水産物の放射性物質調査について 平成26年12月 水産庁 目次 1. 基本的立場 2. 水産物と放射性セシウム 3. 水産物の調査の枠組み 4. 基準値を超えた際の対応 5. 厚生労働省や関係都道県等との連携 6. 消費者への情報提供について 7. 水産物の調査結果 8. 種別の調査結果 9. 出荷制限や操業自粛等の状況 10. IAEAによる食品モニタリングの評価 1 基本的立場 国民に安全な食品を安定的に供給する ことが基本。 関係省庁、関係都道県、業界団体と 連携。 2 水産物と放射性セシウム(海面)① ○ 放射性セシウムは、大量の海水により拡散・希釈されながら、徐々に海底に移動。 福島第一原子力発電所事故による汚染の進行過程(海面) 降下物 放出汚染水 拡散・希釈 汚染水 沿岸 沿岸 沿岸 エサ 大気中からの降下物及び汚染水に より、海洋に放射性物質が放出 大量の海水により拡散・希釈 されながら、海流により移動 海底土 徐々に海底に移動 福島沖の海水中の放射性セシウムのモニタリング結果(福島県水試HPより) 平成23年5月 福島県 平成23年7月 不検出、検出限 界未満 1Bq/リットル 3 5 10 20 福島県 平成23年9月 福島県 平成23年11月 福島県 2 水産物と放射性セシウム(内水面)② ○ 雨や雪解け水により、河川・湖沼に徐々に移動。最終的には海へ流れ込むか、 湖底に移動。 ○ 陸上の放射線量との関係を考慮して、放射線量の高い地域、その下流域での調 査が必要。 (1)福島第一原子力発電所事故による汚染の (2)放射線量と淡水魚の汚染状況 進行過程(内水面) 降下物 資料:群馬大学 早 川教授のブログより、 放射能汚染地図(六 訂版)を引用 注:赤点は平成25年 3月31日までに100 Bq/kg超の結果が出 た地点 河口 0.125~ 0.25~ 0.5~ 1~ 2~ ※単位:μSv/h(マイクロシーベルト/時) 4~ 8~ 2 水産物と放射性セシウム ③ ○ 水産生物は、放射性セシウムをカリウムなどの他の塩類と区別できずに環境水 (海水・淡水)や餌から体内に取り込み、自然に体外へ排出。 ○ 海水魚は、体の中の塩類を排出させる機能が働くことから、海水の放射性セシ ウム濃度が低下すれば、魚体中の放射性セシウム濃度も徐々に低下。 海水魚 淡水魚 浸透圧:淡水<魚 浸透圧:海水>魚 H2O (濃度勾配による移動) H2O (濃度勾配による移動) Cl- Cs+ Cl- H2O Cs+ 137Cs+ K+ 飲水 Cl- Na+ Mg2+ Na+ Mg2+ K+ 137Cs+ Cs+ H 2O K+ Mg2+ Na+ 137Cs+ Cl- Na+ Mg2+ 尿より排出 鰓より排出 137Cs+ K+ Cs+ Mg2+ Cl- Na+ 137Cs+ + K 摂餌 鰓より吸収 Cs+ 摂餌 Cs+ K+ Na+ 137Cs+ Mg2+ Cl- 淡水魚は、体内の塩類を保持しよ うとする機能が働くことから、海 水魚よりも放射性セシウムを排出 しづらい。 ○ 無脊椎動物は、塩類が海水と体の中を自由に行き来している様な 状態なので、海水中の放射性セシウム濃度が低下すると直ぐに体 内の放射性セシウム濃度が低下。 3 水産物の調査の枠組み ○ 調査にあたっては、主要生産品目及び前年度に50 Bq/kg超となった品目を調査。 また、表層、中層、底層といった生息域、漁期、近隣県の調査結果等を考慮。 ○ 基準値に近い値が出た時や近隣県で高い値が出た時には、調査を強化。 ○ 基準値を超過した場合、各自治体の要請による自粛や原子力災害対策本部長に よる出荷制限の措置を実施。 自治体が中心となって調査計画策定 調査区域 主要生産物 50 Bq/kg超と なったことのあ る品目 >100 Bq/kg 調査頻度 原則週1回 漁期前の検査(カ ツオ、サンマ等) ・1地点のみで基準値超 えとなった場合は各自治 体の要請による自粛。 ・複数の地点で基準値超 えとなった場合は国によ る出荷制限。 調査実施 県域を区分 各区域ごとの主要 水揚げ港で検体採 取 調査対象魚種 ≦100 Bq/kg 出荷 基準値に近い値となった 場合、出荷を自粛する自 治体・漁業団体もある。 調査強化 近隣県の 調査結果 自粛 出荷制限指示 基準値に近い値 8 【出荷制限等の実効性確保】 ・対象魚種の水揚げは行わない(調査用検体を除く)。 ・水揚げ港において市場関係者がこれを確認。 4 基準値を超えた際の対応 ○ 食品衛生法に基づき、基準値を超えた同一ロットの食品を回収。 ○ 調査結果を踏まえ、各自治体による自主的な出荷自粛や、原子力災害対策本部 長(内閣総理大臣)指示による出荷制限を実施。 