2016年度 アジア・オセアニア進出日系企業実態調査

2016年度 アジア・オセアニア進出日系企業実態調査
2016年12月21日
日本貿易振興機構(ジェトロ)
海外調査部アジア大洋州課・中国北アジア課
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本年度調査項目
本年度調査の概要
3
調査結果のポイント
6
1.営業利益見通し
(1) 2016年の営業利益見込み(国・地域別、企業規模別)
(2) 黒字企業の割合の推移‐2008~16年(国・地域別)
(3) 2016年の営業利益見込み(業種別)
(4) 2016年の営業利益(国・地域別、内販型・輸出型)
(5) 2016年の営業利益見込み(設立年別)
(6) 2016年、17年の営業利益見通し(前年との比較、国・地域別)
(7) 2016年、17年のDI値(国・地域別)
(8) 2016年、17年の営業利益見通し(前年との比較、業種別)
(9)~ (10) 2016年の営業利益見通しが改善・悪化する理由
8
9
10
11
12
13
14
15
16
2.今後の事業展開
(1) 今後1~2年の事業展開の方向性(国・地域別)
(2) 事業を「拡大」とする比率の推移(2008~16年、国・地域別)
(3) 事業を「拡大」とする比率の推移(2008~16年、中国・アジア主要国比較)
(4) 今後1~2年の事業展開の方向性(業種別・企業規模別)
(5) 今後1~2年の事業展開の方向性(主要業種、国・地域別比較)
(6) 今後1~2年で事業を「拡大」する理由
(7) 拡大する機能
(8) 拡大する機能の国別推移(2012~16年)
(9) 事業縮小もしくは移転・撤退の理由
(10)中国進出日系企業の今後1~2年の事業展開の方向性
(11)~(12)従業員の増減(過去1年間の変化、今後の予定)
18
19
20
21
22
23
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27
28
3.経営上の問題点
(1) 全地域共通の問題点(上位10項目)
(2)~(3) 全地域共通の問題点(上位10項目、各国・地域の回答率)
(4)~(6) 国・地域別の問題点(上位5項目)
(7) 中国とアジア主要国の比較(各国上位5項目)
4.製造・サービスコストの上昇
(1) 製造・サービスコストの上昇による事業活動へのマイナス影響
(国・地域別)
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30
31
33
36
37
(2) 製造・サービスコストの上昇による事業活動へのマイナス影響
(業種別)
(3) コスト上昇による対応策の実施(検討)状況
(4) ~(5)コスト上昇に対する対応策の実施(検討)状況(国・地域別)
5.原材料・部品の調達
(1) 製造原価に占める人件費、材料費の比率
(2) 日本の製造原価を100とした場合の現地での製造原価
(3) 原材料・部品の調達先の内訳(国・地域別)
(4) 主要国の調達先の内訳の推移(10年調査と16年調査の比較)
(5) 原材料・部品の調達先の内訳(業種別)
(6) 原材料・部品の現地調達先の内訳(国・地域別、企業規模別)
(7) 日本から調達している部品・材料について
(8) 日本でしか調達できない原材料・部品について
(9) 今後の原材料・部品調達の方針、重要となる調達先(国・地域別)
(10)今後、原材料・部品の調達率を引き上げる理由
6.輸出入の状況
(1) 売上高に占める輸出の比率(国・地域別)
(2) 輸出先の内訳(国・地域別)
(3) 今後1~3年の事業/製品の輸出市場として最も重要と考える
国・地域(国・地域別)
(4) FTA・EPAの活用の有無(全体、業種別・企業規模別、国・地域別) 、
活用率の比較 (輸出・輸入別)、在ASEAN企業の活用率の推移
(5) FTA・EPAの利用状況(国・地域別)
7.TPP協定が発効した場合の影響
(1)環太平洋パートナーシップ(TPP)協定が発効した場合の経営への影響
(国・地域別)
(2)環太平洋パートナーシップ(TPP)協定が発効した場合の経営への影響
(業種別)
(3)TPP協定が発効した場合に考えられる具体的な影響
8.賃金
(1) 前年比昇給率(国・地域別)
(2) 前年比昇給率(中国および主要国推移)
(3) 基本給・月額(職種別、国・地域別)
(4) 年間実負担額(職種別、国・地域別)
(5) 賞与(職種別、国・地域別)
38
39
40
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
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57
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59
60
61
62
63
64
2
本年度調査の概要(1)
(社、%)
調査目的
調査対象
企業数
アジア・オセアニアにおける日系企業活動の実態
を把握し、その結果を広く提供することを目的とす
る。
北東アジア5カ国・地域、ASEAN9カ国、南西アジ
ア4カ国、オセアニア2カ国の計20カ国・地域に進
出する日系企業(日本側による直接、間接の出資
比率が10%以上の企業)。
調査時期
2016年(平成28年) 10月11日~11月11日
※中国のみ9月1日~25日
回収状況
10,983社に回答を依頼し、4,642社より有効回答
を得た。国・地域別の内訳は右表の通り(有効回
答率42.3%)。
調査は1987年より実施し、本年度は第26回目。
調査は1987年より実施し、本年度は第30回目。
2007年度調査より非製造業も調査対象に追加。
2007年度調査より非製造業も調査対象に追加。
図表の数値は四捨五入しているため、合計が必
図表の数値は四捨五入しているため、合計が必
ずしも100%とはならない。
ずしも100%とはならない。
台湾の調査については、公益財団法人交流協会
台湾の調査については、公益財団法人交流協会
の協力を得て実施した。
の協力を得て実施した。
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構成比
製造業
非製造業
有効
回答率
4,642
100.0
2,335
2,307
42.3
北東アジア
中国
香港・マカオ
台湾
韓国
2,507
1,379
388
531
209
1,258
604
270
209
175
27.1
13.0
5.8
4.5
3.8
594
388
45
80
81
664
216
225
129
94
50.2
43.8
69.6
39.4
83.7
ASEAN
タイ
ベトナム
インドネシア
シンガポール
マレーシア
フィリピン
カンボジア
ミャンマー
ラオス
7,019
2,176
1,285
1,001
824
941
357
248
144
43
2,582
695
639
359
315
287
103
91
74
19
55.6
15.0
13.8
7.7
6.8
6.2
2.2
2.0
1.6
0.4
1,401
395
409
222
77
169
60
38
20
11
1,181
300
230
137
238
118
43
53
54
8
36.8
31.9
49.7
35.9
38.2
30.5
28.9
36.7
51.4
44.2
994
522
11.3
262
260
52.5
インド
バングラデシュ
パキスタン
スリランカ
795
121
42
36
411
54
31
26
8.9
1.2
0.7
0.6
203
32
17
10
208
22
14
16
51.7
44.6
73.8
72.2
オセアニア
オーストラリア
ニュージーランド
463
317
146
280
202
78
6.0
4.4
1.7
78
56
22
202
146
56
60.5
63.7
53.4
南西アジア
備考
備考
有効回答
内訳
10,983
総数
調査対象
調査企業数
3
本年度調査の概要(2)
業種別割合
(社、%)
大企業・中小企業の割合
製造業 計
大企業
1,783
871
387
387
185
168
131
217
85
41
44
1,377
1,205
269
310
220
240
182
62
37
48
9
426
329
139
75
105
41
54
26
10
384
138
321
90
バングラデシュ
20
34
パキスタン
28
3
スリランカ
15
11
227
53
169
33
58
20
北東アジア
407
8.8
電気機械器具
379
8.2
化学・医薬
344
7.4
鉄・非鉄・金属
335
7.2
一般機械器具
183
3.9
食料品
150
3.2
繊維
123
2.7
精密機械器具
91
2.0
(注)左記の業種分類の内訳は以下のとおり
ゴム・皮革
56
1.2
木材・パルプ
46
1.0
その他製造業
221
4.8
1.食料品:食品・農水産加工品
2.繊維:繊維(紡績・織物・化学繊維)、衣服・繊
維製品
3.木材・パルプ:木材・木製品、紙・パルプ
4.化学・医薬:化学品・石油製品、医薬品、プラ
スチック製品
5.鉄・非鉄・金属:鉄鋼(鋳造製品を含む)、非鉄
金属、金属製品(メッキ加工を含む)
6.一般機械器具:一般機械(金型・機械工具を
含む)
7.電気機械器具:電気機械・電子機器、電気・
電子部品
8.輸送機械器具:輸送用機器(自動車・二輪車)、
輸送用機器部品(自動車・二輪車)
9.精密機械器具:精密機械、医療機器
10.卸売・小売業:商社、流通、販売会社
11.金融・保険業:銀行、保険、証券
2,307 49.7
卸売・小売業
967 20.8
運輸業
273
5.9
建設業
164
3.5
通信・ソフトウェア業
143
3.1
金融・保険業
125
2.7
その他非製造業
635 13.7
38.4
中国
香港・マカオ
台湾
韓国
61.6
大企業
中小企業
(注)中小企業の定義は、日本の中小企業基本法の定めに基づく。
(注)卸売・小売業には製造業の販売拠点も含まれる
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中小企業
2,859
総数
2,335 50.3
輸送機械器具
非製造業 計
(社)
国・地域別企業数
(%)
有効 構成
回答 比
ASEAN
タイ
ベトナム
インドネシア
シンガポール
マレーシア
フィリピン
カンボジア
ミャンマー
ラオス
南西アジア
インド
オセアニア
オーストラリア
ニュージーランド
4
本年度調査の概要(3)
調査回答企業の設立年度分布(国・地域別)
全体(n=4,642、設立年度不明2社含む)
167 133 103 145
394
780
516 528
104
1,197
628
香港・マカオ (n=270)
中国(n=604)
49
2
0
4
4
69
14
116
191
23
96
33
4
16
21
25
42
46
台湾(n=209)
22
26
23
16
12
0
19
4
41
21
19
22
26
22
0
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
タイ(n=695、設立年度不明1社含む)
韓国(n=175)
19
15
5
7
7
5
23
28
89
35
29
2
26
9
6
71
インドネシア(n= 359)
ベトナム(n=639)
88
111 121
12
158
3
2
0
0
0
1
31
59
97
192
237
20
9
16
9
6
23
50
61
36
24
125
0
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
マレーシア(n=287、設立年度不明1社含む)
シンガポール(n=315)
14
19
24
31
24
24
27
34
44
70
4
9
12
9
20
60
61
45
16
16
12
37
1
カンボジア (n=91)
フィリピン(n=103)
4
3
1
28
1
21
9
11
12
1
0
0
0
0
0
2
3
1
14
66
5
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
ミャンマー(n=74)
0
0
0
0
0
2
ラオス(n=19)
9
インド(n=411)
57
1
5
0
0
0
0
0
0
0
0
2
バングラデシュ(n=54)
11
6
0
3
1
0
5
7
7
36
34 147 169
33
2
0
0
1
0
3
2
3
1
11
0
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
パキスタン(n=31)
7
1
2
0
4
5
スリランカ(n=26)
3
2
0
6
3
1
0
1
0
オーストラリア(n=202)
3
1
3
4
3
7
1
ニュージーランド(n=78)
14
28
15
20
19
24
23
25
15
19
12
0
4
2
4
7
14
8
4
12
11
0
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016- -1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011 2016-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
-1975-1980-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015
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5
調査結果のポイント(1)
~「2016年度 アジア・オセアニア進出日系企業実態調査」結果について~
“2016年の景況感が回復、17年も拡大の見込み”
1.16年は42.9%の企業が「増益」、新興国の景況感が上昇(P13、14、16、17)
営業利益は、16年に続き17年も4割以上の企業が「改善」を見込んでいる。17年について「悪化」するとした企業は
11.1%と、16年見込み(24.1%)から13ポイント低下した。17年の景況感を示すDI値(営業利益が前年比で「改善」し
た企業の割合から「悪化」した企業の割合を引いた数値)は36ポイントとなり、16年見込みと比べ17.3ポイント上昇。
改善の理由としては「現地市場での売上増加」が最も多く、「生産効率の改善」、「輸出拡大による売上増加」が続い
た。国・地域別に見ると、ラオス以外は軒並み改善し、特にミャンマー、カンボジア、バングラデシュ、インド、ベトナム
などの新興国では、DI値が50ポイントを上回るなど景況感の改善が顕著であった。
2.中国、ASEANで事業拡大意欲の低下に底打ちの兆し。南西アジアは低下続く(P18、20)
今後1~2年の事業展開の方向性についてみると、全体では「拡大」とする企業の割合は52.2%となり、15年
(51.2%)から1.0ポイント上昇した。中国は、「拡大」が3年ぶりに上昇(2.0ポイント)し40.1%、「縮小」は3.5ポイント
低下し5.3%となった。東南アジアも「拡大」が1.2ポイント上昇の55.4%となり、回復の兆しが感じられる。「拡大」の割
合を東南アジアと中国で比較すると、12年に中国が急落し、以後東南アジアが中国を上回る状態が続き、16年にそ
の差は15.3ポイントとなった。なお、事業拡大意欲が相対的に高いのは、ミャンマー(79.7%)、カンボジア(72.5%)、
パキスタン(71.0%)、インド (70.7%)などである。
3.黒字企業が微増、赤字企業が微減(P8)
2016年の営業利益(見込み)を「黒字」とした企業の割合は62.8%で、15年調査(62.2%)から0.6ポイント上昇し
た。一方、「赤字」とした企業の割合は21.8%となり、15年調査(22.8%)から1.0ポイント低下した。国・地域別では、
韓国(81.0%)、フィリピン(77.5%)で黒字企業の割合が高く、台湾、ニュージーランド、オーストラリアがこれに続く。
他方、業歴が浅い企業の多いミャンマー(25.7%)、カンボジア(30.3%)、バングラデシュ(35.2%)などでは、黒字企
業の割合は4割未満であった。
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6
調査結果のポイント(2)
4.賃金上昇は最大の経営課題だが昇給率の高騰は概ね終息へ(P30、31、60、61)
経営上の問題点では、「従業員の賃金上昇」を挙げる企業が全体では最も多かった(65.3%)。国・地域別にみると、
インドネシア(82.2%)が中国(77.8%)を抜いて首位となった。以下、ベトナム(75.5%)、ミャンマー(75.3%)が続いて
いる。16年の昇給率(前年度比、全業種平均)はパキスタン、ミャンマー、インドネシア、インドの4カ国で、10%台を記
録。中国では13年以降、昇給率が1桁台で推移しており、17年は5.7%に落ち着く見込み。昇給率は多くの国・地域で
近年の実績を下回る見込み。
5.ベトナムで現地調達率の伸びが顕著、中国の現地調達率は7割に迫る(P42、44、45、46、50)
材料費が製造原価に占める割合は約6割となった。その低減に向け「現地調達率を引き上げる」方針を示した企業の
割合は、全体の72.0%に上る。現地調達率を国・地域別にみると、中国が67.8%と最も高く(10年は58.3%)、特に輸
送機械器具は72.3%に上った。経年変化をみると、中国、タイ、インド、ベトナム、フィリピンで現地調達率が2010年比
で上昇し、特にベトナムの伸びが顕著であった。なお、ASEAN主要国では、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、
フィリピンにおいて中国からの調達率が上昇するとともに、インドネシア、マレーシア以外は日本からの調達比率が低
下した。
6.TPP協定が発効した場合の影響について(P57、58、59)
環太平洋パートナーシップ(TPP)締結国でのTPP協定が発効した場合の経営への影響については、「ある」が
22.9%、「ない」が22.0%とほぼ拮抗。半数以上が「分からない」とした。ベトナムとマレーシアでは「影響あり」の比率が
高く、シンガポールおよびオセアニアでは「影響なし」の比率が高かった。全対象国・地域で、業種別に見ると、「影響あ
り」とするのは、「食料品」「繊維」「運輸業」で、「影響なし」とするのは、「精密機械器具」「輸送機械器具」「電気機械器
具」「通信・ソフトウェア業」。影響の有無双方とも高かったのは「金融・保険業」だった。輸出、販売、生産面でのプラス
の影響は、締結国で期待が大きく、マイナスの影響は中国、台湾、タイなどの非締結国・地域で指摘が多かった。
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7
1.営業利益見通し(1)
2016年の営業利益見込み(国・地域別)
0
総数(n=4,598)
ASEAN(n=2,559)
韓国(n=174)
フィリピン(n=102)
台湾(n=207)
ニュージーランド(n=78)
オーストラリア(n=201)
パキスタン(n=31)
シンガポール(n=311)
香港・マカオ(n=267)
中国(n=596)
マレーシア(n=285)
ベトナム(n=637)
タイ(n=691)
インドネシア(n=351)
インド(n=405)
スリランカ(n=26)
ラオス(n=19)
バングラデシュ(n=54)
カンボジア(n=89)
ミャンマー(n=74)
20
40
60
80
(%)
100
62.8
15.4
21.8
60.8
15.4
23.8
81.0
9.2 9.8
77.5
11.8 10.8
77.3
13.5 9.2
76.9
9.0 14.1
70.7
12.9 16.4
67.7
16.1 16.1
66.6
15.1
18.3
65.9
18.7
15.4
64.4
15.6
20.0
62.8
18.3
19.0
62.8
12.1
25.1
61.9
18.2
19.8
59.8
13.4
26.8
53.6
15.1
31.4
46.2
26.9
26.9
36.8
31.6
31.6
35.2
33.3
31.5
30.3
21.4
48.3
25.7
12.2
62.2
黒字
均衡
赤字
2016年の営業利益見込み(国・地域別、企業規模別)
0
全体
大企業(n=2,826)
中小企業(n=1,772)
大企業(n=62)
中小企業(n=40)
大企業(n=130)
韓国
中小企業(n=44)
大企業(n=166)
台湾
中小企業(n=41)
大企業(n=266)
タイ
中小企業(n=425)
大企業(n=308)
ベトナム
中小企業(n=329)
大企業(n=216)
インドネシア 中小企業(n=135)
大企業(n=168)
オーストラリア 中小企業(n=33)
大企業(n=184)
香港・マカオ 中小企業(n=83)
大企業(n=381)
中国
中小企業(n=215)
大企業(n=236)
シンガポール 中小企業(n=75)
大企業(n=180)
マレーシア 中小企業(n=105)
大企業(n=316)
インド
中小企業(n=89)
大企業(n=35)
カンボジア 中小企業(n=54)
フィリピン
20
40
69.9
51.5
80 100 (%)
11.5 18.6
21.5
27.0
60
83.9
6.5 9.7
67.5
20.0 12.5
82.3
6.9 10.8
77.3
15.9 6.8
81.3
12.76.0
61.0
17.1 22.0
78.2
9.0 12.8
51.8
24.0
24.2
72.7
6.8 20.5
53.5
17.0
29.5
71.3
