マーケット・フォーカス

2017/2/15
マーケット・フォーカス
投資情報部
三野 博且
株式:日本株
17/3期Q3決算は業績底入れ鮮明、通期は一段の上方修正余地
 Q3は減収・経常増益と業績底入れ鮮明、円安・需要改善で、通期は一段の上方修正余地
 業種別では輸送用機器や電気機器が上方修正、円安のほか成長分野での需要取り込みも
 投資戦略の一環として、17/3通期業績上振れや18/3通期増益が期待される銘柄群に注目。
①17/3期Q3累計経常利益進ちょく率、②18/3通期経常増益率予想、の各上位15社を掲載
Q3 は 減 収 ・ 経 常 増
益、ドル円反転・需要
改善、通期予想は一
段の上方修正余地
金融・大手商社等を除く東証1部企業(1,175社、発表進ちょく率94%)の17/3期
Q3(16年10~12月)決算は、売上高が前年同期比▲2.4%、経常利益が同+9.0%と減
収・経常増益となった。業績改善の要因としては、①2016年秋以降のドル円反転に
よる輸出採算の改善、②世界的な需要持ち直し、③原材料安効果の継続、④企業
のコスト削減努力、等がある。為替はドル円のQ3期中平均が1ドル=109.6円と前年
同期比9.5%の円高にとどまり、Q2に比べ円高のマイナス影響が減退。需要面では、
循環的な景気要因に加え、中国向け工場自動化投資や高機能スマートフォン向け
半導体関連需要の増大等、成長分野での需要取り込みも収益改善要因となった。
通期予想は経常利益が前期比▲5.5%と従来予想に対し減益率が縮小。一方、こ
の通期予想とQ3累計からQ4(1~3月)予想を算出すると、経常利益は前年同期比
▲6.3%と減益見込みで、なお企業の慎重姿勢がうかがわれる。実際、Q4の為替は
2/10までの平均で1ドル=114.3円と前年同期とほぼ同水準。また、需要は足元、改
善基調が続いているとみられ、収益環境からするとQ4は減益予想から一転しQ3に
続く増益、通期の減益率は一段の縮小に向かうと見込まれる。Q4のドル円会社想
定は平均1ドル=110.9円と実勢に比べ3円超の円高と保守的な想定となっている。
17/3期Q3決算レビュー (前年同期比)
通期
予想
従来予想比
修正幅
Q3
累計
対通期予想
進ちょく率
上期
下期
予想
従来予想比
修正幅
Q1
Q2
Q4
予想
Q3
売上高
▲3.0
0.5
▲4.6
73.0
▲5.8
▲0.3
1.0
▲5.2
▲6.3
▲2.4
1.7
経常利益
▲5.5
3.2
▲5.4
81.2
▲12.5
2.7
7.0
▲15.6
▲9.3
9.0
▲6.3
2.5
3.5
▲1.7
83.7
▲11.0
22.7
8.7
▲20.0
▲1.3
18.5
31.8
純利益
[17/3通期予想・従来予想比]
売上高
企業数
経常利益
構成比
企業数
構成比
上回る
166
14.1
231
19.7
変わらず
905
77.0
859
73.1
下回る
104
8.9
85
7.2
(注)対象は東証1部3月決算企業(金融、大手商社等を除く1,256社)のうち、17/3期Q3決
発表済み企業1,175社(発表進ちょく率94%)。予想は会社予想(未発表の場合は東洋
経済新報社予想)。会計基準の変更等を考慮せず。単位は%、ポイント、社。従来予
想は16/12末時点。データは2/10時点
17/3期:16年4月~17年3月(Q3累計:4~12月、上期:4~9月、下期:10~3月、
Q1:4~6月、Q2:7~9月、Q3:10~12月、Q4:1~3月)
出所:各種資料よりみずほ証券作成
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
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17/3期Q3決算レビュー (経常利益、前年同期比)
(%)
20
9.4
9.0
10
0
▲ 10
▲5.5
▲5.4
▲8.7
▲6.3
▲9.3
▲ 20
▲15.6
▲ 30
17/3通期
予想
従来
予想
Q1
Q3
累計
Q2
Q3
Q4
予想
18/3通期
予想
(注)1ページの図表と同じデータに基 づく。18/3通期予想 は東洋 経済新 報社予 想
出所:各種資料よりみずほ証券作成
為替・原油相場の期中平均
17/3
通期
107.7
120.1
