清水均議員…

平成 28 年 12 月飯綱町議会定例会 会議録(3 日目) 12 月 8 日(木)
(議長 寺島渉)
日程第 1、一般質問に入ります。
質問の順序につきましては、お手元に配布の一覧表のとおりであります。
なお、質問事項はあらかじめ通告されておりますので、簡潔に発言されるようご協力をお願いいたし
ます。
それでは、発言順位 6 番、議席番号 9 番、清水均議員を指名いたします。
清水均議員。
(9 番 清水均)
おはようございます。議席番号 9、清水均です。通告に従いまして、順次質問させていただきます。
最初に飯綱町の観光事業の現状と将来展望について質問いたします。飯綱町発足から 11 年、この間、
町は観光事業をどのように処理してきたか、今後どのようなビジョンと基本政策をもっているかについ
て、順次お伺いいたします。
最初に、現在、信越高原連絡協議会負担金、毎年 145 万円、信越観光圏協議会負担金、毎年 58 万 8
千円、しなの鉄道沿線観光協議会負担金、毎年 7 万 8 千円、信越 9 市町村広域観光連携負担金、46 万 8
千円と 4 団体合計の負担金が、毎年 258 万 4 千円であります。各協議会においてどのような活動をして
いるか、町にとって費用対効果はあるか、具体的に示していただくよう町長にお伺いいたします。
(議長 寺島渉)
桜井産業観光課長。
(産業観光課長 桜井俊次)
はい、おはようございます。それではお答え申し上げます。町では議員さんおっしゃるとおり四つの
観光協議会へ加盟をしてございます。町単独ではできない観光事業を広域で推進できることが、一番の
広域での観光事業を行うメリットというふうに考えております。
各協議会の活動につきましては、それぞれの四つの協議会がございますけれども、それぞれの協議会
がアイディア、知恵を出し合いながら特色ある活動を行っておりまして、具体的には、例えば長野駅構
内にデジタルサイネージ、映像での情報発信でございますけれども、信越高原連絡協議会、あるいは信
越観光圏協議会、この二つの協議会がそれぞれの特色ある映像を作製したり、あるいはパンフレットに
つきましては広域観光パンフレットを作製し、パンフレットの内容につきましてはエリアが広く印刷が
できたり、掲出につきましてもJR西日本の主要な駅であったり、あるいは新幹線の中にパンフレット
を置くなり、誘客につきましては、このような波及効果が期待できるなど、やはり費用対効果につきま
しては、一つの町で予算を掛けて行うよりも広域で行った方が効果的というふうに考えてございます。
町で単独でお金を掛けてPRするのも一つの手ではございますけれども、各協議会に加盟し、この飯
綱町の名称の露出媒体が多くなるということにつきましては、集客につながる大変よい機会であるとい
うふうに考えております。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
自分は、ちょいちょい高速道路を通るんですが、姨捨とか東部湯の丸、これ飯綱町のパンフレットは
見たことないんですが、また是非掲示するようにお願いいたします。
次に、特に私は信越自然郷の信越 9 市町村広域観光連携事業は、飯綱町にとってどんなメリットがあ
ったか疑問に思うのですが、具体的にどのような活動をしているのか、町にとって本当に費用対効果が
あったのか、具体的に示してください。
JR東日本長野支社が出版したパンフレット、9 市町村、豊穣の地の恵みに出会う、いのち湧き出る
旅へ、信越自然郷故郷の旅では、Aルートは志賀高原一帯、Bルートはカヤの平、秋山郷、野沢温泉、
Cルートは木島平、志賀高原、横手山等、Dルートは妙高市、信濃町、飯綱町、Eルートは木島平、飯
山、野沢温泉の 5 ルートとなっていましたが、10 月 7 日金曜日の新聞報道によると、信越自然郷をめぐ
る、おさんぽバスの事業の 5 ルートでは飯綱町の名前が出てこないが、おさんぽバスは飯綱町にとって
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平成 28 年 12 月飯綱町議会定例会 会議録(3 日目) 12 月 8 日(木)
どんな効果があったか、お客様は何人ぐらいいたか示して欲しいと思いますが、町長にお伺いいたしま
す。
(議長 寺島渉)
桜井産業観光課長。
(産業観光課長 桜井俊次)
おさんぽバスで秋めぐりということのご質問で効果はどの程度あったかということでございます。議
員おっしゃるとおり、5 ルートが計画をされておりまして、10 月の運行期間で運行をされております。
それには、1 日コースと半日コースということでコース設定をされておりまして、7 日間で 128 名の申
し込みがあり、また 1 日コースにつきましては予約が完売で人気があったというふうに、9 市町村の連
