別 紙 平成28年度「地域学校協働活動」推進に係る文部科学大臣表彰について 1 表彰活動名 「鵜住居子どもひろば(放課後子供教室)」 ※放課後子供教室 すべての子どもを対象に、安全安心な子どもの活動拠点(居場所)を設け、地域の方々の 参画を得て、子どもたちに勉強やスポーツ・文化芸術活動、地域住民との交流活動等の機会 を提供することにより、子どもたちが地域社会の中で心豊かで健やかに育まれる環境づくり を推進するもの。現在、釜石市では6教室(7小学校区)で実施している。 2 表彰概要 国として、地域と学校が連携・協働し、社会総掛かりで子どもたちの成長を支えるための 「地域学校協働活動」を推進している中で、他の地域の模範となる活動に対し文部科学大臣が表 彰するもの。平成28年度は全国で135活動が受賞。 (県内では当市を含む4活動) 3 表彰式 平成28年12月8日(木) 、文部科学省講堂で行われ、「鵜住居子どもひろば」コーディネータ ーの柏﨑未来さんが出席し表彰状が授与された。 4 「鵜住居子どもひろば」の活動概要等 (1) 活動概要 平成19年から活動している「鵜住居子どもひろば」は、震災により一旦は休止したが、地 元有志で結成された「一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校」により、仮設住宅等の狭隘な 環境等の中でも子どもらしく安心して生活をおくることを願い、平成24年度から放課後の居 場所づくりを再開。以後、コミュニティ活性化への寄与とあわせ、子どもが企画・立案した 「かまっこまつり」の開催や、地域住民の厚意により借用した土地を整備した「森あそび」 等、地域との協働による居場所と学びの場づくりの醸成に努めている。 現在、「鵜住居子どもひろば」は、釜石市が一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校に一部業 務の請け負わせにより実施されている。鵜住居・栗林の両仮設住宅談話室を拠点に、基本的 には、週3回活動。コーディネーター1名、教育活動サポーター3名、ボランティア(随 時)の体制。 (2) 工夫経過 仮設住宅での実施当初は、子どもの居場所と地域住民の生活環境の観点から、いかにして 子どもの居場所を地域と共に考え理解を深めていくかを模索していた。こうした中、立場の 違いを乗り越えて「子どものため」と大人の力を結集するため、平成25年度に仮設住宅住民 や保護者、専門家、行政等による「子ども安全安心検討委員会」を発足させた。当委員会に おいて、子どもの現状と共に、子どもと大人が視点を並べて共有体験をする場を設けること が先を見据えた子どものため、地域のためになることを共有したが、これらの過程から生ま れたのが「かまっこまつり」であり、「森あそび」の経過とあわせ、先立っての地域とのより 良い関係性を築いていたことが根底にある工夫である。
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