出荷制限又は自主規制措置の実施・解除に至る流れ図(海産魚) 他の地点で は基準値超 えがない 各自治体、漁 業関係団体に よる出荷自粛 措置 各自治体で当 該品目の出荷 制限を関係漁 業団体に要請 調査を強化 し、動向を 把握 出荷制限指 示の解除要 件に準じて、 基準値を安 定的に下回 る 自粛解除 原子力災害対 策本部長によ る出荷制限指 示 出荷制限解除 調査を強化 基準値超え ( >100Bq/kg) 他の地点で も基準値超 え 複数の場所 で、少なく とも1ヶ月以 上の検査結 果が全て基 準値を安定 的に下回る 注:自主的な出荷自粛の実施・解除については、各自治体・漁業関係団体が独自に決めており、 ここでは一般的な例を記した。 5 厚生労働省や関係都道県等との連携 ○ 水産庁は、現場での調査が適切に実施されるよう、厚生労働省と連携して、関 係都道県等に対し、科学的助言や指導を行うとともに、調査を支援。 原子力災害対策本部 水産庁 【原子力災害特別措置法】 食品の出荷制限・摂取制限の設定・解除 内閣府、文部科学省、消費者庁 厚生労働省 連携 指示 【食品衛生法】 食品中の放射性 物質に関する基 準値の設定 食品中の放射性 物質に関する検 査の企画立案 調査への技術的助言・支援 (漁場資源課、研究指導課) 出荷制限等の実施・解除に関する技術的 助言 (漁業調整課) 原産地表示に関するガイドライン作成・ 技術的助言 (加工流通課) 水産生物における放射性物質の挙動に関 する調査研究 (研究指導課) 報告 要請 助言 支援 指導 漁業関係団体 関係都道県 食品中の放射性物質に関する検査の実施 食品の出荷制限・摂取制限の実施・解除 協力 サンプルの確保・提供 漁業者による自主検査の実施 6 消費者への情報提供について ① ○ 平成23年10月から、東日本太平洋側で漁獲された生鮮水産物を中心に、生産 水域の区画及び水域名を明確化し、原産地表示を推奨。 ○ これにより、放射性物質の調査の情報を消費者にわかりやすく伝達するととも に、無用な風評被害の防止を図る。 生鮮水産物の産地表示について 回遊性魚種にかかる水域区分図 【回遊性魚種】 ネズミザメ、ヨシキリザメ、アオザメ、いわし類、 サケ・マス類、サンマ、ブリ、マアジ、カジキ類、 サバ類、カツオマグロ類、スルメイカ、ヤリイカ、 アカイカ 本土から200海里の線 ①北海道・青森県沖太平洋 (北海道青森沖太平洋) (北海道青森太平洋) 青森県岩手県 境界正東線 ②三陸北部沖 岩手県宮城県 境界正東線 ③三陸南部沖 宮城県福島県 境界正東線 ④福島県沖 福島県茨城県 境界正東線 ⑤日立・鹿島沖 茨城県千葉県 境界正東線 ⑥房総沖 千葉県 野島崎正東線 取組例 6 消費者への情報提供について ② ○ 水産物の信頼確保のため、関係都道県や業界団体と連携して、放射性物質調査を実施。平成23年3月から、調査 の結果やQ&Aを日本語及び英語でホームページに掲載し、正確でわかりやすい情報提供を実施。 ○ 今年5月、3年間のモニタリング検査等の取組を総括し、「水産物の放射性物質検査に係る報告書について」として 取りまとめ、在京外交団ブリーフィングにおいても発信。英語版も公表しており、国内外の消費者、外国人へのリスク コミュニケーションに活用。 ○ 消費者、流通業者や国内外の報道機関等に対して、これまで65回の説明会を実施。 「水産物の放射性物質検査に係る報告書」について 説明会等の実施状況 これまでの取組 【説明会等の対象者】 生産者等:漁協系統団体、水産加工団体 流通業者:築地場内の卸売業者・中卸業者・ 売買参加人、大手量販店 そ の 他:消費者団体、報道関係者 等 水産庁HPにおいて、水産物中の放射性物質の検査結果や、 基準値の超過率等について情報提供 【課題】 • 検査結果データが主体であり、分析がされていない • データを見ただけでは、その意味や、魚種別の傾向 等を理解できない • 海水、海底土のデータは他省のHPで探す必要 今回の報告書 ・3年間のモニタリング検査等の取組を総括し、解説した「読 めばわかる」報告書の作成 ・消費者から専門家が活用できる内容 (魚種別の傾向、海洋モニタリングの情報、水産物の汚染 メカニズムに係る調査研究等) ・英語版を作成し、外国のリスクコミュニケーションにも活用 7 水産物の調査結果(全体)① 平成26年 11月30日現在 ○ 全国で63,399検体の検査を実施(福島県:25,845検体、福島県以外:37,554検体)。 ○ 95.3%(63,399検体中60,443検体)が100 Bq/kg以下。 福島県では、90.6%(25,845検体中23,413検体)が、福島県以外では、98.6% (37,554検体中37,030検体)が100 Bq/kg以下。 (検体) 60,000 福島県(25,845点) 2,000 50,000 40,000 (37,030) 1,646 1,500 (383) 1,000 30,000 (1,263) 500 20,000 10,000 福島県以外(37,554点) 60,443 (457) 0 (23,413) 524(67) 249 (25) (224) 159 (22) (137) 101~200 201~300 301~400 401~500 378 (27) (351) 501以上 0 100以下 101~200 201~300 301~400 401~500 501以上 (Bq/kg) 7 水産物の調査結果(福島県)② 平成26年 11月30日現在 ○ 福島県においては、平成23年4-6月期には100 Bq/kgを超える割合が53%と なっていたが、事故後1年間でその割合は半減。