絡協議会の方からは報告を受けてございます。
おっしゃるとおり飯綱町が今回のルートには入ってはございませんでした。ただ、春のおさんぽバス
につきましてはコースに入っておりまして、来年度以降、この秋のおさんぽバスにも飯綱町のコースを
入れていただくように協議会の方にはお願いをしてございます。また、来年度 9 市町村の方では、春と
秋だけではなくて、夏のおさんぽバスも企画をしたいということでございますので、そちらにつきまし
ても飯綱町を入れていただきまして、飯綱町のよい所を巡っていただくように働きかけていきたいと思
っております。以上です。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
是非そのようにお願いいたしたいと思います。次に、町は 4 団体に参加しているが活動が見えず、そ
の費用対効果も疑問でございます。町の団体への関わり方を再検討してはどうか。メリットが期待でき
ない団体からは撤退し、他に力を入れた方がいいのではないかと私は思いますが、町長の基本的な考え
方をお伺いいたします。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
はい、お答えを申し上げます。ご指摘の信越高原連絡協議会とか飯山市を中心にした信越自然郷 9 市
町村、おっしゃるとおり、なかなか具体的な効果が出ていないという指摘も、私は一部当たっている点
もあるというふうに思っております。特に信越自然郷なんかは 9 市町村の足並みがもう一つ揃っておら
ず、それぞれの負担金、総論賛成、各論でいざ負担金を出し合ってどうこうという事業になると、非常
に一つにまとまらないというような点もございます。
ただ、飯山駅に新幹線が通って、信越自然郷、長野県の県が重点的にエリアとして観光事業を進めた
いという一つに指定をされている地域に飯綱町が入っているわけでございますので、私は何とかこの入
っているメリットというものを生かしていくように、これからも工夫をしていきたいと。
また、長野市中心にした信越高原の連絡協議会、これは妙高市、信濃町と合わせて当番で回っている、
これもまた伝統のある一つの協議会ですし、正直言って飯綱町に来るお客様が新幹線で飯山の駅からこ
ちらに見えるよりも、長野の駅で降りられてこちらへしなの鉄道で来て欲しいというのが、私どもの願
っているようなルートですので、従いまして、それぞれの特徴をつかんでやっぱり伸ばしていきたいと。
戸隠高原連山の今度できた国立公園の連絡協議会も、珍しく国が団体をまとめてやっていこうという協
議会で、スタートしたばっかりでございますけれど、うちは 0.7 パーセントしか今度の国立公園には加
盟して、面積的にはいないんですけれど、あの北信五岳等々見る景色は 90 パーセント我が方でいただ
いている、こんなつもりでおりますので、それぞれ団体が持っている特徴を生かした活動を進めていき
たいと、こういうふうに思っております。
(議長 寺島渉)
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清水均議員。
(9 番 清水均)
是非PRの方よろしくお願いいたします。次に飯綱町行政報告書によると飯綱東高原の家族旅行村の
利用客のここ 10 年間の内容は、平成 17 年 15 万 5 千人、18 年が 16 万 5 千人、19 年が 11 万 8 千人、20
年が 11 万 2 千人、21 年が 11 万 3 千人、22 年が 10 万 5 千人、23 年が 9 万 2 千人、24 年 6 万 4 千人、
25 年が 6 万 8 千人、26 年が 5 万 7 千人、27 年が 5 万 8 千人でありました。最高の人出があった平成 18
年と去年と比較すると 65 パーセントの減少でありました。この数字の根拠は何か。また、長期間にわ
たり利用客が減少した要因をどのように分析しているか、以上のことについて町長にお伺いいたします。
(議長 寺島渉)
桜井産業観光課長。
(産業観光課長 桜井俊次)
はい、お答え申し上げます。議員おっしゃるとおり 10 年間の数字を見ますと減少し続けているとい
うことでございます。この要因の分析ということでございますけれども、いろいろな要因が考えられる
と思いますけれども、その幾つかと思われますけれども、実際にはこの 10 年間、東高原の新規の大型
投資は行っておらず、今ある資源を活用して観光してきたというような点、あるいは飯綱町の知名度の
認識でございますけれども、情報発信のやり方でなかなかこの飯綱町を認知をしていただくというとこ
ろが欠けていたのではないかなというような点、あるいは交通網の整備により飯綱町が通過点となって
しまっているような点、また旅行者に対しましては、いろいろ観光地がありますので、その選択肢の多