8.8 19.9
41.5
20.7
37.8
70.8
13.1 16.1
69.7
12.1 18.2
69.6
14.7 15.8
57.8
27.7 14.5
68.8
13.4 17.9
56.7
19.5 23.7
67.8
15.3 17.0
62.7
14.7 22.7
66.7
14.4 18.9
56.2
24.8 19.1
58.5
12.7 28.8
36.0
23.6
40.5
42.9
20.0
37.1
22.2
22.2
55.6
(注)大企業・中小企業のn≧30の国・地域。
黒字
均衡
赤字
2016年の営業利益見込みを「黒字」とした企業の割合は62.8%と前年の62.2%(2015年調査)から0.6ポイント上昇した。 また、「赤字」とした企
業の割合は21.8%となり、15年調査の22.8%から1.0ポイント低下した。
国・地域別の黒字企業の割合は、韓国が81.0%と最も高く、以下フィリピン、台湾、ニュージーランド、オーストラリアで70%を超えた。
大企業では69.9%が黒字となり、中小企業の51.5%を18.4ポイント上回った。また、大企業および中小企業の有効回答数が30社以上ある全13
カ国・地域の全てにおいて、大企業の黒字比率が中小企業を上回った。特に台湾、タイ、インドネシア、インド、カンボジアでは、大企業の黒字の
割合が中小企業より20ポイント以上高くなった。
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8
1.営業利益見通し(2)
黒字企業の割合の推移 ‐ 2008~16年(国・地域別)
北東アジア(中国除く)
(%)
90
90
80
80
70
70
60
60
50
2008
2009
香港
2010
台湾
2011
2012
韓国
2013
2014
2015
2016
50
(注)2011年以降の香港はマカオを含む
中国、インド、ベトナム
(%)
ASEAN5
(%)
2008
2009
2010
2011
2012
2013
インドネシア
シンガポール
フィリピン
マレーシア
2014
2015
2016
タイ
80
北東アジア(中国を除く)では、香港で黒字企業の割合が前年比で低
下した一方、台湾、韓国では上昇した。
ASEAN5ではフィリピン、シンガポール、インドネシアで黒字企業の
割合が上昇した。フィリピンは黒字企業の割合が77.5%と、5カ国の
中で唯一7割を超えている。タイ、マレーシアは前年比で減少に転じ
た。
中国、インド、ベトナムは、いずれも黒字企業の割合が前年比で上昇
した。中国は前年比4.0ポイント上昇の64.4%、インドは同3.1ポイン
ト上昇の53.6%、ベトナムは同4.0ポイント上昇の62.8%となった。
70
60
50
40
2009
2010
2011
中国
2012
2013
インド
2014
2015
2016
ベトナム
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9
1.営業利益見通し(3)
2016年の営業利益見込み(業種別)
製造業
0
製造業計(n=2,313)
20
40
60
63.5
74.1
ゴム・皮革(n=54)
69.9
化学・医薬(n=336)
精密機械器具(n=91)
69.2
電気機械器具(n=374)
68.2
輸送機械器具(n=405)
66.9
木材・パルプ(n=46)
(%) 主要業種内の国・地域別見込み (注)n≧30の国・地域。
(%)
80
100 電気機械器具
0
20
40
60
80
100
79.2
9.7 11.1
中国(n=72)
14.1 22.4
70.8
10.4 18.8
タイ(n=48)
11.1 14.8
60.4
9.4
30.2
ベトナム(n=53)
13.4 16.7
58.8
27.5
13.7
マレーシア(n=51)
12.1 18.7
(%)
0
20
40
60
80
100
輸送機械器具
14.7 17.1
12.6
63.0
10.9
20.5
26.1
鉄・非鉄・金属(n=333)
57.7
13.8
28.5
食料品(n=150)
57.3
13.3
29.3
一般機械器具(n=181)
54.1
繊維(n=122)
16.0
50.0
29.8
25.4
24.6
非製造業
非製造業計(n=2,285)
62.1
21.3
78.7
金融・保険業(n=122)
9.0 12.3
69.0
卸売・小売業(n=962)
運輸業(n=267)
60.7
通信・ソフトウェア業(n=143)
60.1
建設業(n=163)
16.6
43.6
黒字
14.8 16.2
14.6
24.7
21.7
19.6
均衡
18.2
36.8
74.7
68.8
66.7
62.7
53.6
中国(n=79)
タイ(n=77)
ベトナム(n=60)
インドネシア(n=59)
インド(n=69)
卸売・小売業
韓国(n=58)
ニュージーランド(n=30)
台湾(n=77)
オーストラリア(n=82)
香港・マカオ(n=111)
シンガポール(n=106)
タイ(n=137)
中国(n=74)
インド(n=102)
インドネシア(n=47)
ベトナム(n=51)
マレーシア(n=55)
0
20
40
86.2
83.3
80.5
75.6
73.0
72.6
67.2
62.2
61.8
61.7
60.8
58.2
5.1 20.3
13.0 18.2
10.0
23.3
15.3
22.0
18.8
27.5
60
80
(%)
100
5.2 8.6
6.7 10.0
10.4 9.1
13.4 11.0
16.2 10.8
13.2 14.2
15.3
17.5
21.6
16.2
14.7
23.5
12.8
25.5
11.8
27.5
27.3
14.6
赤字
2016年の営業利益見込みを、製造業、非製造業別に見ると、黒字企業の割合は製造業(63.5%)が非製造業(62.1%)を上回った。前年(15年
調査、製造業: 62.6%/非製造業: 61.7%)との比較では、製造業で0.9ポイント上昇、非製造業で0.4ポイント上昇した。
非製造業では特に金融・保険業(78.7%)で黒字企業の割合が高かった。
有効回答数上位3業種に関し、主要国・地域別の動向を見ると、電気機械器具では、中国で79.2%、タイで70.8%の企業が黒字を見込んでい
る。輸送機械器具では、中国で74.7%、タイで68.8%の企業が黒字を見込む。卸売・小売業における黒字企業の割合は、韓国が86.2%と最も
高く、ニュージーランド、台湾も80%以上となった。
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10
1.営業利益見通し(4)
輸出比率50%未満の企業(内販型)の営業利益(見込み)
(2016年、国・地域別)
0
総数(n=2,602)
ASEAN(n=1,344)
韓国(n=125)
台湾(n=148)
フィリピン(n=39)
ニュージーランド(n=48)
オーストラリア(n=137)
パキスタン(n=25)
ベトナム(n=270)
香港・マカオ(n=121)
中国(n=297)
タイ(n=451)
シンガポール(n=140)
インドネシア(n=237)
マレーシア(n=117)
インド(n=325)
バングラデシュ(n=20)
カンボジア(n=49)
ミャンマー(n=36)
(%)
20
40
60
62.4
59.8
均衡
80
100
赤字
23.3
総数(n=1,533)
25.1
ASEAN(n=995)
7.2 11.2
韓国(n=40)
10.8 9.5
ニュージーランド(n=25)
12.8 7.7
フィリピン(n=60)
10.4 14.6
台湾(n=42)
12.4 14.6
オーストラリア(n=53)
12.0
20.0
シンガポール(n=137)
8.2
24.8
マレーシア(n=128)
18.2
17.4
14.8
21.9
香港・マカオ(n=120)
18.2
20.0
中国(n=164)
17.9
20.7
インドネシア(n=88)
13.5
28.7
タイ(n=199)
18.0
25.6
インド(n=46)
13.9
33.9
ベトナム(n=328)
45.0
カンボジア(n=33)
55.1
バングラデシュ(n=31)
61.1
0
(注)n≧15の国・地域。
(%)
20
14.3
15.2
81.6
79.7
79.5
75.0
73.0
68.0
67.0
64.5
63.3
61.9
61.4
57.8
56.4
52.3
30.0
25.0
24.5
20.4
22.2
16.7
黒字
輸出比率50%以上の企業(輸出型)の営業利益(見込み)
(2016年、国・地域別)
40
60
65.1
100
80
15.7
63.3
19.2
15.5
21.2
85.0
10.0 5.0
84.0
4.0 12.0
76.7
11.7 11.7
73.8
16.7
69.8
13.2
17.0
69.3
14.6
16.1
68.8
18.0
13.3
68.3
15.8
15.8
68.3
15.9
15.9
67.1
14.8
18.2
65.3
15.1
19.6
63.0
17.4
19.6
58.8
39.4
14.6
21.2
38.7
黒字
9.5
35.5
均衡
赤字
26.5
39.4
25.8
(注)n≧15の国・地域。
進出先国・地域での輸出比率が50%未満の企業を内販型、50%以上の企業を輸出型として、それぞれの営業利益(見込み)を比較すると、内販
型企業の黒字の割合は62.4%、輸出型企業は65.1%であった。内販型は前年(62.7%)と同水準、輸出型は前年(62.0%)から拡大した。
カンボジア、マレーシア、インドでは輸出型企業の営業利益の黒字率が内販型企業を10ポイント以上上回った。他方でASEAN諸国の中ではベト
ナム、フィリピンで内販型企業の黒字率が輸出型企業を上回った。
韓国、台湾、フィリピン、ニュージーランドでは輸出型、内販型両方で黒字率が高かった。
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11
1.営業利益見通し(5)
設立年別の2016年の営業利益見込み
(%)
100
黒字
総数(n=4,598)
8.4
10.8
80
10.6
10.6
12.8
9.8
11.1
12.5
10.8
15.9
14.7
12.7
11.3
14.1
14.1
14.3
78.8
77.5
76.4
73.3
72.6
74.6
71.6
60
40
80.7
20
0
~1970
(n=166)
(%) 中国(n=596)
100
80
12.5
4.2
17.5
10.7
1971~75
(n=132)
14.7
16.2
1976~80
(n=102)
15.8
16.3
60
40
83.3
71.8
69.1
67.9
11.4
17.1
16.4
14.6
60
20
0
20.4
39.8
62.8
43.9
~90
1991~95 1996~2000 2001~05 2006~10
2011~
(n=24) (n=103) (n=68) (n=190) (n=113) (n=98)
(%) タイ(n=691)
100
5.7
8.5
12.1
80
22.5
40
16.8
82.1
69.0
71.6
69.1
17.5
21.7
60.8
1991~95
(n=511)
80
9.7
7.5
10.3
10.3
82.8
79.4
46.0
40
32.3
15.3
14.2
0
~2000
(n=93)
80
13.8
6.9
40
79.3
20
0
~2000
(n=58)
2001~05
(n=624)
70.5
43.6
2001~05 2006~10
2011~
(n=97) (n=190) (n=257)
21.2
22.8
15.2
19.3
63.6
18.4
赤字
43.3
17.3
62.4
39.4
2006~10
2011~
(n=771) (n=1,232)
43.6
12.8
20
60
21.7
1996~2000
(n=524)
60
(%) インド(n=405)
100
~90
1991~95 1996~2000 2001~05 2006~10
2011~
(n=140) (n=71) (n=88) (n=110) (n=120) (n=161)
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1986~90
(n=390)
(%) ベトナム(n=637)
100
16.3
20
0
1981~85
(n=144)
19.2
均衡
設立年別に2016年の営業
利益見込みを見ると、設立
年が早いほど、黒字と回答
した企業の割合が高い傾
向がある。
2011年以降に設立された
企業では43.3%が赤字と
回答している。
46.7
14.2
57.9
39.1
2001~05 2006~10
2011~
(n=33) (n=145) (n=169)
12
1.営業利益見通し(6)
2016年の営業利益見込み
(国・地域別、15年との比較)
0
総数(n=4,607)
ASEAN(n=2,558)
ラオス(n=19)
ベトナム(n=637)
バングラデシュ(n=54)
インド(n=409)
フィリピン(n=102)
カンボジア(n=88)
スリランカ(n=26)
インドネシア(n=353)
パキスタン(n=31)
タイ(n=695)
オーストラリア(n=202)
台湾(n=209)
中国(n=597)
マレーシア(n=282)
ニュージーランド(n=78)
ミャンマー(n=72)
シンガポール(n=310)
韓国(n=174)
香港・マカオ(n=269)
(%)
20
40
60
100
80
42.9
33.0
24.1
45.3
31.9
22.8
57.9
26.3
15.8
57.0
28.9
14.1
53.7
24.1
22.2
51.3
32.3
16.4
51.0
26.5
22.6
50.0
35.2
14.8
46.2
26.9
26.9
45.9
31.7
22.4
45.2
32.3
22.6
42.5
32.2
25.3
39.1
33.2
27.7
38.8
34.0
27.3
38.4
34.5
27.1
37.2
30.9
31.9
37.2
39.7
23.1
36.1
41.7
22.2
32.6
37.1
30.3
32.2
35.1
32.8
28.6
39.8
31.6
改善
横ばい
悪化
2017年の営業利益見通し
(国・地域別、16年との比較)
0
総数(n=4,589)
ASEAN (n=2,548)
バングラデシュ(n=54)
カンボジア(n=89)
ミャンマー(n=73)
インド(n=407)
ベトナム(n=638)
パキスタン(n=31)
インドネシア(n=351)
スリランカ(n=26)
ニュージーランド(n=78)
タイ(n=691)
フィリピン(n=102)
ラオス(n=18)
オーストラリア(n=202)
中国(n=594)
韓国(n=174)
マレーシア(n=279)
シンガポール(n=307)
台湾(n=206)
香港・マカオ(n=269)
20
40
47.1
49.6
66.7
65.2
64.4
62.4
60.2
54.8
53.9
50.0
47.4
45.3
45.1
44.4
43.6
39.4
38.5
38.4
36.5
32.5
31.2
(%)
60
100
80
41.9
11.1
40.3
10.1
22.2 11.1
25.8
9.0
31.5
4.1
30.0
7.6
33.2
6.6
29.0
16.1
37.9
8.3
46.2
3.9
41.0
11.5
44.4
10.3
39.2
15.7
38.9
16.7
45.5
10.9
46.1
14.5
42.5
19.0
46.2
15.4
49.5
14.0
55.8
11.7
56.9
11.9
改善
横ばい
悪化
2016年の営業利益見込み(15年比)が「改善」すると回答した企業の割合は42.9%と、15年調査で「改善」とした企業の割合(39.9%)から3.0
ポイント上昇した。「悪化」とした企業の割合は24.1%と15年調査(27.4%)から3.3ポイント低下した。
2017年の営業利益見通しについては、「改善」とした企業の割合は47.1%となり、15年調査の「2016年の営業利益見通し」(44.8%)から2.3ポ
イント上昇した。また、「悪化」とした企業の割合は11.1%と、15年調査の「2016年の営業利益見通し」(13.3%)から2.2ポイント低下した。
ASEANでは2016年の営業利益見込みを「改善」と回答した企業は45.3%、2017年の営業利益見通しは49.6%と、それぞれ全体を上回った。
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13
1.営業利益見通し(7)
2017年のDI値(国・地域別)
2016年のDI値(国・地域別)
-20
0
(ポイント)
20
40
ASEAN (n=2,558)
20
40
ASEAN (n=2,548)
22.5
60
(ポイント)
80
36.0
総 数(n=4,589)
18.7
総 数(n=4,607)
0
60
39.5
60.3
ベトナム(n=637)
42.9
ミャンマー(n=73)
ラオス(n=19)
42.1
カンボジア(n=89)
56.2
カンボジア(n=88)
35.2
バングラデシュ(n=54)
55.6
インド(n=409)
35.0
インド(n=407)
54.8
ベトナム(n=638)
53.6
31.5
バングラデシュ(n=54)
28.4
フィリピン(n=102)
スリランカ(n=26)
46.2
45.6
インドネシア(n=353)
23.5
インドネシア(n=351)
パキスタン(n=31)
22.6
パキスタン(n=31)
19.2
スリランカ(n=26)
17.1
タイ(n=695)
38.7
ニュージーランド(n=78)
35.9
タイ(n=691)
35.0
32.7
ニュージーランド(n=78)
14.1
オーストラリア(n=202)
ミャンマー(n=72)
13.9
フィリピン(n=102)
29.4
27.8
台湾(n=209)
11.5
ラオス(n=18)
オーストラリア(n=202)
11.4
中国(n=594)
中国(n=597)
11.2
マレーシア(n=279)
22.9
シンガポール(n=307)
22.5
台湾(n=206)
20.9
韓国(n=174)
19.5
香港・マカオ(n=269)
19.3
マレーシア(n=282)
シンガポール(n=310)
5.3
2.3
韓国(n=174) △ 0.6
香港・マカオ(n=269) △ 3.0
2016年の景況感を示すDI値
(注)は、18.7ポイントとなり、
15年調査の12.5ポイントか
ら、6.2ポイント上昇した。国・
地域別ではベトナム、ラオス、
カンボジア、インドのDI値が
高い。
2017年のDI値は36.0ポイン
トと、2016年のDI値の約2倍
となった。ほとんどの国・地域
で2017年のDI値が2016年を
上回る結果となった。
24.9
(注) DI値とは、Diffusion Indexの略で、「改善」すると回答した企業の割合から「悪化」すると回答した企業の割合を差し
引いた数値。景況感がどのように変化していくかを数値で示す指標。
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14
1.営業利益見通し(8)
2016年の営業利益見込み(15年との比較、業種別)
製造業
0
製造業(n=2,320)
20
46.6
60
30.6
40
化学・医薬(n=340)
56.2
23.8
食料品(n=150)
54.0
30.7
輸送機械器具(n=405)
51.1
27.2
精密機械器具(n=91)
50.6
木材・パルプ(n=46)
鉄・非鉄・金属(n=335)
0
製造業(n=2,311)
62.7
食料品(n=150)
20.0
(%)
80
60
100
40.2
11.8
40
20
48.0
28.7
8.7
54.7
21.7
鉄・非鉄・金属(n=332)
53.0
28.6
20.9
ゴム・皮革(n=53)
49.1
37.7
13.2
50.0
28.3
21.7
繊維(n=123)
48.8
40.7
10.6
49.0
26.9
24.2
木材・パルプ(n=46)
47.8
43.5
8.7
32.1
22.6
輸送機械器具(n=403)
47.6
39.5
12.9
22.8
化学・医薬(n=340)
45.6
40.9
13.5
45.3
繊維(n=123)
44.7
電気機械器具(n=376)
22.8
製造業
一般機械器具(n=181)
ゴム・皮革(n=53)
一般機械器具(n=182)
80
(%)
100
2017年の営業利益見通し(16年との比較、業種別)
40.1
34.6
15.3
32.5
37.6
34.6
7.7
12.4
30.2
29.7
精密機械器具(n=91)
41.8
44.0
14.3
38.8
26.6
電気機械器具(n=375)
38.7
50.1
11.2
非製造業
非製造業
非製造業(n=2,287)
39.1
通信・ソフトウェア業(n=142)
40.9
卸売・小売業(n=962)
39.1
運輸業(n=267)
38.2
金融・保険業(n=124)
35.5
建設業(n=164)
28.7
35.5
36.6
33.4
28.1
改善
非製造業(n=2,278)
22.5
通信・ソフトウェア業(n=141)
27.6
33.7
38.7
40.9
25.5
25.8
30.5
横ばい
悪化
卸売・小売業(n=958)
46.1
43.6
54.6
10.3
38.3
44.9
43.8
7.1
11.3
