
くい」、
「専門用語が多く、分かりにくい所がある」といったご意見もございました。今後も
は、都市の景観設計にも精通したイギリス
皆様からの声をご参考にさせていただき、さらに面白い企画、読みやすい誌面づくりを心
の水彩画家、サイモン・フレッチャー氏の
掛けてまいります。
作品集です。
15
決算情報
四半期連結財務諸表
四半期連結損益計算書及び
四半期連結包括利益計算書(要約)
四半期連結貸借対照表(要約)
当第 2 四半期
連結会計期間
前連結
会計年度
流動資産
157,175
149,396
固定資産
72,431
75,676
❶ 資産合計
229,606
225,073
流動負債
56,433
54,820
固定負債
13,676
❷ 負債合計
(単位:百万円)
❸ 純資産合計
当第 2 四半期
連結累計期間
前第2四半期
連結累計期間
100,489
98,834
売上総利益
24,920
22,239
販売費及び
一般管理費
16,165
15,476
❺ 営業利益
8,754
6,762
17,641
経常利益
8,400
6,811
70,109
72,462
税金等調整前
四半期純利益
8,730
6,669
159,497
152,610
❻ 四半期純利益
6,059
4,783
(単位:百万円)
❹ 売上高
■ ポイント !
❶ 資産合計
「投資その他の資産のその他」が減少しましたが、「現金及び預金」が増加したことな
どにより、総資産は 45 億 33 百万円増加しました。
❷ 負債合計
「退職給付に係る負債」が減少したことなどにより、負債は23億52百万円減少しました。
❸ 純資産合計
「為替換算調整勘定」が減少しましたが、「利益剰余金」が増加したことなどにより、純
資産は68億86百万円増加しました。
❹ 売上高
加工材事業は減少しましたが、アドバンストマテリアルズ事業が増加したことなどによ
り、売上高は 16 億 55 百万円増加しました。
❺ 営業利益
洋紙・加工材関連は減少しましたが、電子・光学関連が大幅に増加したことなどにより、
営業利益は 19 億 92 百万円増加しました。
❻ 四半期純利益 営業外収益は減少しましたが、営業利益の増加、固定資産売却などによる特別利益の
増加もあり、四半期純利益は12億 76百万円増加しました。
1株当たり四半期(当期)純利益
総資産・純資産
総資産
純資産
百万円
負債純資産合計
229,606
225,073
四半期包括利益
4,848
10,080
当第 2 四半期
通期
円
250,000
229,606
200
145.57
160
200,000
(通期予想)
159,497
150,000
120
100,000
80
50,000
40
84.00
四半期連結キャッシュ・フロー計算書(要約)
主な経営指標
0
(単位:百万円)
営業活動による
キャッシュ・フロー
前第2四半期
連結累計期間
当第 2 四半期
連結累計期間
前第2四半期
連結累計期間
11/3末
12/3末
13/3末
14/3末
14/9末
自己資本比率
9,666
投資活動による
キャッシュ・フロー
△231
財務活動による
キャッシュ・フロー
△1,435
現金及び現金同等
物の四半期末残高
16
当第 2 四半期
連結累計期間
54,068
8,152
△4,083
営業利益率(%)
1 株当たり四半期
純利益(円)
84.00
当第 2 四半期
連結会計期間
△1,335
45,183
8.7
自己資本比率(%)
69.0
6.8
64.04
前連結
会計年度
67.3
0
11/3期
12/3期
13/3期
14/3期 15/3期
1株当たり配当金・配当性向
1株当たり配当金
%
円
75
50
配当性向
(右目盛)
%
50
44
69.0
40
40
70
30.2
65
30
60
20
20
55
10
10
0
0
11/3末
12/3末
13/3末
14/3末
14/9末
30
11/3期
12/3期
13/3期
14/3期
15/3期
(通期予想)
0
17
セグメント情報
2015 年 3月期第 2 四半期連結累計期間
売上高構成比
洋紙・加工材関連
18.3%
印刷材・
産業工材関連
42.5%
印刷材・産業工材関連
セグメント
売 上 高:
売上高(百万円)
営業利益(百万円)