さという点、あるいは今言われております人口減少、それから高齢化ということでなかなか足を運んで
いただけていないのかなという点、あるいは近年スマホだとかゲーム機だとかそういうのが普及してき
まして、屋外での活動が少なくなってきたというところで、東高原の方に足を運ばれなかったのではな
いかという点、あるいは子どもたちが大変勉強、あるいは塾等で忙しくて、なかなか親御さんたちとレ
クリエーションに来る機会がなかったというような点、また特に屋外ですので天候に左右されますので、
天気が悪かったりあるいは雨が続いたりしたというところでは、なかなか足を運ばれなかったというよ
うなところというようなことで分析をして、今後に生かせたらなというふうに考えております。以上で
す。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
町長、何かありますか。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
今、担当課長から縷々いろんなご説明を申し上げましたけれども、私は一番はやはり合併してから観
光というものに対する考え方というのが、合併前よりも相当気持ち的にダウンしたというふうに思って
います。農業を進めよう、観光はちょっと足踏みしようという、そういう状況というのがこの 11 年続
いてきたように思います。従って、飯綱東高原上がっても変わったものは全然ないし、まるっきりリピ
ーターにとって魅力のない地域になってきてしまったと。夏休みの一番あそこが素晴らしい時期でさえ、
土日に僅か子どもたちが跳んでいますけれども、ウィークデーなんかほとんど人がいないというような、
こういう状況がそういうことによって続いてきたんだろうなというふうに思っています。
確かに観光は 1 回手を着けていきますと、どんどんいろんな意味でリニューアルをしていかなきゃな
らないという、施設型の観光はもう限度がきたのかもしれませんけれども、やはりもう一度どういうお
客さんにどういうものを売りにした観光地にするのかということを、徹底的に研究をして、そして事業
を展開をしていかなければ、このままじり貧で終わっていくような気がしております。
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(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
是非そういうことでお願いいたします。後に出てくるものですから、またそのときに答弁をお願いい
たしたいと思います。
次に移ります。町長の冒頭の挨拶の中で、町は飯綱東高原エリア研究会 12 名の委員を立ち上げたと
のことです。先輩議員の答弁で第三者委員と答えましたが、多様な職業の委員で構成され協議すること
を願っております。
また、新たな発展に期するには、町としての独自の観光対策を展開するとともに、近隣市町村、関係
団体と連携した広域観光政策が重要となります。そこで、委員は主にどのような職業か、また経歴、実
績の持ち主か、町は独自の発展策をどのように具体化しているか、近隣市町村、関係団体と連携した広
域観光をどのように進めるか、以上 3 点について関連項目でありますので、まとめて町長にお伺いいた
します。
(議長 寺島渉)
最初の質問の答えね、桜井産業観光課長。
(産業観光課長 桜井俊次)
はい、お答え申し上げます。飯綱東高原エリア研究会のメンバーということでございますけれども、
12 名で構成されておりまして、構成の範囲につきましては学識経験者、それから観光関係者、それと住
民代表、それからオブザーバーということで 12 名以外に 3 名をお願いしてございます。
学識経験者につきましては、長野大学の非常勤講師の方をお願いしてございます。それから税理士さ
ん、司法書士さんの 3 名でございます。
それから観光関係につきましても 3 名で、JRの関係でお一人、それから飯綱町の観光協会からお一
人、それから雑誌の関係の記者ということでお一人、それから住民代表ということで 6 名をお願いして
ございます。
オブザーバーにつきましては長野地方事務所の商工観光課の課長さん、それと地元の上村区と東高原
区の区長さんをお願いしてございます。ちなみに 12 名のうち女性は 3 名をお願いしてございます。以
上です。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
私の方では 2 番目の独自の町としての政策を考えているのかということですが、これは先ほど若干触
れさせていただきましたけれども、いわゆる施設型の観光ではなくて、東高原を一つの観光地と考えま
すと、あそこの持っている他にない一番の特徴はどういうことかというようなこと。景観であり、あの
