落札者決定基準 (長崎県地域生活定着支援センター運営事業業務委託) 1 総則 本基準は、長崎県福祉保健課(以下「福祉保健課」という。)が、長崎県地域生活定着支援センタ ー運営事業を実施する者(以下「事業者」という。)の募集・選定を行うにあたり、別に示す技術提 案書作成要領と一体をなすものである。 本基準は、事業者を選定するに当たって、入札に参加しようとする者(以下「入札参加者」という。) のうち最も優れた提案を行った者を客観的に評価・選定するための方法や評価項目を示し、入札参加 者が行う提案について、具体的な指針を与えることを目的とする。 2 審査の基本的な考え方 福祉保健課は、長崎県地域生活定着支援センター運営事業業務委託について、別に定める仕様書に 記載している要件を求めるものであり、事業者の実績及び対策が効果的に行われ得るかどうかなどを 総合的に評価して選定することが必要であると考える。 したがって、事業者の選定に当たっては、入札価格及び福祉保健課の仕様書に記載する事項との適 合性、業務の遂行能力及びマネジメント能力等の各面から総合的に評価し落札者を決定する。 3 審査の枠組み 審査は、価格審査と提案審査から構成される。 さらに提案審査は、仕様書の要件に対する基礎審査及び付加審査から構成されており、この価格審 査及び提案審査の結果から総合評価点を算出して落札者を選定する。 4 入札参加資格の確認 入札に参加を希望する者から提出された一般競争入札参加資格申請書等から、入札実施公告、一般 競争入札の参加者の資格等(告示)及び入札説明書に示す入札参加資格を満たしていることを確認し、 結果を通知する。なお、入札参加資格を満たしていない場合は、失格とする。 5 提案審査 (1)基礎審査 基礎審査では、入札参加者の提出した提案の内容が仕様書において定める要件(以下「基礎点」と いう。)を満たしていることについて確認する。なお、基礎点を設定している項目において、一つの 項目でも基礎点を下回る場合は失格とする。 (2)付加審査(加点に関する審査) 入札参加者の提出した提案書を、以下7(2)に定める算出方法に従って評価し、採点する。 6 開札及び価格審査 入札参加者が提出した入札価格について、以下7(3)に定める算出方法に従って点数化し、価格 点を採点する。なお、入札価格が予定価格を超過している場合には、評価の対象としない。 7 落札者の決定等 福祉保健課は、提案評価点及び価格評価点の合計点数(以下「総合評価点」という。)により、落 札者を決定する。 また、審査結果は落札者決定後速やかに公表するとともに、審査結果について質問がある場合は質 問を受け付ける。 (1)提案評価点の配点 合計点は100点であり、配点は下表のとおりである。 評価項目(大項目) 配点 センターの運営方針 25 管理運営体制 35 事業内容 40 ※評価項目の詳細については、別に示す評価基準表による。 ※基礎点が設定されている項目の中で、一つの項目でも基礎点を下回っている場合は失格とする。 (2)提案評価点の算出方法 各評価項目について、当該事業の入札に係る福祉保健課が設定した審査委員会の委員が、下記の採 点基準に基づき提案評価点を付ける。 ①基礎点 必須項目のうち、福祉保健課の要求する最低水準を満たしていた場合、基礎点を付与する。なお、 必須項目のうち一つの項目でも最低限の要求水準に達していないものがある場合、失格となるので 留意すること。 ②加点 加点の具体的な採点基準は、下記のとおりである。 評価区分 基準 採点 A 福祉保健課の要求をはるかに上回り、独自の有効な提案が 加点の配点×1.0 ある B 福祉保健課の要求を上回り、優れている 加点の配点×0.75 C 普通(福祉保健課の要求どおり) 加点の配点×0.5 D 福祉保健課の要求に対し、やや見劣りする 加点の配点×0.25 E 最低水準程度 − ※各委員が採点を行い、その平均点を算出する(小数点以下第 2 位を四捨五入する)。 (例:25点満点の項目でB評価の場合、25×0.75=18.75→18.8 点とする。) (3)価格評価点の配点及び算出方法 ①配点 価格評価点の配点は、100点とする。 ②算出方法 価格評価点は次の算式によって算出する。 価格評価点=価格評価点の満点(100点)×(1−入札価格×1.08/予定価格) ※価格評価点は上記式により数値を算出し、小数点以下第 2 位を四捨五入する。 (4)落札者の決定方法 長崎県財務規則(昭和39年長崎県規則第23号)第97条の規定に基づいて作成された予定価格に108 分の100 を乗じて得た額の範囲内である入札参加者のうち、総合評価点の最も高い者を落札者と する。 ただし、落札者となるべき者の入札価格によっては当該契約の内容に適合した履行がされない おそれがあると認められるときは、落札者となるべき者以外で最も高い総合評価点が付いた者を 落札者とすることがある。 なお、総合評価点の最も高い入札者が2者以上あるときは、提案評価点の高い者を落札者とし、 それでも同点の場合は、くじにより決定するものとする。この場合において、くじに立ち会わな い者又はくじを引かない者があるときは、その者に代わって、当該入札事務に関係のない職員に くじを引かせることとする。
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