印刷・情報材事業
産業工材事業
60,000
6,000
シール・ラベル用粘着製品は国内では消費増
二輪を含む自動車用粘着製品はインドやアセ
50,000
5,000
税後の需要の落ち込みがあったものの、前年
アン地域を中心に堅調に推移し、また、ウイン
同期並みに推移しました。海外においてはアセ
ドーフィルムは中国市場において需要が回復
30,000
3,000
アン地域を中心に伸長しました。この結果、当
しました。この結果、当事業部門の売上高は
20,000
2,000 1,552
事業部門の売上高は前年同期に比べ増加とな
前年同期に比べ増加となりました。
10,000
1,000
1,743
13/3期
2Q
14/3期
2Q
15/3期
2Q
0
りました。
13/3期
2Q
14/3期
2Q
15/3期
2Q
セグメント
売 上 高:
電子・光学関連
売上高(百万円)
営業利益構成比
洋紙・加工材関連
20.3%
印刷材・
産業工材関連
営業利益(百万円)
39,353百万円[2.7% 増]
セグメント
営 業 利 益:
オプティカル材事業
半導体関連粘着テープはスマートフォンやタブ
液晶ディスプレイ関連粘着製品はテレビの大型
レット用の需要効果により大幅に伸長し、半導体
化やスマートフォン、タブレット用の需要増加に
関連装置は堅調に推移しました。また、積層セラ
よる効果はありましたが、売上構成の変化など
ミックコンデンサー製造用コートフィルムについ
の影響を受けました。この結果、当事業部門の
ても、スマートフォンやタブレット用の需要効果に
売上高は前年同期並みとなりました。
6,000
50,000
5,000
39,353
40,000 36,565 38,332
4,000
30,000
3,000
20,000
2,000 1,691
10,000
1,000
より好調に推移しました。この結果、当事業部門
0
0
13/3期
2Q
14/3期
2Q
15/3期
2Q
5,196
3,012
13/3期
2Q
14/3期
2Q
15/3期
2Q
5,196百万円[72.5% 増]
アドバンストマテリアルズ事業
60,000
の売上高は前年同期に比べ増加となりました。
20.0%
セグメント
売 上 高:
洋紙・加工材関連
売上高(百万円)
電子・光学関連
59.7%
18,387百万円[3.4% 減]
セグメント
営 業 利 益:
1,768百万円[34.5% 減]
営業利益(百万円)
洋紙事業
加工材事業
60,000
6,000
主力のカラー封筒用紙が堅調に推移したほか、
炭素繊維複合材料用工程紙は航空機用などが
50,000
5,000
建材用紙や耐油紙などの需要が増加しました。
伸長しましたが、合成皮革用工程紙が主要市
40,000
4,000
この結果、当事業部門の売上高は前年同期に
場である中国国内の市況低迷の影響を受け減
30,000
3,000 2,450
比べ増加となりました。
少となりました。この結果、当事業部門の売上
20,000 17,448
19,026 18,387
10,000
0
2,701
1,768
2,000
高は前年同期に比べ減少となりました。
1,000
13/3期
2Q
14/3期
2Q
15/3期
2Q
0
13/3期
2Q
14/3期
2Q
15/3期
2Q
※ セグメント別の営業利益および営業利益構成比は、セグメント間取引消去前の数値に基づいています。
18
1,743百万円[59.5% 増]
4,000
42,062 41,475 42,748
0
39.2%
セグメント
営 業 利 益:
40,000
1,093
電子・光学関連
42,748百万円[3.1% 増]
※ [ ]内は前年同期比
19
連結子会社一覧 (2014年9月30日現在)
セグメント情報
会社名
資本金
印刷材・産業工材関連
リンテックコマース株式会社
印刷・情報材事業
産業工材事業
印刷 ・ 情報材関連製品
産業材 ・ 工業材関連製品
■ シール・ラベル用
■ 自動車用粘着製品
粘着製品
■ 工業用粘着テープ
■ ラベル印刷機
■ バーコードプリンタ
加工販売
¥ 40,000,000
100%
¥ 18,000,000
83.3%
US$ 100
100%
加工販売
海外
LINTEC USA HOLDING, INC.
