日本は地震が多くて当り前

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日本は地震が多くて当り前
地 震
日本列島は 4 枚のプレートがぶつかり合っているという、
世界でも稀な位置にあります。
プレートとは、地球の表面を覆っている十数枚の巨大な板
状の岩盤で、それぞれが違う方向に年間数センチメートルの
速度で動いています。プレートの動く方向などの違いによっ
て岩盤中に大きなひずみが蓄えられ、そのひずみを解消しようとして地震が発
生します。
日本の下では、陸のプレートが海のプレートに引きずり込まれ、その力に耐
えきれず跳ね上がろうとする時に海溝型地震が発生します。また、内陸の活断
層で発生する地震も、陸のプレート内に蓄えられたひずみが原因で起こります。
日本をとりまく
プレート
陸のプレート
(北米プレート)
南海トラフ
日本海溝
ユーラシア
プレート
海のプレート
千島海溝
太平洋
プレート
活断層で発生する地震
海溝型地震
相模トラフ 伊豆・小笠原
フィリピン海
プレート
海溝
ひずみの蓄積
断層
陸のプレート
引きずり込み 海のプレート
津波の発生
陸のプレート
はね上がり 海のプレート
出典:国立研究開発法人 防災科学技術研究所ホームページ
1964 年の新潟地震をきっかけに、OYO では自主的に災害調査団を派遣し
て災害の実態を知ることに取り組んできました。
調査結果は「災害レポート」としてまとめ、現在までに 60 レポートを作成し、
一部を OYO ホームページで公開しています。
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