2017/2/15 マーケット・フォーカス 投資情報部 三野 博且 株式:日本株 17/3期Q3決算は業績底入れ鮮明、通期は一段の上方修正余地 Q3は減収・経常増益と業績底入れ鮮明、円安・需要改善で、通期は一段の上方修正余地 業種別では輸送用機器や電気機器が上方修正、円安のほか成長分野での需要取り込みも 投資戦略の一環として、17/3通期業績上振れや18/3通期増益が期待される銘柄群に注目。 ①17/3期Q3累計経常利益進ちょく率、②18/3通期経常増益率予想、の各上位15社を掲載 Q3 は 減 収 ・ 経 常 増 益、ドル円反転・需要 改善、通期予想は一 段の上方修正余地 金融・大手商社等を除く東証1部企業(1,175社、発表進ちょく率94%)の17/3期 Q3(16年10~12月)決算は、売上高が前年同期比▲2.4%、経常利益が同+9.0%と減 収・経常増益となった。業績改善の要因としては、①2016年秋以降のドル円反転に よる輸出採算の改善、②世界的な需要持ち直し、③原材料安効果の継続、④企業 のコスト削減努力、等がある。為替はドル円のQ3期中平均が1ドル=109.6円と前年 同期比9.5%の円高にとどまり、Q2に比べ円高のマイナス影響が減退。需要面では、 循環的な景気要因に加え、中国向け工場自動化投資や高機能スマートフォン向け 半導体関連需要の増大等、成長分野での需要取り込みも収益改善要因となった。 通期予想は経常利益が前期比▲5.5%と従来予想に対し減益率が縮小。一方、こ の通期予想とQ3累計からQ4(1~3月)予想を算出すると、経常利益は前年同期比 ▲6.3%と減益見込みで、なお企業の慎重姿勢がうかがわれる。実際、Q4の為替は 2/10までの平均で1ドル=114.3円と前年同期とほぼ同水準。また、需要は足元、改 善基調が続いているとみられ、収益環境からするとQ4は減益予想から一転しQ3に 続く増益、通期の減益率は一段の縮小に向かうと見込まれる。Q4のドル円会社想 定は平均1ドル=110.9円と実勢に比べ3円超の円高と保守的な想定となっている。 17/3期Q3決算レビュー (前年同期比) 通期 予想 従来予想比 修正幅 Q3 累計 対通期予想 進ちょく率 上期 下期 予想 従来予想比 修正幅 Q1 Q2 Q4 予想 Q3 売上高 ▲3.0 0.5 ▲4.6 73.0 ▲5.8 ▲0.3 1.0 ▲5.2 ▲6.3 ▲2.4 1.7 経常利益 ▲5.5 3.2 ▲5.4 81.2 ▲12.5 2.7 7.0 ▲15.6 ▲9.3 9.0 ▲6.3 2.5 3.5 ▲1.7 83.7 ▲11.0 22.7 8.7 ▲20.0 ▲1.3 18.5 31.8 純利益 [17/3通期予想・従来予想比] 売上高 企業数 経常利益 構成比 企業数 構成比 上回る 166 14.1 231 19.7 変わらず 905 77.0 859 73.1 下回る 104 8.9 85 7.2 (注)対象は東証1部3月決算企業(金融、大手商社等を除く1,256社)のうち、17/3期Q3決 発表済み企業1,175社(発表進ちょく率94%)。予想は会社予想(未発表の場合は東洋 経済新報社予想)。会計基準の変更等を考慮せず。単位は%、ポイント、社。従来予 想は16/12末時点。データは2/10時点 17/3期:16年4月~17年3月(Q3累計:4~12月、上期:4~9月、下期:10~3月、 Q1:4~6月、Q2:7~9月、Q3:10~12月、Q4:1~3月) 出所:各種資料よりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 1 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 2017/2/15 マーケット・フォーカス 2014/19/18 17/3期Q3決算レビュー (経常利益、前年同期比) (%) 20 9.4 9.0 10 0 ▲ 10 ▲5.5 ▲5.4 ▲8.7 ▲6.3 ▲9.3 ▲ 20 ▲15.6 ▲ 30 17/3通期 予想 従来 予想 Q1 Q3 累計 Q2 Q3 Q4 予想 18/3通期 予想 (注)1ページの図表と同じデータに基 づく。