LINTEC OF AMERICA, INC.
US$ 200,000
100%*
US$ 1,000
100%*
持株会社
製造販売
販売、研究開発
€ 81,680
100%
€ 250,000
100%
琳得科(蘇州)科技有限公司
US$ 38,800,000
100%
琳得科(天津)実業有限公司
US$ 6,920,000
100%
製造販売
普林特科(天津)標簽有限公司
¥ 500,000,000
100%
製造販売
US$ 300,000
100%
販売
NT$ 361,000,000
100%
製造販売
NT$ 10,000,000
100%
販売
■ ウインドーフィルム
LINTEC EUROPE B.V.
■ 屋外看板・広告用フィルム
LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(EUROPE)GMBH
■ 内装用化粧シート
LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(SHANGHAI)
, INC.
LINTEC SPECIALITY FILMS(TAIWAN), INC.
販売
販売
製造販売
■ 半導体関連粘着テープ
■ 偏光 ・ 位相差フィルム/粘着加工
LINTEC HI-TECH(TAIWAN)
, INC.
■ 半導体関連装置
■ 偏光フィルム/表面加工
LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(TAIWAN), INC.
NT$ 146,500,000
100%
販売
■ 積層セラミックコンデンサー
■ 偏光フィルム用保護フィルム
LINTEC KOREA, INC.
W 25,000,000,000
100%
製造販売
LINTEC SPECIALITY FILMS(KOREA)
, INC.
W 12,000,000,000
100%
製造販売
LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(KOREA), INC.
W 2,820,000,000
100%
販売
PT. LINTEC INDONESIA
US$ 17,000,000
65%
製造用コートフィルム
光デバイス関連製品
■ タッチパネル関連製品
PT. LINTEC JAKARTA
US$ 300,000
LINTEC SINGAPORE PRIVATE LIMITED
LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(PHILIPPINES), INC.
洋紙・加工材関連
洋紙事業
加工材事業
S$ 500,000
100%*
100%
製造販売
販売
販売
PHP 10,596,600
100%*
販売
LINTEC PHILIPPINES(PEZA), INC.
PHP 9,300,000
100%*
販売
LINTEC(THAILAND)CO., LTD.
1,500,000,000
特殊紙
剝離紙・剝離フィルム
LINTEC BKK PTE LIMITED
■ カラー封筒用紙
■ 一般用剝離紙
LINTEC VIETNAM CO., LTD.
■ 色画用紙
■ 光学関連製品用剝離フィルム
LINTEC HANOI VIETNAM CO., LTD.
■ 特殊機能紙
■ 合成皮革用工程紙
■ 高級印刷用紙
■ 炭素繊維複合材料用工程紙
■ 高級紙製品用紙
LINTEC INDIA PRIVATE LIMITED
100%
製造販売
200,000,000
100%*
販売
US$ 1,300,000
100%*
販売
US$ 1,000,000
100%*
販売
INR 140,000,000
100%*
販売
LINTEC INDUSTRIES(MALAYSIA)SDN. BHD.
RM 50,000,000
100%
製造販売
LINTEC INDUSTRIES(SARAWAK)SDN. BHD.
RM 2,384,300
100%
製造販売
100%*
販売
100%*
販売
LINTEC KUALA LUMPUR SDN. BHD.
RM 500,000
LINTEC ADVANCED TECHNOLOGIES(MALAYSIA)SDN. BHD.
印刷材・産業工材関連 20
加工販売
富士ライト株式会社
建装材関連製品
液晶ディスプレイ関連粘着製品
100%
リンテックサインシステム株式会社
■ ラベリングマシン
オプティカル材事業
エレクトロニクス関連製品
¥ 400,000,000
MADICO, INC.
