活きている地球

活きている地球
中学理科 1 年 3-3①
地層・岩石-生痕化石,プレート
生痕化石
生痕化石とは,巣穴や食い跡,足跡,排泄物,卵,胃石など,生物が生きていた証拠となる化石のことです。
湿地などやわらかい地面の上を動物が移動すると,あし跡がつき,それが右の図のように化石となって保存され
ることがあります。
❶ 動物があし跡をつける。
❷ あし跡の上に,新しい堆積物
が堆積する。
❸ あし跡化石となり,発見
される。
プレート
地球表面のプレートの分布は,地震の震源分布,海底地形の調査などをもとに,下の図のように8つの大きな
プレートと5つの小さなプレートに分布すると考えられています。
授業では,日本付近で 4 つのプレート境界が集中していることを強調するとともに,震央や火山の分布をもとに
プレートの境界を予想するなど,地震・火山とプレートとの関係を学習させるとよいでしょう。
さらにくわしくお知りになりたい場合
啓林館教師用指導書 1年 研究編 p190,201
教授用資料
中学
1年
活きている地球 地層・岩石-地質年代の区分と生物の移り変わり
● 地質年代の区分と生物の移り変わりについての学習に関して,コピーして配布するとよいでしょう。
●地質年代の区分と生物の移り変わり
年数の
割合
〔百万年〕
第四紀
中生代
新
生
代
新第三紀
完新世 0.01
更新世
鮮新世
中新世
2.6
古第三紀
始新世
白亜紀
中
生
代
2.58
23
ほ
乳
類
の
時
代
被
子
植
物
の
時
代
66
ペルム紀
(二畳紀)
56
は
虫
類
の
時
代
脊
椎
動
物
の
時
代
51
47
299
石炭紀
3000
古
生
代
60
60
419
シルル紀
24
443
オルドビス紀
42
485
カンブリア紀
56
541
4000
先カンブリア時代
・被子植物の繁栄
・カヘイセキの繁栄
裸 ・裸子植物の繁栄
子
植
物 ・大陸移動始まる。
の
時 ・アンモナイト類の繁栄
代
・大形は虫類の出現
・シダ植物の衰退
両
生
類
の
時
代
・両生類の繁栄
シ
ダ ・は虫類・フズリナ類の出現
植
物 ・大形シダ植物の繁栄
の
時 ・裸子植物の出現
代
・両生類の出現
魚
類
の
時
代
・陸生動物の出現
有
殻
無
脊
椎
動
物
の
時
代
動無無
1000 物 脊 殻
の椎
2000 時
代
3000
4600
・被子植物・シソチョウの出現
・サンヨウチュウ類・フズリナ類が絶滅
359
デボン紀
・ゾウ・ウマの発展
・恐竜類の繁栄
252
2000
・人類の出現
・大量の生物が絶滅
79
201
三畳紀
(トリアス紀)
・氷河時代
・ほ乳類の発展
145
ジュラ紀
できごと
・人類の発展
43
暁新世
1000
生物界の
特徴
0.01
20
漸新世
先
カ
ン
ブ
リ
ア
時
代
地質
年代
〔百万年〕
新生代
古生代
期間
地質年代の区分
・シダ植物の出現
・クサリサンゴ・ハチノスサンゴの繁栄
菌
類 ・魚類の出現
・ ・フデイシの出現
藻
類
の
時
代 ・サンヨウチュウ類の出現
・海生無脊椎動物の出現
・最古の化石(3500)
・最古の岩石(4280)
・地球の誕生(4600)