18/3通期予想 は東洋 経済新 報社予 想 出所:各種資料よりみずほ証券作成 為替・原油相場の期中平均 17/3 通期 107.7 120.1 ▲ 10.3 118.6 132.6 ▲ 10.6 47.4 45.1 5.0 ドル円 (前年同期) (前年同期比) ユーロ円 (前年同期) (前年同期比) 原油価格 (前年同期) (前年同期比) Q3累計 上期 106.6 121.7 ▲ 12.3 118.1 134.4 ▲ 12.2 46.6 48.8 ▲ 4.5 下期 105.2 121.8 ▲ 13.6 118.1 135.1 ▲ 12.6 45.3 52.2 ▲ 13.2 111.1 118.4 ▲ 6.1 119.2 130.1 ▲ 8.4 50.4 38.0 32.6 Q1 Q2 Q3 108.0 121.4 ▲ 11.0 121.9 134.3 ▲ 9.2 45.6 58.0 ▲ 21.2 102.4 122.2 ▲ 16.2 114.3 135.9 ▲ 15.9 44.9 46.5 ▲ 3.4 109.6 121.1 ▲ 9.5 118.0 134.2 ▲ 12.0 49.3 48.7 1.1 Q4 114.3 115.2 ▲ 0.8 121.8 127.2 ▲ 4.3 52.8 33.6 57.0 (注)原油はNY原油先物。単位は1ドル=円、1ユーロ=円、1バレル=ドル、%。17/3通期、下期、Q4は2/10まで 出所:各種資料よりみずほ証券作成 17/3期ドル円会社想定分布 17/3期ユーロ円会社想定分布 (企業数・構成比) (企業数・構成比) 7% 3% 16% 3% 6% 22% 21% 30% 内円:16/11/11 外円:17/2/10 14% 26% 32% 20% 105円未満 105円 105円超110円未満 110円 110円超115円未満 115円以上 17% 20% 10% 18% 7% 5% 内円:16/11/11 外円:17/2/10 17% 17% 16/11/11想定平均:1ドル=106.5円 17/2/10想定平均: 1ドル=107.6円 (うちQ4: 1ドル=110.9円) (Q4実勢:1ドル=114.3円) 20% 23% (注)発表企業155社対象。Q4実勢は2/10までの平均 出所:各種資料よりみずほ証券作成 輸送用機器や 電気 機器が上方修正、円 安や成長分野での需 要取り込みが背景 9% 37% 115円未満 115円 115円超120円未満 120円 120円超125円未満 125円以上 16/11/11想定平均:1ユーロ=118.4円 17/2/10想定平均: 1ユーロ=119.2円 (うちQ4: 1ユーロ=118.0円) (Q4実勢:1ユーロ=121.8円) (注)発表企業69社対象。Q4実勢は2/10までの平均 出所:各種資料よりみずほ証券作成 17/3通期経常利益予想の従来予想比を業種別にみると、輸送用機器(+4,342億 円)、化学、電気機器等が上方修正、小売、情報・通信等が下方修正。輸送用機器 は一部販売計画の引き上げに加え、想定為替の円安方向への見直しが上方修正 要因。電気機器は、為替要因に加え、中国向け工場自動化投資の拡大や高機能 スマートフォン向け半導体関連需要の増大等、成長分野での需要取り込みが一部 で収益の改善要因となっている。また、17/3通期経常利益予想の前期比をみると、 輸送用機器(▲1兆2,588億円)、電気・ガス、電気機器等が減益、情報・通信等が この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 2 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 2017/2/15 マーケット・フォーカス 2014/19/18 増益予想。輸送用機器、電気機器はQ3までの円高が、電気・ガスは原油相場上昇 による燃料費増がそれぞれ収益圧迫要因となっている。情報・通信はスマートフォ ン利用の拡大が増益要因。 なお、東洋経済新報社予想を用いると、対象企業(1,175社)の18/3通期経常利 益予想は前期比+9.4%と17/3通期予想(▲5.5%)から改善。業種別では、輸送用機 器(+4,817億円)、電気機器、機械、鉄鋼等が全体の増益をけん引する見込み。増 益率でみると、鉄鋼が+61.3%で最高。背景には世界的な経済見通しの改善とドル円 相場の反転に加え、減税やインフラ投資等、米トランプ政権による財政刺激策への 期待がある。特にインフラ投資の拡大は鉄鋼等、関連需要の増大と鋼材価格の上 昇につながる可能性があり、実現した場合、今後の収益上振れ要因となろう。また、 日本企業全体でも減税等による米個人消費や設備投資の拡大が一段の収益改善 につながろう。リスクはトランプ政権の保護主義的な通商・通貨政策で、ひとまず協 調姿勢を打ち出した日米首脳会談後もこの点は慎重に見極める必要がある。