運輸業(n=269)
40.9
43.5
15.6
建設業(n=162)
39.5
46.9
13.6
金融・保険業(n=123)
35.8
59.4
改善
横ばい
4.9
悪化
2016年の営業利益見込みを「改善」とした企業の割合は、15年調査と比べ、製造業(41.6% ⇒46.6%)、非製造業(37.9% ⇒39.1%)とも
上昇した。
17年の見通しを「改善」とした企業の割合は、製造業(48.0%)、非製造業(46.1%)とも上昇した。
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15
1.営業利益見通し(9)
2016年の営業利益見込みが改善する理由
(2015年調査の2015年の営業利益が改善する理由との比較)
(複数回答上位5項目)
■2016年調査(n=1,970)
2015年調査(n=1,813)
0
20
40
国・地域別、業種別の回答割合(上位5位まで)
(%)
80
60
63.6
61.2
現地市場での売上増加
インド(83.3%)
インドネシア(75.3%)
台湾(72.8%)
韓国(71.4%)
オーストラリア(63.3%)
38.6
36.1
生産効率の改善(製造業のみ)
27.9
26.9
輸出拡大による売上増加
タイ(46.5%)
中国(43.0%)
ベトナム(40.8%)
インドネシア(39.5%)
インド(38.9%)
17.8
16.3
その他支出
( 管理費、光熱費、燃料費等) の削減
17.0
20.2
調達コストの削減
国・地域
業種
建設業(74.5%)
卸売・小売業(73.6%)
食料品(71.6%)
輸送機械器具(66.7%)
化学・医薬(62.6%)
繊維(58.2%)
輸送機械器具(50.2%)
電気機械器具(39.8%)
化学・医薬(34.2%)
鉄・非鉄・金属(34.2%)
(注)n≧30の国・地域、業種。
2016年の営業利益見込みが悪化する理由
(2015年調査の2015年の営業利益が悪化する理由との比較)
(複数回答上位5項目)
■2016年調査(n=1,105)
2015年調査(n=1,256)
0
20
40
現地市場での売上減少
31.3
人件費の上昇
29.2
29.9
27.6
29.4
為替変動
輸出低迷による売上減少
販売価格への不十分な転嫁
15.9
16.9
38.8
60
51.3
58.0
(%)
80
国・地域
業種
韓国(70.2%)
インドネシア(62.0%)
シンガポール(60.6%)
タイ(59.0%)
台湾(57.9%)
建設業(75.5%)
一般機械器具(64.8%)
卸売・小売業(61.1%)
化学・医薬(50.0%)
輸送機械器具(50.0%)
カンボジア(53.9%)
インドネシア(50.6%)
中国(49.1%)
ベトナム(45.6%)
ミャンマー(43.8%)
木材・パルプ(60.0%)
繊維(53.6%)
輸送機械器具(47.7%)
食料品(43.5%)
ゴム・皮革(41.7%)
(注)n≧10の国・地域、業種。
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16
1.営業利益見通し(10)
2017年の営業利益見通しが改善する理由
(2015年調査の2016年の営業利益が改善する理由との比較)
(複数回答上位5項目)
■2016年調査(n=2,158)
2015年調査(n=2,035)
0
20
40
国・地域別、業種別の回答割合(上位5位まで)
60
現地市場での売上増加
72.6
69.8
(%)
80
40.8
44.5
生産効率の改善(製造業のみ)
29.6
32.0
輸出拡大による売上増加
16.7
20.4
販売効率の改善
15.1
15.3
その他支出
(管理費、光熱費、燃料費等)の削減
国・地域
業種
インド(86.2%)
中国(85.0%)
インドネシア(82.0%)
ミャンマー(80.9%)
フィリピン(76.1%)
食料品(83.0%)
卸売・小売業(81.6%)
輸送機械器具(78.1%)
一般機械器具(75.8%)
建設業(75.0%)
マレーシア(45.6%)
ベトナム(43.0%)
タイ(41.0%)
インド(40.8%)
韓国(40.6%)
繊維(51.7%)
輸送機械器具(45.8%)
電気機械器具(43.5%)
食料品(41.5%)
鉄・非鉄・金属(40.9%)
(注)n≧30の国・地域、業種。
2017年の営業利益見通しが悪化する理由
(2015年調査の2016年の営業利益が悪化する理由との比較)
(複数回答上位5項目)
■2016年調査(n=505)
2015年調査(n=604)
0
20
40
45.0
50.7
現地市場での売上減少
36.6
人件費の上昇
29.5
30.5
輸出低迷による売上減少
為替変動
調達コストの上昇
60
19.0
21.4
16.0
20.0
43.9
(%)
80
国・地域
業種
韓国(69.7%)
インド(54.8%)
オーストラリア(54.6%)
タイ(54.3%)
台湾(54.2%)
建設業(90.9%)
卸売・小売業(58.9%)
一般機械器具(50.0%)
鉄・非鉄・金属(47.5%)
輸送機械器具(44.2%)
中国(57.0%)
インドネシア(55.2%)
ベトナム(47.6%)
マレーシア(40.5%)
香港・マカオ(37.5%)
繊維(61.5%)
食料品(53.9%)
鉄・非鉄・金属(52.5%)
通信・ソフトウェア業(50.0%)
輸送機械器具(48.1%)
(注)n≧10の国・地域、業種。
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17
2.今後の事業展開(1)
今後1~2年の事業展開の方向性
(国・地域別)
(%)
20
0
40
52.2
総数(n=4,613)
ミャンマー(n=74)
カンボジア(n=91)
パキスタン(n=31)
インド(n=409)
バングラデシュ(n=54)
ベトナム(n=638)
フィリピン(n=103)
インドネシア(n=353)
台湾(n=208)
タイ(n=690)
シンガポール(n=312)
スリランカ(n=26)
ラオス(n=18)
マレーシア(n=286)
韓国(n=174)
オーストラリア(n=202)
中国(n=599)
香港・マカオ(n=268)
ニュージーランド(n=77)
54.4
51.6
51.0
50.1
49.0
46.2
44.4
44.1
43.1
43.1
40.1
35.8
33.8
拡大
現状維持
縮小
60
80
100
43.6
79.7
72.5
71.0
70.7
66.7
66.6
3.1 1.1
20.3
25.3
29.0
27.6
25.9
32.1
44.7
45.0
45.7
47.1
44.6
46.2
50.0
50.0
53.5
49.5
52.8
54.9
62.3
2.2
1.7
5.6
1.9
0.6 0.6
1.0
2.3 1.1
2.9 0.5
2.0 0.7
3.9
2.6
7.7
5.6
4.2
1.8
3.5
5.5
5.3
6.7
2.0
1.8
2.6
3.9
第三国(地域)へ移転・撤退
今後1~2年の事業展開の方向性について、「拡大」と回答した企業の割合は52.2%と、15年調査(51.2%)から1.0ポイント上昇した。また、「縮
小」もしくは「第三国(地域)へ移転・撤退」と回答した企業の割合は4.2%と、 15年調査(4.9%)から0.7ポイント低下した。
国・地域別にみると、「拡大」と回答した企業の割合が最も高かったのはミャンマーで79.7%。カンボジア、パキスタン、インドでも7割以上の企業が
「拡大」と回答した。
中国で「拡大」と回答した企業の割合は40.1%と、 15年調査(38.1%)と比較して2.0ポイント上昇した。
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18
2.今後の事業展開(2)
今後1~2年で事業を「拡大」とする比率の推移
(2008~16年)
ASEAN主要国
北東アジア
南西アジア・オセアニア主要国
(%)
(%)
(%)
100
100
100
90
90
90
80
80
カンボジア
80
70
70
70
韓国
パキスタン
60
60
60
50
50
50
40
40
40
30
30
30
20
2008 09
10
11
12
13
14
15
16
20
台湾
中国
香港
スリランカ
2008 09
インドネシア
マレーシア
ミャンマー
フィリピン
タイ
カンボジア
ベトナム (注)カンボジアは2010年より調査開始。
10
11
12
バングラデシュ
パキスタン
オーストラリア
13
14
15
16
インド
スリランカ
20
2008 09
10
11
中国
韓国
12
13
14
15
16
台湾
香港
(注)2011年以降の香港はマカオを含む。
今後1~2年の事業展開の方向性を「拡大」とした企業の割合を、国・地域別に2008年調査からの推移でみると、リーマン・ショック後の世界的な景
気低迷から回復した10年に大幅な上昇が見られたものの、一部の国・地域を除いて2011~13年はおおむね横ばい、2014年~2015年は減少と
なった。2016年はASEANや北東アジアで「拡大」と回答した企業の割合が前年比で上昇した国・地域が多かった。
2016年調査で「拡大」の割合が前年比で5ポイント以上上昇したのは台湾(8.4ポイント)、カンボジア(5.9ポイント)となった。 他方、「拡大」の割合
が前年比で5ポイント以上低下したのはスリランカ(△26.8ポイント)、韓国(△7.4ポイント) 、パキスタン(△5.7ポイント)となった。
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19
2.今後の事業展開(3)
今後1~2年で事業を「拡大」とする比率の推移
(2008~16年、中国・アジア主要国比較)
(%)
90
中国
ASEAN
80
インドネシア
タイ
70
ベトナム
60
61.4
52.3
50
63.1
60.3
54.2
55.4
インド
ASEAN
54.2
40.1
46.5
40
38.1
30
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
中国
(注1)ASEANはブルネイ
除く9カ国の加重平均値。
(注2)カンボジア、ラオ
スはそれぞれ、2010年、
2011年以降から、ASEAN
の平均値に含まれる。
2016
中国とASEANの今後1~2年の事業展開の方向性を「拡大」と回答した企業の割合を、2008年調査からの推移で比較すると、2011年まで中国が
ASEANよりも高い水準であったものの、2012年に中国52.3%、ASEAN61.4%と逆転した。2012年以降は、毎年、ASEANが10ポイント前後高く、
2016年調査では、その差は15.3ポイントとなった。
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20
2.今後の事業展開(4)
今後1~2年の事業展開の方向性(業種・企業規模別)
製造業
(%)
0
20
40
60
80
50.6
製造業(n=2,320)
45.0
66.4
食料品(n=149)
ゴム・皮革(n=55)
56.4
化学・医薬(n=341)
55.7
31.5
非製造業
0
100
3.2 1.3
43.6
2.9 0.6
44.0
運輸業(n=272)
52.2
46.7
1.1
金融・保険業(n=123)
51.2
45.5
3.3
50.6
45.1
木材・パルプ(n=46)
50.0
43.5
4.4 2.2
輸送機械器具(n=405)
48.4
47.7
一般機械器具(n=183)
47.0
49.7
2.5 1.5
2.2 1.1
電気機械器具(n=375)
45.1
48.3
4.3 2.4
建設業(n=163)
繊維(n=123)
43.1
49.6
3.3 4.1
4.6 1.4
その他非製造業(n=629)
60
拡大
80
42.9
43.6
39.6
35.7
47.6
48.7
44.7
42.5
現状維持
5.7 1.2
5.4 1.3
3.8 1.3
縮小
37.4
16年調査(n=1,559)
15年調査(n=1,557)
14年調査(n=1,625)
13年調査(n=1,515)
16年調査(n=734)
15年調査(n=597)
14年調査(n=605)
13年調査(n=615)
52.8
53.3
0
大企業
16年調査(n=1,282)
15年調査(n=1,388)
14年調査(n=1,463)
13年調査(n=1,393)
16年調査(n=1,038)
15年調査(n=1,035)
14年調査(n=1,038)
13年調査(n=1,013)
20
40
53.4
50.9
56.4
60.7
47.1
44.4
48.7
52.3
中小企業
中小企業
大企業
0
30.5 1.4
3.3 0.9
精密機械器具(n=91)
(%)
100
2.8 0.9
4.6 0.9
3.4 0.7
3.1 0.5
3.6 1.7
3.0 0.9
39.9
3.0 0.3
4.4
45.9
42.2
55.9
52.7
48.2
80
卸売・小売業(n=965)
鉄・非鉄・金属(n=334)
その他製造業(n=218)
60
68.1
通信・ソフトウェア業(n=141)
40.8
40
53.9
非製造業(n=2,293)
2.0
20
(%)
100
20
8.0 1.8
42.9
40
54.4
55.6
61.7
64.8
52.9
52.4
54.9
57.6
60
80
41.7
41.1
35.1
32.0
43.2
43.4
40.3
38.2
2.4 1.4
(%)
100
3.0
2.8
2.7
2.4
3.1
3.2
4.0
3.7
1.0
0.6
0.5
0.8
0.8
1.0
0.8
0.5
第三国(地域)へ移転・撤退
今後1~2年の事業展開の方向性を業種別にみると、製造業(50.6%)よりも非製造業(53.9%)の方が拡大意欲が高い。
「拡大」の割合が特に高いのは、製造業では食料品(66.4%)、非製造業では通信・ソフトウェア業(68.1%)。他方、繊維および建設業は、「拡
大」の割合が相対的に低く、「現状維持」と回答した企業の割合が約5割となった。
企業規模別にみると、製造業、非製造業ともに大企業の事業拡大傾向が中小企業を上回っている。「拡大」と回答した企業の割合は、13年調査
から3年連続で低下したが、16年調査では非製造業の大企業を除き、上昇に転じた。
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21
2.今後の事業展開(5)
今後1~2年の事業展開の方向性(主要業種 国・地域別比較)
(%)
卸売・小売業
0
20
40
60
80
78.4
ベトナム(n=51)
23.5
68.8
インドネシア(n=48)
0
2.0
ベトナム(n=84)
2.9
タイ(n=74)
31.3
60.1
タイ(n=138)
鉄・非鉄・金属
100
19.6
73.5
インド(n=102)
37.7
40.3
2.6
中国(n=75)
54.7
44.0
1.3
マレーシア(n=55)
50.9
韓国(n=58)
39.7
香港・マカオ(n=111)
36.9
0
40
3.6
53.3
3.3
58.6
1.7
55.9
20
4.5 2.7
60
80
63.8
インド(n=69)
7.3 1.2
45.5
43.3
ニュージーランド(n=30)
輸送機械器具
40.2
(%)
100
34.8
40
60
80
2.9
ベトナム(n=50)
60.0
38.0
2.0
36.2
43.4
中国(n=53)
5.7
50.9
電気機械器具
0
1.5
ベトナム(n=53)
タイ(n=47)
1.7
マレーシア(n=51)
2.5
中国(n=72)
7.6
20
(%)
100
35.3
50.0
63.6
現状維持
7.9
61.8
48.3
拡大
65.8
韓国(n=34)
ベトナム(n=60)
36.4
26.3
63.8
1.7
タイ(n=77)
2.7 1.4
43.2
タイ(n=58)
49.2
46.8
(%)
100
80
21.4
52.7
0
49.2
43.0
60
化学・医薬
インドネシア(n=59)
中国(n=79)
40
1.5 0.7
57.1
51.2
20
78.6
中国(n=38)
台湾(n=77)
オーストラリア(n=82)
(注)n≧30の業種別の国・地域。
縮小
20
40
60
80
69.8
26.4
48.9
37.3
30.6
(%)
100
1.9 1.9
2.1
48.9
54.9
55.6
5.9 2.0
8.3
5.6
第三国(地域)への移転・撤退
今後1~2年の事業展開の方向性を、主要業種について有効回答数30社以上の国・地域で比較すると、卸売・小売業では「拡大」とする割合は、
ベトナム(78.4%)、インド(73.5%)が高い。他方、韓国、香港・マカオ、ニュージーランドでは「現状維持」が5割超を占めた。
輸送機械器具では、「拡大」の割合はインド(63.8%)が高い。インドネシア(49.2%)は15年調査結果(35.4%)から「拡大」の割合が10ポイント
以上上昇した。
鉄・非鉄・金属、化学・医薬、電気機械器具では、ベトナムの「拡大」の割合がいずれも6割以上を占めた。
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22
2.今後の事業展開(6)
今後1~2年で事業を「拡大」する理由(複数回答)
成長性、
潜在力の高さ
売上の増加
0
総数
(n=2,401)
25
50
0
75 100
84.5
総数
25
50
46.4
0
総数
25
生産・販売
ネットワーク
見直し
高付加価値
製品への
高い受容性
取引先との
関係
75
(注)n≧30の国・地域。
50
22.0
0
総数
25
0
50
19.9
総数
25
コストの低下
(調達コストや
人件費など)
50
16.0
0
総数
25
7.7
規制の緩和
労働力確保
の容易さ
0
0
50
総数
25
3.9
50
総数
25
27.3
台湾
34.9
バングラ
デシュ
25.0
オースト
ラリア
62.7
台湾
26.4
香港・
マカオ
31.9
シンガ
ポール
19.1
香港・
マカオ
9.6
インド
9.0
カンボジア
9.1
インド
ネシア
60.8
ミャンマー
25.4
中国
30.1
タイ
17.2
中国
8.8
フィリピン
5.4
フィリピン
7.1
87.7
バングラ
デシュ
58.3
バングラ
デシュ
25.0
オースト
ラリア
27.6
香港・
マカオ
17.0
インド
8.7
シンガ
ポール
3.3
ベトナム
5.2
インド
(n=289)
86.5
フィリピン
55.4
カンボジア
24.2
韓国
26.7
台湾
17.0
台湾
8.5
ベトナム
2.8
ミャンマー
3.4
オーストラリア
(n=87)
86.2
カンボジア
48.5
韓国
24.0
タイ
22.1
マレーシア
16.7
タイ
7.9
バングラ
デシュ
2.8
インド
ネシア
3.3
インドネシア
(n=181)
85.6
シンガ
ポール
46.7
フィリピン
23.2
ベトナム
15.4
インド
ネシア
16.6
シンガ
ポール
7.2
韓国
2.7
香港・
マカオ
2.1
バングラデシュ
(n=36)
83.3
ベトナム
45.9
ベトナム
22.2
マレーシア
15.1
インド
16.3
韓国
6.7
中国
2.5
インド
2.1
台湾
(n=106)
82.1
中国
44.4
シンガ
ポール
21.1
フィリピン
14.3
オースト
ラリア
16.1
インド
ネシア
6.6
オースト
ラリア
2.3
台湾
1.9
中国
(n=239)
81.6
台湾
40.6
インド
ネシア
21.0
インド
13.8
ベトナム
15.8
ベトナム
6.6
香港・
マカオ
2.1
韓国
1.3
香港・マカオ
(n=94)
80.9
香港・
マカオ
38.3
香港・
マカオ
20.2
シンガ
ポール
13.8
ミャンマー
15.3
マレーシア
6.4
台湾
1.9
マレーシア
0.8
89.7
インド
タイ
(n=344)
88.4
ミャンマー
韓国
(n=75)
88.0
ベトナム
(n=423)
68.5
11.5
ミャンマー
40.7
バングラ
デシュ
16.7
カンボジア
(n=66)
77.3
オースト
ラリア
34.5
インド
19.7
インド
ネシア
13.8
中国
13.8
カンボジア
6.1
タイ
1.2
シンガ
ポール
0.7
ミャンマー
(n=59)
76.3
タイ
33.7
オースト
ラリア
19.5
カンボジア
12.1
韓国
12.0
フィリピン
3.6
インド
ネシア
1.1
タイ
0.6
シンガポール
(n=152)
74.3
韓国
32.0
中国
18.8
ミャンマー
11.9
フィリピン
10.7
バングラ
デシュ
2.8
マレーシア
0.8
中国
0.4
フィリピン
(n=56)
73.2
マレーシア
27.8
マレーシア
15.1
バングラ
デシュ
11.1
カンボジア
10.6
ミャンマー
1.7
カンボジア
0.0
オースト
ラリア
0.0
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50
2.7
タイ
マレーシア
(n=126)
(%)
23
2.今後の事業展開(7)
拡大する機能(複数回答)
生産
(高付加価値品)
販売機能
0
総数
(n=2,370)
25
50
75 100
60.3
香港・マカオ
(n=94)
81.9
0
25
生産
(汎用品)
50
33.0
総数
(注)n≧30の国・地域。
0
25
25.4
総数
中国
42.4
バングラ
デシュ
50
54.3
物流機能
0
75