全体の持っている人が落ち着くような雰囲気であり、食であり、そういういわゆる飯綱東高原の一番の
特徴であるものを生かした、そういう施策、又は三水地域においては里山を生かした地域への施策、そ
ういうものを町独自の資源として、それをどういうかたちでデザインして周知、販売をしていくと。こ
ういうことが独自の政策だというふうに思っています。
そして、近隣等々の自治体との連携という 3 つ目でございますけれど、これは議員、後ほどの質問に
もありますから、そのときでお答えを申し上げますけれど、信濃町、妙高、長野市、広く小布施、山ノ
内、そういうところとの連携というものが非常にこれからは大事だろうと。いわゆる山ノ内のモンキー
を見て、戸隠の奥社でお参りをして、飯綱の霊仙寺湖で一休みしてもらうとか、そういうような、これ
もどういう商品を作るか、どういう連携をするかというのが非常に大事だというふうに思いますけれど、
もう一つ今、地方創生で進めております都市とのいい意味での交流という意味では、都市と連携をした
観光地づくりというものができないものかなと。例えば、首都圏の千代田区なら千代田区、港区なら港
区と、いい意味での連携をした観光地づくりなんていうのも、非常に一定のお客様を見込めることがで
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平成 28 年 12 月飯綱町議会定例会 会議録(3 日目) 12 月 8 日(木)
きて素晴らしいだろうなというふうに思っています。そんなふうに進めていく考え方でございます。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
是非そのようにお願いします。東京から来ている方もいるもんですから、是非そのようにやっていた
だければ、なお有り難いと思います。
次に移りたいと思います。しなの鉄道は軽井沢から妙高高原まで運営している第三セクターでありま
す。東北信地方の沿線観光地を一体的にPRしたいとのことで、49 団体がしなの鉄道沿線観光協議会を
組織しております。このことについては服部県会議員が 9 月の定例県議会において一般質問で質問され
ましたが、この組織は町にとってメリットがある事業かについて、今後更にどのような対策をとる予定
かを町長にお伺いいたします。
(議長 寺島渉)
桜井産業観光課長。
(産業観光課長 桜井俊次)
お答え申し上げます。平成 27 年 3 月にしなの鉄道の北しなの線が開業しまして、これに併せて飯綱
町もこのしなの鉄道沿線観光協議会に平成 27 年度の途中から加盟してございます。
本年度につきましてはご承知のとおりNHKの大河ドラマの真田丸の放映に併せて、しなの鉄道もこ
の取り組みを今年度は行っているというふうに聞いております。
また、27 年度、観光列車のろくもんの利用促進から、ろくもんクルーズツアーということで 7 月から
12 月まで毎月第 2 の日曜日と月曜日に黒姫まで運行し、牟礼駅でも停まりまして観光キャンペーンを行
ってございます。今のところ 216 名の方がこのろくもんクルーズに乗っておりまして、飯綱町といいま
すか牟礼駅に訪れていただいてございます。このときには職員等々でおもてなしをしているというよう
な状況でございます。
また、本年度ヤギ駅長ということで大変賑わいをみせました、ヤギ駅長。それからリンゴの壁画もご
覧になっていただいているというようなことで、このしなの鉄道沿線観光協議会に加盟していることで、
このようなこともできるというようなことも承知をしてございます。
今後につきましての事業でございますけども、協議会の中で検討していくところではございますけれ
ども、飯綱町を含めました観光事業の推進をできるだけ協議会の中で検討していただくように働きかけ
ていきたいというふうに考えております。以上です。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
是非PRの方、広域ですがよろしくお願いいたしたいと思います。
次に移りたいと思います。えちごトキめき鉄道としなの鉄道が季節的にタイアップし、鉄道沿線妙高
戸隠連山国立公園振興協議会、仮称ではありますが結成し、市町村広域の新たな連携による多様な観光
事業を広域で進めてはどうか、広域なら 2、3 日間の広域のエリアで観光客が楽しむことができると思
いますが、また、妙高戸隠連山国立公園山登りマップに飯綱町から霊仙寺山のルートが入っていないん
ですが、私の提案として、ちょっとたくさんあるんですが、新潟の海と山の生かした人との交流や物流
交換、妙高戸隠連山国立公園を一周する観光や名所、旧跡等を巡る旅のパンフレットを共同で作製し誘
客を図る。また、広域連携による 2、3 日間のエリアで楽しむことができる観光企画も可能です。