また、 欧州政治不安による世界経済の減速リスクも引き続き留意点として挙げられる。 業種別経常利益 [増減額、上位・下位各5業種] [17/3通期予想・従来予想比] 輸送用機器 化学 電気機器 5,347 輸送用機器 4,817 1,503 石油・石炭 4,647 電気機器 4,333 1,270 金属製品 998 機械 2,559 不動産 669 鉄鋼 2,360 469 情報・通信 2,294 700 鉱業 649 食料品 全産業 10,763 ▲ 18 全産業 ▲ 18,588 鉄鋼 倉庫・運輸 ▲ 42 機械 鉄鋼 ▲ 52 電気機器 情報・通信 ▲ 111 電気・ガス 小売 ▲ 145 輸送用機器 ▲ 5,000 [18/3通期予想・前期比] 情報・通信 石油・石炭 非鉄金属 [17/3通期予想・前期比] 4,342 0 5,000 10,000 15,000 (億円) 全産業 29,881 ▲ 1,708 繊維製品 208 ▲ 2,679 倉庫・運輸 103 ▲ 4,582 ゴム製品 ▲ 6,706 ▲ 12,588 鉱業 0 ▲ 40,000 ▲ 20,000 33 水産・農林 20,000 (億円) 8 ▲ 47 ▲ 20,000 0 20,000 40,000 (億円) [増減率、上位・下位各5業種] [17/3通期予想・従来予想比] 鉱業 [17/3通期予想・前期比] 23.5 石油・石炭 金属製品 19.3 水産・農林 12.9 輸送用機器 化学 全産業 情報・通信 11.0 水産・農林 10.8 7.8 非鉄金属 6.8 不動産 3.5 [18/3通期予想・前期比] 48.9 鉄鋼 38.5 非鉄金属 8.4 22.6 パルプ・紙 8.1 全産業 61.3 その他製品 16.4 機械 ▲ 5.5 全産業 16.3 9.4 情報・通信 ▲ 0.2 空運 ▲ 13.5 情報・通信 4.2 非鉄金属 ▲ 0.4 機械 ▲ 14.6 不動産 4.2 鉄鋼 ▲ 1.3 輸送用機器 小売 ▲ 2.4 鉄鋼 倉庫・運輸 ▲ 4.0 ▲ 40 ▲ 20 ▲ 17.4 ▲ 30.7 電気・ガス 0 20 40 (%) ▲ 40.6 ▲ 200 ▲ 100 陸運 4.0 水産・農林 2.7 鉱業 0 100 200 (%) ▲ 100 ▲ 1.4 ▲ 50 0 50 100 (%) (注)1ページ図表と同じデータに基づく。従来予想は16/12末時点。データは2/10時点 出所:各種資料よりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 3 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 2017/2/15 マーケット・フォーカス 2014/19/18 17/3通期経常利益予想修正額ランキング [上方修正額上位10社] 17/3通期経常利益(億円、%) No. コード 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 7203 7267 6762 5020 1605 9501 4188 5411 7211 9101 銘柄名 トヨタ ホンダ TDK JX 国際石開帝石 東電HD 三菱ケミHD JFE 三菱自 郵船 業種名 従来予想 最新予想 輸送用機器 19,000 輸送用機器 7,700 電気機器 750 石油・石炭 2,300 鉱業 2,840 電気・ガス 2,400 化学 2,140 鉄鋼 300 輸送用機器 ▲ 282 海運 ▲ 260 10社平均 修正額 20,700 9,250 2,120 3,000 3,400 2,910 2,570 700 15 0 修正率 1,700 1,550 1,370 700 560 510 430 400 297 260 16/12末比 株価騰落率 (%) 8.9 20.1 182.7 30.4 19.7 21.3 20.1 133.3 - ▲ 6.3 5.6 ▲ 4.5 6.3 ▲ 5.8 ▲ 8.3 9.0 19.3 3.3 9.2 2.8 [下方修正額上位10社] 17/3通期経常利益(億円、%) No. コード 銘柄名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 6701 6758 5406 5713 9433 7261 6366 6330 2767 9504 NEC ソニー 神戸鋼 住友鉱 KDDI マツダ 千代建 東洋エンジ フィールズ 中国電 業種名 従来予想 