▲ 10.3
118.6
132.6
▲ 10.6
47.4
45.1
5.0
ドル円
(前年同期)
(前年同期比)
ユーロ円
(前年同期)
(前年同期比)
原油価格
(前年同期)
(前年同期比)
Q3累計
上期
106.6
121.7
▲ 12.3
118.1
134.4
▲ 12.2
46.6
48.8
▲ 4.5
下期
105.2
121.8
▲ 13.6
118.1
135.1
▲ 12.6
45.3
52.2
▲ 13.2
111.1
118.4
▲ 6.1
119.2
130.1
▲ 8.4
50.4
38.0
32.6
Q1
Q2
Q3
108.0
121.4
▲ 11.0
121.9
134.3
▲ 9.2
45.6
58.0
▲ 21.2
102.4
122.2
▲ 16.2
114.3
135.9
▲ 15.9
44.9
46.5
▲ 3.4
109.6
121.1
▲ 9.5
118.0
134.2
▲ 12.0
49.3
48.7
1.1
Q4
114.3
115.2
▲ 0.8
121.8
127.2
▲ 4.3
52.8
33.6
57.0
(注)原油はNY原油先物。単位は1ドル=円、1ユーロ=円、1バレル=ドル、%。17/3通期、下期、Q4は2/10まで
出所:各種資料よりみずほ証券作成
17/3期ドル円会社想定分布
17/3期ユーロ円会社想定分布
(企業数・構成比)
(企業数・構成比)
7%
3%
16%
3% 6%
22% 21%
30%
内円:16/11/11
外円:17/2/10
14%
26%
32%
20%
105円未満
105円
105円超110円未満
110円
110円超115円未満
115円以上
17%
20% 10%
18%
7%
5%
内円:16/11/11
外円:17/2/10 17%
17%
16/11/11想定平均:1ドル=106.5円
17/2/10想定平均: 1ドル=107.6円
(うちQ4: 1ドル=110.9円)
(Q4実勢:1ドル=114.3円)
20%
23%
(注)発表企業155社対象。Q4実勢は2/10までの平均
出所:各種資料よりみずほ証券作成
輸送用機器や 電気
機器が上方修正、円
安や成長分野での需
要取り込みが背景
9%
37%
115円未満
115円
115円超120円未満
120円
120円超125円未満
125円以上
16/11/11想定平均:1ユーロ=118.4円
17/2/10想定平均: 1ユーロ=119.2円
(うちQ4: 1ユーロ=118.0円)
(Q4実勢:1ユーロ=121.8円)
(注)発表企業69社対象。Q4実勢は2/10までの平均
出所:各種資料よりみずほ証券作成
17/3通期経常利益予想の従来予想比を業種別にみると、輸送用機器(+4,342億
円)、化学、電気機器等が上方修正、小売、情報・通信等が下方修正。輸送用機器
は一部販売計画の引き上げに加え、想定為替の円安方向への見直しが上方修正
要因。電気機器は、為替要因に加え、中国向け工場自動化投資の拡大や高機能
スマートフォン向け半導体関連需要の増大等、成長分野での需要取り込みが一部
で収益の改善要因となっている。また、17/3通期経常利益予想の前期比をみると、
輸送用機器(▲1兆2,588億円)、電気・ガス、電気機器等が減益、情報・通信等が
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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2014/19/18
増益予想。輸送用機器、電気機器はQ3までの円高が、電気・ガスは原油相場上昇
による燃料費増がそれぞれ収益圧迫要因となっている。情報・通信はスマートフォ
ン利用の拡大が増益要因。
なお、東洋経済新報社予想を用いると、対象企業(1,175社)の18/3通期経常利
益予想は前期比+9.4%と17/3通期予想(▲5.5%)から改善。業種別では、輸送用機
器(+4,817億円)、電気機器、機械、鉄鋼等が全体の増益をけん引する見込み。増
益率でみると、鉄鋼が+61.3%で最高。背景には世界的な経済見通しの改善とドル円
相場の反転に加え、減税やインフラ投資等、米トランプ政権による財政刺激策への
期待がある。特にインフラ投資の拡大は鉄鋼等、関連需要の増大と鋼材価格の上
