今年の給食週間の献立のテーマは・・・ 平成29年1月 給食週間特別号 川東共同調理場 「からだがよろこぶ健康ランチ」です!! 1日目☆骨量を増やすのは今のうち!カルシウムたっぷりランチ 私たちの体内では、カルシウムをとりこんで骨をつくるのと、骨を溶かすことが同時に行われてい ます。成長期のうちは骨をつくる方が多く、カルシウムをたくさんとれば骨を丈夫にしていくことが できますが、20~30歳を過ぎると、だんだんと骨をつくる機能は弱まってきます。骨量がどんど 学校給食は、明治22年に山形県鶴岡町(現鶴岡市)の忠愛小学校で、家が貧しく昼食を持ってく ることができない子どもたちのために、おにぎりと焼き魚、漬け物を出したのが始まりとされていま ん増える今のうちにしっかりとカルシウムをとることが大切です。 1日目は、カルシウムの多く含まれる牛乳、小魚、ししゃも、納豆、チーズ、小松菜を使った献立です。 す。その後、全国に広まりましたが、第二次世界大戦によって中断されました。 正常な骨 戦後の食糧不足でおなかをすかせていた子どもたちのために、昭和21 カルシウムをし っかりとって、ピー クをできるだけ高 くしましょう! 年12月24日、外国から送られてきた脱脂粉乳や小麦、缶詰などを使っ て東京・神奈川・千葉で全校児童を対象に学校給食が再開されました。こ の日が「学校給食記念日」となりましたが、12月24日は冬休みに入る ため、1ヵ月遅れの1月24日を中心とした1週間を「全国学校給食週間」 カルシウム不足の骨 として様々な行事が行われるようになりました。 23日から給食週間がはじまります! 川東調理場では、23日(月)~27日(金)を「給食週間」として、その日のテーマに沿った健 今が骨の成長期 康ランチが登場します。川東小学校では、26日に地元の生産者やユー&ミーの会、調理員との交流 給食会を行います。また各学校では、給食委員会の児童生徒が朝会での発表や、昼の放送を行います。 ぜひ、ご家庭でもこの機会に子どもたちと一緒に「栄養」や「給食」について考えてみませんか。 給食は、生産者の方や食 2日目☆長寿のひみつ!こまごはやさしい長寿食ランチ☆ こめ ごまなどの まめ・まめ製品 種実類 品を納めてくれる業者さ ん、調理員さん、学校まで 給食を届けてくれる方、給 食の準備をしてくれている 方など、大勢の方が協力し て作られています。 わかめなどの やさい さかな 海草 しいたけなど のきのこ いも 給食に携わっている人の 『こまごは(わ)やさしい』を食生活に取り入れることで、生活習慣病 2日目は、米、大 願いは、子どもたちの健康で 予防、老化予防、皮膚や粘膜の抵抗力強化、疲労回復、骨を丈夫にする、な 豆、ごま、のり、野菜、 す。給食には、栄養だけで どの効果があると言われています。日本人は、これらの食材を毎日のよう 鮭、しいたけ、さといも なく、愛情もたっぷり詰ま に食べてきたからこそ、世界一の長寿国になったと言っても過言ではない を使った献立にしま っています。 のです。普段から意識をして食べるようにしましょう。 した。 3日目☆ビタミンたっぷりランチ☆ 5日目☆おいしく減塩ランチ☆ かぜやインフルエンザが流行する季節になりました。ビタミンは体の中に少量ある栄養素で、体内 のさまざまな機能を調節する働きがあります。また、ビタミンは種類によって働きが異なります。 塩分の多い食事を続けていると、胃がんのほか、高血圧の原因にもな り、心臓や脳の病気になりやすくなります。新潟県は、全国と比べて胃がん この時期にとくにしっかりとりたい栄養素は、免疫力を高めるビタミン A やコラーゲンの合成に や脳の血管の病気による死亡率がとても高く、胃がんは、ワースト2位、脳 役立ち感染症予防に効果のあるビタミン C です。多くの食材を組み合わせ、バランスよく食べるこ 卒中はワースト6位です。これを改善するためには、減塩が効果的といわれ とによって免疫力を高め、かぜやインフルエンザに負けない体を作りましょう。 ています。 ビタミン A ビタミン C ① 塩分を多く含む漬物・塩蔵品・加工品はひかえめにする。 3日目は、ビ ② めん類のスープや汁は、できるだけ飲まないようにする。 タミンたっぷ ③ しょうゆやソースはかけるのではなく、つける。 りのさまざま な野菜やじゃ ビタミン A は、オータムポエムや ビタミン C は、野菜や果物に多 がいも、ルレク かぼちゃ、にんじんなどの緑黄色 く含まれています。一度にたくさ チェを使った 野菜や、レバーに多く含まれてい ん食べてもためておけないので、 献立です。 ます。 3食こまめに食べましょう。 ④ 濃い味を食べた次の食事は、薄味を意識して食事をとる。 のポイント ⑤ 料理は、だしを効かせたり、酢や香辛料、風味のよい食材をあわせ たりする。 ⑥ 毎食、野菜をしっかり食べたり、1日1個程度の果物を食べたりする。 4日目☆貧血を予防しよう!鉄分たっぷりランチ☆ 成長期は骨や筋肉をはじめ、からだの基礎を築く時期であるため、栄養バランスのよい食事をしっ 血液は鉄分を原料としており、鉄分が不足することで酸素不足になり、だ かりとることが必要です。そして適度な運動でからだを鍛え、十分な睡眠をとることが将来にわたっ るさや頭痛などの症状が現れます。鉄は、体内にも蓄えられているので不足 て健康なからだと心をつくることにつながります。 することで、すぐに貧血症状は現れませんが、不足してから補充しづらいの も特徴です。貧血の原因には、いろいろなものがありますが、成長期に多い のは、鉄不足で起こる「鉄欠乏性貧血」です。 4日目は、鉄分 成長期は、からだがどんどん成長する時期です。そのためには、栄養を全 の多いレバー、小 身に運ぶ血液がたくさん必要になります。血液を作るための栄養素を毎日の 松 菜 、あさ りな ど 食事からとればいいのですが、朝食を食べなかったり、偏食をしたり、無理 を使ったメニュ なダイエットをしたりすると鉄分が不足し、赤血球中のヘモグロビンが作ら ーです。鉄分の吸 れないため、鉄欠乏性貧血になりやすくなります。 収を助けるビタ ミンCの多い野 菜もたっぷり使 ① 1日3食しっかり食べましょう! ② 鉄分の多い食品をとりましょう! ③ 鉄分の吸収を助けるたんぱく質とビタミンCをとりましょう! いました♪ ☆ 健 康 三 原 則 ☆ ☆バランスのよい食事☆ ☆適度な運動☆ ☆十分な休養・睡眠☆ 生活習慣病は、以前は大人の病気「成人病」と言われていましたが、現在は、肥満や糖尿病、 コレステロールや中性脂肪の多い子どもたちが増えているといわれています。今は、なにも困ら ないかもしれませんが、好ましくない生活習慣を続けていると、動脈硬化が早く進み、心筋梗塞 や脳梗塞などの命に関わる病気になったり、その後遺症等で不自由な生活を送ることになったり する危険性が高くなるとされています。 子供のころからのバランスのよい食習慣が、その後の生活習慣病の予防に不可欠です。今から、 規則正しい生活習慣を心がけましょう。
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