PDF - 君津広域水道企業団

浄修第26号
大寺浄水場濃縮槽汚泥掻寄機2号点検整備
及び歩廊修繕工事
<特記仕様書>
平成26年度
君 津 広 域 水 道 企 業 団
第1章
第1節
第2節
第3節
総
則
目 的
本特記仕様書は、君津広域水道企業団(以下「当企業団」という。)の大寺浄
水場濃縮槽に設置されている汚泥掻寄機2号を安全かつ正常・円滑に運用する
ために必要な点検整備及び歩廊修繕工事の仕様を定めるものとする。
適用範囲
本特記仕様書は、下記工事(以下「本工事」という。)の施工に適用する。
工事番号 浄修第26号
工 事 名 大寺浄水場濃縮槽汚泥掻寄機2号点検整備及び歩廊修繕工事
工事場所 木更津市大寺346番地
工事期限
本工事の完成年月日は、平成27年3月18日限りとし、その全てを期日まで
に完成しなければならない。なお、現場施工時期は1月~2月頃を予定している。
第4節
仕様書の優先順位
本工事の施工に当たり適用する仕様書等の優先順位は、以下のとおりとする。
1 本特記仕様書(設計図面等含む。)
2 当企業団水道工事標準仕様書(以下「水道工事標準仕様書」という。)
3 千葉県土木工事共通仕様書
4 公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編・機械設備工事編)
国土交通省大臣官房官庁営繕部監修
なお、水道工事標準仕様書及び本特記仕様書に定めのない事項については、当
企業団監督職員(以下「監督職員」という。)に確認のうえ施工すること。
第5節 工事一般事項
1 施工計画書
本工事の受注者は作業に先だち監督職員と十分な打合せを行い、これに基づい
て作成した施工計画書を提出したのち作業を実施する。
2 現場代理人及び主任技術者等
現場代理人及び主任技術者は、監督職員との連絡を密にし、工程及び作業内容
について十分に打合せを行い、事故防止に注意を払い、指示連絡に支障のないよ
う工事現場の取締り及び工事に関する一切の事項を処理すること。
3 衛生管理
受注者は、本工事での施工にあたっては、水道法(昭和32年法律第177
号)その他関係法令を遵守し、衛生管理に十分注意すること。また、水道法第
21条及び水道法施行規則(昭和32年厚生省令第45号)第16条に基づい
て、必要に応じて次のとおり工事従事者の検便を実施し、その結果を細菌検査
成績通知書として監督職員に提出する。
(1)対象者
稼働中の浄水場を作業場所とする従事者及び当企業団が指定するもの。
(2)検査機関
検便検査の資格を有する検査機関
(3)実施時期
現場作業を実施する直前に第1回目を必要に応じて行うこと。また、伝染病の
発生又は発生のおそれのある場合も必要に応じて臨時に行うこと。
(4)細菌検査成績通知
検査機関の発行した正本
- 1 -
4
就業時間
就業時間は、原則として午前8時30分から午後5時までとし、夜間及び土
曜日、日曜日、祝日の作業は行わないものとする。やむを得ず就業時間外に作
業をする場合は、事前に監督職員に申し出て承諾を得ること。
5 当企業団施設への損害及び復旧
工事の施工に伴い当企業団の施設及び工作物に損害を与えた場合は、監督職
員に連絡のうえ、受注者の負担により速やかに復旧すること。
6 当企業団施設の利用
本工事に必要な用水は、当企業団の施設に支障の無い範囲で許可を得て使用
できるものとする。ただし、当企業団施設の容量等制限を超えるものについて
は、受注者の負担とする。
7 使用材料
使用材料は、全て関連規格に合格したものを使用すること。
8 協議
受注者は、特記仕様書及び契約書等に疑義が生じた場合は、直ちに監督職員
と協議すること。
9 工事車両
受注者は、本工事の施工に当たり、不法・違法無線局(パーソナル・アマチ
ュア無線)を設置したトラック・ダンプカー等を工事現場に立ち入らせないこ
と。
10 創意工夫等
受注者は、工事施工において自ら立案実施した創意工夫や技術力に関する項
目、又は地域社会への貢献として評価できる項目に関する事項について、工事
完成時までに所定の様式により提出することができる。
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第2章
工
事
第1節
工事概要
本工事は、大寺浄水場濃縮槽に設置されている汚泥掻寄機2号の性能維持を
目的とした消耗部品の交換を含む点検整備及び腐食している歩廊の修繕を下記
のとおり行うものである。
記