昇につながる可能性があり、実現した場合、今後の収益上振れ要因となろう。また、
日本企業全体でも減税等による米個人消費や設備投資の拡大が一段の収益改善
につながろう。リスクはトランプ政権の保護主義的な通商・通貨政策で、ひとまず協
調姿勢を打ち出した日米首脳会談後もこの点は慎重に見極める必要がある。また、
欧州政治不安による世界経済の減速リスクも引き続き留意点として挙げられる。
業種別経常利益
[増減額、上位・下位各5業種]
[17/3通期予想・従来予想比]
輸送用機器
化学
電気機器
5,347
輸送用機器
4,817
1,503
石油・石炭
4,647
電気機器
4,333
1,270
金属製品
998
機械
2,559
不動産
669
鉄鋼
2,360
469
情報・通信
2,294
700
鉱業
649
食料品
全産業
10,763
▲ 18
全産業
▲ 18,588
鉄鋼
倉庫・運輸
▲ 42
機械
鉄鋼
▲ 52
電気機器
情報・通信 ▲ 111
電気・ガス
小売 ▲ 145
輸送用機器
▲ 5,000
[18/3通期予想・前期比]
情報・通信
石油・石炭
非鉄金属
[17/3通期予想・前期比]
4,342
0
5,000
10,000 15,000
(億円)
全産業
29,881
▲ 1,708
繊維製品
208
▲ 2,679
倉庫・運輸
103
▲ 4,582
ゴム製品
▲ 6,706
▲ 12,588
鉱業
0
▲ 40,000 ▲ 20,000
33
水産・農林
20,000
(億円)
8
▲ 47
▲ 20,000
0
20,000
40,000
(億円)
[増減率、上位・下位各5業種]
[17/3通期予想・従来予想比]
鉱業
[17/3通期予想・前期比]
23.5
石油・石炭
金属製品
19.3
水産・農林
12.9
輸送用機器
化学
全産業
情報・通信
11.0
水産・農林
10.8
7.8
非鉄金属
6.8
不動産
3.5
[18/3通期予想・前期比]
48.9
鉄鋼
38.5
非鉄金属
8.4
22.6
パルプ・紙
8.1
全産業
61.3
その他製品
16.4
機械
▲ 5.5
全産業
16.3
9.4
情報・通信
▲ 0.2
空運
▲ 13.5
情報・通信
4.2
非鉄金属
▲ 0.4
機械
▲ 14.6
不動産
4.2
鉄鋼
▲ 1.3
輸送用機器
小売
▲ 2.4
鉄鋼
倉庫・運輸
▲ 4.0
▲ 40
▲ 20
▲ 17.4
▲ 30.7
電気・ガス
0
20
40
(%)
▲ 40.6
▲ 200 ▲ 100
陸運
4.0
水産・農林
2.7
鉱業
0
100
200
(%)
▲ 100
▲ 1.4
▲ 50
0
50
100
(%)
(注)1ページ図表と同じデータに基づく。従来予想は16/12末時点。データは2/10時点
出所:各種資料よりみずほ証券作成
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17/3通期経常利益予想修正額ランキング
[上方修正額上位10社]
17/3通期経常利益(億円、%)
No.
コード
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
7203
7267
6762
5020
1605
9501
4188
5411
7211
9101
銘柄名
トヨタ
ホンダ
TDK
JX
国際石開帝石
東電HD
三菱ケミHD
JFE
三菱自
郵船
業種名
従来予想
最新予想
輸送用機器
19,000
輸送用機器
7,700
電気機器
750
石油・石炭
2,300
鉱業
2,840
電気・ガス
2,400
化学
2,140
鉄鋼
300
輸送用機器
▲ 282
海運
▲ 260
10社平均
修正額
20,700
9,250
2,120
3,000
3,400
2,910
2,570
700
15
0
修正率
1,700
1,550
1,370
700
560
510
430
400
297
260
16/12末比
株価騰落率
(%)
8.9
20.1
182.7
30.4
19.7
21.3
20.1
133.3
-
▲ 6.3
5.6
▲ 4.5
6.3
▲ 5.8
▲ 8.3
9.0
19.3
3.3
9.2
2.8
[下方修正額上位10社]
17/3通期経常利益(億円、%)
No.