平成24年4月以降は、事故後に 50 Bq/kg以上が検出された魚種に調査の重点を移して継続したが、それでも基準 値を超える割合は低下を続け、平成26年10-11月期は0.4%まで低下。 ○ なお、試験操業を除き、沿岸漁業・底びき網漁業を自粛中。 100Bq/kg超 100Bq/kg以下 超過率 (検体) 3,000 総検体数:25,845検体 100Bq/kg超の検体数: 2,432検体 100Bq/kg以下の検体数:23,413検体 (超過率) 100% 44 2,500 47 114 2,000 53.0% 1,500 39.1% 1,000 346 500 0 42 174 154 H23 4-6月 539 359 34.9% 404 754 326 26.4% 909 H23 H23 H24 7-9月 10-12月 1-3月 22.1% 1,264 H24 4-6月 217 162 9.3% 35 141 1,713 1,481 1,580 12.8% 15 7.6% H24 H24 H25 7-9月 10-12月 1-3月 6 1,989 2,101 2,137 2,056 2,651 50% 2,499 1,586 5.4% H25 4-6月 2.2% 1.9% 1.7% H25 H25 H26 7-9月 10-12月 1-3月 1.6% H26 4-6月 0.6% 0.4% H26 H26 7-9月 10-11月 0% 【参考】調査結果の内訳(福島県) (検体) 3,000 2,500 2,000 41.0% 1,000 0 25 57.7% 1,500 500 (超過率) 100% 100Bq/kg超 100Bq/kg以下 超過率 海産種 120 88 H23 4-6月 (検体) 500 299 430 202 37.3% 154 135 84 30 34 33 H24 4-6月 H24 H24 H25 7-9月 10-12月 1-3月 H25 4-6月 H25 H25 H26 7-9月 10-12月 1-3月 H26 4-6月 淡水種 0 50% 1,419 0.5% 0.4% H26 H26 7-9月 10-11月 0% (超過率) 100% 5 19 45.0% 200 100 5 100Bq/kg超 100Bq/kg以下 超過率 400 300 10 2,369 2,153 300 278 1,921 2,001 1,984 380 25.1% 21.6% 1,302 1,453 1,625 1,751 13.4% 9.6% 7.7% 4.6% 1.5% 1.7% 1.6% 1.0% 1,092 828 638 H23 H23 H24 7-9月 10-12月 1-3月 平成26年 11月30日現在 30.1% 54 66 H23 4-6月 37.2% 47 24 17.1% 109 116 48 59 25.5% 172 81 H23 H23 H24 7-9月 10-12月 1-3月 H24 4-6月 30 15 179 7.7% 8 127 5.9% 238 180 6 11.2% 8.6% 6.4% 88 H24 H24 H25 7-9月 10-12月 1-3月 H25 4-6月 50% 17 8 136 5.6% 282 2 6.3% 2.7% 72 H25 H25 H26 7-9月 10-12月 1-3月 H26 4-6月 346 1 1.4% 167 0.6% H26 H26 7-9月 10-11月 0% 7 水産物の調査結果(福島県以外)③ 平成26年 11月30日現在 ○ 福島県以外においても、100 Bq/kgを超える割合は徐々に低下し、平成24年 10-12月期以降は1%を切るレベル。平成26年10-11月期は0.1%まで低下。 ○ なお、基準値を超えている魚種は、国からの出荷制限指示等が出されているため、 いずれも市場に流通しないよう措置済み。 100Bq/kg超 100Bq/kg以下 超過率 (検体) 4,000 総検体数:37,554検体 100Bq/kg超の検体数: 524検体 100Bq/kg以下の検体数:37,030検体 133 24 18 14 47 3,000 (超過率) 100% 10 17 16 8 9 115 2 2,000 42 3,464 1,000 0 34 35 6.5% 5.0% 500 H23 3-6月 1,567 2.6% 2,976 3,536 3,367 3,168 2,868 2,627 2,538 3,049 2,732 2,025 5.4% 1,961 3.7% 1.6% 0.5% 0.6% 0.7% 0.4% 0.6% 0.4% 652 