飯綱東高原エリア研究会において、町としてスキー場のあり方を抜本的に考え直すとのことですが、
飯綱町から国体選手クラスのスキー選手が育っております。国立公園関連のスキー場の一体化、広域で
のスキー場巡り等を模索し、間違いのない方向を決めていただくようお願いします。
霊仙寺山の中腹、リフト終点から山頂にかけては富士山が遠望できます。飯縄山、戸隠奥社方面への
遊走する登山道の整備をしてはどうか。本日の新聞で戸隠連峰、登山客で活気。国立公園独立知名度ア
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平成 28 年 12 月飯綱町議会定例会 会議録(3 日目) 12 月 8 日(木)
ップが影響へ。今までは約 3,500 人から本年度は約 5,600 人超とのこと。長野市は引き続きPR。飯綱
町も是非PRを、重要かと思いますのでお願いいたしたいと思います。
その次、妙高市と信濃町で大学駅伝大会が行われています。飯綱町も参加できないか。飯綱東高原活
性化のため、グランド、テニスコート等を生かして大学、高校の合宿など呼び込みができないか。それ
らを再整備する考えはあるか。また、飯綱町から霊仙寺山の登山客は何パーセントぐらい増加したかに
ついて町長にお伺いいたします。
(議長 寺島渉)
峯村町長。
(町長 峯村勝盛)
いろいろのご提案をいただきました。前段はともかく具体的にお話のあった新潟県の、昔もあったん
ですが海彦山彦みたいというようなことで、いわゆる人や物流というようなこと。これは非常に定期的
にやっても面白いことですし、うちなんかはりんごの里まつりのときに糸魚川とか、いわゆる海の魚を
来ていただいたというような経過もございますけれども。これはいわゆる相手のあることでもあります
し、このレベルはやはり商工会とか、そういう行政が全てではなくて、民間的なお力を借りるような中
でも大いに取り組んでいきたいというふうに思っております。
次にいわゆる国立公園、従って非常に名前のときに大変一モメをしたわけでございますけれども、私
どもは妙高戸隠連山で終わってしまうと、そこへ飯綱、黒姫と入れてもらわなきゃ困るなというような
ことで話はしていたんですが、そんな馬鹿長い国立公園の名前はありませんというようなことで、こう
いう名前に落ち着いたんですが、やはりこの国立公園、ナショナルパークというものの、この名前のネ
ームバリューはやはりすごいなというふうに思っています。
ただし、私どもの方も先ほど申しましたとおり 0.7 パーセントだけ、この国立公園に飯綱町の地域が
面積的に入っておりますので、メンバーであることは間違いないんで、国立公園にある飯綱町というよ
うなことで大いにパンフレット等作製し、連携するものは連携してやっていきたいと、こういうふうに
思っています。
また、この関連のスキー場のチケット、これは戸隠、飯綱、またいいづなリゾート、黒姫、それに妙
高にもいっぱいありますし、ここら辺の、あと小谷もこの仲間でございますし、糸魚川市、非常に広い
エリアでこういうようなことを一つ今度の妙高戸隠連山国立公園の連絡協議会辺りで大いに議してい
ただきたいと、取り組んでいただきたいというふうに思っています。
あと霊仙寺の中腹から確かに、又はリフトの第 3 リフトの頂上から富士山が遠望できるという素晴ら
しい眺望の場所でございます。そこへの登山ですが、霊仙寺山の登山道は皆さんのご協力によっていつ
も整備をさせていただいておりますけれども、そこから戸隠へ向けてのということになりますと、これ
はまたそちらの方の長野市の戸隠の遭難対策協議会等々にもご相談をする中で協議をしていきたいと。
コースができればそれは非常に面白いなと、今登山ブームでございますしと思っております。
あと駅伝の関係ですが、これは信濃町と妙高市が第 1 回目をやって大変好評だったという報告を受け
ております。特に早稲田、駒澤いわゆる駅伝の馴染みのチームが走っておりますので、非常に知名度も
高くて人気も上がっていると。しかも、かなり標高の高いコースを走らせることによって選手のために
もよろしいというようなことで、実はこれは信濃町の観光協会長が確かマラソンの方の段取りをしてお
られる方だというふうに記憶をしておりますけれども、コースがちょっと短くて、現状では。できれば
是非、飯綱町さんの方にコースの延長を 2 区間か 3 区間延ばすと非常にいい駅伝のコースになると。こ
ういうお話をお伺いしました。是非、ご相談に行きたいというようなお話でしたので、もちろん相談が
あれば大いにこれは前向きに取り組んでいくべきではないかと、こういうふうに考えております。
東高原の活性化のためにグランドやテニスコートの関係でございますけれども、確かに今のテニスコ
