ミクロ初級Ⅱ練習問題5

 年度 ミクロ経済学初級 練習問題 解答
石橋 孝次
不確実性と情報
£
確実同値額は期待効用と同じ 効用を得るのに必要な確実な所得だから 、
£
より、
である。
リスクプレミアムはくじの期待値と確実同値額との差額だから、 £
とな
である。
期待効用 を について微分してゼロとおくと、
となり、これは と整理される。
の結果を の結果に代入すると、
り、これを について解けば 、
が得られる。またこの を の結果に代入して、
となる。
と表現され 、自由参入がある場合には とな
るから、 つまり が成り立つ。このとき、 となる
保険会社の期待利潤は ( 完全保険)
。
労働者:危険回避 ¼¼ の下での経営者の期待効用は
経営者:危険中立 ¼¼ 契約
で、労働者の期待効用は
である。
労働者にとって確実な所得で を実現するには、労働者の所得はど ちらの状態でも
であることが必要である。このときの所得の配分方法は
となる。
の契約での経営者の期待効用は となる。
および のいずれの契約でも労働者の期待効用 は同じであるが、経営者の期待効
用 は の契約の方が大きいので、 の契約の方が効率的である。
参加制約は
となる。
参加制約が等号で成立し 、最適契約は固定賃金 £ £ になることを用いると、£ £ となる。このとき、経営者の期待利得は となる。
誘因制約は
となる。
誘因制約と参加制約で不等号を等号として
および
について解くと 、 となる。したがって、 となる。このとき、経営者の期待利得
は となる。
企業の期待利潤は
であり、これがゼロとなるから となる。しか
し 、この賃金は有能なタイプの留保賃金 よりも低く、この企業で働こうとするのは無能な
タイプだけである。無能なタイプだけが残った場合、企業の収益は となるため、均衡賃金
は £ となる。