2017 年 Business Partner １月号 office ＮＥＷＳ 本年も宜しくお願いいたします。 法律相談Ｑ＆Ａ 社会保険でマイナンバー利用が始まります 政府が日本年金機構のマイナンバー利用を了承する ― 腰痛は労災認定されない？ ― 政令を閣議決定しました。現在、平成 29 年 1 月から 下記の取り扱いが予定されています。 Ｑ： 腰痛は労災認定が難しいという話をよく聞きま ＊社会保険被保険者資格取得届・喪失届・氏名変更 す。仕事中に重いものを運ぼうとして「ぎっくり 届の様式変更（マイナンバーの記載欄が追加） 腰」になることは多いと思うのですが、なぜ労災 ＊従来の基礎年金番号による方法に加え、年金事務 が認められにくいのですか？ 所の窓口でマイナンバーを提示することで年金情 報を特定し、年金相談を行うことが可能になる Ａ： 腰痛は一般的に外傷のほか、加齢や生活習慣、 持病の悪化等で発症します。労災認定にあたって ＊協会けんぽの任意継続被保険者の被扶養者の届出 に、被扶養者のマイナンバーが必要となる は業務との因果関係が必要ですが、 「ぎっくり腰」 （急性腰痛症）は日常的な動作によって起こり得 最近のニュースから るとされ、仕事中の発症というだけでは必ずしも 仕事中の動作に原因があるとは言えないのです。 厚生労働省が定める「業務上腰痛の認定基準」 年金受給資格期間 25 年→10 年に 11 月 16 日、年金の受給資格期間を 25 年から では、腰痛を次の 2 種類に区分しています。 10 年に短縮する改正年金機能強化法が成立した。 ①災害性の原因による腰痛 施行は来年 8 月。厚生労働省によると、来年 9 月 腰部の負傷又は腰部への急激な力の作用が 分から新たに約 64 万人が年金を受け取れるように 通常の動作と異なる動作等によるもので、業務 なるという。日本年金機構は来年 3 月以降、対象者 遂行中に突発的な出来事として生じたと明ら に年金請求書を送付するなどして手続きを促す。 かに認められるもの ～ ②災害性の原因によらない腰痛 腰部に過度の負担のかかる仕事（港湾荷役や 社労士情報サイト より～ 社労士の視点 長距離トラックの運転、配電工等）に従事する 労働者に発症した腰痛で、作業状態や期間など 日本法令 みなさま、新年あけましておめでとうございます。 から、仕事が原因で発症したと認められるもの 実は、私の PC、 「しんねん」という言葉を入力しま なお、椎間板ヘルニア等は労働の積み重ねによ すと「信念」が最初に出て参ります。「信念」を大切 って発症する可能性は極めて少ないとされてい にし、「信念」を持ち続け、芯の通った社労士として ます。また、仕事が原因で腰痛の既往症や基礎疾 今年も邁進して行きなさいというメッセージだと受 患が再発・増悪した場合、治療はその再発・増悪 け取りました。BPO さんにお願いして良かったと言 前の状態に回復させるためのものに限られます。 っていただける事務所としてこれからもどうぞよろ いずれも要件は厳しいものですが、まずは発症 しくお願いいたします。 PS．ところが、次に「しんね 時の状況を詳細に確認し、労働基準監督署に相談 ん」と入力しますと、なぜか「深淵」と出て参ります。一度 されることをお勧めします。ストレッチや腰痛体 ハマると深く悩んで、谷底から出てこられないイメージが・・ 操などで日頃からの予防もお心掛け下さい。 (^_^;)
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