和束町農家民宿開設補助金交付要綱 (趣旨) 第1条 この要綱は、和束町(以下「町」という。 )の豊かな自然環境及び農村環境を活かした滞在型農 業体験の受入れ等本町における観光受入れ体制の充実を図るため、農家民宿の開設に伴い必要となる 経費に対し、予算の範囲内において補助金を交付するものとし、その交付に関しては、和束町補助金 等の交付に関する規則(平成 26 年和束町規則第 7 号。以下「規則」という。 )及びこの要綱に定める ところによる。 (定義) 第2条 この要綱において「農家民宿」とは、旅館業法(昭和 23 年法律第 138 号)に基づく営業許可を 得て、農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律(平成 6 年法律第 46 号)第 2 条 第 5 項に規定する、農林漁業体験民宿業を営む宿泊施設をいう。 (補助対象者) 第3条 補助対象者は、次の各号のいずれにも該当する者とする。 (1) 町内に住所を有し、町内において農家民宿を開設しようとする者 (2) 補助対象者及び同一家屋に居住する者全員が町税等、町に対する債務を滞納していない者 (3) 国、府、財団等から同一事業に対する助成を受けていない者 (補助の対象) 第4条 補助金の交付対象となる事業(以下「補助対象事業」という。 )は、補助対象者が行う旅館業法 及び食品衛生法(昭和 22 年法律第 233 号)に規定する飲食店の営業許可取得に必要な居宅の改修等農 家民宿の開設に向けた準備であって、次に掲げる要件に該当するものとする。 (1) 居宅の改修等については農家民宿を開設するために行う改修であること。 (2) 交付決定を受けた日の属する会計年度の末日までに事業を完了すること。 (3) 平成 28 年度又は平成 29 年度に農家民宿に係る許可申請手続を行うこと。 2 補助金の交付の対象となる経費(以下「補助対象経費」という。 )は、前項に規定する居宅等の改修 及び施設整備費のうち農家民宿の開設に必要な経費、備品購入費並びに許認可申請関連費用とする。 3 第 1 項に規定する改修の施工業者は、町内に主たる事業所を有する建築関連業者とする。 (補助金の額) 第5条 前条に規定する補助対象経費に対する補助金の額は、事業に要する経費の 2 分の 1 以内の額と する。ただし、算定した額に千円未満の端数が生じたときは、これを切り捨てるものとする。 2 前項に規定する補助金の額は、50 万円を上限とする。 (補助金の交付申請) 第6条 補助金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。 )は、規則第 6 条の規定により補助 金等交付申請書(様式第 1 号)に、次に掲げる書類を添えて町長に提出するものとする。 (1) 事業計画書(別紙 1) (2) 収支予算書(別紙 2) (3) 工事を伴う場合は、工事見積書の写し、施工前の現況写真及び平面図 (4) 前各号に掲げるもののほか、町長が必要と認める書類 (補助金の交付決定) 第8条 町長は前条の規定による申請があったときは、当該申請に係る書類等を審査し、適当であると 認めたときは、速やかに補助金の交付を決定しなければならない。 2 町長は、交付決定をする場合において、当該補助金の交付の目的を達成するため必要があるときは、 条件を付するものとする。 3 町長は、補助金の交付決定をしたときは、その決定内容及びこれに付した条件を規則第 8 条の規定 により補助金等交付決定通知書(様式第 2 号)により、当該申請者に通知するものとする。 (補助金の交付の条件) 第9条 前条第 2 項の規定により補助金の交付決定においては次に掲げる条件を付するものとする。 (1) 規則及びこの要綱の規定に従うこと。 (2) 前条の規定により補助金の交付の決定を受けたもの(以下「補助事業者」という。 )が、事業の内 容を変更する場合においては、規則第 10 条の規定により変更の内容及び理由を記載した書類(様式 第 3 号)を町長に提出し、承認を受けること。ただし、軽微な変更はこの限りではない。 (3) 事業が予定の期間内に完了しない場合又は補助対象事業の遂行が困難となった場合においては、 速やかに町長に報告してその指示を受けること。 (4) 補助対象経費の収入及び支出を明らかにした帳簿並びに証拠書類を整備し、事業完了年度の翌年 度から起算して 5 年間保管すること。 (5) 事業により取得した財産又は効用の増加した財産については事業完了後においても善良な管理者 の注意をもって管理すること。 (6) 町長の承認を受けて財産を処分することにより収入があった場合にはその収入の全部又は一部を 町に納付させることがあること。 (事前着手) 第 10 条 補助事業者は、補助金の交付決定前に補助対象事業を実施した場合は、補助金の交付を受ける ことはできない。ただし、やむを得ない事由により、補助金の交付決定前に補助対象事業を実施しよ うとする場合において、和束町農家民宿開設補助金交付決定前着手届(様式第 4 号)を町長に提出し たときは、この限りでない。 (実績報告) 第 11 条 申請者は、補助対象事業が完了したときは、その日から起算して 30 日を経過した日又は事業 の完了の日が属する年度の翌年度の4月 10 日のいずれか早い日までに規則第 14 条の規定により補助 事業等実績報告書(様式第 5 号)に、次に掲げる書類を添えて町長に提出しなければならない。 (1) 事業報告書(別紙 3) (2) 収支決算書(別紙 4) (3) 事業の実施状況が確認できる写真 (4) 領収書等の写し又は支払を証明する書類 (5) 前各号に掲げるもののほか、町長が必要と認める書類 (補助金の確定) 第 12 条 町長は、前条の報告を受けた場合において、報告書等の書類の審査及び必要に応じて行う現地 調査等により、補助事業の成果が補助金交付決定の内容に適合するものであるかどうかを精査し、こ れに付した条件に適合すると認めたときは、交付すべき補助金の額を確定し、規則第 15 条の規定によ り補助金等確定通知書(様式第 6 号)を補助事業者に通知する。 (補助金の支払) 第 13 条 補助事業者は、補助金の交付を受けようとするときは、補助金等交付請求書(様式第 7 号)を 町長に提出しなければならない。 2 補助金は前条の規定により交付すべき補助金の額を確定したのち支払うものとする。ただし、必要 があると認められる経費については、交付決定額の 3 分の 2 以内の額を概算払することができる。 3 前項の概算払を受けようとする場合は、補助金等概算払請求書(様式第 8 号)を町長に提出しなけ ればならない。 (補助金の返還等) 第 14 条 町長は、補助金の交付を受けた者が次の各号のいずれかに該当するときは、補助金の全部又は 一部の返還を命じることができる。 (1) この要綱に違反したとき又は第9条の規定により町長が付した条件に違反したとき。 (2) 事業の実施について、不正の行為が認められるとき。 (3) 農家民宿を開業しなかったとき。 (その他) 第 15 条 この要綱に定めるもののほか必要な事項は、町長が別に定める。 附 則 この要綱は、公布の日から施行する。
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