(案)の基本的な考え方(PDF:158KB)

東村山市市民参加に関する基本方針(案)の基本的な考え方
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この方針は、政策や施策の立案の過程における市民参加に関して、庁内ル
ールとして必要な事項を定めるものです。
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方針では、主に以下の内容を規定する予定です。
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趣旨
・この方針は、東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例(平成25年東村
山市条例第27号)第12条第2項に規定する政策や施策の立案の過程にお
ける市民参加に関し、必要な事項を定めることを目的とします。
東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例
第12条 市民は、まちづくりに対し、自主的かつ主体的に参加するよう努めます。
2 市は、政策や施策の立案、実施及び評価の過程において市民参加が保障されるよう、
しくみや手法の整備に努めます。
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主体
・この方針の主体(実施機関)は市長及び教育委員会とします。教育委員会を
除く行政委員会(選挙管理委員会、監査委員、農業委員会及び固定資産評価
審査委員会)については、業務内容及び独立性の観点より、本方針の対象か
らは除いています。
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対象
・実施機関は、法令に特別の定めがある場合を除き、以下の行政活動を行おう
とするときは、市民参加により行うこととします。
(1)市の基本構想、基本計画及び市民にかかわりの深い、個別行政分野に
おける施策の基本方針その他の基本的な事項を定める計画の策定又は変更
(例)東村山市総合計画を始め、様々な行政計画や基本方針など
(2)市の基本理念を定める条例の制定
(例)みんなで進めるまちづくり基本条例や男女共同参画条例など
(3)市民に義務を課し、又は権利を制限する条例(金銭徴収に関するもの
を除く。)の制定
(例)路上喫煙等の防止に関する条例など
※地方税や使用料・手数料などの金銭徴収に関するものは、地方自治法の
規定により、条例の制定・改廃に係る直接請求の対象から除外されている
ため本方針からも除外しています。
(4)市民の生活に直接かつ重大な影響を与える条例の制定
(例)情報公開条例、廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例など
(5)市民の公共の用に供される大規模な施設の整備に係る基本計画等の策
定又は変更
(6)その他実施機関が必要と認めるもの
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市民参加の方法
・実施機関は、前条の行政活動(同条第2項の規定により、市民参加を行わな
い場合を除く。)を行うときは、以下のうちから、それぞれの事案ごとに、実
施の目的、範囲、費用、期待する効果等を十分に検討した上で適切なものに
より行うこととします。
(1)附属機関等の開催
※附属機関等とは、地方自治法の規定に基づき、法律又は条例により市長
が設置するもの(附属機関)、市職員のみを構成員とするもの等を除いて、
利害の調整、市政に関する市民の意見反映等を目的として市長が規則等に
より設置するもの(協議会等)をいいます。
(2)ワークショップの開催
※ワークショップとは、無作為抽出又は手挙げ方式で選ばれた市民と実施
機関または市民同士の自由な議論により、市民意見の方向性を見出すこと
を目的とする集まりをいいます。
(3)パブリックコメントの実施
※パブリックコメントとは、市が基本的な政策等を形成する過程において、
事案の趣旨や内容等を公表し、広く市民から意見を求め、市の考え方を公
表するとともに、それを参考として意思決定を行う一連の手続をいいます。
(4)アンケートの実施
※アンケートとは、市が市民に対して一定の質問形式で意見を問う調査を
いいます。
(5)市民討議会の開催
※市民討議会とは、無作為で選ばれた市民が有償で、必要な情報提供を受
けた上で政策課題等を討議し、意見を集約し、公表することを目的とする
集まりをいいます。
(6)その他実施機関が必要と認めるもの
・実施機関は、前項の市民参加を行うに当たっては、市民に対し、必要な情報
を提供しなければならないこととします。
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政策等への反映
・実施機関は、市民参加の結果を参考として、十分に考慮の上、政策等を決定
していくものとします。