落札者選定基準書

草津市新クリーンセンター運転管理等業務
落札者選定基準書
平成 29 年 1 月
草津市
目次
1. 落札者選定基準書の位置づけ .......................................................................................... 1
2. 落札者決定までの流れ ..................................................................................................... 1
3. 入札参加資格審査 ............................................................................................................ 2
3.1 審査項目............................................................................................................................................. 2
3.2 資格審査結果の通知 .......................................................................................................................... 2
4. 技術提案書および業務概要書に基づく基礎審査 ............................................................. 2
5. 非価格要素審査 ............................................................................................................... 3
5.1 非価格要素審査の流れ....................................................................................................................... 3
5.2 非価格要素審査の審査項目と配点 .................................................................................................... 3
5.3 審査における評価の視点 ................................................................................................................... 5
5.4 非価格要素点の算出方法 ................................................................................................................... 6
6. ヒアリング ...................................................................................................................... 6
6.1 ヒアリングの目的 .............................................................................................................................. 6
6.2 ヒアリング実施要領の送付 ............................................................................................................... 6
6.3 ヒアリング実施日時等....................................................................................................................... 6
7. 価格要素審査 ................................................................................................................... 7
7.1 価格要素審査の流れ .......................................................................................................................... 7
7.2 価格要素点の算出方法....................................................................................................................... 7
7.3 総合評価値の算定方法....................................................................................................................... 7
8. 落札者の決定及び公表等 ................................................................................................. 7
8.1 落札者の決定 ..................................................................................................................................... 7