総数
25
研究開発
50
12.1
0
サービス事務機能
地域統括機能
25
0
50
総数
9.7
総数
25
7.5
(%)
(シェアードサービス、
コールセンターなど)
50
0
総数
25
6.7
フィリピン
21.4
韓国
20.0
シンガ
ポール
32.2
シンガ
ポール
11.4
台湾
(n=106)
75.5
タイ
40.4
ベトナム
41.3
インド
ネシア
17.5
中国
15.7
香港・
マカオ
11.7
台湾
10.4
インド
(n=287)
72.5
インド
ネシア
39.0
フィリピン
37.5
ミャンマー
17.0
インド
11.5
台湾
10.4
オースト
ラリア
10.3
オーストラリア
(n=87)
72.4
ベトナム
38.4
タイ
31.6
シンガ
ポール
16.8
ベトナム
11.2
タイ
7.1
中国
7.2
シンガポール
(n=149)
69.8
韓国
36.0
インド
ネシア
28.3
バングラ
デシュ
14.3
台湾
10.4
中国
6.8
フィリピン
7.1
バングラデシュ
(n=35)
68.6
マレーシア
35.8
インド
27.5
インド
13.2
バングラ
デシュ
8.6
ミャンマー
6.8
インド
ネシア
6.8
ミャンマー
(n=59)
62.7
バングラ
デシュ
31.4
カンボジア
27.3
香港・
マカオ
12.8
タイ
8.0
マレーシア
6.7
インド
6.6
韓国
(n=75)
62.7
インド
30.7
ミャンマー
23.7
オースト
ラリア
11.5
マレーシア
7.5
カンボジア
6.1
タイ
6.5
中国
(n=236)
58.1
台湾
30.2
マレーシア
22.5
マレーシア
10.8
インド
ネシア
6.8
インド
5.9
香港・
マカオ
6.4
マレーシア
(n=120)
57.5
香港・
マカオ
24.5
中国
19.1
タイ
10.6
シンガ
ポール
6.7
フィリピン
5.4
カンボジア
6.1
インドネシア
(n=177)
55.9
フィリピン
23.2
韓国
12.0
カンボジア
10.6
オースト
ラリア
5.8
インド
ネシア
5.1
ベトナム
5.0
10.4
フィリピン
5.4
ベトナム
3.6
韓国
4.0
タイ
(n=339)
52.2
カンボジア
21.2
香港・
マカオ
8.5
台湾
フィリピン
(n=56)
51.8
ミャンマー
17.0
オースト
ラリア
8.1
ベトナム
9.6
香港・
マカオ
5.3
バングラ
デシュ
2.9
ミャンマー
3.4
カンボジア
(n=66)
48.5
オースト
ラリア
16.1
台湾
6.6
中国
8.5
ミャンマー
3.4
韓国
1.3
マレーシア
3.3
ベトナム
(n=419)
47.5
シンガ
ポール
13.4
シンガ
ポール
4.7
韓国
8.0
カンボジア
3.0
オースト
ラリア
1.2
バングラ
デシュ
2.9
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50
24
2.今後の事業展開(8)
拡大する機能の国別推移(2012~16年)
販売機能
生産機能(高付加価値品)
生産機能(汎用品)
(%)
(%)
75
75
インド
65
75
72.5
58.1
55.9
55
(%)
65
65
55
55
52.2
47.5
ベトナム
45
45
ベトナム
35
41.3
インドネシア
35
タイ
25
25
27.5
19.1
インド
15
2012
2013
2014
2015
2016
15
中国
31.6
28.3
中国
2012
ベトナム
2013
2014
2015
インドネシア
2016
タイ
45
中国
ベトナム
39.0
35
40.4
38.4
30.7
25
15
42.4
インドネシア
2012
2013
2014
2015
2016
インド
「販売機能」を拡大する、とした企業の割合は、インドが72.5%で引き続き高い。ベトナムでは15年調査から16年調査にかけて5.1ポイント上昇した。
「生産(汎用品)」の機能を拡大する、とした企業の割合は、ベトナムで4割超、タイ、インドネシア、インドは3割前後となった。一方、2年連続で低下し
た中国は2割を割り込んだ。
「生産(高付加価値品)」の機能を拡大するとした企業の割合は、総じて上昇傾向にある。特にインドネシア、ベトナム、中国では15年調査から16年
調査にかけてそれぞれ8.0ポイント、4.7ポイント、3.2ポイント上昇した。
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25
2.今後の事業展開(9)
(%)
事業縮小もしくは移転・撤退の理由(複数回答)
0
20
40
規制の強化
高付加価値製品への低い受容性
その他
48.7
50.0
34.2
成長性、潜在力の低さ
労働力確保の難しさ
56.6
54.8
44.6
コストの増加
(調達コスト、人件費など)
取引先との関係
60
54.9
売上の減少
生産・販売ネットワーク見直し
(%)
80
26.2
15.2
12.5
13.2
16.7
10.5
10.9
9.5
9.8
9.2
36.8
7.9
19.1
18.4
16.7
10.5
4.8
19.0
9.5
総数(n=184)
業種別
製造業
企業規模別
非製造業
大企業
中小企業
売上の減少
51.0
59.5
57.1
51.9
コストの増加
(調達コスト、人件費など)
47.0
41.7
45.7
43.0
成長性、潜在力の低さ
33.0
35.7
34.3
34.2
生産・販売ネットワーク
見直し
16.0
14.3
12.4
19.0
取引先との関係
15.0
9.5
10.5
15.2
労働力確保の難しさ
16.0
4.8
7.6
15.2
規制の強化
11.0
8.3
8.6
11.4
8.0
10.7
10.5
7.6
20.0
17.9
21.0
16.5
高付加価値製品への
低い受容性
ASEAN(n=76)
18.4
中国(n=42)
その他
事業の「縮小」「移転・撤退」を選んだ企業にその理由を複数回答で聞いたところ、「売上の減少」(54.9%)が最も高く、「コストの増加」(44.6%)
が続いた。
ASEANと中国を比較すると、「成長性、潜在力の低さ」、「労働力確保の難しさ」の回答割合は、 ASEANが中国よりもそれぞれ10.6ポイント、
8.9ポイント高い。一方、「規制の強化」を挙げた企業の割合は、中国がASEANを8.8ポイント上回った。
業種別にみると、「売上の減少」では、非製造業の回答割合が製造業の回答を8.5ポイント上回った。他方、製造業で「労働力確保の難しさ」 「取
引先との関係」 「コストの増加」 を挙げた企業の割合は非製造業での回答をそれぞれ、 11.2ポイント、5.5ポイント、 5.3ポイント、上回った。
大企業、中小企業の比較では、 「労働力確保の難しさ」、 「生産・販売ネットワークの見直し」 、「取引先との関係」、で中小企業の回答割合が大
企業の回答を7.6ポイント、6.6ポイント、4.7ポイント上回ったが、「売上の減少」では大企業の回答割合が中小企業の回答より5.2ポイント高い。
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26
2.今後の事業展開(10)
中国進出日系企業の今後1~2年の事業展開の方向性
52.3
54.2
46.5
38.1
40.1
12年調査(n=853)
13年調査(n=931)
14年調査(n=970)
15年調査(n=863)
16年調査(n=599)
拡大(%)
現状維持
縮小
42.0
39.5
46.0
51.3
52.8
20
40
60
売上の減少
54.8
コストの増加
(調達コスト、人件費など)
50.0
26.2
19.1
取引先との関係
16.7
13.6
生産・販売ネットワーク見直し
15.9
労働力確保の難しさ
14.8
16年調査(n=42)
36.4
13.6
規制の強化
その他
80
(%)
100
1.8
1.2
1.0
1.7
1.8
遼寧省
6社
(9.8%)
事業縮小もしくは移転・撤退と回答した企業内訳
67.1
成長性、潜在力の低さ
高付加価値製品への低い受容性
4.0
5.0
6.5
8.8
5.3
第三国(地域)へ移転・撤退
事業縮小もしくは移転・撤退の理由
0
(%)
16.7
9.5
4.8
15.9
9.5
13.6
15年調査(n=88)
江蘇省
4社
(5.3%)
63.6
製造業
精密機械器具
繊維
電気機械器具
食料品
輸送機械器具
鉄・非鉄・金属
化学・医薬
非製造業
40社
3社
3社
10社
3社
8社
3社
3社
3社
(10.4%)
(15.8%)
(14.3%)
(13.9%)
(10.7%)
(10.1%)
(7.9%)
(5.7%)
(1.4%)
上海市
3社
(3.5%)
湖北省
3社
(7.5%)
広東省
15社
(12.6%)
福建省
3社
(9.7%)
(注1)「事業縮小」もしくは「第三国(地域)への移転・撤
退」と回答した企業数3社以上の業種、省・直轄市。
(注2)カッコ内は、各省市、業種の回答企業数に占める、「事業縮小」もしくは「第三国(地域)への移転・撤
退」と回答した企業の割合。
 中国進出日系企業の今後1~2年の事業展開の方向性について、「縮小」(5.3%)もしくは「第三国(地域)への移転・撤退」(1.8%)と回答した
企業の構成比は7.1%と15年調査より低下し、14年調査(7.5%)と同じく7%台となった。一方、「現状維持」は52.8%と約半数を占めている。
 事業を「縮小」もしくは「移転・撤退」する理由についての回答(複数回答)では、「売上の減少」(54.8%)が最も多く、これに 「コストの増加」
(50.0%)、「成長性、潜在力の低さ」(26.2%)が続く。
 「縮小」もしくは「第三国(地域)への移転・撤退」と回答した企業の割合を業種別にみると、製造業(10.4%)が非製造業(1.4%)より多く、中でも
精密機械器具(15.8%)、繊維(14.3%)が高い。
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27
2.今後の事業展開(11)
従業員の増減 (過去1年の変化、今後の予定、国・地域別)
現地従業員
過去1年の変化
0
総数(n=4,569)
ミャンマー(n=72)
バングラデシュ(n=53)
インド(n=407)
ベトナム(n=634)
カンボジア(n=86)
パキスタン(n=30)
インドネシア(n=353)
フィリピン(n=102)
ラオス(n=18)
台湾(n=205)
韓国(n=174)
スリランカ(n=25)
タイ(n=686)
シンガポール(n=308)
マレーシア(n=280)
オーストラリア(n=202)
ニュージーランド(n=77)
香港・マカオ(n=268)
中国(n=589)
大企業(n=2,819)
中小企業(n=1,750)
20
36.7
63.9
60.4
53.8
51.3
48.8
46.7
41.1
40.2
38.9
38.1
37.4
36.0
32.8
31.5
29.3
26.2
24.7
21.3
20.2
38.9
33.0
増加
40
60
80
今後1年の予定
(%)
100
46.8
16.5
45.0
49.8
横ばい
16.1
17.2
減少
0
総数(n=4,505)
ミャンマー(n=69)
31.9
4.2
インド(n=400)
28.3
11.3
バングラデシュ(n=52)
38.6
7.6
カンボジア(n=89)
35.5
13.3
ベトナム(n=620)
34.9
16.3
パキスタン(n=31)
50.0
3.3
フィリピン(n=101)
39.9
19.0
ラオス(n=18)
45.1
14.7
インドネシア(n=346)
55.6
5.6
台湾(n=198)
48.3
13.7
スリランカ(n=25)
50.6
12.1
マレーシア(n=271)
48.0
16.0
タイ(n=677)
51.2
16.0
韓国(n=169)
55.2
13.3
シンガポール(n=306)
53.2
17.5
オーストラリア(n=198)
53.5
20.3
中国(n=599)
58.4
16.9
香港・マカオ(n=262)
55.2
23.5
ニュージーランド(n=74)
52.3
27.5
大企業(n=2,774)
中小企業(n=1,731)
20
41.9
40
69.6
62.3
61.5
57.3
56.8
54.8
49.5
44.4
42.5
40.4
40.0
38.8
38.0
35.5
35.0
31.8
29.4
23.3
20.3
42.1
41.7
増加
60
80
(%)
100
48.4
9.7
48.5
48.1
横ばい
9.4
10.2
26.1
4.4
34.8
3.0
32.7
5.8
33.7
9.0
5.5
37.7
41.9
3.2
41.6
8.9
50.0
5.6
42.2
15.3
53.5
6.1
52.0
8.0
44.7
16.6
53.0
9.0
56.8
7.7
57.5
7.5
58.6
9.6
52.9
17.7
66.4
10.3
70.3
9.5
減少
 現地従業員の増減について国・地域別に見ると、過去1年の変化ではミャンマー、バングラデシュで「増加」と回答した企業の割合が6割を上回った。
 今後1年の予定では、「増加」と回答した企業の割合が、ミャンマー(69.6%)を筆頭に、インド、バングラデシュで6割以上となった。
 「減少」と回答した企業の割合が、過去1年は中国、香港・マカオ、オーストラリアで2割以上、今後1年の予定では中国(17.7%)、マレーシア
(16.6%)、インドネシア(15.3%)が相対的に高い。
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28
2.今後の事業展開(12)
従業員の増減 (過去1年の変化、今後の予定、国・地域別)
日本人駐在員
過去1年の変化
0
20
総数(n=4,525) 13.5
ミャンマー(n=71)
25.4
バングラデシュ(n=52)
23.1
スリランカ(n=24)
20.8
シンガポール(n=308)
20.1
フィリピン(n=103)
18.5
カンボジア(n=87)
18.4
パキスタン(n=28)
17.9
マレーシア(n=270)
17.0
インド(n=405)
15.6
ベトナム(n=628)
15.5
インドネシア(n=353) 14.5
タイ(n=675) 12.9
ラオス(n=18) 11.1
台湾(n=201) 10.5
オーストラリア(n=199) 9.6
韓国(n=173) 8.1
中国(n=595) 8.1
香港・マカオ(n=264) 8.0
ニュージーランド(n=71) 4.2
大企業(n=2,795)
中小企業(n=1,730)
40
60
71.9
70.4
71.2
66.7
66.9
69.9
74.7
82.1
70.7
70.6
72.6
70.8
73.6
83.3
75.6
72.4
76.9
69.2
71.2
85.9
15.2
10.6
増加
69.1
76.5
横ばい
80
今後1年の予定
(%)
100
14.6
12.5
13.0
11.7
4.2
5.8
6.9
12.2
13.8
11.9
14.7
13.5
13.9
18.1
15.0
22.7
20.8
9.9
15.7
12.8
減少
5.6
0
20
総数(n=4,473) 9.5
バングラデシュ(n=52)
25.0
スリランカ(n=23)
21.7
ミャンマー(n=69)
20.3
カンボジア(n=88)
18.2
フィリピン(n=102)
16.7
インド(n=401)
14.2
シンガポール(n=304) 13.5
マレーシア(n=263) 11.0
パキスタン(n=28) 10.7
ベトナム(n=616) 10.6
タイ(n=668) 10.0
インドネシア(n=348) 9.2
香港マカオ(n=262) 6.5
オーストラリア(n=199) 6.0
台湾(n=198) 5.1
韓国(n=170) 4.1
中国(n=595) 3.2
ニュージーランド(n=69) 2.9
ラオス(n=18)
大企業(n=2,762)
中小企業(n=1,711)
40
60
(%)
100
80
76.0
69.2
65.2
69.6
70.5
73.5
73.8
73.7
71.1
85.7
74.7
77.5
75.6
75.6
85.9
81.8
80.0
74.5
92.8
94.4
9.7
9.2
増加
74.0
79.2
横ばい
14.5
5.8
13.0
10.1
11.4
9.8
12.0
12.8
17.9
3.6
14.8
12.4
15.2
17.9
8.0
13.1
15.9
22.4
4.4
5.6
16.3
11.6
減少
 日本人駐在員の増減について国・地域別に見ると、過去1年の変化、今後1年の予定ともに、いずれの国・地域も「横ばい」と答えた企業の割合
が最も高い。
 過去1年の変化では、「減少」と回答した企業の割合が中国、香港・マカオで約2割あった。
 今後1年の予定では、「増加」と回答した企業の割合がバングラデシュ、スリランカ、ミャンマーで2割を超える。他方、「減少」と回答した企業の割
合が、中国で22.4%あった。
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3.経営上の問題点(1)
全地域共通の問題点(上位10項目、複数回答)
(%)
回答項目
2016年調査 2015年調査
(%)
(%)
増減
(ポイント)
業種別
製造業
非製造業
企業規模別
大企業
中小企業
1位 従業員の賃金上昇
65.3
69.0
△3.7
72.0
58.5
64.9
65.9
2位 品質管理の難しさ
50.5
52.9
△2.4
50.5
-
46.4
55.3
3位 競合相手の台頭(コスト面で競合)
46.6
48.1
△1.5
48.0
45.2
50.1
41.0
4位 従業員の質
44.1
48.6
△4.5
45.8
42.4
43.3
45.5
5位 原材料・部品の現地調達の難しさ
43.2
43.5
△0.3
43.2
-
41.2
45.6
6位 新規顧客の開拓が進まない
37.6
38.0
△0.4
35.5
39.8
35.0
41.8
7位 主要取引先からの値下げ要請
35.2
37.5
△2.3
42.0
28.2
34.8
35.7
8位 限界に近づきつつあるコスト削減
34.5
37.9
△3.4
34.5
-
35.3
33.6
9位 現地通貨の対円為替レートの変動
34.0
31.1
2.9
37.3
30.7
33.9
34.1
10位 通関等諸手続きが煩雑
30.3
34.9
△4.6
37.0
23.5
30.6
29.9
経営上の問題点では、「従業員の賃金上昇」が最も多く(65.3%)、次が「品質管理の難しさ」(50.5%)となっている。「従業員の賃金上昇」は、イ
ンドネシア(82.2%)が中国(77.8%)を逆転し、この2カ国にベトナム(75.5%)、ミャンマー(75.3%)を加えた4カ国で7割を超えた。
業種別に見ると、「従業員の賃金上昇」「主要取引先からの値下げ要請」「通関等手続きが煩雑」を挙げた企業の割合が製造業で非製造業より
10ポイント以上高い結果となった。
企業規模別に見ると、「競合相手の台頭(コスト面で競合)」は大企業が中小企業を9.1ポイント上回ったが、「品質管理の難しさ」「新規顧客の開
拓が進まない」は中小企業が大企業を5ポイント以上上回った。
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30
3.経営上の問題点(2)
(注)n≧10の国・地域。
全地域共通の問題点(上位10項目、複数回答、各国・地域の回答率)
従業員の賃金上昇
0
25
50
品質管理の難しさ
0
75 100
65.3
総数(n=4,587)
インドネシア
(n=348)
82.2
中国(n=599)
ベトナム(n=633)
75.5
マレーシア
(n=159)
69.7
ベトナム(n=401)
マレーシア
(n=285)
67.7
バングラデシュ
(n=32)
インド(n=406)
67.5
インドネシア
(n=215)
スリランカ(n=26)
65.4
オーストラリア
(n=202)
シンガポール
(n=311)
62.9
59.3
香港・マカオ
(n=267)
59.2
韓国(n=174)
57.5
バングラデシュ
(n=53)
49.1
パキスタン(n=31)
45.2
フィリピン
(n=103)
44.7
ラオス(n=18)
44.4
ニュージーランド
(n=77)
35.1
台湾(n=207)
31.9
50.5
26.3
ニュージーランド
(n=22)
22.7
韓国(n=75)
21.3
オーストラリア
(n=48)
18.8
シンガポール
(n=69)
50
43.2
バングラデシュ
(n=32)
61.3
ラオス(n=18)
インド(n=407)
59.2
ミャンマー(n=73)
65.8
カンボジア(n=38)
72.2
75 100
81.3
73.7
ミャンマー(n=20)
59.0
60.4
ベトナム(n=401)
64.8
58.6
シンガポール
(n=310)
52.6
57.3
ラオス(n=11)
63.6
台湾(n=208)
51.4
バングラデシュ
(n=53)
フィリピン
(n=103)
インドネシア
(n=348)
マレーシア
(n=285)
フィリピン(n=58)
62.1
45.0
台湾(n=76)
25
総数(n=2,236)
44.1
総数(n=4,587)
0
75 100
52.8
50.0
29.3
50
ミャンマー(n=72)
51.1
香港・マカオ
(n=41)
25
62.9
52.9
中国(n=367)
46.6
0
カンボジア(n=89)
53.5