コード
銘柄名
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
6701
6758
5406
5713
9433
7261
6366
6330
2767
9504
NEC
ソニー
神戸鋼
住友鉱
KDDI
マツダ
千代建
東洋エンジ
フィールズ
中国電
業種名
従来予想
最新予想
電気機器
900
電気機器
2,500
鉄鋼
100
非鉄金属
330
情報・通信
9,100
輸送用機器
1,550
建設
140
建設
105
卸売
20
電気・ガス
190
10社平均
日経平均株価
修正額
200
1,960
▲ 300
10
8,900
1,350
0
10
▲ 75
110
修正率
▲ 700
▲ 540
▲ 400
▲ 320
▲ 200
▲ 200
▲ 140
▲ 95
▲ 95
▲ 80
16/12末比
株価騰落率
(%)
▲ 77.8
▲ 21.6
▲ 400.0
▲ 97.0
▲ 2.2
▲ 12.9
▲ 100.0
▲ 90.5
▲ 475.0
▲ 42.1
▲ 12.9
9.6
▲ 1.1
5.4
1.0
▲ 16.9
▲ 10.2
▲ 9.3
▲ 9.1
▲ 9.0
▲ 5.2
1.4
(注)1ページ図表と同じデータに基づく。データは2/10時点
出所:各種資料よりみずほ証券作成
個別企業の17/3期Q3増益・減益要因 (前年同期比)
業種 コード
電
気
機
器
輸
送
用
機
器
銘柄名
内容
項目
増減額
増益要因(抜粋)
減益要因(抜粋)
6501
日立
調整後
営業利益
+59億円
収益性改善等:+439億円
為替影響:▲200億円
グループ再編:▲180億円
6506
安川電機
Q3累計
営業利益
▲56億円
付加価値増:+43億円
売上増による利益増:+40億円
為替影響:▲92億円
7203
トヨタ
営業利益
▲2,836億円
営業面の努力:+950億円
原価改善の努力:+850億円
為替変動の影響:▲2,050億円
諸経費の増加ほか:▲1,800億円
7267
ホンダ
営業利益
+446億円
販売費・一般管理費の減少:+866億円
コストダウン効果等:+519億円
売上変動・構成差等:+31億円
為替影響:▲829億円
研究開発費の増加:▲141億円
7270
富士重
営業利益
▲524億円
売上構成差等:+357億円
原価低減:+83億円
諸経費等:▲529億円
為替レート差:▲419億円
試験研究費:▲16億円
▲2,911億円
売上:+1,421億円
コスト削減等:+428億円
為替:▲3,590億円
合計(概算)
.
(注)主要企業のうち17/3期Q3決算説明会資料にQ3増益要因・減益要因の説明があるものを任意に抜粋(安川電機はQ3累計)
出所:各種資料よりみずほ証券作成
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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17/3 通 期 業 績 上 振
れ や 18/3 通 期増益
が期待される銘柄群
に注目
投資戦略の一環として、17/3通期業績の上振れや18/3通期増益が期待される
銘柄群に注目。以下、東証1部3月決算企業(赤字予想等を除く)を対象に、①17/3
期Q3累計経常利益進ちょく率ランキング、②18/3通期経常増益率予想ランキング
を行い、各上位15社を掲載。①には電気・ガス、医薬品等の内需系安定業種が、②
にはその他製品、鉄鋼、電気機器、機械等の外需系・景気敏感業種が多く並ぶ。
① 17/3期Q3累計経常利益進ちょく率ランキング (上位15社)
1
9503 関西電
電気・ガス
16/12末比 17/3期Q3累計経常利益 17/3通期 17/3期Q4 18/3通期
株価
ドル円
経常利益
前年同期 対通期予 経常利益
騰落率
予想・前期
企業想定
予想・前期
比
想進ちょく
(%)
比(%)
(1ドル=円)
比(%)
(%)
率(%)
1,255.0
▲ 1.8
14.4
170.6
▲52.4
11.3
2
7974 任天堂
その他製品
23,645
▲ 3.6
▲11.2
163.7
4.2
-
250.0
3
4502 武田
医薬品
5,128
6.1
35.1
157.6
9.9
115
6.4
4
9502 中部電
電気・ガス
1,504.0
▲ 7.9
▲26.9
126.0
▲51.1
-
8.0
5
4568 第一三共
医薬品
2,604.0
8.9
▲9.0
120.4
▲10.1
110
▲9.1
6
9501 東電HD
電気・ガス
433
▲ 8.3
▲29.8
105.2
▲10.7
-
▲10.7
7
4523 エーザイ
医薬品
6,315
▲ 5.9
20.1
97.0
16.5
113
1.2
8
2267 ヤクルト
食料品
6,280
15.9
▲10.0
95.9
▲15.1
-
10.5
9
10
9202 ANAHD
9020 JR東日本
空運
陸運
330.0
10,405
4.8
3.0
10.7
▲4.4
95.6
93.8
▲0.6
▲8.4
-
6.2
5.1
11
9021 JR西日本
陸運
12
13
4503 アステラス
9022 JR東海
医薬品
陸運
14
9432 NTT
15
9437 NTTドコモ
No. コード
銘柄名
業種名
株価
(円)
7,363
2.6
▲4.3
91.2
▲3.2
-
4.5
1,533.5
18,570
▲ 5.5
▲ 3.4
6.8
6.4
91.0
91.0
2.4
1.7
-
4.9
4.2
情報・通信
4,957
0.9
16.6
90.8
8.3
-
6.6
情報・通信
2,739.5
2.9
24.9
90.4
20.3
-
3.8
(注)1ページ図表と同じデータに基づく。東証1部・時価総額1兆円以上の銘柄(赤字予想等を除く)を対象に抽出。データは2/10時点
出所:各種資料よりみずほ証券作成
②18/3通期経常増益率予想ランキング (上位15社)
No. コード
銘柄名
業種名
1
2
7974 任天堂
その他製品
5401 新日鉄住金 鉄鋼
3
6758 ソニー
電気機器
4
5
6702 富士通
9531 東ガス
電気機器
電気・ガス
6
5411 JFE
鉄鋼
7
8
7011 三菱重
6301 コマツ
機械
機械
16/12末比 17/3期Q3累計経常利益 17/3通期 17/3期Q4 18/3通期
株価
ドル円
経常利益
前年同期 対通期予 経常利益
騰落率
比
想進ちょく 予想・前期 企業想定 予想・前期
(%)
比(%)
(1ドル=円)
比(%)
(%)
率(%)
株価
(円)
23,645
2,797.5
▲ 3.6
7.3
▲11.2
▲41.3
163.7
83.5
4.2
▲35.3
115
250.0
92.3
3,590
9.6
▲59.5
83.6
▲35.6
118
63.3
647.0
527.0
▲ 0.4
▲ 0.4
305.2
▲79.6
52.5