H23 H23 H24 7-9月 10-12月 1-3月 50% H24 4-6月 H24 H24 H25 7-9月 10-12月 1-3月 H25 4-6月 H25 H25 H26 7-9月 10-12月 1-3月 0.3% H26 4-6月 0.3% 0.1% H26 H26 7-9月 10-11月 0% 【参考】調査結果の内訳(福島県以外)平成26年 11月30日現在 (検体) 3,000 海産種 2,500 100Bq/kg超 100Bq/kg以下 超過率 2,000 34 1,500 1,000 500 0 11 22 4.7% 1.9% 451 575 H23 3-6月 (検体) 1,200 9 27 12 3 1 2,893 2,539 1,509 1,727 2,260 2,189 2,671 2,280 2,345 2,241 1 1.1% 0.5% 0.1% 0.2% 0.1% H23 H23 H24 7-9月 10-12月 1-3月 H24 4-6月 H24 H24 H25 7-9月 10-12月 1-3月 H25 4-6月 H25 H25 H26 7-9月 10-12月 1-3月 21.0% 23.0% 13 49 H23 3-6月 23 77 50% 2,269 2,087 1,599 2.5% 2.2% 1 0 0.3% 0.1% 0.04% 0.04% 0.05% H26 4-6月 0% H26 H26 7-9月 10-11月 0% (超過率) 100% 106 18 12 9 35 600 0 2 3 45 100Bq/kg超 100Bq/kg以下 超過率 800 200 6 淡水種 1,000 400 (超過率) 100% 70 925 9 716 12.1% 19.0% 10.3% 4.7% 8 298 58 H23 H23 H24 7-9月 10-12月 1-3月 H24 4-6月 7 474 1.9% 13 438 2.9% H24 H24 H25 7-9月 10-12月 1-3月 50% 14 865 888 523 2.0% H25 4-6月 1.3% 2.6% 8 297 2.6% H25 H25 H26 7-9月 10-12月 1-3月 780 645 2 1.1% 1.1% 362 0.5% H26 4-6月 H26 H26 7-9月 10-11月 0% 7 水産物の調査結果 ④ 平成26年11月30日現在 ○ 現在では、シラスやコウナゴ等の表層の魚、カツオ・マグロ類、シロザケ、サ ンマといった回遊魚、イカ・タコ類、エビ・カニ類、貝類や海藻類等については、 全ての都道府県で基準値以下。一部のカレイ・ヒラメ類やマダラ等の底魚を中心 として、現在でも一部の海域において基準値を上回る魚種が存在。 ○ 生息域の環境や食性等が品目毎の傾向に関係。 Bq/kg 全国 表層の魚の例 10,000 Bq/kg 全国 回遊魚の例 10,000 Bq/kg 全国 イカ・タコの例 10,000 イカナゴ(コウナゴ) サンマ ヤリイカ カタクチイワシ稚魚(シラス) シロザケ ミズダコ 1,000 1,000 1,000 100 100 100 10 10 10 1 1 1 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 7 水産物の調査結果 Bq/kg 10,000 全国 エビ・カニの例 ケガニ・ズワイガニ(カニ類) ツノナシオキアミ(エビ類) 1,000 Bq/kg 10,000 全国 貝類の例 アサリ・ハマグリ ウバガイ(ホッキガイ) カキ類 1,000 ⑤ Bq/kg 10,000 100 100 10 10 10 1 1 1 10,000 1,000 福島 底魚の例 マコガレイ イシガレイ Bq/kg 福島 底魚の例 Bq/kg 10,000 全国 福島 10,000 ヒラメ 1,000 1,000 100 100 100 10 10 10 1 1 1 海藻類の例 ワカメ(生・塩) ノリ(干しノリ) コンブ(生・塩) 1,000 100 Bq/kg 平成26年11月30日現在 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 淡水魚(天然)の例 イワナ(天然) ヤマメ(天然) 8 種別の調査結果(1) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値未満の種】 ・サバ類【中層】 ・マアジ【底層】 全国 全国 Bq/kg Bq/kg 500 500 マサバ マアジ ゴマサバ 400 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(2) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値未満の種】 ・サンマ・シロザケ【回遊性魚種】 ・ブリ・カンパチ【回遊性魚種】 全国 全国 Bq/kg Bq/kg 500 