ミャンマー(n=20)
75 100
53.8
54.9
インド(n=190)
50
韓国(n=173)
56.3
パキスタン(n=17)
25
原材料・部品の
現地調達の難しさ
従業員の質
81.8 パキスタン(n=31)
64.2
フィリピン(n=58)
0
総数(n=4,592)
76.3
タイ(n=388)
カンボジア(n=89)
タイ(n=685)
75 100
ラオス(n=11)
カンボジア(n=38)
59.8
50
総数(n=2,236)
77.8
75.3
ミャンマー(n=73)
25
競合相手の台頭
( コスト面で競合)
(%)
14.5
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56.3
インドネシア
(n=352)
47.7
タイ(n=687)
47.3
インド(n=406)
49.5
マレーシア
(n=284)
46.1
タイ(n=685)
48.5
ベトナム(n=633)
45.7
ベトナム(n=633)
42.5
中国(n=599)
44.4
中国(n=599)
42.4
バングラデシュ
(n=53)
フィリピン
(n=103)
41.5
シンガポール
(n=311)
香港・マカオ
(n=267)
53.3
70.0
インドネシア
(n=215)
56.3
51.6
インド(n=190)
41.2
パキスタン(n=17)
37.9
35.7
35.2
タイ(n=388)
36.3
マレーシア
(n=159)
34.6
中国(n=367)
26.7
カンボジア(n=89)
37.1
台湾(n=207)
34.3
台湾(n=76)
26.3
香港・マカオ
(n=268)
ニュージーランド
(n=77)
オーストラリア
(n=202)
36.9
パキスタン(n=31)
32.3
韓国(n=75)
24.0
35.1
韓国(n=174)
31.6
シンガポール
(n=69)
18.8
オーストラリア
(n=48)
18.8
18.2
香港・マカオ
(n=41)
17.1
15.4
ニュージーランド
(n=22)
スリランカ(n=26)
ラオス(n=18)
33.7
30.8
16.7
オーストラリア
(n=202)
ニュージーランド
(n=77)
スリランカ(n=26)
26.2
13.6
31
3.経営上の問題点(3)
(注)n≧10の国・地域。
全地域共通の問題点(上位10項目、複数回答、各国・地域の回答率)
新規顧客の開拓が
進まない
0
総数(n=4,592)
25
50
主要取引先からの
値下げ要請
75 100
37.6
0
25
50
75 100
35.2
総数(n=4,592)
限界に近づきつつある
コスト削減
0
25
50
現地通貨の対円為替
レートの変動
0
75 100
34.5
総数(n=2,236)
(%)
45.9
韓国(n=173)
46.8
50.0
台湾(n=206)
ミャンマー(n=72)
43.1
ニュージーランド
(n=22)
インド(n=407)
45.5
中国(n=367)
48.2
タイ(n=687)
41.6
パキスタン(n=31)
韓国(n=173)
中国(n=599)
41.6
41.5
41.0
40.9
マレーシア
(n=284)
39.8
ラオス(n=18)
38.9
ベトナム(n=633)
インドネシア
(n=352)
インド(n=407)
カンボジア(n=89)
36.7
34.7
33.9
33.7
台湾(n=208)
32.7
ニュージーランド
(n=77)
フィリピン
(n=103)
31.2
31.1
41.9
40.6
タイ(n=687)
中国(n=599)
36.6
インドネシア
(n=352)
マレーシア
(n=284)
35.8
ベトナム(n=633)
台湾(n=208)
ニュージーランド
(n=77)
香港・マカオ
(n=268)
バングラデシュ
(n=53)
シンガポール
(n=310)
フィリピン
(n=103)
カンボジア(n=89)
34.9
33.2
33.2
40.0
韓国(n=75)
マレーシア
(n=159)
39.6
台湾(n=76)
36.8
オーストラリア
(n=48)
35.4
シンガポール
(n=69)
34.8
インドネシア
(n=215)
34.4
タイ(n=388)
34.3
ベトナム(n=401)
31.2
32.5
32.1
30.2
28.7
28.2
23.6
53.7
タイ(n=684)
45.0
ミャンマー(n=70)
52.9
43.5
インドネシア
(n=346)
48.8
38.4
ベトナム(n=627)
47.5
37.3
カンボジア(n=87)
44.8
中国(n=593)
36.8
ラオス(n=17)
41.2
フィリピン
(n=102)
35.3
フィリピン
(n=100)
40.0
インド(n=405)
34.6
中国(n=568)
マレーシア
(n=283)
インドネシア
(n=352)
オーストラリア
(n=201)
30.8
パキスタン(n=31)
スリランカ(n=26)
30.8
タイ(n=682)
23.3
30.3
マレーシア
(n=260)
21.5
28.4
スリランカ(n=25)
20.0
25.8
台湾(n=205)
25.9
24.4
パキスタン(n=31)
インド(n=190)
22.6
ベトナム(n=633)
ニュージーランド
(n=76)
シンガポール
(n=310)
バングラデシュ
(n=53)
20.4
11.3
19.4
パキスタン(n=17)
11.8
ミャンマー(n=72)
パキスタン(n=31)
25.8
スリランカ(n=26)
19.2
ミャンマー(n=20)
10.0
カンボジア(n=89)
0.0
ラオス(n=18)
0.0
11.1
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ラオス(n=11)
9.1
34.2
香港・マカオ
(n=266)
ミャンマー(n=72)
ラオス(n=18)
30.3
総数(n=4,490)
インド(n=402)
26.9
19.8
75 100
45.1
スリランカ(n=26)
オーストラリア
(n=202)
50
韓国(n=173)
香港・マカオ
(n=41)
15.6
25
55.8
フィリピン(n=58)
22.8
34.0
0
45.6
26.3
オーストラリア
(n=202)
75 100
バングラデシュ
(n=52)
カンボジア(n=38)
バングラデシュ
(n=32)
50
総数(n=4,573)
香港・マカオ
(n=268)
シンガポール
(n=310)
バングラデシュ
(n=53)
25
通関等諸手続きが煩雑
4.2
韓国(n=169)
シンガポール
(n=309)
ニュージーランド
(n=76)
香港・マカオ
(n=262)
オーストラリア
(n=202)
29.0
14.6
10.1
8.4
6.6
6.5
4.5
32
3.経営上の問題点(4)
国・地域別の問題点(上位5項目、複数回答)
シンガポール
16年調査 15年調査
(%)
(%)
インドネシア
16年調査 15年調査
(%)
(%)
1
従業員の賃金上昇(n=311)
59.8
68.3
1
従業員の賃金上昇(n=348)
82.2
80.5
2
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=310)
52.6
52.7
2
従業員の質(n=348)
56.3
58.7
3
新規顧客の開拓が進まない(n=310)
41.6
41.1
2
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=215)
56.3
61.0
4
主要販売市場の低迷(消費低迷) (n=310)
40.3
42.4
4
品質管理の難しさ(n=215)
54.9
55.2
5
日本人出向役職員(駐在員) のコスト(n=311)
36.7
42.0
5
現地通貨の対ドル為替レートの変動(n=352)
54.3
70.8
マレーシア
16年調査 15年調査
(%)
(%)
ベトナム
16年調査 15年調査
(%)
(%)
1
従業員の賃金上昇(n=285)
67.7
63.3
1
従業員の賃金上昇(n=633)
75.5
77.9
2
品質管理の難しさ(n=159)
64.2
58.4
2
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=401)
64.8
65.2
3
現地通貨の対ドル為替レートの変動(n=283)
56.9
62.3
3
品質管理の難しさ(n=401)
58.6
55.6
4
従業員の質(n=285)
53.3
51.7
4
通関等諸手続きが煩雑(n=627)
47.5
55.8
5
競合相手の台頭(コスト面で競合)(n=284)
46.1
44.5
5
競合相手の台頭(コスト面で競合)(n=633)
45.7
45.3
16年調査 15年調査
(%)
(%)
タイ
フィリピン
16年調査 15年調査
(%)
(%)
1
従業員の賃金上昇(n=685)
59.3
60.1
1
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=58)
62.1
62.3
2
品質管理の難しさ(n=388)
59.0
58.2
2
従業員の質(n=103)
57.3
50.0
3
従業員の質(n=685)
48.5
51.0
3
品質管理の難しさ(n=58)
53.5
52.0
4
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=687)
47.3
43.9
4
従業員の賃金上昇(n=103)
44.7
31.4
5
現地通貨の対円為替レートの変動(n=684)
45.0
41.2
5
現地通貨の対ドル為替レートの変動(n=102)
40.2
33.1
(注) 「特に問題はない」を除く、回答率上位5項目。オレンジ色のハイライトは、「3.経営上の問題点(1)」の全調査対象地域総数の上位10項目に入っていない項目。
(注)赤色のハイライトは前年より10ポイント以上増加、青色のハイライトは前年より10ポイント以上減少
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33
3.経営上の問題点(5)
バングラデシュ
国・地域別の問題点(上位5項目、複数回答)
インド
16年調査
(%)
15年調査
(%)
1
従業員の賃金上昇(n=406)
67.5
70.3
2
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=407)
59.2
63.5
3
通関等諸手続きが煩雑(n=402)
53.7
56.9
4
税務(法人税、移転価格課税など) の負担
(n=405)
52.6
57.1
5
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=190)
51.6
52.5
パキスタン
16年調査
(%)
15年調査
(%)
16年調査 15年調査
(%)
(%)
1
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=32)
81.3
70.6
2
電力不足・停電(n=32)
65.6
47.1
3
通関に時間を要する(n=52)
63.5
50.0
4
物流インフラの未整備(n=32)
62.5
44.1
5
従業員の質(n=53)
60.4
57.1
カンボジア
16年調査
(%)
15年調査
(%)
1
品質管理の難しさ(n=38)
76.3
60.6
2
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=38)
73.7
72.7
3
従業員の賃金上昇(n=89)
69.7
62.7
62.9
60.2
1
競合相手の台頭(コスト面で競合)(n=31)
61.3
40.0
4
従業員の質(n=89)
2
品質管理の難しさ(n=17)
52.9
52.9
5
通関等諸手続きが煩雑(n=87)
ラオス
44.8
47.4
16年調査
(%)
15年調査
(%)
3
従業員の賃金上昇(n=31)
45.2
53.3
4
主要取引先からの値下げ要請(n=30)
41.9
50.0
1
品質管理の難しさ(n=11)
81.8
58.3
4
輸入関税が高い(n=31)
41.9
42.9
2
従業員の質(n=18)
72.2
72.2
16年調査
(%)
15年調査
(%)
3
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=11)
63.6
50.0
4
人材(中間管理職)の採用難(n=18)
50.0
44.4
5
通達・規則内容の周知徹底が不十分(n=17)
47.1
38.9
16年調査
(%)
15年調査
(%)
スリランカ
1
従業員の賃金上昇(n=26)
65.4
48.7
2
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=9)
55.6
63.6
ミャンマー
3
品質管理の難しさ(n=9)
44.4
63.6
4
税務(法人税、移転価格課税など)の負担(n=26)
34.6
25.0
1
電力不足・停電(n=20)
85.0
50.0
5
通関に時間を要する(n=25)
32.0
19.4
2
従業員の賃金上昇(n=73)
75.3
68.8
3
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=20)
70.0
100.0
4
従業員の質(n=73)
65.8
50.0
5
人材(中間管理職)の採用難(n=73)
60.3
53.1
(注) 「特に問題はない」を除く、回答率上位5項目。オレンジ色のハイライトは、「3.経営上の問題点(1)」
の全調査対象地域総数の上位10項目に入っていない項目。
(注)赤色のハイライトは前年より10ポイント以上増加、青色のハイライトは前年より10ポイント以上減少。
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34
3.経営上の問題点(6)
国・地域別の問題点(上位5項目、複数回答)
中国
16年調査
(%)
15年調査
(%)
韓国
16年調査 15年調査
(%)
(%)
1
従業員の賃金上昇(n=599)
77.8
84.3
1
従業員の賃金上昇(n=174)
57.5
67.7
2
限界に近づきつつあるコスト削減(n=367)
48.2
54.2
2
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=173)
53.8
57.6
3
品質管理の難しさ(n=367)
45.0
61.4
3
主要取引先からの値下げ要請(n=173)
46.8
46.8
4
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=599)
44.4
50.7
4
現地通貨の対円為替レートの変動(n=173)
45.1
41.2
5
従業員の質(n=599)
42.4
55.5
4
主要販売市場の低迷(消費低迷)(n=173)
45.1
39.9
16年調査
(%)
15年調査
(%)
香港・マカオ
オーストラリア
16年調査 15年調査
(%)
(%)
1
従業員の賃金上昇(n=267)
59.2
67.0
1
従業員の賃金上昇(n=202)
62.9
66.2
2
新規顧客の開拓が進まない(n=268)
45.9
44.8
2
現地通貨の対ドル為替レートの変動(n=201)
41.8
48.2
3
主要販売市場の低迷(消費低迷)(n=268)
44.0
35.8
3
現地通貨の対円為替レートの変動(n=201)
37.3
33.5
4
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=268)
36.9
44.8
4
限界に近づきつつあるコスト削減(n=48)
35.4
35.7
5
従業員の質(n=267)
35.2
41.2
5
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=202)
33.7
43.4
16年調査
(%)
15年調査
(%)
台湾
ニュージーランド
16年調査 15年調査
(%)
(%)
1
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=208)
51.4
45.4
1
限界に近づきつつあるコスト削減(n=22)
50.0
28.1
2
現地通貨の対円為替レートの変動(n=206)
45.6
38.1
2
従業員の賃金上昇(n=77)
35.1
39.7
3
主要販売市場の低迷(消費低迷) (n=208)
38.9
47.2
2
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=77)
35.1
38.5
4
限界に近づきつつあるコスト削減(n=76)
36.8
40.0
4
現地通貨の対ドル為替レートの変動(n=76)
34.2
33.3
5
従業員の質(n=207)
34.3
37.7
5
主要取引先からの値下げ要請(n=77)
32.5
28.2
(注) 「特に問題はない」を除く、回答率上位5項目。オレンジ色のハイライトは、「3.経営上の問題点(1)」の全調査対象地域総数の上位10項目に入っていない項目。
(注)赤色のハイライトは前年より10ポイント以上増加、青色のハイライトは前年より10ポイント以上減少。
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35
3.経営上の問題点(7)
中国とアジア主要国の比較(各国上位5項目、複数回答)
中国
インド
従業員の賃金上昇
従業員の賃金上昇
税務( 法人税、移転価
格課税など) の負担
現地通貨の対ドル為替
レートの変動
100
80
60
40
20
0
通関等諸手続きが煩雑
税務( 法人税、移転価格
課税など) の負担
品質管理の難しさ
競合相手の台頭( コス
ト面で競合)
通関等諸手続きが煩雑
従業員の質
現地通貨の対円為替
レートの変動
現地通貨の対ドル為替
レートの変動
従業員の賃金上昇
現地通貨の対ドル
為替レートの変動
100
80
60
40
20
0
通関等諸手続きが
煩雑
インドネシア
競合相手の台頭( コスト
面で競合)
原材料・部品の現地調達
の難しさ
限界に近づきつつあるコ
スト削減
中国
品質管理の難しさ
ベトナム
従業員の賃金上昇
税務( 法人税、移転価格
課税など) の負担
100
中国
80
品質管理の難しさ
タイ
60
競合相手の台頭
( コスト面で競合)
現地通貨の対ドル為替
レートの変動
40
20
競合相手の台頭( コスト
面で競合)
0
従業員の質
現地通貨の対円為
替レートの変動
中国
品質管理の難しさ
従業員の質
現地通貨の対円為替レー
トの変動
原材料・部品の現地調
達の難しさ
限界に近づきつつある
コスト削減
税務( 法人税、移
転価格課税など)
の負担
100
80
60
40
20
0
原材料・部品の現
地調達の難しさ
限界に近づきつつ
あるコスト削減
通関等諸手続きが煩雑
従業員の質
現地通貨の対円為替レー
トの変動
原材料・部品の現地調達
の難しさ
限界に近づきつつあるコ
スト削減
「品質管理の難しさ」「競合相手の台頭」「従業員の質」は、インド、インドネシア、ベトナム、タイがいずれも中国を上回った。
「従業員の賃金上昇」は、中国がインド・タイを上回り、「限界に近づきつつあるコスト削減」は、中国が他4カ国を10ポイント以上上回った。
「通関等諸手続きが煩雑」を挙げている企業の割合は、インド、インドネシア、ベトナムが中国より10ポイント以上高い。一方タイは中国より10ポ
イント以上低い。
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36
4.製造・サービスコストの上昇(1)
製造・サービスコストの上昇による事業活動へのマイナス影響
(国・地域別)
0
総数(n=4,525)
インドネシア(n=350)
パキスタン(n=31)
ミャンマー(n=71)
マレーシア(n=275)
カンボジア(n=89)
インド(n=402)
中国(n=576)
オーストラリア(n=201)
ベトナム(n=626)
フィリピン(n=102)
香港・マカオ(n=265)
タイ(n=680)
バングラデシュ(n=53)
シンガポール(n=308)
スリランカ(n=25)
ラオス(n=17)
韓国(n=172)
ニュージーランド(n=77)
台湾(n=205)
20
33.2
40
大いにある
54.6
44.4
多少ある
60
47.7
46.9
48.4
45.1
36.4
39.3
36.8
33.5
36.3
35.5
32.4
32.1
29.4
32.1
26.0
20.0
29.4
26.2
14.3
20.0
(注)n≧10の国・地域。
あまりない
80
43.7
38.7
40.9
48.0
44.9
47.3
49.8
46.8
47.1
49.0
49.1
50.0
45.3
50.3
56.0
41.2
43.6
ない
(%)
100
16.0
3.1
8.3 1.1
9.7 3.2
11.3 2.8
14.2
1.5
13.5
2.3
12.4
3.5
13.9
2.8
13.4
3.5
15.5
1.9
17.7
1.0
14.7
4.2
18.2
2.4
18.9
3.8
19.2
4.6
20.0
4.0
17.7
11.8
25.0
5.2
23.4
7.8
28.8
6.8
人件費・エネルギーおよび原材料価格の高騰に伴う製造・サービスコストの上昇が事業活動に与えるマイナスの影響について、「大いにある」「多