最新予想 電気機器 900 電気機器 2,500 鉄鋼 100 非鉄金属 330 情報・通信 9,100 輸送用機器 1,550 建設 140 建設 105 卸売 20 電気・ガス 190 10社平均 日経平均株価 修正額 200 1,960 ▲ 300 10 8,900 1,350 0 10 ▲ 75 110 修正率 ▲ 700 ▲ 540 ▲ 400 ▲ 320 ▲ 200 ▲ 200 ▲ 140 ▲ 95 ▲ 95 ▲ 80 16/12末比 株価騰落率 (%) ▲ 77.8 ▲ 21.6 ▲ 400.0 ▲ 97.0 ▲ 2.2 ▲ 12.9 ▲ 100.0 ▲ 90.5 ▲ 475.0 ▲ 42.1 ▲ 12.9 9.6 ▲ 1.1 5.4 1.0 ▲ 16.9 ▲ 10.2 ▲ 9.3 ▲ 9.1 ▲ 9.0 ▲ 5.2 1.4 (注)1ページ図表と同じデータに基づく。データは2/10時点 出所:各種資料よりみずほ証券作成 個別企業の17/3期Q3増益・減益要因 (前年同期比) 業種 コード 電 気 機 器 輸 送 用 機 器 銘柄名 内容 項目 増減額 増益要因(抜粋) 減益要因(抜粋) 6501 日立 調整後 営業利益 +59億円 収益性改善等:+439億円 為替影響:▲200億円 グループ再編:▲180億円 6506 安川電機 Q3累計 営業利益 ▲56億円 付加価値増:+43億円 売上増による利益増:+40億円 為替影響:▲92億円 7203 トヨタ 営業利益 ▲2,836億円 営業面の努力:+950億円 原価改善の努力:+850億円 為替変動の影響:▲2,050億円 諸経費の増加ほか:▲1,800億円 7267 ホンダ 営業利益 +446億円 販売費・一般管理費の減少:+866億円 コストダウン効果等:+519億円 売上変動・構成差等:+31億円 為替影響:▲829億円 研究開発費の増加:▲141億円 7270 富士重 営業利益 ▲524億円 売上構成差等:+357億円 原価低減:+83億円 諸経費等:▲529億円 為替レート差:▲419億円 試験研究費:▲16億円 ▲2,911億円 売上:+1,421億円 コスト削減等:+428億円 為替:▲3,590億円 合計(概算) . (注)主要企業のうち17/3期Q3決算説明会資料にQ3増益要因・減益要因の説明があるものを任意に抜粋(安川電機はQ3累計) 出所:各種資料よりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 4 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 2017/2/15 マーケット・フォーカス 2014/19/18 17/3 通 期 業 績 上 振 れ や 18/3 通 期増益 が期待される銘柄群 に注目 投資戦略の一環として、17/3通期業績の上振れや18/3通期増益が期待される 銘柄群に注目。以下、東証1部3月決算企業(赤字予想等を除く)を対象に、①17/3 期Q3累計経常利益進ちょく率ランキング、②18/3通期経常増益率予想ランキング を行い、各上位15社を掲載。①には電気・ガス、医薬品等の内需系安定業種が、② にはその他製品、鉄鋼、電気機器、機械等の外需系・景気敏感業種が多く並ぶ。 ① 17/3期Q3累計経常利益進ちょく率ランキング (上位15社) 1 9503 関西電 電気・ガス 16/12末比 17/3期Q3累計経常利益 17/3通期 17/3期Q4 18/3通期 株価 ドル円 経常利益 前年同期 対通期予 経常利益 騰落率 予想・前期 企業想定 予想・前期 比 想進ちょく (%) 比(%) (1ドル=円) 比(%) (%) 率(%) 1,255.0 ▲ 1.8 14.4 170.6 ▲52.4 11.3 2 7974 任天堂 その他製品 23,645 ▲ 3.6 ▲11.2 163.7 4.2 - 250.0 3 4502 武田 医薬品 5,128 6.1 35.1 157.6 9.9 115 6.4 4 9502 中部電 電気・ガス 1,504.0 ▲ 7.9 ▲26.9 126.0 ▲51.1 - 8.0 5 4568 第一三共 医薬品 2,604.0 8.9 ▲9.0 120.4 ▲10.1 110 ▲9.1 6 9501 東電HD 電気・ガス 433 ▲ 8.3 ▲29.8 105.2 ▲10.7 - ▲10.7 7 4523 エーザイ 医薬品 6,315 ▲ 5.9 20.1 97.0 16.5 113 1.2 8 2267 ヤクルト 