ートはもうちょっと古いスタイルのテニスコートで、ほとんどいわゆるやり替えないと使い物にならな
いというか、人気が出ないというような、そういうテニスコートになってしまっております。
そして、隣のグランドは願わくば芝生を植えるようなことをすれば、非常に人気は高まるだろうとい
うふうに思って、そんなご提案をいただいたこともございます。確かにおっしゃるとおりで、実はあそ
この地域に鶴見女子の 100 人ちょっと泊まれる寮があるのは皆さんご存知だというふうに思いますけれ
ども、あれがほとんど私は利用されていないような感じをしておりまして、一昨年になりますか、昨年、
鶴見に行って大学の皆さんにお会いをして貸して欲しいと、都合のいいときに。というようなお願いを
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してまいりました。大いに空いているときは使ってくださいよと。私はかなり一年中空いているんじゃ
ないかというふうに思っておりますけれども。若干、本当に僅かの間、ちょこっと来るだけのような現
実のようでございました。そういうところを使って郷土食が使えたり、また合宿で人がいっぱい来てく
れたり、いろんな意味でお金が落ったりしますので、是非、実は観光協会とか町の観光当局で鶴見の寮
は貸してもらえるように下段取りをしてきておりますので、是非、積極的に動いていただければなと、
そんなふうに思っております。そんなふうに進めていく予定にしております。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
今ひとつ先ほど言った飯綱から霊仙寺の登山客についてはわからないでしょうかね。どのぐらい。
(議長 寺島渉)
町長。
(町長 峯村勝盛)
調べれば出るものであればお答えをしますけれども、どのぐらいのお客さんが行っているかというの
は、正直言って今役場ではつかんでおりませんけれども、調べられるような筋があるようでしたら、後
ほどちょっと調べてお答え申し上げたいと思います。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
今日の新聞で戸隠連峰があんまり多くなったものですから、それでは飯縄山はどうかってことをちょ
っと聞きたいなと思って、急に聞かせていただきました。失礼しました。
次に伺います。ここで質問通告にはなかったんですが、定例会初日に提供していただいた国土交通省
の官公庁の地方創生推進交付金、新型交付金の概要資料によると広域観光周遊ルート形成促進事業は、
外国人旅行者の地方への誘客を図るため、地域が推進する取り組みをパッケージ、ひとまとめにするっ
てことですね、を支援し、海外に強力に発信。また、地域資源を活用した観光地魅力創造事業は歴史的
景観、美しい自然、豊かな農山漁村、魅力ある食文化等の観光資源を生かした、着地型旅行商品と体制
づくり、受入環境整備、二次交通の充実等の施策を一体的に支援することにより、観光資源づくりを推
進とあります。
資金については国から交付金として 2 分の 1、補助残については地方財政措置を講ずるとあります。
期待される効果は先駆的な取組等を後押しすることにより、地方における安定した雇用創出、地方への
新しい人の流れ、町の活性化など地方創生の深化の実現に寄与するとあります。この地方創生推進交付
金については行政の方はご存知でしたか。もし、ご存知あれば早急に開示をお願いしたいと思いますが、
この交付金を最大限に生かした事業を近隣との連携で推進することで新しい展開が可能だと思います。
町の観光事業の発展に寄与できると私は思いますが、町長と小澤副町長にお伺いいたします。
(議長 寺島渉)
小澤副町長。
(副町長 小澤勇人)
はい、お答えします。飯綱町では地方創生推進交付金を活用しまして、世界に誇る力強い産業形成事
業、生涯活躍のまち形成事業、そして住み慣れた地域に住み続けられる町事業、しごとの創業・交流拠
点整備事業ということで申請し、先般、世界に誇る事業についてはもう交付決定は受けておりまして、
ほか三つにつきましても内示を受けたということをご報告させていただいております。
それで、
世界に誇る力強い産業形成事業では事業費 8,200 万ほど、
そして、ほか三つも合計で今回 2,000
万超ということで、ほかの市町村にはない規模の交付を受けておりますので、最大限に活用しているか
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平成 28 年 12 月飯綱町議会定例会 会議録(3 日目) 12 月 8 日(木)
と考えております。
また、全ての事業に観光の面で資金が使えるように申請上も工夫をしておりますので、今後実際に事
業設計していく際に観光というのはきちんと事業化、効果的な事業が行えるように事業設計をしていき
