ECU(エディスコーワン 学)への交換留学 特派員

東京都市⼤学
国際センター発⾏
2016 年 10 ⽉ 27 ⽇
ECU(エディスコーワン⼤学)への交換留学⽣
特派員レポート Vol.19
今回は、奥村真帆さんからレポートを頂きました。今回は、
インドフェスティバルの様⼦をレポートしていただきました。
ヘナの歴史は⼤変⻑く、8000 年以上前にさかのぼると
それでは早速、奥村さんのレポートを⾒てみましょう!
⾔われています。ヘナは中国、インドから中東圏を経て北
アフリカまで広く⾼温乾燥地帯に⽣息していますが、古代
交換留学期間も残すところ⼆週間となりました。今回
エジプトの洞窟壁画に描かれた⼈物の⽪膚上にはこのヘ
は、先⽇ ECU の joondalup campus で⾏われた
ゥーの歴史を知ることができます。主にヘナタトゥーの使⽤
インドフェスティバルで体験した「ヘナタトゥー」について
者の多くが⼥性であることから、結婚・妊娠・出産に関す
お伝えします。
る護符的役割で⽤いられたことが多かったようです。私は
まず、「タトゥー」ときいて「ん?タトゥー⼊れちゃった
ヘナタトゥーのことは以前から知っており、興味があったもの
の?!」と思った⽅もいらっしゃるのではないでしょうか。で
なところへ Joondalup campus で⾏われるインドに関す
も、安⼼してください(笑)ヘナタトゥーは普通の⼀般的
るイベントの⼀環でヘナタトゥーを無料で体験できると知り、
なタトゥーと異なり 2~3 週間で消えます。実際に現在の
さっそく⾏ってきました。
私の⼿からはもう消えてしまい、まったく跡が残っていませ
ん。⽇本においてタトゥーについては賛否両論ありますが、
ナタトゥーを思わせる模様が描かれており、ここからヘナタト
の、なかなか挑戦するタイミングがつかめずにいました。そん
ヘナとは、ミソバギ科の植物のことで(インド名
メンデ
インドでは珍しいものではなく⼀般的な⽂化として受け⼊
ィー、⽇本名 指甲花・鳳仙花)、乾燥させてから粉末
れられています。
状にし、それを⽔などで溶いてから肌にのせると肌に⾊素
が残りタトゥーのようになります。この葉には髪や⽪膚を染
める成分以外に傷や⽕傷に対しても効果を発揮するた
め、昔は薬としても使われていたようです。
Joondalup についてからは、初めてのことに挑戦する緊
張と他国の⽂化をまた⼀つ味わうことができる喜びでいっ
ぱいでした。実際にヘナを⼿の上に置いてみると、感触と
しては緩めのボンドのような感覚でした。ヘナは思ったより
も⾹りが強く、例えるとするなら⾷⽤のりのような⾹りでした
(⽇本⾷が恋しすぎてのりのにおいのように感じてしまった
のかもしれません笑)やはり、薬草の⼀つだけあるだけに
⾹りが強いのも納得でした。⼿に乗せてしばらく時間がた
つと、だんだんヘナが固くなるのを感じました。しばらくして
固まったヘナを取り除くと、ヘナがのせてあったあとには茶⾊
の模様がしっかりついていました。
⽇本では賛否両論あるヘナですが、⽇本を出た場所で
⽣活している以上ほかの国の⽂化を体験してみるのもい
いなと思いました。もともと他国の⾔葉や⽂化を知るのが
⼤好きなので、滞在期間も残り少なくなりましたが最後ま
で⽇本以外の⽂化の雰囲気を肌で感じたいと思います。
(写真:今回⼿に乗せたヘナの模様)
メディア情報学部社会メディア学科 2 年 奥村真帆