1 汚泥掻寄機点検整備
1台
センターポスト中心駆動中央集泥型掻寄機、駆動装置
2 歩廊修繕
1式
鋼板製歩廊SS400、配管、電線管等
3 機器取外し及び据付、試運転
1式
第2節
対象機器仕様
点検整備及び修繕を行う機器仕様を表1へ示す。
表1 既設機器仕様(汚泥掻寄機2号)
項
目
仕
様
使用目的
濃縮槽にて沈降分離した汚泥を濃縮槽集泥ピットへ
掻き寄せるためのものである。
形
式
センターポスト中心駆動中央集泥型
容
量
1.5kW×8000kg・m
呼称寸法
レーキアーム 長径φ26m×短径φ16m
製造番号
J-178
製造年月
昭和55年3月
製造会社
株式会社石垣( 旧 石垣機工株式会社)
掻 形
式
SS形鋼製掻寄機
寄 回転方向
上部より見て時計方向
機 材
質
SS400
形
式
鋼板製操作歩廊
歩 主 寸 法
幅1200㎜×長さ約28200㎜
廊 材
質
本体 SS400 手摺 AL
形
式
N・SD2-8T
製造番号
R-10667-2
減 速 比
1/59636
定格出力トルク
8000kg・m
入力回転数
1450rpm
出力回転数
0.0243rpm
駆 レーキ周速度
約2m/min
動 安全装置
トルクリミッター
装
(トルクメータTMH-90L形、警報6400kg・m)
置 製造年月/ 製造会社 昭和55年1月 / 阪神動力機械株式会社
サイクロ減速機
屋外型
形
式
HM2-563
減 速 比
1/121
1
製造番号
9103926
段
電動機出力
1.5kW×400V×4P×50Hz
定
格
連続
製造会社
住友重機械工業株式会社
2 チェーンスプロケット
段
減速比 (歯数) 1/1.429 (21T/30T)
3 ウォーム減速機
段
減速比 (歯数) 1/45
(口数1/歯数45)
4 平内歯車
段
減速比 (歯数) 15/115
(小歯車15/内歯車115)
- 3 -
第3節
工事内容
本工事は、濃縮槽汚泥掻寄機の駆動装置と歩廊を取外し工場へ搬出し、性能
維持を目的とした点検整備及び修繕を行うものである。なお、ケージ部等につ
いては、現場で点検を行い駆動装置及び歩廊設置後に試運転調整を行うこと。
1 濃縮槽汚泥掻寄機2号点検整備
(1) 搬出作業について
監督職員立会いのもと、当該機器の各種データを測定・記録し、その
後、搬出作業を行うこと。
(2) 駆動装置点検整備について
ア 分解、点検、整備、塗装、部品交換、修正加工、組立、調整等を行う
こととし、その作業内容が確認できるよう克明に写真撮影すること。
イ 交換部品等については、表2に示す。
ウ 軸については、摩耗箇所の肉盛り修正及びバランス調整を行うものと
する。
表2 汚泥掻寄機交換部品(駆動部装置)
部品名
品種
部品番号 数量 単位
備考
トルクメータ
TMH-90L形相当品
54
1
組 工場交換
エアベント
AVO-3形 FC200
51
2
個 工場交換
油抜栓バルブ
SUS PT1/2B
50
2
個 工場交換
油抜栓バルブ
SUS PT3/4B
49
2
組 工場交換
油面計
SPHC φ8×80h
47
1
組 工場交換
油面計
SUS
46
1
個 工場交換
ローラチェーン
#80
42
1
組 現場交換
スプロケットホイール S35C #80 21T
41
1
個 現場交換
スプロケットホイール FC25 #80 30T
40
1
個 工場交換
オイルシール
NBR 80×105×13
34
2
個 工場交換
オイルシール
NBR 120×150×14
33
2
個 工場交換
メタル
オイレス#300
24
1
個 工場交換
メタル
オイレス#300
23
1
個 工場交換
ラジアル軸受
#6016
17
2
個 工場交換
アンギュラ軸受
#7311BDT
16
1
組 工場交換
入力軸
S45C
15
1
本 修正加工
ウォーム軸
SCM4
14
1
本 修正加工
球面コロ軸受
#23222
11
1
個 工場交換
円筒コロ軸受
#NU2214
10
1
個 工場交換
ピニオン軸
SCM4
8
1
本 修正加工
ダストシール
NBR
7
1
式 工場交換
ダストシール
NBR
6
1
式 工場交換
鋼球 鋼線含む
SUJ2 1 3/4=φ44.45
3
90
個 工場交換
その他必要なもの
1
式
(3) ケージ部等点検調整について
ケージ・レーキアーム・フィードウェル等の現場に残すものについては、
現場にて点検を行うこと。また、駆動装置及び歩廊設置後は試運転調整を