たいと思っています。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
内容についてはいいんですけれど、このパンフレットについては、早急に皆さんに、我々の方にも提
出して欲しかったということなんです。そうすることによって、この通告についてもう少し感じ的に違
うのが出たと思うんですよね。これが初日に出たもんですから、こういう状態でもって通告してしまっ
たものですから、今のような感じでもってやったということになります。そういうことでできたら、わ
かったら早く提出願いたいと思います。
(議長 寺島渉)
これね、議会側が出した資料。はい、質問続けて。
この観光庁のこの事業展開に基づいた具体的な取り組みというのは、何か具体化されているの。
その辺何か答弁があったら。小澤副町長。
(副町長 小澤勇人)
地方創生推進交付金は、地方創生事業の一番の基本の交付金でございますので、もう少し皆様にご理
解いただけるように、きちんと交付金の制度趣旨も説明する機会がもう少しあった方がよかったのかな
というふうに感じました。
そして、観光庁の事業でございますけれど、交付金を活用していく際の大原則になってくるんですけ
れども、補助率と予算規模というのが非常に重要な要素になってきます。国交省の方は、地方創生と比
べますと補助率も悪い交付事業ですし、あと予算額としましてご覧いただくとわかるとおり、16 億とい
うことで、地方創生の方は 1,000 億あるがゆえに、こういった市町村の方にもきちんと行き渡るという
事業ですけれど、こういった各省の補助金となってきますと予算総額が少ないので、相当厳しい門とい
うか、仮に手を挙げたとしても採択を受ける事業額というのが結構少ないということで、補助率の少な
さと予算額の少なさという点で、あまり中心には検討はしていなかったと。むしろ、こちらを使うぐら
いであれば、地方創生の方を使って申請をしてきたというのが基本的な考え方でございます。
しかし、こちらの事業も町の一般財源をかなり支出してしまう結果になってしまうかとは思うんです
けれど、検討していく中で使っていくべきだというふうな考えに至りましたら、積極的に活用していき
たいと思います。今年度は使う予定はないのですけれども、次年度以降も計画しているということです
ので、その補助率や内容等を精査して、申請すべきか検討していきたいと思います。
(議長 寺島渉)
桜井産業観光課長。
(産業観光課長 桜井俊次)
この中の広域観光周遊ルート形成促進事業でございますけれども、ちょっと 9 市町村の自然郷の方の
事務局の方に確認をしましたら、できれば申請をしていきたいと。9 市町村の方で申請をしていきたい
というふうな答えが先日ありましたので、その点だけおつなぎをしたいと思います。お願いします。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
観光面でこういうふうに大変な補助あるもんですから、是非よろしくお願いしたいと思います。
次の項目に移りたいと思います。牟礼駅前の交通安全対策について伺いたいと思います。昨年 12 月
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平成 28 年 12 月飯綱町議会定例会 会議録(3 日目) 12 月 8 日(木)
の定例会において、飯綱町駐車場条例について本会議では可決しましたが、現在、朝の駅前駐車場は通
勤者の車で満車。通勤者以外の電車利用者は駐車できないとの町民の声があります。不定期客の駐車ス
ペースを確保する工夫が必要ではないか。それについては、かどの三河屋さんの裏の町有地を駐車場に
してその場所、又は現在ある駐車場の一部を不定期客の駐車場にしてはどうかについて、町長にお伺い
いたします。
(議長 寺島渉)
徳永企画課長。
(企画課長 徳永裕二)
それでは担当課の方からお答えをさせていただきたいと思います。駅前の駐車場でございますけれど
も、駅前と上段の東側駐車場という言い方をしておりますけれども、開設当初につきましては東側駐車
場、ちょっと高いところにある駐車場に空きが結構見られた状況でしたけれども、現在はその駅前、東
側駐車場ともに、平日は通勤者等の車で大変有効に活用をされておりまして、今議員さんの方から常に
満車というようなお話もございましたけれども、最近も調査、見に行ったりをしておりますけれども、
大体 5 台程度の空きはある状況なのかなということで、担当課の方は思っております。
今、不定期の方の駐車場確保ということでございますけれども、駅前の二つの駐車場、通勤の方で大
変有効に活用されているという点からも、その一部、駅前それから東側駐車場の一部を不定期の方の駐