少ある」と回答した企業の割合は合わせて80.9%。アジア・オセアニア地域全体の約8割の企業がマイナスの影響を受けている。
マイナスの影響を受けている企業の割合はインドネシアが90.6%で最も高く、パキスタン、ミャンマー、マレーシアなどが続く。
インドネシアの業種別では、食料品、繊維、ゴム・皮革、一般機械器具、精密機械器具、通信・ソフトウェア業において深刻で、マイナスの影響が
「大いにある」「多少ある」と回答した企業の割合は100%だった。うち、「大いにある」と回答した割合が最も高かったのは繊維(88.9%)だった。
中国の業種別では、マイナスの影響が「大いにある」と回答した企業が5割を上回ったのは食料品(57.1%)、繊維(57.1%)、木材・パルプ
(50.0%)だった。
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37
4.製造・サービスコストの上昇(2)
製造・サービスコストの上昇による事業活動へのマイナス影響
(業種別)
製造業
0
製造業計(n=2,291)
20
40
60
41.2
80
46.2
64.8
繊維(n=122)
(%)
100
11.0 1.6
27.9
41.2
7.4
食料品(n=148)
47.3
木材・パルプ(n=46)
45.7
50.0
4.4
ゴム・皮革(n=52)
44.2
51.9
3.9
輸送機械器具(n=401)
41.7
47.6
9.5 1.3
鉄・非鉄・金属(n=333)
41.1
48.7
9.0 1.2
電気機械器具(n=372)
40.9
46.5
10.2 2.4
一般機械器具(n=176)
39.2
48.9
10.2 1.7
化学・医薬(n=337)
36.2
45.1
精密機械器具(n=91)
35.2
48.4
大いにある
多少ある
あまりない
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10.1 1.4
16.0
16.5
2.7
非製造業
0
20
40
25.1
非製造業計(n=2,234)
(%)
100
80
49.3
32.0
運輸業(n=266)
60
21.0 4.5
48.5
16.2 3.4
通信・ソフトウェア業(n=139)
28.8
48.9
18.7 3.6
卸売・小売業(n=947)
25.9
53.6
18.0 2.5
建設業(n=158)
23.4
金融・保険業(n=119) 6.7
大いにある
多少ある
47.5
50.4
あまりない
26.0
31.1
3.2
11.8
ない
コスト上昇によるマイナスの影響について、「大いにある」「多少あ
る」と回答した企業の割合は製造業で87.4%、非製造業で
74.4%。影響は製造業においてより深刻。
製造業では、マイナスの影響が「大いにある」と回答した企業の割
合は繊維が最も高かった。
非製造業では、運輸業で、マイナスの影響があると回答した企業
の割合が8割を超えて高い。
金融・保険業では、「あまりない」もしくは「ない」との回答が、全業
種の中で最も高く4割を超える。
ない
38
4.製造・サービスコストの上昇(3)
コスト上昇による対応策の実施(検討)状況
(複数回答)
全体(n=3,610)
(注)中国は本土内他地域への移転を含む。
平均に比べ高い回答率がみられた業種
回答項目
回答率(%)
1位
管理費・間接費などの経費節減
50.0
2位
原材料調達先・調達内容の見直し
39.6
3位
人材の現地化の推進、人件費の削減
28.8
4位
製品(サービス)価格の引き上げ
26.0
5位
取扱製品の見直し
(整理、改良、高付加価値化など)
23.1
6位
量産・量販によるコスト引き下げ
20.7
7位
現地調達率の引き上げによるコスト低減
19.5
8位
自動化・省力化の推進
(産業用ロボットの導入等)
18.8
9位
特に対策は行っていない
5.4
10位
製造・サービス機能の一部を
他国・地域へ移転(注)
4.5
0
40
20
60
50.0
全体
金融・保険業
運輸業
電気機械器具
80
(%)
100
68.7
58.9
57.4
39.6
全体
木材・パルプ
ゴム・皮革
一般機械器具
65.9
65.3
59.7
28.8
全体
金融・保険業
建設業
輸送機械器具
49.3
41.8
31.9
全体
輸送機械器具
精密機械器具
一般機械器具
19.5
全体
電気機械器具
輸送機械器具
ゴム・皮革
18.8
43.8
36.8
36.4
41.3
38.4
36.7
コスト上昇への対応策では、「管理費・間接費などの経費節減」が50.0%で最大。とりわけ金融・保険業や運輸業などの非製造業において、同対
策を実施(検討)する企業の割合が高く、「人材の現地化の推進」「人件費の削減」においても実施(検討)する企業の割合が高い。
木材・パルプ、ゴム・皮革については、「原材料調達先・調達内容の見直し」を実施(検討)する企業の割合が6割を超える。
輸送機械器具では、「現地調達率の引き上げによるコスト低減」を実施(検討)する企業の割合が43.8%、「自動化・省力化の推進」を図る企業も
38.4%となった。
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39
4.製造・サービスコストの上昇(4)
コスト上昇に対する対応策の実施(検討)状況 国・地域別 複数回答 (1/2)
管理費・間接費
などの経費節減
0
総数
(n=3,610)
25
人材の現地化の推進、
人件費の削減
原材料調達先・
調達内容の見直し
50
0
75 100
50.0
オーストラリア
(n=166)
63.9
総数
(n=3,610)
25
50
75 100
39.6
0
総数
(n=3,610)
タイ
(n=536)
46.6
ミャンマー
(n=60)
25
50
製品( サービス)
価格の引き上げ
75 100
28.8
43.3
(注1)n≧ 50の国・地域。
(注2)中国は本土内他地域への移転を含む。
0
総数
(n=3,610)
25
(%)
取扱製品の見直し
( 整理、改良、高付加価値化など)
50
0
75 100
26.0
総数
(n=3,610)
25
50
23.1
ミャンマー
(n=60)
40.0
ニュージーランド
(n=51)
31.4
39.2
台湾
(n=132)
30.3
韓国
(n=119)
58.0
インドネシア
(n=314)
45.5
カンボジア
(n=75)
37.3
ニュージーランド
(n=51)
中国
(n=452)
57.7
ベトナム
(n=515)
44.1
中国
(n=452)
35.2
オーストラリア
(n=166)
33.7
韓国
(n=119)
28.6
香港・マカオ
(n=213)
55.9
インド
(n=335)
43.0
インド
(n=335)
33.7
インドネシア
(n=314)
30.9
タイ
(n=536)
27.4
シンガポール
(n=232)
55.2
中国
(n=452)
41.8
香港・マカオ
(n=213)
32.9
インド
(n=335)
29.6
香港・マカオ
(n=213)
27.2
台湾
(n=132)
53.0
マレーシア
(n=228)
41.7
シンガポール
(n=232)
32.3
香港・マカオ
(n=213)
29.1
中国
(n=452)
24.3
フィリピン
(n=83)
50.6
台湾
(n=132)
40.2
ベトナム
(n=515)
30.1
マレーシア
(n=228)
28.1
インドネシア
(n=314)
24.2
インドネシア
(n=314)
50.0
フィリピン
(n=83)
38.6
台湾
(n=132)
29.6
韓国
(n=119)
25.2
フィリピン
(n=83)
24.1
ニュージーランド
(n=51)
49.0
カンボジア
(n=75)
37.3
マレーシア
(n=228)
29.4
ベトナム
(n=515)
25.1
ミャンマー
(n=60)
21.7
マレーシア
(n=228)
48.3
ニュージーランド
(n=51)
37.3
インドネシア
(n=314)
26.4
シンガポール
(n=232)
24.1
シンガポール
(n=232)
20.7
インド
(n=335)
47.5
韓国
(n=119)
33.6
タイ
(n=536)
24.3
台湾
(n=132)
23.5
インド
(n=335)
20.0
ベトナム
(n=515)
46.2
香港・マカオ
(n=213)
31.0
フィリピン
(n=83)
19.3
タイ
(n=536)
23.3
マレーシア
(n=228)
19.7
28.3
オーストラリア
(n=166)
18.7
フィリピン
(n=83)
20.5
ベトナム
(n=515)
18.8
タイ
(n=536)
42.0
オーストラリア
(n=166)
ミャンマー
(n=60)
41.7
ミャンマー
(n=60)
21.7
韓国
(n=119)
17.7
中国
(n=452)
18.6
オーストラリア
(n=166)
18.7
シンガポール
(n=232)
19.8
ニュージーランド
(n=51)
15.7
カンボジア
(n=75)
17.3
カンボジア
(n=75)
17.3
カンボジア
(n=75)
34.7
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75 100
40
4.製造・サービスコストの上昇(5)
(注1)n≧ 50の国・地域。
(注2)中国は本土内他地域への移転を含む。
コスト上昇に対する対応策の実施(検討)状況 国・地域別 複数回答 (2/2)
量産・量販による
コスト引き下げ
0
総数
(n=3,610)
25
現地調達率の引き上げ
によるコスト低減
50
20.7
75
0
100
25
総数
(n=3,610)
50
19.5
( 産業用ロボットの導入等)
75
100
0
50
18.8
75
0
100
総数
(n=3,610)
25
30.3
シンガポール
(n=232)
10.8
中国
(n=452)
30.1
香港・マカオ
(n=213)
8.9
22.9
ニュージーランド
(n=51)
7.8
インド
(n=335)
フィリピン
(n=83)
27.7
中国
(n=452)
インドネシア
(n=314)
26.4
タイ
(n=536)
22.4
インドネシア
(n=314)
ベトナム
(n=515)
22.9
ベトナム
(n=515)
21.6
ベトナム
(n=515)
22.1
台湾
(n=132)
7.6
韓国
(n=119)
22.7
インドネシア
(n=314)
21.3
フィリピン
(n=83)
21.7
オーストラリア
(n=166)
7.2
ミャンマー
(n=60)
21.7
マレーシア
(n=228)
17.5
タイ
(n=536)
17.2
中国
(n=452)
4.9
タイ
(n=536)
21.6
韓国
(n=119)
16.8
韓国
(n=119)
16.8
マレーシア
(n=228)
4.8
オーストラリア
(n=166)
19.9
台湾
(n=132)
15.2
カンボジア
(n=75)
14.7
韓国
(n=119)
4.2
マレーシア
(n=228)
18.9
カンボジア
(n=75)
14.7
台湾
(n=132)
14.4
ミャンマー
(n=60)
3.3
カンボジア
(n=75)
18.7
フィリピン
(n=83)
13.3
オーストラリア
(n=166)
13.3
タイ
(n=536)
3.2
中国
(n=452)
17.0
ミャンマー
(n=60)
シンガポール
(n=232)
12.5
ベトナム
(n=515)
3.1
ニュージーランド
(n=51)
15.7
ニュージーランド
(n=51)
9.8
インド
(n=335)
11.0
インドネシア
(n=314)
2.9
台湾
(n=132)
13.6
シンガポール
(n=232)
9.1
ニュージーランド
(n=51)
9.8
カンボジア
(n=75)
2.7
香港・マカオ
(n=213)
13.2
香港・マカオ
(n=213)
6.6
香港・マカオ
(n=213)
8.0
インド
(n=335)
1.2
オーストラリア
(n=166)
4.8
ミャンマー
(n=60)
フィリピン
(n=83)
1.2
シンガポール
(n=232)
10.3
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10.0
3.3
50
75
(%)
100
4.5
マレーシア
(n=228)
27.8
25.7
25
総数
(n=3,610)
インド
(n=335)
34.9
製造・サービス機能の
一部を他国・地域へ移転
自動化・省力化の推進
41
5.原材料・部品の調達(1)
製造原価に占める人件費、材料費の比率
(企業規模別・業種別)
製造原価に占める人件費、材料費の比率
(国・地域別)
(%)
0
20
40
60
製造業のみ
(注)n≧10の国・地域。
80
100
0
20
40.0
ラオス(n=10)
40
60
38.5
50.2
(%)
80
100
21.5
総数(n=2,057)
19.7
58.4
21.9
大企業(n=1,095)
16.6
62.6
20.8
23.3
香港・マカオ(n=31)
24.9
オーストラリア(n=43)
24.0
16.9
スリランカ(n=10)
23.9
62.6
13.5
23.1
中小企業(n=962)
53.6
31.8
繊維(n=115)
51.3
ミャンマー(n=17)
30.4
カンボジア(n=36)
29.5
54.9
15.6
ニュージーランド(n=15)
29.4
55.1
15.5
50.1
55.7
19.4
25.0
20.3
一般機械器具(n=159)
22.2
57.9
19.9
韓国(n=66)
23.2
60.9
15.9
精密機械器具(n=75)
20.8
57.7
21.5
バングラデシュ(n=30)
23.1
57.9
19.0
電気機械器具(n=310)
19.6
61.7
18.7
タイ(n=367)
21.0
56.1
22.9
ゴム・皮革(n=48)
19.4
シンガポール(n=55)
20.4
55.0
24.6
鉄・非鉄・金属(n=309)
19.3
56.0
24.7
ベトナム(n=382)
19.5
56.9
23.6
食料品(n=136)
18.6
56.0
25.4
中国(n=334)
18.8
59.5
21.7
17.2
61.1
21.7
インドネシア(n=206)
化学・医薬(n=299)
18.5
59.8
21.7
フィリピン(n=55)
木材・パルプ(n=41)
16.4
60.1
23.5
17.9
59.3
22.8
マレーシア(n=151)
15.4
61.8
22.8
16.5
60.4
23.1
輸送機械器具(n=378)
インド(n=168)
16.3
62.6
21.1
台湾(n=65)
15.8
62.9
21.3
人件費
49.5
原材料・部品などの材料費
31.1
その他
(注) ここでの「製造原価」とは、製品製造のために使われた費用で、
生産現場での材料費、労務費、その他経費と定義した。
パキスタン(n=16) 10.4
人件費
78.9
原材料・部品など材料費
10.7
その他
進出日系企業の現地での製造原価に占める人件費の比率は平均19.7%、それに対し材料費の比率は平均58.4%と、材料費がコストの大半を
占める構造となっている。15年調査比では、人件費比率が0.1ポイント上昇、材料費比率1.6ポイント低下した。
国・地域別にみると、ラオス、ミャンマー、カンボジア、ニュージーランドでは人件費の比率が相対的に高い。他方、材料費の比率は、輸送機械器
具が業種の大半を占めるパキスタン(78.9%)が高い。
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42
5.原材料・部品の調達(2)
日本の製造原価を100とした場合の現地での製造原価
(企業規模別・業種別)
業種別
0
20
40
60
80
日本の製造原価を100とした場合の現地での製造原価
(国・地域別)
(注)n≧10の国・地域。
100
78.9
総数(n=1,925)
製造業のみ
0
20
40
60
80
100
112.0
オーストラリア(n=39)
輸送機械器具(n=356)
83.9
シンガポール(n=45)
92.8
木材・パルプ(n=41)
82.3
韓国(n=68)
91.3
鉄・非鉄・金属(n=296)
80.8
食料品(n=126)
80.1
インドネシア(n=190)
化学・医薬(n=274)
79.9
タイ(n=354)
79.4
一般機械器具(n=151)
79.4
中国(n=314)
79.4
マレーシア(n=138)
79.0
86.6
ニュージーランド(n=16)
84.9
パキスタン(n=13)
77.5
電気機械器具(n=281)
82.6
74.5
台湾(n=60)
ゴム・皮革(n=43)
78.4
インド(n=155)
78.4
精密機械器具(n=72)
73.7
ミャンマー(n=14)
77.9
63.3
繊維(n=104)
企業規模別
0
20
40
60
大企業(n=1,000)
中小企業(n=925)
80
100
81.9
75.6
香港・マカオ(n=28)
74.1
フィリピン(n=50)
73.6
ベトナム(n=359)
73.2
バングラデシュ(n=30)
カンボジア(n=35)
120
61.3
58.3
(注) ここでの「製造原価」とは、製品製造のために使われた費用で、生産現場での材料費、労務費、その他経費と定義した。
日本での製造原価を100とした場合の現地での製造原価は、平均78.9となり、15年調査の80.6から1.7ポイント低下した。
業種別にみると、輸送機械器具、木材・パルプ、鉄・非鉄・金属などでの製造原価が比較的高い。他方、繊維は63.3と低い。
企業規模別にみると、中小企業(75.6)は大企業(81.9)に比べ、6.3ポイント低かった。15年調査(5.0ポイント差)に比べ、その差は1.3ポイント拡
大した。
国・地域別では、オーストラリア(112.0)が日本の製造原価を上回る一方、カンボジア(58.3)、バングラデシュ(61.3)は製造原価が低い。
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43
5.原材料・部品の調達(3)
製造業のみ
原材料・部品の調達先の内訳
(国・地域別、合計が100%になるよう回答)
0
インド(n=165)
オーストラリア(n=43)
韓国(n=66)
台湾(n=61)
インドネシア(n=201)
マレーシア(n=143)
ベトナム(n=379)
ミャンマー(n=16)
フィリピン(n=55)
パキスタン(n=17)
スリランカ(n=10)
バングラデシュ(n=30)
シンガポール(n=47)
香港・マカオ(n=29)
カンボジア(n=36)
40
46.5
日本
ASEAN
60
30.1
67.8
中国(n=327)
ニュージーランド(n=21)
現地
20
総数(n=2,022)
タイ(n=367)
(注)n≧10の国・地域。
57.1
56.3
54.1
51.1
49.2
46.5
40.5
36.6
34.2
34.1
16.3
31.6
29.7
15.1
29.7
14.6
25.3
21.9
20.3
39.7
20.3
30.1
13.9
31.3
中国
その他
(%)
80
8.3
25.9
100
7.2
7.9
2.3 4.0
3.0 5.3 5.7
28.9
7.8
6.3 3.4
26.2
24.5
9.8
4.4 7.2
15.2
11.7
8.2
13.8
35.1
3.5 6.1 6.1
34.6
4.2 6.6
8.1
34.1
10.8
5.3
9.3
32.8
12.9
5.6
12.1
35.6
12.0
10.5
7.7
21.9
18.8
8.9
39.0
8.1
8.7
12.6
22.1
10.7
22.4
10.4
27.3
18.0
7.1
34.0
11.7
18.3
12.7
9.0
12.8
22.2
14.6
21.5
28.8
4.5
進出日系企業の現地生産活動における原材料・部品の調達先の内訳は、「現地」(46.5%)が最も高く、「日本」(30.1%)、「ASEAN」(8.3%)が続
く。現地調達率は、15年調査(46.5%)から横ばい。日本は0.9ポイント低下、一方、ASEAN、中国からの調達率はわずかに上昇した。
国・地域別にみると、中国の現地調達率が高く、15年調査(64.7%)から3.1ポイント上昇した。
日本からの調達率は、シンガポール(39.7%)が最も高く、フィリピン(39.0%)、ベトナム(35.6%)が続く。
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44
5.原材料・部品の調達(4)
製造業のみ
主要国の調達先の内訳の推移 (10年調査と16年調査の比較)
100%
3.3
3.0
4.0
2.3
90%
80%
5.0
3.2
4.7
5.7
5.3
3.0
14.8
25.9
35.4
2.7
2.0
2.1
7.2
4.4
6.1
6.1
3.5
9.8
15.8
9.3
5.3
10.8
7.0
5.5
12.5
12.1
5.6
12.9
31.1
33.3
34.1
10.2
10.5
16.6
32.8
5.2
4.4
12.6
13.2
8.7
12.0
8.1
35.6
50.0
39.0
42.5
40%
67.8
58.3
57.1
56.1
45.2
20%
54.1
55.0
49.2
42.9
40.5
45.9
36.6
34.2
22.4
10%
0%
7.7
29.1
50%
30%
8.3
35.1
24.5
60%
5.5
2.5
38.2
28.9
31.0
70%
3.9