行うこと。
2 歩廊修繕
(1) 取外し及び搬出作業について
歩廊上に設置されている現場操作盤及び界面計は再使用すること。丁寧
に取外し養生すること。
また、歩廊には各種配管類が取り付けられているので適切な処置を行い、
給水管及び汚泥流入管には止水蓋等を用意して止水すること。
- 4 -
(2) 歩廊修繕
歩廊は工場にて腐食した床板を交換し、新たに取付ける床板は取外しで
き保守点検がし易い構造とする。歩廊に付属する配管類の交換を行うこと
とし表3に仕様を示す。歩廊のフレーム及びAL手摺は再使用する。
表3 歩廊修繕仕様
名称
仕様
数量
床板交換
縞鋼板t4.5
45.6㎡
歩廊塗装
SS部全面
1式
1種ケレン、溶融亜塩メッキ
2種HDZ35以上
汚泥流入管交換
SGP-VB φ150
13.4m
給水管交換
SGP-VB φ65
15.9m
SGP-VB φ50
3.5m
仕切弁 φ65
1個
ストップ弁φ50
1個
消火栓 φ50 65×45°
回転・差込式
媒介金具65×40付き
1式
電線管類交換
厚鋼
1式
その他必要なもの
1式
(3) 搬入作業について
搬入及び据付確認は監督職員立会いのもと行うこと。
第4節
3
機器据付・試運転
監督職員立ち会いのもと機器の据付確認及び試運転を行うこと。
測定データは記録し提出するものとする。
4
塗装仕様
濃縮槽汚泥掻寄機及び歩廊の塗装仕様を表4に示す。
表4 塗装仕様
分
類
名
称
範囲
仕 様
接 水 部 ケージ
タッチア
レーキアーム
ップ補修 水道用無溶剤形エポキシ樹脂
フィードウェル
塗料JWWA K157
配管等
非接水部 駆動装置
3種Bケレン、
塗替
(下塗)変性エポキシ樹脂
(中塗、上塗)ポリウレタン
樹脂
歩
廊 SS部
塗替
1種ケレン、溶融亜塩メッキ
処理
AL手摺
-
無塗装
発生材処分
発生材は、監督職員の指示によるもののほか、引き渡しを要しないものはす
べて場外に搬出し、再生資源の利用促進に関する法律、廃棄物の処理及び清掃
に関する法律及び建設副産物適正処理推進要綱等の関係法令等に従い適正に処
理し、監督職員に報告するものとする。
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様式1
平成
年
月
日
君津広域水道企業団
企業長
渡
辺
芳 邦
様
住所
氏名
工事における創意工夫等の実施状況について
下記工事における創意工夫等の実施状況については、別紙のとおり提出いたします。
記
1
工事番号
2
工 事 名
3
工事場所
4
請負金額
5
工
期
平成
年
月
日から
平成
年
月
日
様式2
高度技術・創意工夫・社会性等に関する実施状況
工
事
名
項
目
□高度技術
請負者名
評 価 内
□施工規模
□構造物固有
容
備
考
複雑な形状の構造物
工 事 全 体 を通
既設構造物の補強、特殊な撤去方法
し て 他 の 類似 □技術固有
特殊な工種及び工法
工事に比べて、
新工法(機器類を含む)及び新材料の適用
特異な技術力 □自然・地盤条件
湧水、地下水の影響
軟弱地盤、支持地盤の状況
制約の厳しい工事用道路・作業スペース等
気象条件の影響
地滑り、急流河川、潮流等、動植物等
□周辺環境等、社会条件 埋設物等の地中内の作業障害物
鉄道・供用中の道路・建築物等の近接施行
騒音・振動・水質汚染等環境対策
作業スペース制約・現道上の交通規制
廃棄物処理
□現場での対応
災害等での臨機の処置
施行状況(条件)の変化への対応
□その他
□創意工夫
□準備・後片付け
□施行関係
施工に伴う機械、器具、工具、装置類
二次製品、代替製品の利用
施工方法の工夫
施工環境の改善
仮設計画の工夫
施工管理、品質管理の工夫
□品質関係
□安全衛生関係
安全施設・仮設備の配慮
安全教育・講習会・パトロールの工夫
作業環境の改善
交通事故防止の工夫
□施工管理関係
□その他
□社会性等
□地域への貢献度
地域の自然環境保全、動植物の保護
地 域 社 会 や住
現場環境の地域への調和
民 に 対 す る貢
地域住民とのコミュニケーション
献
ボランティアの実施
ゝ
1
2
該当する項目の□に マーク記入
具体的内容の説明として、写真・ポンチ絵等を説明資料に整理。
様式3
高度技術・創意工夫・社会性等に関する実施状況(説明資料)
工 事 名
項
目
/
評価内容
提案内容
(説
明)
(添付図)
説明資料は簡潔に作成するものとし、必要に応じて別葉とする。