車場として、常に空けておくというのはちょっと難しいかと思っております。
また、議員さんご提案のかどの三河屋さん裏の町有地の方でございますけれども、仮にここを通勤者
の方の駐車場とするとなると、あそこには歩行者の方の専用道路もありまして、その出入口でもありま
すので、ちょっと朝夕は通勤通学の方など、歩行者と車の両方で混み合うというようなことになります
ので、ちょっと危険かなと。安全性を確保できるかなど、十分な検討が必要なのかなと思います。
また、不定期の方の駐車場、かどの三河屋さんの裏の町有地を不定期の方の駐車場とすることは、見
に行ってまいりましたけれども、大体 10 台弱ぐらいあそこの裏に止めることは可能かとは思いますけ
れども、県道の拡幅の予定なども踏まえ、また冬期間の除雪等のことも考えなければいけないものです
から、その辺ちょっと慎重に検討させていただければと思っておりますが、よろしくお願いいたします。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
自分も駅前から役場へ来るにちょいちょい見るんですが、下の駐車場は枠より外へ出ている駐車して
いる方が多いんですよね。そういう関係でそれを上へもっていくと、わりかし満杯になるんじゃないか
なと思いまして、こういう提案をさせていただきました。
次に送迎用の車が朝夕に駅前に道路に停車、福井団地方面からの道路は半径が、カーブですね、43 メ
ートル、勾配が 8.7 パーセント、100 メートルで 8 メートル 70 上がるということですね。急カーブ、急
勾配であり、見通しがきかないカーブの終了後に駐車しております。追突事故の危険が大きい。特にこ
れからは冬期に向かい凍結する衝突事故の危険性が非常に大きいのです。町としても、安全対策を考え
るべきではないかと思いますが、町長にお伺いいたします。
(議長 寺島渉)
徳永企画課長。
(企画課長 徳永裕二)
それでは、企画課の方で考えていることについて、ご答弁をさせていただきたいと思いますけれども、
特に冬期間は路上での停車、危険だということはもちろん承知をしておるところでございますけれども、
企画の方としましては、停車を控えて欲しい旨の周知等は積極的に行ってまいりたいと思います。
また、そこで停車を控えていただきたいということは、代替の場所、代わる場所が必要になってくる
と思うんですけれども、既にもう駅舎西側、駅舎から三信家具さんの間になりますけれども、一部商栄
会さん等にも貸しているんですが、その辺も見ますと有効に活用はされているようですけれども、若干
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平成 28 年 12 月飯綱町議会定例会 会議録(3 日目) 12 月 8 日(木)
まだスペースがありますので、その辺でうまく路上に停車しないように、空いたスペースでうまく皆さ
んに対応していただけるような方策をちょっと考えてまいりたいとは思いますが、いずれにしましても
駅周辺整備につきましては、県道の整備予定なども踏まえまして、地方創生推進交付金の中で、また対
応してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
(議長 寺島渉)
建設水道課長。
(建設水道課長 森佳也)
はい、建設水道課です。牟礼駅から福井団地へ向かう町道K1号線の線形や勾配は質問のとおりの構
造です。送迎車の方々は、気持ち的に駅の前へ止めたいというのは十分わかっておるんですが、送迎車
の駐車場の確保やルール作りが必要かとは思います。駅を含めました駅全体の整備ということの中で、
こちらの方は考えていければなと思っております。当面、冬期に向けての安全対策ですが、建設課とし
てはこまめな排雪と塩カルの散布で対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたしま
す。
(議長 寺島渉)
清水均議員。
(9 番 清水均)
是非そのように、自動の塩カルあるんですが、それだけじゃちょっと足りないと思いますので、カー
ブ出た途端に駐車している車が非常に多いものですから、非常に危険を感じる。大事故になる前に対策
をお願いしたいと思います。
以上で質問を終了しますが、町民の皆様、行政、議会が知恵を出し合い、協力し合って観光事業の前
進により、新しい飯綱町を作り、進めていかなければと思っております。
飯綱町全体が一歩一歩前進するよう願いを込めて質問を終わらせていただきます。ありがとうござい
ました。
(議長 寺島渉)
清水均議員、ご苦労様でした。
それではこれから暫時休憩に入ります。再開は 10 時 10 分。
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