年 管 発 0 2 2 4 第 1 号 平 成 2 9 年 2 月 2 4 日 日本年金機構理事長 殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公 印 省 略 ) 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一 部を改正する法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備及び経過措置に関す る省令の公布について 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を 改正する法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備及び経過措置に関する省令(平 成29年厚生労働省令第11号)が公布されたので通知する。 この省令の趣旨及び内容は下記のとおりであるので、御了知いただくとともに、実 施に当たっては、貴機構において周知徹底を図り遺漏のないよう取り扱われたい。 記 第1 趣旨 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部 を改正する法律(平成24年法律第62号。以下「年金機能強化法」という 。)による 年金受給資格期間の短縮等の施行に伴い、関係省令について所要の改正を行うとと もに、必要な経過措置を設けるもの。 第2 1 関係省令の整備 国民年金法施行規則(昭和35年厚生省令第12号)の一部改正 (1) 任意脱退制度の廃止に伴い、任意脱退の承認申請に係る規定を削除する こと。 (2) 年金機能強化法による改正により、老齢基礎年金の支給要件の特例に関 して被用者年金制度の加入者等に係る特例が適用されなくなったことに伴い 、老齢基礎年金の裁定の請求に必要な添付書類について、当該特例に係る証 明書類を削除する等、所要の規定の整備を行うこと。 (3) その他、所要の規定の整備を行うこと。 2 厚生年金保険法施行規則(昭和29年厚生省令第37号)の一部改正 1(2)及び(3)に準じた所要の規定の整備を行うこと。 第3 1 経過措置 施行日前に老齢基礎年金の請求手続を行った者の加算事由該当の届出 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一 部を改正する法律の施行に伴う経過措置に関する政令(平成29年政令第28号。以 下「経過措置政令」という 。)第4条の規定により、年金機能強化法の施行の日 (平成29年8月1日。以下「施行日」という 。)前に裁定の請求の手続をとった 老齢基礎年金の受給権者であって、施行日において、厚生年金保険の加入期間が 20年以上である等の配偶者(婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の 事情にある者を含む 。)がいることにより振替加算が加算される者又は振替加算 相当の老齢基礎年金の支給要件に該当する者は、施行日以後速やかに、次に掲げ る事項を記載し、かつ、自ら署名した届書を日本年金機構( 以下「 機構」という。 )に提出しなければならないものとすること。 ・ 受給権者の氏名、生年月日及び住所 ・ 基礎年金番号 ・ 配偶者の氏名及び生年月日 ・ 受給権者が配偶者によって生計を維持していた旨 2 施行日前に老齢厚生年金の請求手続をとった加給年金額の対象者がある者の加 算事由該当の届出 経過措置政令第7条の規定により施行日前に裁定の請求の手続をとった老齢厚 生年金の受給権者(特別支給の老齢厚生年金の受給権者にあっては、定額部分の 支給開始年齢に達している者に限る 。)であって、施行日において加給年金額の 対象者があるものは、施行日以後速やかに、次に掲げる事項を記載し、かつ、自 ら署名した届書を機構に提出しなければならないものすること。 ・ 受給権者の氏名、生年月日及び住所 ・ 基礎年金番号 ・ 加給年金額の対象者の氏名及び生年月日 ・ 加給年金額の対象者が受給権者によって生計を維持している旨 3 その他 経過措置政令の規定により施行日前に行う裁定請求の手続については、この省 令による改正後の国民年金法施行規則及び厚生年金保険法施行規則の規定の例に よるものとすること。 第4 施行期日 この省令は、平成29年8月1日から施行すること。ただし、第3の3の規定は、 同年3月1日から施行すること。 年 管 発 0 2 2 4 第 2 号 平 成 2 9 年 2 月 2 4 日 地方厚生(支)局長 殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公 印 省 略 ) 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一 部を改正する法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備及び経過措置に関す る省令の公布について 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を 改正する法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備及び経過措置に関する省令(平 成29年厚生労働省令第11号)が公布されたので通知する。 この省令の趣旨及び内容は下記のとおりであるので、御了知いただくとともに、貴 管内市区町村への周知をお願いする。 記 第1 趣旨 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部 を改正する法律(平成24年法律第62号。以下「年金機能強化法」という 。)による 年金受給資格期間の短縮等の施行に伴い、関係省令について所要の改正を行うとと もに、必要な経過措置を設けるもの。 第2 1 関係省令の整備 国民年金法施行規則(昭和35年厚生省令第12号)の一部改正 (1) 任意脱退制度の廃止に伴い、任意脱退の承認申請に係る規定を削除する こと。 (2) 年金機能強化法による改正により、老齢基礎年金の支給要件の特例に関 して被用者年金制度の加入者等に係る特例が適用されなくなったことに伴い 、老齢基礎年金の裁定の請求に必要な添付書類について、当該特例に係る証 明書類を削除する等、所要の規定の整備を行うこと。 (3) その他、所要の規定の整備を行うこと。 2 厚生年金保険法施行規則(昭和29年厚生省令第37号)の一部改正 1(2)及び(3)に準じた所要の規定の整備を行うこと。 第3 1 経過措置 施行日前に老齢基礎年金の請求手続を行った者の加算事由該当の届出 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一 部を改正する法律の施行に伴う経過措置に関する政令(平成29年政令第28号。以 下「経過措置政令」という 。)第4条の規定により、年金機能強化法の施行の日 (平成29年8月1日。以下「施行日」という 。)前に裁定の請求の手続をとった 老齢基礎年金の受給権者であって、施行日において、厚生年金保険の加入期間が 20年以上である等の配偶者(婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の 事情にある者を含む 。)がいることにより振替加算が加算される者又は振替加算 相当の老齢基礎年金の支給要件に該当する者は、施行日以後速やかに、次に掲げ る事項を記載し、かつ、自ら署名した届書を日本年金機構( 以下「 機構」という。 )に提出しなければならないものとすること。 ・ 受給権者の氏名、生年月日及び住所 ・ 基礎年金番号 ・ 配偶者の氏名及び生年月日 ・ 受給権者が配偶者によって生計を維持していた旨 2 施行日前に老齢厚生年金の請求手続をとった加給年金額の対象者がある者の加 算事由該当の届出 経過措置政令第7条の規定により施行日前に裁定の請求の手続をとった老齢厚 生年金の受給権者(特別支給の老齢厚生年金の受給権者にあっては、定額部分の 支給開始年齢に達している者に限る 。)であって、施行日において加給年金額の 対象者があるものは、施行日以後速やかに、次に掲げる事項を記載し、かつ、自 ら署名した届書を機構に提出しなければならないものすること。 ・ 受給権者の氏名、生年月日及び住所 ・ 基礎年金番号 ・ 加給年金額の対象者の氏名及び生年月日 ・ 加給年金額の対象者が受給権者によって生計を維持している旨 3 その他 経過措置政令の規定により施行日前に行う裁定請求の手続については、この省 令による改正後の国民年金法施行規則及び厚生年金保険法施行規則の規定の例に よるものとすること。 第4 施行期日 この省令は、平成29年8月1日から施行すること。ただし、第3の3の規定は、 同年3月1日から施行すること。
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