財政健全化判断比率等について 財政健全化判断比率等

財政健全化判断比率等について (平成2
平成27年度決算)
年度決算)
1
健全化判断比率
平成27年度決算に基づき健全化判断比率を算定したところ、次のとおり、いずれ
の指標についても早期健全化基準を下回っています。
また、各比率は順調に低下しており、今後も財政健全化のための取組みに努めて
まいります。
(単位:%)
平成27年度
平成26年度
H27-H26
早期健全
財政再生
増 減
化基準
基準
平成25年度
実 質 赤 字 比 率
―
―
―
―
14.72
20.00
連結実質赤字比率
―
―
―
―
19.72
30.00
0.1
25.0
35.0
▲ 13.4
350.0
実質公債費比率
8.8
8.9
9.9
将 来 負 担 比 率
47.6
61.0
48.9
▲
※実質赤字比率・連結実質赤字比率が算定されない場合は「―」で表示
●標準財政規模(臨時財政対策債を含む)
標準財政規模(臨時財政対策債を含む)
1年間の町税、地方交付税などの通常経常的に収入されるであろう一般財源の
額で、各地方自治体の標準的な財政規模を示すものです。
平成27年度は、前年度より普通交付税額が増額となったことから、前年度と比
較すると約17,300万円増加しています。
(単位:千円)
平成27年度
標 準 財 政 規 模
5,463,156
平成26年度
5,290,333
1
平成25年度
5,369,550
増減(H27-H26)
172,823
(1)実質赤字比率の状況 【H27】なし 【H26】なし【
】なし【H25】なし
一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率であり、これ
が生じた場合には赤字の早期解消を図る必要があります。
一般会計、営農用水道事業特別会計を合わせて、黒字決算のため該当となりませ
ん。
なお、各会計の実質収支の額は表①の一般会計等をご覧ください。
一般会計等の実質赤字額
実質赤字比率
=
標準財政規模
(2)連結実質赤字比率の状況 【H27】なし 【H26】なし【H
】なし【H25】なし
特別会計や公営企業会計を含む全会計を対象とした実質赤字額(または資金不
足額)の標準財政規模に対する比率であり、これが生じた場合には、赤字の早期解
消を図る必要があります。
表①に会計ごとの数値を記載していますが、平成27年度につきましても全会計
が黒字決算のため該当になりませんでした。
表① 会計別収支等の状況
●一般会計等
(単位:千円)
実 質 収 支 額
会 計 名
平成27年度
平成26年度
般
156,362
129,534
営農用水道事業
429
486
156,791
130,020
一
計 (A)
2
増 減
26,828
▲
57
26,771
●特別会計
(単位:千円)
実 質 収 支 額
会 計 名
平成27年度
平成26年度
増 減
国民健康保険事業
93,181
63,149
30,032
介 護 保 険 事 業
31,666
6,482
25,184
後期高齢者医療
2,265
2,183
82
127,112
71,814
55,298
計 (B)
●企業会計(法非適用含む)
(単位:千円)
資金不足・剰余額
会 計 名
平成27年度
平成26年度
増 減
簡 易 水 道 事 業
1,688
1,427
261
下 水 道 事 業
2,740
2,208
532
計 (C)
4,428
3,635
793
(単位:千円)
連結収支の状況
(A+B+C)
288,331
205,469
82,862
連結実質赤字額
連結実質赤字比率
=
標準財政規模
(状況・分析など
状況・分析など)
・分析など)
一般会計等における実質収支額は昨年度と比較し、約2,700万円の増となっており、
全体でも約8,300万円の黒字決算で、連結実質赤字比率への影響はありません。
3
(3)実質公債費比率の状況 【H27】8.8%
8.8%【H26】
26】8.9%
.9% 【H25】9.9%
9.9%
一般会計等が負担する元利償還金などの標準財政規模に対する比率であり、
18%を超えると起債発行の許可が必要となり、25%を超えると一部の起債発行が
制限されます。
当町の比率は、早期健全化基準を大幅に下回っていますが、今後も地方債は「返
す以上に借りない」という方針を基本とし、公債費の抑制に努めてまいります。
平成27年度
平成26年度
平成25年度
実質公債費比率
9.42%
(単年度)
9.18%
7.97%
※比率は、3カ年平均で算出されます。
((地方債の元利償還金+準元利償還金)-(特定財源
+元利償還金・準元利償還金に係る基準財政需要額算入額))
実質公債費比率
=
標準財政規模-元利償還金等に係る基準財政需要額算入額
(状況・分析など
状況・分析など)
・分析など)
実質公債比率の基礎となる3ヵ年の決算のうち、平成26年度が基礎数値としての
最終年度であった平成24年度の単年度における実質公債比率(9.76)が、平成27年
度の算定で新たに使用する平成27年度単年度における実質公債比率(9.42)よりも