500 サンマ ブリ シロザケ カンパチ 400 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(3) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値未満の種】 ・カツオ・マグロ類【回遊性魚種】 ・メカジキ【回遊性魚種】 全国 全国 Bq/kg Bq/kg 500 500 カツオ・マグロ類 メカジキ 400 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(4) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値未満の種】 ・深場のカレイ類(主な生息域が100m以深) ・キアンコウ 全国 全国 Bq/kg Bq/kg 500 500 アカガレイ キアンコウ サメガレイ ヤナギムシガレイ 400 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(5) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値未満の種】 ・マダイ【底層】 ・フグ類【表層】 全国 全国 Bq/kg Bq/kg 500 500 コモンフグ マダイ 400 ショウサイフグ マフグ 400 ヒガンフグ 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(6) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値未満の種】 ・スケトウダラ【底層】 ・キタムラサキウニ【棘皮動物】 全国 全国 Bq/kg Bq/kg 500 500 スケトウダラ キタムラサキウニ 400 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(7) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値未満の種】 ・イカ類【軟体類】 ・タコ類【軟体類】 全国 全国 Bq/kg Bq/kg 500 500 スルメイカ マダコ ヤリイカ ミズダコ ジンドウイカ 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 ヤナギダコ 400 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(8) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値未満の種】 ・カニ類【甲殻類】 ・海藻類【海藻類】 全国 全国 Bq/kg Bq/kg 500 500 ヒラツメガニ ワカメ(生・塩) ケガニ ノリ(干しノリ) ガザミ 400 コンブ(生・塩) 400 ズワイガニ 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(9) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値未満の種】 ・貝類【軟体類】 全国 全国 Bq/kg Bq/kg 500 500 アサリ カキ類 ハマグリ類 アワビ類 ウバガイ(ホッキガイ) 400 400 シライトマキバイ 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(10) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値未満の種】 ・マダラ【底層】 福島県 福島県以外 Bq/kg Bq/kg 500 500 マダラ マダラ 400 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(11) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、福島県でのみ基準値を超過した種】 ・メバル類【底層】 福島県 福島県以外 Bq/kg 500 500 ウスメバル ウスメバル シロメバル シロメバル キツネメバル 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 キツネメバル 400 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(12) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、福島県でのみ基準値を超過した種】 ・浅場のカレイ類(主な生息域が100m以浅)【底層】 福島県 福島県以外 Bq/kg Bq/kg 500 500 マコガレイ マコガレイ イシガレイ イシガレイ マガレイ 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 