広島市高齢者配食サービス実施要綱 (目的) 第1条 広島市高齢者配食サービス(以下「配食サービス」という。)は、ひとり暮らしの虚 弱な高齢者等に、栄養のバランスのとれた食事を定期的に提供するとともに、利用者の安否 を確認し、健康状態に異常があった場合は関係機関に連絡等を行うことにより、これらの高 齢者の自立と生活の質の確保を図り、もって高齢者の福祉の向上に資することを目的とする。 (対象者) 第2条 配食サービスの対象者は、市内に居住するおおむね65歳以上の高齢者のみの世帯及 びこれらに準ずる世帯に属する虚弱等の高齢者であって、食事の調理が困難な者とする。た だし、次の各号のいずれかに該当する者を除くものとする。 ⑴ 疾病等により、医療機関に入院して治療を受ける必要がある者 ⑵ 感染症を有し、他に感染させるおそれがある者 ⑶ 他人に危害又は迷惑を及ぼすおそれがある者 (実施日等) 第3条 市長は、利用者の必要に応じて、1日1回、昼食又は夕食の配食サービスを行う。た だし、土曜日、日曜日、国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する 休日及び12月29日から翌年1月3日までの日は、実施しないことができる。 (実施の方法) 第4条 市長は、配食サービスを民間事業者等(以下「事業者」という。)に委託して実施す る。 (利用の申請) 第5条 配食サービスを利用しようとする者は、所定の申請書を市長に提出しなければならな い。 (利用の決定) 第6条 市長は、前条の規定による申請書の提出があったときは、申請者の状況を調査し、配 食サービスの利用の適否を決定するものとする。 2 市長は、前項の決定をしたときは、申請者及び事業者(利用の決定を行った場合に限る。) に対し、所定の通知書により通知するものとする。 (利用者との協議) 第7条 事業者は、前条の規定により配食サービスの利用の決定の通知を受けたときは、昼食 又は夕食の配達時刻等配食サービスの内容について、速やかに利用者と協議しなければなら ない。 (利用の取消等) 第8条 市長は、利用者が次の各号のいずれかに該当するときは、配食サービスの利用の決定 を取り消すものとする。 ⑴ この要綱に違反したとき。 ⑵ 死亡又は市外に転出したとき。 ⑶ 3か月以上継続して利用しなかったとき。 ⑷ 偽りその他不正の手段により配食サービスの利用の決定を受けたとき。 ⑸ 第2条各号に該当するに至ったとき。 2 市長は、前項の規定による取消しを行なったときは、所定の通知書により利用者及び事業 者に通知するものとする。 (届出) 第9条 利用者は、第6条第1項の規定により決定された配食サービスの利用日に利用できな いときは、あらかじめ事業者に連絡しなければならない。 2 利用者は、第6条第1項の規定により決定された配食サービスの利用内容を変更しようと するとき、また配食サービスを必要としなくなったときは、所定の届出書を市長に提出しな ければならない。 (現況届) 第10条 利用者は、別に市長が定める日までに、所定の現況届を市長に提出しなければなら ない。 (費用の負担) 第11条 利用者は、食材料費及び調理費用相当額を事業者に支払わなければならない。 (事業者の責務) 第12条 事業者は、配食サービスに従事する職員及び調理室について適正な衛生管理を行い、 食中毒の予防に努めるとともに、保健所等関係機関と密接な連携を保たなければならない。 2 事業者は、栄養士を配置し、利用者に適した献立を作成するよう配慮しなければならない。 3 事業者は、配達に従事する者に、身分を証明する証票を携帯させるとともに、利用者又は その家族等の請求があったときは、これを提示させなければならない。 4 事業者は、業務上知りえた秘密を他に漏らしてはならない。 (書類の整備) 第13条 事業者は、次の書類を整備しておかなければならない。 ⑴ 利用者名簿 ⑵ ケース記録 ⑶ 業務日誌 ⑷ 会計帳簿 (事業実施計画書の作成等) 第14条 事業者は、配食サービスの開始に当たり、事業実施計画書を作成し、市長に提出し なければならない。 2 市長は、前項の事業実施計画書の内容を審査し、必要があると認めたときは、計画の内容 の変更を指示することができる。 3 事業者は、配食サービスの実施状況に関し、各月ごとに事業実施状況報告書を作成し、翌 月5日(3月分については当月末日)までに市長に提出しなければならない。 (委任規定) 第15条 この要綱に定めるもののほか、この事業の実施に関し必要な事項は,健康福祉局長 が定める。 附 則 この要綱は、平成9年8月8日から施行する。 附 則 この要綱は、平成10年7月1日から施行する。 附 則 この要綱は、平成11年7月1日から施行する。 1 附 則 この要綱は、平成16年4月1日(以下「施行日」という。)から施行する。 2 この要綱の施行日前に、改正前の第6条第1項の規定により配食サービスの利用の決定を 受けた者は、この要綱の施行日から別に市長が定める日までの間は、改正後の第2条及び第 6条第1項の規定にかかわらず、引き続き配食サービスを利用することができる。 3 この要綱の施行日後においても配食サービスを利用しようとする者は、別に市長が定める 日までに、改正後の第10条の現況届に介護予防プラン等を添えて、これを市長に提出しな ければならない。 附 則 この要綱は、平成18年4月1日から施行する。 附 則 この要綱は、平成20年4月1日から施行する。 附 則 この要綱は、平成24年10月1日から施行する。
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