0.34ポイント高かったことにより、平成25~27年度の3カ年平均では0.1ポイント好
転しています。
しかし、平成26年度、27年度と単年度における実質公債費比率は、上昇傾向にあ
り、平成25年度決算を使用しなくなる平成28年度決算以降は、実質公債比率が悪化
することが予想されます。
平成27年度決算における特徴としては、普通交付税額の増などにより、標準財政
規模が約17,300万円増加し、分母を4.20ポイント増加させたものの、公営企業に要
する経費の財源とする地方債の償還の財源に充てたと認められる繰入金の増(約
1,200万円)、特定財源の額の減(約800万円)、災害復旧費等に係る基準財政需要
額の減(約1,200万円)などにより、分子が分母の増加を上回る6.9ポイント上昇し
たことで、単年度の実質公債比率も0.24ポイント上昇となっています。
4
(単位:千円)
項
目
平成27年度
平成26年度
地 方 債 の 元 利 償 還 金
808,533
817,116
公債費に準ずる債務負担行為
109,486
109,268
特
138,454
146,746
779,565
779,638
定
財
源
差引(元利償還金の一般財源)
増 減
▲
8,583
218
▲
8,292
73
(4)将来負担比率の状況 【H27】47.6%
47.6%【H26】61.0%
61.0% 【H25】48.9%
48.9%
将来負担比率は、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対
する比率で、将来の財政運営に与える影響を示すストック指標となります。
この比率を算定するに当たっては、一般会計等の地方債残高に加え、債務負担行
為に基づく支出予定額、一般会計等以外の会計の公債費に充てるための一般会計等
の負担見込額、退職手当支給予定額、地方公社の負債額や連結実質赤字額などが、含
まれます。
表②にそれぞれ項目ごとの平成27年度以降の負担額を記載しています。
5
表② 将来負担額の状況
(単位:千円)
負担額
項 目
平成27年度
平成26年度
増 減
一般会計等の前年度末における地
方債現在高
8,558,485
8,483,651
74,834
債務負担行為に基づく支出予定額
1,003,727
1,113,213
▲ 109,486
公営企業債等繰入見込額
3,317,696
3,258,512
59,184
組合等負担等見込額
939,980
1,023,401
▲
退職手当負担見込額
815,997
1,105,020
▲ 289,023
連結実質赤字額
0
0
0
設立法人の負債額等のうち一般会
計等の負担見込額(三セク等) ※
0
0
0
14,635,885
14,983,797
▲ 347,912
合 計
83,421
※土地開発公社は、平成23年度に解散
将来負担比率
=
将来負担額-(充当可能基金額+特定財源+地方債残高等
に係る基準財政需要額算入額)
標準財政規模-元利償還金等に係る基準財政需要額算入額
(状況・分析など)
状況・分析など)
将来負担比率が改善した主な要因は、地方債の現在高が約7,500万円増加したも
のの、標準財政規模の増等による分母の増加が大きかったことから、分母比で6ポ
イントの減となったこと、債務負担行為に基づく支出予定額が新たな債務負担行為
の追加がなく、当該年度の支出により、予定額が約1億900万円、分母比で4ポイン
ト減ったこと、退職手当支給率の減少及び勤続年数10年以下の職員構成率が、前年
度の20.22%から25.27%に増えたことにより、退職手当負担見込額が約2億8,900万
円、分母比で7ポイントほど減少したことによります。
6
2
資金不足比率
資金不足比率は、公営企業ごとに算出するもので、一般会計での実質赤字額に相
当する資金不足額の事業の規模(営業収益の額 - 受託工事収益の額)に対する比
率です。
平成23年度まで資金不足比率37.6%だった水道事業会計は、一般会計からの計画
的な繰入などにより平成24年度においてこれを解消した上で、平成25年度に事業廃
止しました。
現在、全会計(簡易水道事業、下水道事業)において、資金不足は発生していま
せん。
(単位:%)
会 計 名
平成27年度
平成26年度
増 減
簡 易 水 道 事 業
―
―
―
下
―
―
―
水
道
事
業
※資金不足比率が算定されない場合は「-」で表示
資金の不足額
資金不足比率
=
事業の規模
(状況・分析など)
状況・分析など)
唯一、資金不足比率のあった水道事業は、平成24年度末をもって釧路市の水道事
業に統合されたことにより『事業廃止』
『事業廃止』となったため、平成25年度からは資金不足
『事業廃止』
の解消を図ることができました。
(単位:千円)
資金不足額・余剰額
事業の規模
会 計 名
平成27年度
平成26年度
簡易水道事業
1,688
1,427
下水道事業
2,740
2,208
増 減
7
平成27年度
平成26年度
増 減
261
32,779
32,617
162
532
408,583
400,797
7,786