マガレイ 400 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(13) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、福島県でのみ基準値を超過した種】 ・ヒラメ【底層】 福島県 福島県以外 Bq/kg Bq/kg 500 500 ヒラメ ヒラメ 400 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(14) 平成26年11月30日現在 【直近1年間(平成25年12月以降)、基準値を超過した種】 ・スズキ【中層】 福島県 福島県以外 Bq/kg Bq/kg 500 500 スズキ スズキ 400 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 8 種別の調査結果(15) 平成26年11月30日現在 【養殖のイワナ及びヤマメはすべて基準値未満】 ・イワナ・ヤマメ【淡水魚】 天然 養殖 Bq/kg 1000 Bq/kg 500 500 イワナ(天然) イワナ(養殖) ヤマメ(天然) ヤマメ(養殖) 400 400 300 300 200 200 100 100 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 9月1日 12月1日 0 12月1日 3月1日 平成26年 6月1日 注:福島県沖では、56種を対象とした試験操業を除き、全ての沿岸漁業及び底びき網漁業で操業を自粛。 注:基準値を超過した種における出荷制限や操業自粛等の状況については「9 出荷制限や操業自粛等の状況」を参照 注:各都道府県の詳細な検査結果は、水産庁ホームページ(http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/kekka.html)を参照 9月1日 12月1日 9 出荷制限や操業自粛等の状況 ① 平成26年11月30日現在 【海面】 岩手県 【出荷制限】 魚 種 海 域 開始時期 スズキ 岩手・宮城県境の正東線以南の水域 H24.10.25 クロダイ 岩手・宮城県境の正東線以南の水域 H24.11.6 宮城県 【出荷制限】 魚 種 スズキ クロダイ 海 域 開始時期 金華山以南宮城県沖 H24.4.12 金華山以北宮城県沖 H24.10.25 金華山以南宮城県沖 H24.6.28 金華山以北宮城県沖 H24.11.6 福島県 【出荷制限】 魚 種 海域 開始時期 アイナメ、アカシタビラメ、イカナゴ(稚魚を除く。)、イシガレイ、ウスメバル、 ウミタナゴ、エゾイソアイナメ、キツネメバル、クロウシノシタ、クロソイ、ク ロダイ、ケムシカジカ、コモンカスベ、サクラマス、サブロウ、シロメバル、ス ズキ、ニベ、ヌマガレイ、ババガレイ、ヒガンフグ、ヒラメ、ホシガレイ、マア ナゴ、マコガレイ、マゴチ、マダラ、ムシガレイ、ムラソイ、メイタガレイ、ビノ 福島県沖 スガイ H24.6.22 ナガヅカ、マツカワ H24.7.12 ホシザメ H24.7.26 カサゴ H25.8.8 【組合長会議の決定により操業自粛】 漁業種類 海域 全ての沿岸漁業及び底びき網漁業(ただし、ミズダコ、ヤナギダコ、マ ダコ、スルメイカ、ヤリイカ、ケンサキイカ、ジンドウイカ、ケガニ、ズワ イガニ、ベニズワイガニ、ヒラツメガニ、ガザミ、ヒゴロモエビ、ボタンエ ビ、ホッコクアカエビ、沖合性のツブ貝(シライトマキバイ、チヂミエゾ ボラ、エゾボラモドキ及びナガバイ)、アワビ、ウバガイ(ホッキガイ)、 ヒメエゾボラ、モスソガイ、オキナマコ、キチジ、アオメエソ(メヒカリ)、 ミギガレイ(ニクモチ)、ヤナギムシガレイ、キアンコウ、アカガレイ、サ 福島県沖 メガレイ、アカムツ、ヒレグロ、チダイ、マアジ、メダイ、スケトウダラ、 イシカワシラウオ、マイワシ、マサバ、ゴマサバ、ユメカサゴ、マガレイ、 ホウボウ、オオクチイシナギ、ウマヅラハギ、カガミダイ、カナガシラ、 ソウハチ、マダイ、マトウダイ、ブリ、サワラ、シロザケ、コウナゴ(イカ ナゴの稚魚)及びシラス(カタクチイワシの稚魚)を対象とした試験操 業を除く。) 開始時期 H23.3.15 茨城県 【出荷制限】 魚 種 シロメバル スズキ ヒラメ コモンカスベ イシガレイ 海 域 茨城県沖 茨城県沖(北緯36度38分より南を除く) 茨城県沖 茨城県沖(北緯36度38分より南を除く) 【①県の出荷・販売自粛要請、②業界の生産自粛】 魚 種 ① メロウド(イカナゴ親魚) アカシタビラメ キツネメバル クロソイ クロダイ ② ムラソイ クロメバル アカエイ マルアジ キツネメバル 注:特に断りのない限り、養殖により生産されたものを除く。 