55.6
▲1.4
▲75.6
105
115
61.5
58.7
2,123.5
19.3
▲29.9
63.1
9.0
112
57.1
459.5
2,820.5
▲ 13.7
6.5
▲70.8
▲32.6
28.3
71.2
▲33.9
▲29.2
-
38.9
27.6
9
4543 テルモ
精密機器
3,995
▲ 7.4
▲14.4
84.2
▲15.2
110
22.6
10
11
4005 住友化
9613 NTTデータ
化学
情報・通信
633
5,390
13.8
▲ 4.6
▲20.0
20.0
88.5
74.6
▲24.1
▲0.2
-
20.8
16.3
12
5802 住友電
非鉄金属
1,847.5
9.5
7.9
75.1
▲3.4
-
15.6
13
14
6594 日電産
6503 三菱電
電気機器
電気機器
10,530
1,678.0
4.4
3.0
14.2
▲10.3
77.0
71.3
17.3
▲13.7
110
110
12.9
12.7
15
4507 塩野義
医薬品
5,648
0.9
36.7
86.2
4.6
-
11.8
(注)1ページ図表と同じデータに基づく。東証1部・時価総額1兆円以上の銘柄(赤字予想等を除く)を対象に抽出。データは2/10時点
出所:各種資料よりみずほ証券作成
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
5
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2017/2/15
マーケット・フォーカス
2014/19/18
金融商品取引法に係る重要事項
■国内株式のリスク
リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。株価の下落や発行者の信用状況の悪化
等により、投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。
■国内株式の手数料等諸費用について
○国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託手数料
をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2%(税
込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。
○株式を募集等により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。
○保護預かり口座管理料は無料です。
■外国株式のリスク
○外国株式投資にあたっては、株価変動リスク、発行者の信用リスク、為替変動リスク(平価切り下げ等も含
む)、国や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込
むことがあり、損失を被ることがあります。
○現地の税法、会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与
えることがあります。
○各国の取引ルールの違いにより、取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、ご注文内容が
当該証券の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。
○外国株式において有償増資等が行われた場合は、外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売
却してお客さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市場が存在しない場合や売却市
場があっても当該証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生し
ても本邦投資家が取り扱いできないことがあります。
○外国株式の銘柄(国内取引所上場銘柄および国内非上場公募銘柄等を除く)については、わが国の金融商
品取引法に基づいた発行者開示は行われていません。
■外国株式の手数料等諸費用について
○外国委託取引
国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および
諸費用の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。詳
細は当社の担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金に
対して最大 1.08%+2,700 円(税込み)、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円(税込み)、
約定代金 55,000 円以下の場合、約定代金に対して一律 10.8%(税込み)の手数料をご負担いただきます。
○国内店頭(仕切り)取引
お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別
途手数料および諸費用はかかりません。
○国内委託取引
当社の国内株式手数料に準じます。約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託
手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に
97.2%(税込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。
○外国証券取引口座
外国証券取引口座を開設されていないお客さまは、外国証券取引口座の開設が必要となります。外国証券取
引口座管理料は無料です。
外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決
定した為替レートによるものとします。
商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書または
お客さま向け資料等をよくお読みください。
商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号
加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
広告審査番号 : MG5690-170215-06
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
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性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
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