5.0
2010
2016
2010
2016
2010
2016
2010
(n=464) (n=327) (n=503) (n=367) (n=74) (n=165) (n=43)
中国
タイ
インド
2016
(n=66)
韓国
現地
日本
27.2
2010
2016
2010
2016
2010
2016
2010
(n=87) (n=201) (n=175) (n=143) (n=100) (n=379) (n=89)
インドネシア
ASEAN
中国
マレーシア
ベトナム
31.6
2016
(n=55)
フィリピン
その他
主要8カ国の原材料・部品の調達先の内訳について、2010年調査と2016年調査を比較すると、中国、タイ、インド、ベトナム、フィリピンでは、現地
調達率が上昇した。ベトナムの現地調達率は、6年間で約12ポイント上昇、中国の現地調達率は、6年間で約10ポイント上昇した。
日本からの調達率は、インドネシア、マレーシアにおいて上昇している。
中国からの調達率は、インド以外の6カ国において上昇しており、特にベトナムが10.5%と高い。
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45
5.原材料・部品の調達(5)
製造業のみ
(注)n≧15の国・地域。ここでのnは、各業種内における国・地域別の有効回答数。
原材料・部品の調達先の内訳
(業種別、合計が100%になるよう回答)
0
20
40
46.5
総数(n=2,022)
木材・パルプ(n=43)
59.0
一般機械器具(n=158)
57.2
鉄・非鉄・金属(n=311)
45.7
化学・医薬(n=293)
44.1
ゴム・皮革(n=46)
42.2
繊維(n=111)
35.6
電気機械器具(n=296)
34.4
31.5
精密機械器具(n=77)
現地
80
30.1
8.3 7.2 7.9
13.5 6.9 12.3
1.4
14.7
日本
ASEAN
9.5
31.5
51.2
輸送機械器具(n=372)
(%)
100
60
65.9
食料品(n=133)
主要業種における現地調達率上位4カ国・地域 回答割合
2.4 3.7
5.2
30.7
10.5 4.4
3.2
33.6
28.9
6.3 9.9
4.5
10.2 6.4 10.4
36.9
23.5
2.3
14.5
8.4
9.7
21.5
6.5
4.7
11.0
35.9
10.6 14.1 5.0
43.2
8.3 10.0 7.0
中国
その他
輸送機械器具
0
20
40
72.3
中国(n=68)
43.5
インドネシア(n=57)
0
20
40
67.8
中国(n=35)
タイ(n=71)
56.7
インド(n=21)
54.7
39.7
ベトナム(n=80)
化学・医薬
0
20
100 (%)
60
80
100 (%)
1.2
28.4
2.6
1.7
7.0
32.2
2.4
5.3
30.2
8.4
1.4
37.5
8.0 6.5 8.3
40
24.9
48.5
韓国(n=30)
40.7
インド(n=23)
0
20
20.0
40
タイ(n=44)
41.1
台湾(n=16)
38.8
31.8
6.3
5.9 5.0 7.8
37.1
2.2 5.0 7.2
12.8
10.1
60
31.0
43.4
16.4
80
42.4
38.3
4.1
28.3
50.0
中国(n=61)
マレーシア(n=43)
80
53.0
タイ(n=54)
電気機械器具
60
64.7
中国(n=45)
100 (%)
2.1
3.4
2.8
26.4
3.0
1.8
25.5
12.1 1.9
1.7
37.0
11.7 4.8
3.0
58.8
インド(n=62)
80
22.2
66.0
タイ(n=71)
鉄・非鉄・金属
60
7.0
100 (%)
3.4 4.2
17.0
3.9
7.3 6.0 4.5
12.5 11.4
6.0
原材料・部品の調達先を業種別にみると食料品および木材・パルプの現地調達率が高く、それぞれ65.9%、59.0%となった。他方、精密機械
器具では、日本からの調達率が高く、4割を超える。
電気機械器具は、現地調達率が34.4%と15年調査から0.6ポイント低下、日本からの調達率は35.9%と2.7ポイント低下した。また、ASEAN
からは10.6%と1.4ポイント上昇、中国からは14.1%と2.8ポイント上昇した。
有効回答数200社以上の4業種の中で、主要国・地域別の調達状況をみると、中国は4業種すべてで現地調達率が5割を超え、輸送機械器
具では15年調査の67.8%から4.5ポイント上昇し72.3%となった。
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46
5.原材料・部品の調達(6)
製造業のみ
原材料・部品の現地調達先の内訳
(国・地域別、合計が100%になるよう回答)
地場企業
現地進出日系企業
0
総数(n=1,729)
20
原材料・部品の現地調達先の内訳
(企業規模・業種別、合計が100%になるよう回答)
その他外資企業
40
60
(%)
80
54.7
88.2
現地進出日系企業
0
100
37.9
韓国(n=59)
地場企業
7.4
大企業(n=920)
7.4 4.4
中小企業(n=809)
オーストラリア(n=33)
84.9
5.2 9.9
ミャンマー(n=10)
83.5
9.0 7.5
食料品(n=118)
11.3 8.7
木材・パルプ(n=40)
パキスタン(n=12)
80.0
台湾(n=54)
78.7
バングラデシュ(n=24)
76.2
17.5
ニュージーランド(n=14)
73.6
17.9
インド(n=147)
73.4
19.0
中国(n=307)
59.4
カンボジア(n=22)
58.0
マレーシア(n=119)
56.8
シンガポール(n=27)
53.8
インドネシア(n=171)
18.0 3.3
40.3
80.9
7.1
14.4 4.7
71.0
21.5
7.5
57.1
34.0
8.9
8.5
ゴム・皮革(n=40)
56.9
37.3
5.8
7.6
一般機械器具(n=144)
55.3
39.3
5.2
鉄・非鉄・金属(n=264)
4.5
18.0
4.0
43.4
52.0
ベトナム(n=310)
41.1
45.8
13.1
香港・マカオ(n=14)
40.0
47.1
12.9
53.8
9.9
4.6
(注)n≧10の国・地域。
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52.6
7.5
化学・医薬(n=259)
6.3
48.8
36.3
35.9
13.6
タイ(n=349)
フィリピン(n=45)
80
27.1
38.7
47.2
56.6
60
59.3
30.8
28.2
40
(%)
100
繊維(n=87)
35.4
11.2
20
その他外資企業
51.9
39.6
精密機械器具(n=60)
45.9
49.3
電気機械器具(n=249)
45.7
45.4
輸送機械器具(n=317)
42.9
52.2
5.4
8.5
4.8
8.9
4.9
現地調達先の内訳は、「地場企業」の構成比が54.7%と最も高く、次
いで「現地進出日系企業」(37.9%)、「その他外資企業」 (7.4%)の
順となった。
フィリピン、タイでは、調達先としての「現地進出日系企業」の構成比
が5割を超えた。
業種別では、食料品で「地場企業」の構成比が8割を超えた。
47
5.原材料・部品の調達(7)
日本から調達している部品・材料について
日本でしか調達できない原材料・部品の有無
(%)
0
特に無い
80
80.9
80.4
40
20
19.1
19.6
15年調査
(n=1,807)
16年調査
(n=1,677)
40
87.9
一般機械器具(n=141)
83.2
0
20
40
繊維(n=84)
81.0
輸送機械器具(n=329)
80.6
精密機械器具(n=75)
80.0
化学・医薬(n=235)
79.6
鉄・非鉄・金属(n=263)
78.0
ゴム・皮革(n=40)
77.5
木材・パルプ(n=23)
60
(%)
80
100
96.2
カンボジア(n=26)
88.9
バングラデシュ(n=18)
86.2
インドネシア(n=174)
84.9
台湾(n=53)
タイ(n=307)
83.4
ベトナム(n=328)
82.6
韓国(n=58)
81.0
マレーシア(n=110)
80.9
インド(n=132)
77.3
中国(n=284)
77.1
シンガポール(n=42)
71.4
フィリピン(n=51)
70.6
64.0
56.7
(注)n≧15の国・地域。
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(%)
100
80
60
76.6
食料品(n=77)
「ある」と回答した割合(国・地域別)
香港・マカオ(n=25)
20
電気機械器具(n=268)
60
オーストラリア(n=30)
「ある」と回答した割合(業種別)
ある
100
0
製造業のみ
60.9
日本から原材料・部品の調達をしている企業に、日本でしか調達できない原
材料・部品の有無を聞いたところ、80.4%の企業が「ある」と回答した。15年
調査(80.9%)から0.5ポイント低下した。
業種別では、木材・パルプを除くすべての業種において、7割以上の企業が
日本でしか調達できない原材料・部品があるとした。
回答のあった代表的な原材料・部品は、以下のとおり。
【一般機械器具】 鋼材、エンジン、特殊加工品
【電気機械器具】 半導体、特殊樹脂、電子部品、特殊金属材
【繊維】 薬品、特殊生地、特殊糸、高級素材
【輸送機械器具】 鋼材、電子部品、鍛造部品、エンジン部品、金具類
【精密機械器具】 電子回路部品、特殊材料、高精密部品
【化学・医薬】 特殊樹脂、特殊プラスチック原料、塗料、添加剤、顔料
【鉄・非鉄・金属】 特殊鋼、特殊金属材、鋼材、特殊薬品
【ゴム・皮革】 薬品、特殊化学製品、合成ゴム、ゴム原材料
【食料品】 食材、食品添加物、調味料、香料、包装資材、機械部品
【木材・パルプ】 原材料、段ボール原紙、包装資材、設備部品
48
5.原材料・部品の調達(8)
製造業のみ
日本でしか調達できない原材料・部品について
日本以外からの調達が困難である理由
(n=1,335)
0
20
40
60
国・地域
(%)
100
インド(n=100)
品質・技術面の理由から
日本でしか生産できない
83.3
取引先(納入先)からの指定材料・
部品であり代替が不可能
37.5
生産の安定性および納期面で
日本に優位性がある
17.2
技術流出防止/
知的財産保護のため
コスト面で日本に
競争力がある
80
国・地域別、業種別の回答割合(上位順)
12.7
4.2
日本の調達先との
関係解消が難しい
2.9
日本以外からの調達が困難である理由については、品質・技術面を
挙げた企業が83.3%に上った。次いで、取引先からの指定材料・部
品である、という理由を挙げた企業が37.5%あった。
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割合
90.0
ゴム・皮革(n=31)
割合
93.6
韓国(n=47)
89.4
繊維(n=68)
86.8
台湾(n=45)
84.4
食料品(n=59)
86.4
タイ(n=256)
84.4
鉄・非鉄・金属(n=204)
84.8
マレーシア(n=85)
83.5
精密機械器具(n=59)
83.1
割合
割合
インドネシア(n=149)
49.7
繊維(n=68)
47.1
中国(n=214)
42.5
輸送機械器具(n=263)
44.5
タイ(n=256)
40.6
鉄・非鉄・金属(n=204)
42.2
9.0
仕様変更/サービス/メンテナンス面で
迅速柔軟な対応が不可欠
業種
割合
割合
フィリピン(n=36)
インドネシア(n=149)
タイ(n=256)
27.8
22.2
17.2
一般機械器具(n=123)
24.4
輸送機械器具(n=263)
17.9
電気機械器具(n=220)
17.7
割合
割合
台湾(n=45)
28.9
食料品(n=59)
20.3
韓国(n=47)
19.2
精密機械器具(n=59)
20.3
中国(n=214)
17.8
化学・医薬(n=185)
14.6
(注)n≧30の国・地域、業種。
49
5.原材料・部品の調達(9)
今後の原材料・部品調達の方針
(国・地域別、複数回答)
製造業のみ
(注)n≧50の国・地域。
「進出先での現地調達率を引き上げる」
「ASEANからの現地調達率を引き上げる」
と回答した企業の割合
と回答した企業の割合
(%)
0
25
50
75
総数(n=2,032)
72.0
85.6 ASEAN平均(n=1,264)
マレーシア(n=148)
81.1
ベトナム(n=385)
77.5
フィリピン(n=55)
75.3
インドネシア(n=201)
72.6
タイ(n=365)
69.7
台湾(n=63)
68.9
韓国(n=66)
68.3
インド(n=174)
中国(n=318)
61.8
総数(n=2,032)
インド(n=174)
中国(n=318)
タイ(n=365)
ベトナム(n=385)
インドネシア(n=201)
韓国(n=66)
マレーシア(n=148)
台湾(n=63)
フィリピン(n=55)
現地調達率を引き上げるにあたり、重要となる
現地調達先企業(国・地域別、複数回答)
「地場企業」が重要だと回答した企業の割合
0
総数(n=1,407)
25
50
(%)
75
25
94.6
インド(n=149)
6.0
0
総数(n=1407)
総数(n=2,032)
25
33.3
31.8
台湾(n=63)
22.3
マレーシア(n=148)
インドネシア(n=201)
50
12.1
韓国(n=66)
43.9
10.5
ベトナム(n=385)
9.4
タイ(n=365)
8.8
フィリピン(n=55)
7.3
インド(n=174)
6.9
25
50
75
59.1
インドネシア(n=145)
71.7
71.0
タイ(n=279)
インドネシア(n=145)
84.8
ベトナム(n=289)
タイ(n=279)
77.4
マレーシア(n=94)
ベトナム(n=289)
75.4
中国(n=221)
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0
「進出日系企業」が重要だと回答した企業の割合
86.0
68.1
33.3
30.9
30.4
20.8
20.6
16.7
14.4
(%)
(注)n≧50の国・地域。
中国(n=221)
マレーシア(n=94)
50
25.2
32.3
100
80.5
と回答した企業の割合
(%)
0
100
「中国からの現地調達率を引き上げる」
インド(n=149)
68.5
61.7
(%)
100
今後の原材料・部品調達の
方針については、「進出先
での現地調達率を引き上げ
る」と回答した企業の割合
が72.0%で最大。
現地調達率を引き上げるに
あたり、今後重要となる現
地調達先としては、「地場企
業」が80.5%、「進出日系企
業」が59.1%となった。
52.9
47.0
50
5.原材料・部品の調達(10)
製造業のみ
今後、原材料・部品の調達率を引き上げる理由
(複数回答)
ASEANからの調達率を引き
進出先での現調率を引き
20
40
60
80
リスク分散
17.2
品質の向上
16.0
FTA発展による
関税引き下げ
60
80
100
31.8
0
20
13.7
8.0
対象外
16.5
80
100
0
20
40
80 100
14.9
18.5
67.2
7.7
28.7
8.3
8.7
60
24.1
16.6
3.7
6.8
60
17.0
22.0
5.4
40
(%)
(n=195)
88.8
28.2
13.7
上げると回答した理由
(%)
(n=241)
83.9
63.3
納期の短縮
納入先・販売先
からの指示
40
20
0
(%)
84.9
低コスト化
アフターサービス
・補修の迅速化
100
日本からの調達率を引き
上げると回答した理由
(n=504)
(%)
(n=1,448)
0
中国からの調達率を引き
上げると回答した理由
上げると回答した理由
9.7
進出先、ASEAN、中国からの調達率を引き上げる理由は、いずれも「低コスト化」が最大。
進出先での現地調達率を引き上げる理由は、「低コスト化」(84.9%)の他に、「納期の短縮」(63.3%)が大きい。
ASEANから調達率を引き上げる理由としては、「低コスト化」(83.9%)に加え、 「納期の短縮」(31.8%)、 「リスク分散」(28.2%)、 「品質の向上」
(22.0%)などの回答も一定の割合を占めた。
日本からの調達率を引き上げる理由は、「品質の向上」が67.2%で最大となった。
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51
6.輸出入の状況(1)
売上高に占める輸出の比率(国・地域別、0~100%で回答)
(%)
100 2.9
90
80
70
60
4.3
5.1
7.5
28.6
10.3
3.5
6.9
17.2
50
12.8
8.5
2.1
2.1
74.5
40
2.1
7.8
12.0
1.8
7.9
14.6
20 14.5%
16.8%
15.6
26.6
10.3
33.9
23.6%
21.4% 23.3%
35.9
10
11.3
8.3
62.1
30 51.6
7.3
31.5
8.0
27.8
13.6
8.9
5.8
6.3
28.3
4.1
12.1
1.4
23.3
15.4
14.4
10.3
9.6
1.4
17.8
31.6
30.2%
27.7% 29.2% 29.6%
10.0
6.5
18.7
8.0
27.6
28.0
13.5
15.4
23.8
25.5
54.8
27.6
25.4
36.0
32.0
24.7
49.0
59.8%
52.6%
48.8% 19.3
12.7
16.0
11.3
7.8
7.3
8.1
3.8
45.0% 12.0 45.7%
45.1% 10.3
15.0 17.8
13.3
36.1% 25.6
26.3
28.0
4.8
3.6
8.2
13.6
3.6 15.1
1.2
22.2 36.6% 39.7% 9.3
32.5
27.6
32.1
7.2
10.3
46.6
37.2
37.3
11.7
68.8
68.8%
57.3%
23.7
25.3
7.8
3.9
3.9
3.9
9.1
4.0
10.1
31.4
25.3
31.3
0
インド
(n=374)
パキス
タン
(n=29)
ミャン
マー
(n=47)
台湾
(n=192)
0%
韓国
(n=165)
インド
ネシア
(n=327)
オースト
ラリア
(n=191)
1~25%未満
タイ
(n=653)
ニュー
ジー
ランド
(n=73)
総数
(n=4,161)
25~50%未満
中国
(n=465)
カンボ
ジア
(n=84)
シンガ
ポール
(n=279)
50~75%未満
スリラン
カ
(n=25)
香港・
マカオ
(n=244)
75~100%未満
内販型
(輸出比率50%未満)
マレー
シア
(n=247)
ベトナム
(n=600)
フィリ
ピン
(n=99)
100%
バングラ
デシュ
(n=51)
ラオス
(n=16)
平均
輸出型
(50%以上)
 進出日系企業の現地での売上高に占める平均輸出比率はラオス(68.8%)、バングラデシュ(59.8%)、フィリピン(57.3%)、 ベトナム(52.6%)
で5割を超える。一方、インド(14.5%)、パキスタン(16.8%)では国内販売の割合が高く、輸出比率は2割を下回った。
 全量輸出型企業(輸出比率が100%)の割合はラオス(68.8%)、 バングラデシュ(49.0%)、カンボジア(32.1%)で高い。一方、全量内販型企
業(輸出比率が0%)の割合は、ミャンマー(74.5%)、パキスタン(62.1%)、カンボジア(54.8%)、インド(51.6%)で5割以上となった。
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52
6.輸出入の状況(2)
輸出先の内訳 (国・地域別、合計が100%となるよう回答)
0
10
20
30
40
60
70
24.6
80
1.6 4.6 3.6
0.23.7 3.4
7.6
78.3
バングラデシュ(n=38)
70.6
ミャンマー(n=13)
17.2
68.8
カンボジア(n=40)
中国(n=338)
59.0
ベトナム(n=463)
58.4
21.1
10.5
0.9 5.6
32.1
51.2
フィリピン(n=76)
20.7
47.2
インドネシア(n=205)
タイ(n=481)
40.4
スリランカ(n=18)
39.7
インド(n=183)
36.7
ニュージーランド(n=44)
35.8
台湾(n=122)
31.3
香港・マカオ(n=164)
30.6
韓国(n=111)
29.8
オーストラリア(n=125)
29.5
17.7
6.6
31.9
13.4
25.0
3.8
9.4
9.6
3.6 1.9 5.0
12.2
25.6
日本
中国
12.4
20.4
8.0
1.8
15.1
0.8 2.9 2.8
11.0
5.1
4.4 1.9 5.0 3.1
17.3
11.4
49.2
4.7 4.2 1.7 2.6
米国
8.7
49.2
9.2
インド
1.7 2.1
10.2
16.0
10.0
0.9 7.7
1.6
60.1
ASEAN
8.3
6.7 4.5
1.6
2.6
4.8 3.4
38.7
46.5
13.5
20.7
0.6
4.4 4.3 2.7