海 域 茨城県沖 茨城県沖(北部) 茨城県沖(県央部) 茨城県沖(南部) 開始時期 H24.4.13 H24.4.17 H24.4.17 H24.6.1 H24.7.5 開始時期 H23.4.5 H24.3.27 H24.4.13 H24.5.15 H24.5.29 H26.8.28 H24.3.27 H26.2.21 H24.5.11 H24.5.15 9 出荷制限や操業自粛等の状況 平成26年11月30日現在 【内水面】 岩手県 【出荷制限】 魚 種 イワナ ウグイ 河川・湖沼 磐井川、砂鉄川 北上川のうち四十四田ダムの下流(石羽根ダムの上流、石淵ダム の上流、入畑ダムの上流、御所ダムの上流、外山ダムの上流、田瀬 ダムの上流、綱取ダムの上流、豊沢ダムの上流及び早池峰ダムの 上流を除く) 開始時期 H24.5.8 H24.5.11 福島県 【摂取・出荷制限】 魚 種 ヤマメ 新田川 【出荷制限】 魚 種 アユ 【県の要請により採捕自粛】 魚 種 ヤマメ 衣川、磐井川 宮城県 【出荷制限】 魚 種 ヤマメ イワナ ウグイ アユ ② 河川・湖沼 開始時期 H24.3.29 ヤマメ 河川・湖沼 阿武隈川(七ヶ宿ダムの上流を除く) 大倉川のうち大倉ダムより上流及び名取川のうち秋保大滝の上流 ※ 三迫川(栗駒ダムの上流に限る) 松川(濁川及び澄川4号堰堤より上流を除く) 二迫川(荒砥沢ダムの上流に限る) 江合川(鳴子ダムの上流に限る) 一迫川(花山ダムの上流に限る) 碁石川(釜房ダムの上流に限る) 広瀬川(大倉ダムより上流の大倉川を除く)※ 阿武隈川(七ヶ宿ダムの上流を除く) 北上川 阿武隈川(白幡堰堤よりの上流の白石川を除く) 開始時期 H24.4.20 H24.5.14 H24.5.24 H24.5.28 H24.6.22 H24.12.6 H24.4.20 H24.5.28 H25.6.27 ※大倉川は広瀬川の支流であるため、大倉川のイワナについては、H24.5.14付けで大倉ダムの上 流について、また、H24.12.6付けで大倉ダムの下流について広瀬川の支流として、出荷制限が指示 されている。 【県の要請により採捕自粛】 魚 種 河川・湖沼 イワナ 名取川、宍戸川、本砂金川 ウナギ 阿武隈川(丸森町内の支流を含む) ウグイ 開始時期 H24.5.10 H24.7.25 イワナ コイ 河川・湖沼 開始時期 H24.3.29 河川・湖沼 開始時期 阿武隈川のうち信夫ダムの下流 真野川 H23.6.27 新田川 秋元湖、檜原湖及び小野川湖、長瀬川(酸川との合流点から上流 に限る) H23.6.6 阿武隈川 真野川 H23.6.17 太田川 H24.3.29 酸川(支流に限る) H24.4.5 猪苗代湖、日橋川のうち東京電力株式会社金川発電所の上流 H24.4.24 阿武隈川のうち信夫ダムの下流 阿武隈川のうち信夫ダムの上流 真野川 秋元湖、檜原湖及び小野川湖、長瀬川(酸川との合流点から上流 に限る) H23.6.27 H24.5.31 H23.6.17 猪苗代湖、日橋川のうち東京電力株式会社金川発電所の上流 H24.4.24 阿武隈川 酸川(支流に限る) H24.4.5 H24.4.12 秋元湖、檜原湖及び小野川湖、長瀬川(酸川との合流点から上流 に限る)、日橋川のうち東京電力株式会社金川発電所の下流(東 山ダムの上流を除く)、只見川のうち上田ダムの下流 H24.4.24 秋元湖、檜原湖及び小野川湖、長瀬川(酸川との合流点から上流 に限る)、阿賀川のうち大川ダムの下流(東京電力株式会社金川 発電所の上流及び片門ダムの上流を除く) H24.4.27 阿武隈川のうち信夫ダムの下流 阿武隈川のうち信夫ダムの上流 H24.5.10 H26.9.16 フナ 秋元湖、檜原湖及び小野川湖、長瀬川(酸川との合流点から上流 に限る)、阿賀川のうち大川ダムの下流(東京電力株式会社金川 発電所の上流及び片門ダムの上流を除く) ウナギ 真野川 阿武隈川のうち信夫ダムの下流 阿武隈川 H24.3.29 H24.4.27 H24.5.10 H24.8.2 9 出荷制限や操業自粛等の状況 ③ 平成26年11月30日現在 【内水面】 福島県(続き) 埼玉県 【県の要請により採捕自粛】 【県の要請により採捕自粛】 魚 種 河川・湖沼 開始時期 モクズガニ 真野川 H23.6.23 ヒメマス 沼沢湖 H24.3.28 魚 種 河川・湖沼 開始時期 ナマズ 中川(田島橋~新中川水管橋)、大落古利根川(寿橋~中川合流 点)、新方川(鷹匠橋~中川合流点)、元荒川(しらこばと橋~中川 合流点) H24.5.11 ウナギ 江戸川 H25.6.7 【県の要請により出荷自粛】 市町村 開始時期 ホンモロコ(養殖により生産されたものに限る) 魚 種 川内村内 H23.7.20 ドジョウ(養殖により生産されたものに限る) 郡山市内 H24.6.20 注:江戸川のウナギについては、東京都からの自粛依頼を受けて関係者に要請した。 栃木県 東京都 【出荷制限】 魚 種 イワナ 河川・湖沼 渡良瀬川のうち群馬県境から上流 【県の要請により採捕自粛】 魚 種 開始時期 H26.5.30 【都の要請により出荷自粛】 魚 種 ウナギ 河川・湖沼 ニジマス、ブラウ ントラウト、ヒメマ 中禅寺湖 ス 河川・湖沼 江戸川、旧江戸川(河口域を除く。) 