8.2 落札者の公表等.................................................................................................................................. 7
別紙1 用語の定義 ............................................................................................................... 8
1. 落札者選定基準書の位置づけ
草津市(以下「市」という。
)は、草津市新クリーンセンター運転管理等業務(以下、
「本件業務」
という。
)に係る入札公告に基づく一般競争入札を、地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第
167 条の 10 の 2 に規定する総合評価一般競争入札により行う。
この落札者選定基準書は、市が本件業務の受託者を決定するにあたり公表する入札説明書と一体の
ものであり、草津市新クリーンセンター運転管理業者選定委員会が落札者を選定するにあたって、入
札に参加する単体企業または企業グループ(以下、
「応募者」という。
)から提出される入札提出書類
を客観的に評価するための審査項目及び方法等を示すものである。
なお、本施設の概要は要求水準書に記載するほか、本施設の建設工事にかかる仕様書については、
草津市ホームページに掲載をしているので参照のこと。掲載箇所を以下に示す。
草津市ホームページ【https://www.city.kusatsu.shiga.jp/】
※「トップページ」⇒「くらし」⇒「環境・ごみ・リサイクル」⇒「ごみ処理施設」⇒「草津
市立クリーンセンター更新整備事業」⇒「総合評価一般競争入札【草津市立クリーンセンタ
ー更新整備工事】
」
2. 落札者決定までの流れ
市は、総合評価一般競争入札により、応募者の中から落札者を決定し、必要な契約を締結する。
落札者決定までの流れを図 1 に示す。
参加資格要件を満たすことが確認された応募者のみ、基礎審査に参加できるものとする。
また、基礎審査によって提案等が要求水準を満たすことが確認された応募者のみ、選定委員会の
審査・ヒアリングに参加できるものとする。
実施方針・入札公告の公表・質疑回答
入札参加資格審査申請書類の提出
入札参加資格審査の実施
資格要件不備
失格
提出書類不備
無効
非価格要素審査書類および価格要素審査書類の提出
基礎審査の実施
要求水準を
満たしていない
失格
非価格要素の審査・ヒアリングの実施
価格提案書の確認
選定委員会による審査
価格要素の審査
予定価格超過
総合評価点の算定
落札者の決定
必要な契約の締結
図 1 落札者決定までの流れ
1
失格
落札者選定においては、草津市新クリーンセンター運転管理業者選定委員会が提案書等を審査す
る。選定委員会の構成を表 1 に示す。
表 1 草津市新クリーンセンター運転管理業者選定委員会の構成
氏
名
所属等
荒井 喜久雄
公益社団法人全国都市清掃会議 技術指導部長
金谷 健
滋賀県立大学環境科学部教授
田中 正志
公認会計士
吉原 福全
立命館大学理工学部教授
敬称略 50 音順
3. 入札参加資格審査
3.1 審査項目
入札参加資格審査は、市が、応募者から提出された「入札参加資格審査申請書」を基に、各応募
者が参加資格要件を満たしていることを確認するものとし、参加資格要件を満たすことが確認され
た応募者のみ、次段階の審査に参加できるものとする。
(1) 入札参加資格審査時の提出書類
応募者は、入札参加資格審査にあたり次の書類を提出する。
・参加表明書【様式第 2 号】
・構成員及び協力会社一覧表【様式第 3 号】
・入札参加資格審査申請書【様式第 4 号 1/2】
・入札参加資格審査申請書添付書類【様式第 4 号 2/2】
・その他、会社パンフレット等
(2) 入札参加資格審査申請書の確認
市は、提出された入札提出書類がすべて揃っていることを確認する。
提出書類に不備があった場合、その応募は無効とする。
また、参加資格要件を満たしていない応募者は失格とする。
3.2 資格審査結果の通知
資格審査結果は、平成 29 年 3 月 3 日に電子メール及び書面(入札参加資格審査結果通知書)によ
って応募者(企業グループの場合は代表企業)に通知する。
4. 技術提案書および業務概要書に基づく基礎審査
応募者から提出された「技術提案書」
、
「業務概要書」について、要求水準を満たしていることを確
認するために基礎審査を実施する。基礎審査は市が実施し、要求水準を満たすことが確認された応募
者のみ、選定委員会の審査・ヒアリングに参加できるものとする。
2
5. 非価格要素審査
応募者から提出された「技術提案書」
、「業務概要書」を基に非価格要素審査を行う。
非価格要素審査の詳細を以下に示す。
5.1 非価格要素審査の流れ
非価格要素審査は、応募者から提出された「技術提案書」、「業務概要書」を基に、選定委員会が
総合的に審査を行う。評価結果は「非価格要素点の算出方法」に従って点数化する。
なお、
「技術提案書および業務概要書に基づく基礎審査」により、「技術提案書」が要求水準を満
たしていることは既に確認されているため、選定委員会の審査においては、応募者からの提案が要
求水準をどの程度超えているか、効果が期待できるかを重視して採点を行う。
5.2 非価格要素審査の審査項目と配点
非価格要素審査による配点及び得点化基準については、本件業務における必要性及び重要性を勘
案し、応募者が有するべき技術力及び創意工夫を期待する度合いにより設定した。よって、審査項
目は、市が応募者の提案に期待している事項であり、配点はその重みを示すものである。
審査項目及び配点を表 2 に示す。
3
表 2 審査項目及び配点
審査項目
大項目
中項目
受注実績
業務実施体制
運転管理業務
にかかる計画
非価格要素審査
維持管理業務
にかかる計画
リスクへの対応
能力
財政的な安定
性
地域への配慮
その他
配点
小項目
・一般廃棄物焼却施設の運営事業の受注実績
・本件業務に取り組むための基本理念
・本件業務に取り組むための具体的配慮事項
・業務責任者の役割
・法定有資格者の配置および運営人員体制
・代表企業および構成員等の役割分担
・運転計画における配慮事項
・セルフモニタリング計画
・公害防止基準等(排ガス等)の運転基準値を確実に満
足するための工夫
・用役使用量(電気・水・燃料・薬剤等)の環境負荷低減に
向けた考え方
・低炭素社会形成に向けた工夫
・効果的な発電方策
・点検計画の適切性