食料品 6,280 15.9 ▲10.0 95.9 ▲15.1 - 10.5 9 10 9202 ANAHD 9020 JR東日本 空運 陸運 330.0 10,405 4.8 3.0 10.7 ▲4.4 95.6 93.8 ▲0.6 ▲8.4 - 6.2 5.1 11 9021 JR西日本 陸運 12 13 4503 アステラス 9022 JR東海 医薬品 陸運 14 9432 NTT 15 9437 NTTドコモ No. コード 銘柄名 業種名 株価 (円) 7,363 2.6 ▲4.3 91.2 ▲3.2 - 4.5 1,533.5 18,570 ▲ 5.5 ▲ 3.4 6.8 6.4 91.0 91.0 2.4 1.7 - 4.9 4.2 情報・通信 4,957 0.9 16.6 90.8 8.3 - 6.6 情報・通信 2,739.5 2.9 24.9 90.4 20.3 - 3.8 (注)1ページ図表と同じデータに基づく。東証1部・時価総額1兆円以上の銘柄(赤字予想等を除く)を対象に抽出。データは2/10時点 出所:各種資料よりみずほ証券作成 ②18/3通期経常増益率予想ランキング (上位15社) No. コード 銘柄名 業種名 1 2 7974 任天堂 その他製品 5401 新日鉄住金 鉄鋼 3 6758 ソニー 電気機器 4 5 6702 富士通 9531 東ガス 電気機器 電気・ガス 6 5411 JFE 鉄鋼 7 8 7011 三菱重 6301 コマツ 機械 機械 16/12末比 17/3期Q3累計経常利益 17/3通期 17/3期Q4 18/3通期 株価 ドル円 経常利益 前年同期 対通期予 経常利益 騰落率 比 想進ちょく 予想・前期 企業想定 予想・前期 (%) 比(%) (1ドル=円) 比(%) (%) 率(%) 株価 (円) 23,645 2,797.5 ▲ 3.6 7.3 ▲11.2 ▲41.3 163.7 83.5 4.2 ▲35.3 115 250.0 92.3 3,590 9.6 ▲59.5 83.6 ▲35.6 118 63.3 647.0 527.0 ▲ 0.4 ▲ 0.4 305.2 ▲79.6 52.5 55.6 ▲1.4 ▲75.6 105 115 61.5 58.7 2,123.5 19.3 ▲29.9 63.1 9.0 112 57.1 459.5 2,820.5 ▲ 13.7 6.5 ▲70.8 ▲32.6 28.3 71.2 ▲33.9 ▲29.2 - 38.9 27.6 9 4543 テルモ 精密機器 3,995 ▲ 7.4 ▲14.4 84.2 ▲15.2 110 22.6 10 11 4005 住友化 9613 NTTデータ 化学 情報・通信 633 5,390 13.8 ▲ 4.6 ▲20.0 20.0 88.5 74.6 ▲24.1 ▲0.2 - 20.8 16.3 12 5802 住友電 非鉄金属 1,847.5 9.5 7.9 75.1 ▲3.4 - 15.6 13 14 6594 日電産 6503 三菱電 電気機器 電気機器 10,530 1,678.0 4.4 3.0 14.2 ▲10.3 77.0 71.3 17.3 ▲13.7 110 110 12.9 12.7 15 4507 塩野義 医薬品 5,648 0.9 36.7 86.2 4.6 - 11.8 (注)1ページ図表と同じデータに基づく。東証1部・時価総額1兆円以上の銘柄(赤字予想等を除く)を対象に抽出。データは2/10時点 出所:各種資料よりみずほ証券作成 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 5 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 2017/2/15 マーケット・フォーカス 2014/19/18 金融商品取引法に係る重要事項 ■国内株式のリスク リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。株価の下落や発行者の信用状況の悪化 等により、投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。 ■国内株式の手数料等諸費用について ○国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託手数料 をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2%(税 込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。 ○株式を募集等により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。 ○保護預かり口座管理料は無料です。 ■外国株式のリスク ○外国株式投資にあたっては、株価変動リスク、発行者の信用リスク、為替変動リスク(平価切り下げ等も含 む)、国や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込 むことがあり、損失を被ることがあります。 ○現地の税法、会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与 えることがあります。 ○各国の取引ルールの違いにより、取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、ご注文内容が 当該証券の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。 ○外国株式において有償増資等が行われた場合は、外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売 却してお客さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市場が存在しない場合や売却市 場があっても当該証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生し ても本邦投資家が取り扱いできないことがあります。 ○外国株式の銘柄(国内取引所上場銘柄および国内非上場公募銘柄等を除く)については、わが国の金融商 品取引法に基づいた発行者開示は行われていません。 ■外国株式の手数料等諸費用について ○外国委託取引 国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および 諸費用の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。詳 細は当社の担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金に 対して最大 1.08%+2,700 円(税込み)、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円(税込み)、 約定代金 55,000 円以下の場合、約定代金に対して一律 10.8%(税込み)の手数料をご負担いただきます。 ○国内店頭(仕切り)取引 お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別 途手数料および諸費用はかかりません。 ○国内委託取引 当社の国内株式手数料に準じます。約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託 手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2%(税込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。 ○外国証券取引口座 外国証券取引口座を開設されていないお客さまは、外国証券取引口座の開設が必要となります。外国証券取 引口座管理料は無料です。 外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決 定した為替レートによるものとします。 商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書または お客さま向け資料等をよくお読みください。 商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号 加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 広告審査番号 : MG5690-170215-06 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。 6 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
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