電子・光学関連
アドバンストマテリアルズ事業
出資比率 主な事業内容
国内
電子・光学関連 洋紙・加工材関連
RM 500,000
*間接所有
21
会社概要 (2014年9月30日現在)
株式情報 (2014年9月30日現在)
リンテック株式会社(英文:LINTEC Corporation)
[証券コード:7966]
株式の状況
社
名
本
社
東京都板橋区本町 23 番 23 号
設
立
1934年10月
金
232億130万 4,911円
単元株式数
毎年 4月1日から翌年 3月31日まで
株主数
資
本
事 業 年 度
従 業 員 数
連結 : 4,223人 単体 :2,536人(2014年3月31日現在)
事
営業拠点/東京、札幌、名古屋、大阪、福岡など全国 11か所
生産拠点/吾妻、熊谷、千葉、龍野、新宮、小松島、三島、土居、新居浜
テクノロジ ーセンター/伊奈 研究所/蕨 海外事務所/上海
業
所
発行可能株式総数
300,000,000株
発行済株式の総数
(ただし自己株式 4,427,840株を除く)
72,136,400株
100株
7,035人
大株主の状況(上位10人)
株主名
持株数(千株)
日本製紙株式会社
株主メモ
定 時 株 主 総 会
6月
配 当 基 準 日
期末/ 3月31日
法 定 公 告 掲 載
ホームページアドレス
http://www.lintec.co.jp/koukoku/
株主名簿管理人および
特別口座の口座管理機関
東京都千代田区丸の内1丁目4番5号
三菱 UFJ 信託銀行株式会社
・ 郵便物送付先
〒137 ‒ 8081 東京都江東区東砂7丁目10番11号
三菱 UFJ 信託銀行株式会社 証券代行部
・ フリーダイヤル
®
・ ホームページアドレス
中間 / 9月30日
0120 ‒ 232 ‒ 711
持株比率(%)
21,737
30.13
MSIP CLIENT SECURITIES
3,163
4.38
全国共済農業協同組合連合会
2,295
3.18
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
1,935
2.68
庄司 たみ江
1,796
2.49
塩飽 恵以子
1,543
2.13
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
1,337
1.85
ザ バンク オブ ニユーヨーク ノントリーテイー ジヤスデツク アカウント
1,044
1.44
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223
989
1.37
ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン エス エル オムニバス アカウント
937
1.29
注 1. 当社は自己株式 4,427,840株を保有しておりますが、上記表からは除外しております。
注 2. 持株比率の算定に当たっては、自己株式 4,427,840株を控除して計算しております。
http://www.tr.mufg.jp/daikou/
株価および出来高の推移(2013年10月∼2014年9月)
所有者別分布比率
住所変更、単元未満株式の買取・買増等のお申し出先について
株価(円)
株主様の口座のある証券会社にお申し出ください。なお、証券会社に口座がないため特別口座が開設されました
株主様は、特別口座の口座管理機関である三菱 UFJ 信託銀行株式会社にお申し出ください。
2,400
未払配当金の支払いについて
2,000
株主名簿管理人である三菱 UFJ 信託銀行株式会社にお申し出ください。
1,800
自己株式
5.78%
金融機関
15.74%
2,200
個人・その他
17.30%
証券会社
0.61%
1,600
IR メール配信サービスのお知らせ
150,000
お届けするため、IR メール配信サービスをご提供しています。配信をご希望の方は、
100,000
当社 IR 情報サイトよりご登録をお願いいたします。
http://www.lintec.co.jp/ir/
22
出来高(百株)
当社では新製品情報なども含め、株主・投資家の皆様へさまざまなニュースを幅広く
外国法人等
26.36%
その他の法人
34.21%
50,000
0
13/1011 12 14/1 2
3
4
5
6
7
8
9月
23
● 当誌「WAVE」のバックナンバーは当社ホームページで御覧いただけます。(http: // www.lintec.co.jp/ ir/)
No.53(2013年12月発行)
No.54(2014年 3月発行)
No.55(2014年6月発行)
● 本社 〒173‒0001 東京都板橋区本町23番23号
URL http://www.lintec.co.jp/
4
No.56(2014年9月発行)
発行 広報・IR室
2014年 12月
TEL.(03)5248 ‒ 7741 FAX.(03)5248 ‒ 7754
読みやすさを追求した書体を使用