5
2
6
4
3
3
9
3
3
・補修計画の適切性
・施設の安全対策に対する考え方
3
2
・運営期間(通常時)の安全対策
・運営期間(非常時)の安全対策
・プラントの事故対応に対する考え方
4
・労働安全衛生の考え方
・作業環境の保全
2
・SPC のキャッシュフロー計画
・SPC のリスクヘッジ方策
3
3
・付保する保険
・地元雇用の計画
・地元業者への発注計画
・来場者への対応
2
・上記以外の創意工夫点
合 計
2
4
5
4
6
8
8
6
2
2
50
5.3 審査における評価の視点
選定委員会では、表 3 に示す評価の視点に基づいて審査を行う。
表 3 各審査項目における評価の視点
審査項目
受注実績
業務実施体制
運転管理業務
にかかる計画
一般廃棄物焼却施設の運営事業の受注実績
本件業務に取り組むための基本理念
本件業務に取り組むための具体的配慮事項
業務責任者の役割
法定有資格者の配置および運営人員体制
代表企業および構成員等の役割分担
運転計画における配慮事項
セルフモニタリング計画
公害防止基準等(排ガス等)の保証値と保証
の実現に向けた工夫等
用役使用量(電気・水・燃料・薬剤等)の環境
負荷低減に向けた考え方
低炭素社会形成に向けた工夫
リスクへの対応
能力
財政的な安定
性
地域への配慮
その他
評価の視点
共通
・受注件数(DBO 含む)
・市の状況を理解した内容となっているか
・提案内容の具体性・実現性
・業務責任者の役割についての理解度
・本件施設を運転・維持する上で十分な体制であるか
・構成員等の役割が適切であるか
共通
共通
焼却
施設
共通
・実績を踏まえた提案となっているか
・提案内容の具体性・実現性
焼却
施設
効果的な発電方策
維持管理業務
にかかる計画
対象
点検計画の適切性
補修計画の適切性
施設の安全対策に対する考え方
運営期間(通常時)の安全対策
運営期間(非常時)の安全対策
プラントの事故対応に対する考え方
労働安全衛生の考え方
作業環境の保全
SPC のキャッシュフロー計画
SPC のリスクヘッジ方策
付保する保険
地元雇用の計画
地元業者への発注計画
来場者への対応
上記以外の創意工夫点
5
共通
・実績を踏まえた提案となっているか
・提案内容の具体性・実現性
共通
・実績を踏まえた提案となっているか
・リスク対策の妥当性
共通
・キャッシュフロー計画の妥当性
・リスク対策の妥当性
・付保する保険の種類及び内容
共通
・提案内容の具体性・実現性
共通
・市の状況を理解した提案となっているか
5.4 非価格要素点の算出方法
(1) 各審査項目については、配点に次に示す 5 段階評価における評価率を掛けることによって算出
するものとし、小数第 3 位以下を四捨五入した値とする。
(2) 各審査項目の評価点は、選定委員会の合議により決定するものとする。
(3) 各評価項目の結果を合計し、各応募者の得点を算出する。
表 4 5 段階評価における評価率
評価段階
評価基準
評価率
A
要求水準を超える提案で、非常に大きな効果が期待で
きる。
1.00
B
AとCの中間程度。
0.75
C
要求水準を超える提案で、一定の効果が期待できる。
0.50
D
CとEの中間程度。
0.25
E
要求水準と同等の提案である。
0.00
6. ヒアリング
応募者に対して、以下のとおりヒアリングを実施する。
なお、応募者の持つ独自のノウハウに関する内容も含まれることが想定されることから、市および
選定委員会が行うヒアリングは非公開のもとで実施する予定である。
6.1 ヒアリングの目的
事業に関する認識の齟齬を未然に解消し、応募者からの提案内容を正確に把握することを目的と
して実施する。よって、ヒアリングは非価格要素審査の一環として実施する。
6.2 ヒアリング実施要領の送付
入札参加資格審査および市による基礎審査の結果、提案内容等が要求水準を満たすことを確認で
きた応募者(企業グループの場合は代表企業)に対してヒアリング実施要領を送付する。ヒアリン
グ実施要領においては、当日、市および選定委員会からヒアリングをする内容についての概要を示
す。なお、必要に応じて関係会社の参加を指示する場合がある。
6.3 ヒアリング実施日時等
平成 29 年 5 月 31 日(水)にヒアリングを実施する予定である。
詳細は入札参加資格審査後に応募者(企業グループの場合は代表企業)に通知する。
6
7. 価格要素審査
応募者から提出された「価格提案書」を基に価格要素審査を行う。
価格要素審査の詳細を以下に示す。
7.1 価格要素審査の流れ
価格要素審査は、応募者から提出された「価格提案書」に記載された入札金額を「価格要素点の
算出方法」に従って点数化する。なお、予定価格を上回る金額を入札した場合は、当該応募者を失
格とする。
7.2 価格要素点の算出方法
価格要素点は、次の算定式によって算出する。なお、得点は小数第 3 位を四捨五入した値とする。
なお、価格要素点を算出するにあたり、基準額を設定する。基準額は予定価格×80%とする。
価格要素点の算定式
① 最低入札価格>基準額の場合
価格要素点=配点(50 点)×最低入札金額/応募者の入札金額
② 最低入札価格≦基準額の場合
価格要素点=配点(50 点)×基準額/応募者の入札金額
※応募者から提出された「価格提案書」に記載された入札金額が、基準額以下の価格で入札を行
った場合は、当該応募者の価格要素点は満点(50 点)とする。この場合は、その他の応募者(基
準額を上回る価格で入札を行った者)の価格要素点の算定は、上記②の算定式で行う。
7.3 総合評価値の算定方法
「非価格要素点」と「価格要素点」を加算して「総合評価点」を算出する。
応募者の非価格要素点(50 点満点)+応募者の価格要素点(50 点満点)=応募者の総合評価点
8. 落札者の決定及び公表等
8.1 落札者の決定
選定委員会は、総合評価点の算定結果に基づき、落札候補者を選定する。
なお、落札候補者となる「総合評価点」を得た応募者が 2 以上の場合は、くじ引きによって落札
候補者を決定する。くじは市が作成する。
市は、選定委員会の審査結果に基づき、落札者を決定する。
8.2 落札者の公表等
市は、落札者の決定後、速やかに入札参加者に対して審査結果を通知する。
また、審査結果通知後、市のホームページにて審査結果および審査講評を公表する。
7
別紙1 用語の定義
No.
ページ
語句
略語
1
P1
草津市
2
P1
草津市新クリーンセンター運転管理等業務
3
P1
入札に参加する単体企業または企業グループ
「市」
8
「本件業務」
「応募者」