開始時期 H25.6.7 開始時期 H24.3.8 茨城県 【出荷制限】 魚 種 河川・湖沼 開始時期 群馬県 【出荷制限】 魚 種 ヤマメ イワナ 河川・湖沼 開始時期 吾妻川のうち岩島橋から東京電力株式会社佐久発電所吾妻川取 水施設までの区間 H24.4.27 吾妻川のうち岩島橋から東京電力株式会社佐久発電所吾妻川取 水施設までの区間 H24.6.8 薄根川 H26.3.12 ワカサギ 霞ヶ浦、北浦、外浪逆浦及び常陸利根川 H24.5.7 利根川のうち境大橋から下流(茨城県内の支流を含む。ただし、 霞ヶ浦、北浦、外浪逆浦及び常陸利根川を除く。) H25.11.12 【県の要請により採捕及び出荷・販売の自粛】 河川・湖沼 ヤマメ、イワナ、ウ 赤城大沼 グイ、コイ H24.4.17 ウナギ 【県の要請により出荷自粛】 魚 種 アメリカナマズ、 霞ヶ浦、北浦、外浪逆浦及び常陸利根川 ギンブナ 開始時期 H24.9.1 榛名湖 H25.2.1 赤城大沼 H26.8.22 魚 種 河川・湖沼 ゲンゴロウブナ 霞ヶ浦、北浦、外浪逆浦及び常陸利根川 イワナ 花園川(水沼ダムの上流に限る) ヤマメ 花園川(水沼ダムの上流に限る) 開始時期 H24.4.1 H26.3.20 9 出荷制限や操業自粛等の状況 平成26年11月30日現在 【内水面】 千葉県 【出荷制限】 魚 種 河川・湖沼 開始時期 ギンブナ 手賀沼及びこれに流入する河川(支流を含む。)並びに手賀川(支 流を含む。) H24.7.19 コイ 手賀沼及びこれに流入する河川(支流を含む。)並びに手賀川(支 流を含む。) H25.7.3 ウナギ 利根川のうち境大橋の下流(支流を含む。ただし、印旛排水機場及 び印旛水門の上流、両総用水第一揚水機場の下流、八筋川、与 田浦並びに与田浦川を除く。) H25.11.12 【県の要請により出荷自粛】 魚 種 ④ 河川・湖沼 開始時期 モツゴ 手賀沼 H24.3.12 ギンブナ 利根川(本流) H24.4.25 ウナギ 江戸川 H25.6.7 注1:モツゴは文書による要請が3月23日。 注2:手賀沼では、漁協により、非食用のゲンゴロウブナ以外の魚種の出荷を自粛。 注3:利根川(本流)では、漁協により、テナガエビ及びモクズガニ(栄町地先から香取市地先)以外の 魚種の出荷を自粛。 注1:開始時期は、公表又は要請を行った日のうち、早い方の日付を記載。 注2:特に断りのない限り、養殖により生産されたものを除く。 注3:特に断りのない限り、河川には支流を含み、湖沼には流入河川を含む。 10 IAEAによる食品モニタリングの評価 ○ 国際原子力機関(IAEA)は、平成25年11月25日から12月4日にかけて、 福島第一原子力発電所の廃炉に関する調査団を日本に派遣。 ○ IAEA調査団は、今回の調査において、日本の海産物についても、 ・ 放射性物質の基準値の設定 ・ 海水及び流通する食品の包括的なモニタリング ・ 出荷制限 などの措置が、市場に流通する海産物の安全性を確保していると評価。 IAEA報告書より抜粋 福島第一原子力発電 所周辺における海水 モニタリングを視察 するIAEA専門家 (提供) IAEA/David Osborn 廃炉ミッションを終 えたIAEA調査団に よる海洋モニタリン グに関するレビュー (記者会見映像) http://www.youtube.com/ watch?v=zklb9HAl-yE (仮訳) 日本は2012年に、国民が受ける放射線量を国際基準 レベル(1ミリシーベルト/年、Codex食品規格、 http://www.codexalimentarius.org/codexhome/en/)より少なくするため、食品の上限値(海 産物にも適用される)としてセシウム134・137の合 計で100ベクレルを採用した。これに応じ、日本は、 海水及びフード・チェーンの食品について、包括的な モニタリングシステムを構築している。加えて、日本 は国際基準に基づいた食品管理の基準値を導入してい る。この体系的なアプローチと、関係する地方自治体 による出荷制限が、市場に流通する海産物の安全性を 確保している。 (出典) IAEA. “Mission Report, IAEA International Peer Review Mission on Mid-and-Long Term Roadmap towards the Decommissioning of TEPCO’s Fukushima Daiichi Nuclear Power Station Units 1-4 (Second Mission)” 25 November – 4 December 2013 URL:http://www.iaea.org/newscenter/news/2014/decommissioning.html
© Copyright 2024 ExpyDoc