10.1
44.9
28.3
1.0 1.9
6.2
2.6
5.6
8.9
0.4
2.2 1.2 8.5
1.5 5.0 2.61.1
10.4
2.1 4.1
14.9
12.8
14.1
1.8 6.1
13.4
15.6
4.5 3.6 4.0 3.3
3.2 3.2
(%)
100
90
0.2
31.7
27.8
マレーシア(n=169)
3.4
19.5
55.8
ラオス(n=12)
シンガポール(n=206)
50
42.4
総数(n=2,821)
パキスタン(n=13)
(注)n≧10の国・地域。
欧州
14.4
その他
進出日系企業の輸出先の内訳(全調査対象国・地域計)は日本の構成比が平均42.4%で最大となり、次いでASEANが24.6%となった。
15年調査から輸出先としての主要国・地域の構成比に大きな変化はないが、日本は2.6ポイント低下、ASEANは3.0ポイント上昇、
中国は1.0ポイント上昇と、いずれもわずかな変化にとどまった。
「日本」の構成比はバングラデシュ、ミャンマー、カンボジア、中国、ベトナム、ラオス、フィリピンで5割超。「日本」の構成比が高い業種は繊維
(91.5%)、運輸業(90.2%)、通信・ソフトウェア業(84.4%)、ゴム・皮革(84.1%)となった 。
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53
6.輸出入の状況(3)
今後1~3年の事業/ 製品の輸出市場として最も重要と考える国・地域(国・地域別)
(%)
総数(n=3,431)
国名
比率
17.6
日本
10.8
ベトナム
8.6
インドネシア
8.3
中国
7.5
タイ
最重要国・地域
全体(製造業・非製造業)
25
全体(2016年)
順
位
1
2
3
4
5
(%)
25
20
17.6
15
10.8
8.6
8.3
7.5
10
5
0
2012 2013
日本
中国
ベトナム
2014
2015 2016
インドネシア
タイ
※CLM:カンボジア、ラオス、ミャンマー
「日本」を最重要とした国・地域
製造業
20
17.1
15
8.9
8.7
8.5
8.3
7.7
7.2
10
5
2012
2013
日本
中国
タイ
ベトナム
(%)
1位
2位
ベトナム(n=533)
日本
29.1
CLM
14.1
タイ
13.0
中国(n=361)
日本
28.8
ベトナム
9.1
米国
8.9
インドネシア(n=256)
日本
24.2
タイ
11.7 マレーシア
フィリピン(n=89)
日本
24.7
米国
12.4
カンボジア(n=65)
日本
26.2
タイ
21.5 ベトナム
バングラデシュ(n=44)
日本
27.3
欧州
22.7
インド
ミャンマー(n=26)
日本
19.2
タイ
15.4
―
スリランカ(n=22)
日本
27.3
インド
22.7
中東
9.4
11.2
2位
3位
香港・マカオ(n=218)
中国
29.8
ベトナム
20.6
日本
7.3
台湾(n=154)
中国
30.5
ベトナム
15.6
日本
10.4
韓国(n=143)
中国
30.8
ベトナム
16.8
日本
11.2
「ベトナム」を最重要とした国・地域
1位
タイ(n=578)
ベトナム
(%)
2位
21.8 インドネシア
3位
15.2
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CLM
14.5
13.6
10.1
9.0
8.3
6.0
10
5
0
2012
2013
2014
日本
中国
ベトナム
2015
2016
インドネシア
タイ
CLM
「インドネシア」を最重要とした国・地域
(%)
1位
2位
3位
シンガポール(n=268)
インドネシア
21.6 ベトナム
16.4
マレーシア(n=145)
インドネシア
20.0
17.2 ベトナム
タイ
インド
「中東」を最重要とした国・地域
11.4 パキスタン(n=23)
―
(%)
18.2
15
2015
2016
インドネシア
インド
米国
16.9
13.6
「中国」を最重要とした国・地域
1位
2014
3位
タイ
非製造業
25
20
0
(注)n≧10の国・地域。
(%)
2位
21.7 インドネシア
2位
8.7
欧州
「アフリカ」を最重要とした国・地域
1位
インド(n=290)
アフリカ
8.7
(%)
2位
16.6
12.4
(%)
1位
中東
10.5
日本
3位
15.9
中東
12.4
今後1~3年の最も有望な輸出市場(全調査対象国・地域計)は、
日本、ベトナム、インドネシア、中国、タイの順となった。
15年調査と比べて、ベトナム、中国は上昇し、インドネシア、日本、タイ
は低下した。
製造業では、15年調査まで6位以下だったベトナムが1.9ポイント上昇
し、4位(8.5%)に浮上した。
54
6.輸出入の状況(4)
(注1)上段の2図は、(少なくとも1つのEPA・FTAを活用している企業数/輸出または輸入のどちらかをして
いる企業数) で 算出。
(注2)下段の2図は、(輸出(輸入)でFTA・EPAを活用している企業数/輸出(輸入)している企業数) で算出。
既存(発効済)のFTA・EPAの活用の有無 (輸出入をしている企業のみ)
FTA・EPA活用率(全体、企業規模別、業種別)
47.5
総数(n=2,548)
大企業(n=1,556)
中小企業(n=992)
45.0
食料品(n=98)
輸送機械器具(n=276)
鉄・非鉄・金属(n=241)
木材・パルプ(n=28)
ゴム・皮革(n=40)
一般機械器具(n=120)
卸売・小売業(n=670)
運輸業(n=72)
精密機械器具(n=60)
電気機械器具(n=273)
建設業(n=44)
49.0
70.2
61.5
60.2
58.7
55.6
53.6
50.0
48.3
46.7
44.4
36.7
34.8
繊維(n=94)
化学・医薬(n=234)
通信・ソフトウェア(n=41)
(%)
13.6
12.2
0
20
40
60
活用率の比較 2015年→2016年(輸出・輸入)
80
16年調査
(n=1,854)
41.3
15年調査
(n=1,743)
10
20
在ASEAN日系企業のFTA・EPA活用率の推移
30
40
50 (%)
30
20
40.7
40.4
35.0
35.0
38.9
40.4
42.6
44.7
42.4 43.1
46.1
45.2
23.0
24.1
15 19.7
42.8
10
29.7
20
45.9
15年調査
(n=1,833)
43.8
40.3
35
25
16年調査
(n=1,955)
67.1
62.0
57.6
57.2
55.0
50.0
49.7
48.9
47.2
40.0
38.1
37.5
34.4
31.9
31.5
22.7
18.6
韓国(n=85)
インドネシア(n=242)
ニュージーランド(n=33)
タイ(n=432)
インド(n=238)
オーストラリア(n=128)
マレーシア(n=185)
カンボジア(n=45)
ベトナム(n=403)
バングラデシュ(n=25)
フィリピン(n=63)
パキスタン(n=16)
中国(n=215)
台湾(n=91)
シンガポール(n=178)
ミャンマー(n=22)
香港・マカオ(n=129)
40
<輸入>
0
(%)
45
37.9
0
FTA・EPA活用率(国・地域別)
(%)
50
<輸出>
(注)n≧10の国・地域。
10
30
40
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50 (%)
2008
2009
2010
2011
2012
輸出
2013
2014
2015
貿易を行っている企
業のうち、FTA・EPA
を活用している企業
の割合は47.5%で15
年調査比で3.0ポイン
ト上昇。
FTA・EPAの活用率
は中小企業(45.0%)
に比べ、大企業
(49.0%)が高い。
業種別では繊維、化
学・医薬の活用率が
高い。
国・地域別では在韓
国日系企業の活用率
が67.1%で最も高く、
在インドネシア、
ニュージーランド、タ
イ、インド、オーストラ
リアの日系企業の活
用率が5割超と高い。
FTA・EPA活用率は、
15年調査から輸出、
輸入とも上昇。
在ASEAN日系企業
のFTA・EPA活用率
の推移をみると、15
年調査と比べて、輸
出、輸入とも2ポイント
前後上昇した。
2016
輸入
55
6.輸出入の状況(5)
(注)アーリー・ハーベスト(特定品目の早期関税引き下げ)の利用も含む。2国間FTA・EPAは
多国間FTA・EPAに含む。FTA・EPA活用率は、FTA・EPA活用企業数/輸出入企業数で算出。
FTA・EPAの利用状況
輸出
相手国
日本
タイ
ベトナム
インドネシ
ア
マレーシア
シンガポー
ル
フィリピン
輸入
活用企 活用率
企業数
業
(%)
258
101
39.1
相手国
日本
輸出
活用企 活用率
企業数
業
(%)
343
156
45.5
ASEAN
201
97
48.3
中国
126
63
50.0
中国
97
45
46.4
ASEAN
118
66
55.9
インド
オーストラリ
ア
韓国
89
39
43.8
韓国
42
21
50.0
35
19
54.3
インド
27
11
40.7
34
17
50.0
日本
266
84
31.6
日本
284
90
31.7
ASEAN
179
72
40.2
ASEAN
189
78
41.3
中国
韓国
94
27
28.7
中国
140
33
23.6
31
14
45.2
韓国
35
11
31.4
インド
23
10
43.5
日本
135
47
34.8
日本
213
111
52.1
ASEAN
103
49
47.6
ASEAN
142
82
57.7
相手国
日本
インド
ASEAN
中国
41
17
41.5
中国
83
34
41.0
インド
31
10
32.3
韓国
31
14
45.2
ASEAN
116
59
50.9
日本
153
47
30.7
日本
102
32
31.4
ASEAN
99
40
40.4
中国
53
21
39.6
中国
78
21
26.9
インド
30
16
53.3
韓国
30
10
33.3
韓国
20
12
60.0
ASEAN
163
51
31.3
日本
111
28
25.2
日本
62
16
25.8
ASEAN
82
26
31.7
インド
58
10
17.2
中国
51
11
21.6
中国
46
11
23.9
日本
50
11
22.0
日本
56
12
21.4
ASEAN
30
9
30.0
ASEAN
31
10
32.3
中国
23
6
26.1
23
41.1
日本
活用企 活用率
業
(%)
189
85
45.0
企業数
ASEAN
114
81
71.1
韓国
32
16
50.0
32.7
日本
87
42
48.3
40
10
25.0
ASEAN
42
29
69.0
35
16
45.7
米国
26
13
50.0
20
11
55.0
ASEAN
香港
台湾
102
102
58
19
21
10
18.6
20.6
17.2
香港
ASEAN
台湾
80
74
47
14
25
14
17.5
33.8
29.8
韓国
中国
中国
中国
55
108
59
47
11
21
21
20
20.0
19.4
35.6
42.6
中国
中国
中国
82
60
47
10
16
25
12.2
26.7
53.2
ASEAN
米国
EU
32
30
26
19
17
15
59.4
56.7
57.7
ASEAN
EU
米国
32
23
21
23
16
13
71.9
69.6
61.9
ニュー ジー オーストラリ
ア
ランド
韓国
56
相手国
18
ASEAN
香港・マカオ
台湾
活用企 活用率
業
(%)
69
18
26.1
企業数
55
日本
オー ストラリ ニュージーラ
ア
ンド
中国
輸入
タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムでは、ASEAN域内(AFTA)の
ほか、日本との輸出入でFTA、EPAを活用している企業が3割から5割
と多い。
インドでは、日本、ASEANからの輸入でFTAの活用率が15年調査と
比べて上昇した。
中国はASEANとの輸出でFTA活用率が15年調査と比べて7.4ポイン
ト低下した。韓国はASEAN、EU、米国との輸出、輸入ともにFTA活用
率が50%を超えるなど、他国・地域と比べてFTA活用が進んでいる。
(注)企業数(n≧20)、または活用企業数( (n≧10)の国・地域。
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56
7.TPP協定が発効した場合の影響(1)
環太平洋パートナーシップ(TPP)協定が発効した場合の経営への影響(国・地域別)
TPP協定が発効した場合の経営への影響について、「ある」と回答
した割合は15.4%で、「ない」(24.6%)、「わからない」(60.1%)と
比較すると低かった。
ただし、TPP締結国(平均)で「ある」と回答した企業は22.9%で、
非締結国・地域の11.6%よりも10ポイント以上、上回った。
国・地域別にみると、締結国であるベトナム、マレーシアでは、「あ
る」と回答した企業がそれぞれ29.2%、23.3%で、「ない」を上回る
水準となった。
15.4
60.1
n=4,336
ある
24.6
ない
わからない
(注)n≧30の国・地域。
TPP非締結国・地域
TPP締結国
0
10
20
マレーシア(n=270)
ニュージーランド(n=74)
40
22.9
22.0
TPP締結国(n=1,446)
ベトナム(n=623)
30
0
(%)
50 TPP非締結国・地域(n=2,870)
18.5
韓国(n=170)
17.1
台湾(n=200)
16.5
オーストラリア(n=199)
15.6
シンガポール(n=300)
15.0
46.0
32.7
フィリピン(n=101)
14.7
19.4
11.9
カンボジア(n=86)
11.6
タイ(n=657)
11.0
26.3
中国(n=490)
ある
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9.0
インド(n=390)
ない
バングラデシュ(n=53)
6.9
3.8
40
25.9
29.6
28.2
27.0
14.9
インドネシア(n=340)
18.9
30
11.6
香港・マカオ(n=262)
23.3
13.3
20
ミャンマー(n=54)
29.2
17.5
10
(%)
50
24.4
26.7
29.1
21.6
27.4
30.8
37.7
ある
ない
57
7.TPP協定が発効した場合の影響(2)
環太平洋パートナーシップ(TPP)協定が発効した場合の経営への影響(業種別)
製造業
0
20
40
60
14.4
製造業計(n=2,220)
80
(%)
100
21.7
27.3
14.4
一般機械器具(n=174)
13.4
鉄・非鉄・金属(n=328)
精密機械器具(n=88)
12.5
電気機械器具(n=354)
12.4
10.0
ゴム・皮革(n=50)
ある
80
16.5
35.6
20.4
15.8
12.5
建設業(n=152)
7.8
通信・ソフトウェア業(n=128)
18.4
ある
(%)
100
26.9
17.4
25.0
30.1
22.0
25.7
30.5
ない
20.7
33.0
22.6
18.0
9.6
輸送機械器具(n=385)
60
金融・保険業(n=113)
15.1
18.5
化学・医薬(n=325)
40
卸売・小売業(n=923)
18.2
木材・パルプ(n=44)
20
運輸業(n=236)
23.3
23.3
繊維(n=120)
0
非製造業(n=2,116)
22.3
食料品(n=143)
非製造業
23.9
TPP協定が発効した場合の経営への影響について、業種別で見
ると、「影響がある」と回答した企業の割合は、製造業が14.4%、
非製造業が16.5%で非製造業が上回った。
製造業では、「ある」と回答した企業の割合は、食料品(27.3%)が
最も高く、唯一、「ない」を上回った。次いで、繊維(23.3%)、木材・
パルプ(18.2%)となった。
非製造業では、運輸業で影響が「ある」と回答した企業の割合が
高い。
ない
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58
7.TPP協定が発効した場合の影響(3)
TPP協定が発効した場合に考えられる具体的な影響
(n=565)
0
20
40
60
44.3
現拠点からの輸出増
28.7
国内市場における販売増
25.0
現拠点での生産増
原材料・部品または商材の
調達コスト低減( 既存取引先)
22.3
原材料・部品または
商材の調達先変更
国内市場における販売減
80
15.9
8.5
現拠点からの輸出減
6.6
現拠点での生産減
5.8
輸出、販売、生産面で増加する効果を見込むのは、
TPP締結国が多く、減少の影響を見込むのは、
中国、台湾、タイなどの非締結国・地域が占めた。
国・地域別、業種別の回答割合(上位順)
(%)
100
国・地域
業種
ニュージーランド(n=13)
マレーシア(n=53)
オーストラリア(n=27)
割合
69.2
62.3
51.9
運輸業(n=59)
一般機械器具(n=22)
繊維(n=23)
割合
57.6
54.6
52.2
ベトナム(n=158)
ニュージーランド(n=13)
インド(n=30)
45.6
38.5
33.3
金融・保険業(n=21)
卸売・小売業(n=126)
建設業(n=13)
42.9
41.3
38.5
ベトナム(n=158)
フィリピン(n=11)
マレーシア(n=53)
38.0
36.4
34.0
一般機械器具(n=22)
繊維(n=23)
輸送機械器具(n=35)
63.6
60.9
57.1
インドネシア(n=43)
韓国(n=25)
シンガポール(n=39)
37.2
36.0
28.2
建設業(n=13)
輸送機械器具(n=35)
鉄・非鉄・金属(n=43)
46.2
37.1
32.6
ベトナム(n=158)
インド(n=30)
マレーシア(n=53)
20.3
20.0
18.9
繊維(n=23)
一般機械器具(n=22)
鉄・非鉄・金属(n=43)
30.4
27.3
25.6
台湾(n=26)
中国(n=26)
フィリピン(n=11)
34.6
19.2
18.2
化学・医薬(n=46)
食料品(n=38)
金融・保険業(n=21)
17.4
15.8
14.3
中国(n=26)
香港・マカオ(n=31)
台湾(n=26)
26.9
19.4
11.5
繊維(n=23)
運輸業(n=59)
化学・医薬(n=46)
17.4
11.9
8.7
中国(n=26)
タイ(n=61)
台湾(n=26)
46.2
13.1
7.7
繊維(n=23)
鉄・非鉄・金属(n=43)
電気機械器具(n=40)
26.1
14.0
12.5
(注)n≧10の国・地域、業種。
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59
8.賃金(1) 前年比昇給率
( )内は回答企業数
2017年度 ←
2016年度
2016年度 ←
2015年度
総
パキスタン (27)
ミャンマー (59)
インドネシア (287)
インド (312)
バングラデシュ (45)
ベトナム (517)
カンボジア (76)
スリランカ (22)
中国 (465)
ラオス (13)
フィリピン (85)
マレーシア (226)
タイ (575)
韓国 (135)
香港 (215)
シンガポール (237)
台湾 (158)
オーストラリア (165)
ニュージーランド (55)
パキスタン (27)
インド (305)
ミャンマー (58)
バングラデシュ (44)
インドネシア (286)
ベトナム (509)
カンボジア (76)
スリランカ (22)
中国 (455)
ラオス (13)
フィリピン (85)
マレーシア (210)
タイ (569)
韓国 (132)
香港 (214)
シンガポール (228)
台湾 (158)
オーストラリア (162)
ニュージーランド (55)
数
(%)
7.6
6.1
5.9
5.4
4.8
4.2
3.8
3.5
3.0
2.9
2.4
1.8
10.8
10.3
10.1
10.0
9.8
9.6
9.6
製 造 業
パキスタン (13)
インドネシア (177)
バングラデシュ (27)
インド (153)
スリランカ (9)
ベトナム (333)
カンボジア (33)
ミャンマー (17)
ラオス (8)
中国 (303)
フィリピン (47)
マレーシア (142)
タイ (324)
韓国 (65)
シンガポール (56)
香港 (35)
台湾 (55)
オーストラリア (44)
ニュージーランド (14)
(%)
6.0
5.7
5.2
5.0
4.4
4.1
3.6
3.1
2.9
2.7
2.3
2.0
10.1
9.8
9.4
9.2
8.8
8.1
7.9
パキスタン (13)
インド (150)
バングラデシュ (26)
インドネシア (174)
ミャンマー (17)
ベトナム (325)
カンボジア (35)
スリランカ (9)
ラオス (8)
中国 (298)
フィリピン (47)
マレーシア (131)
タイ (319)
韓国 (65)
香港 (34)
シンガポール (53)
台湾 (55)
オーストラリア (43)
ニュージーランド (14)
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6.9
6.1
5.3
4.7
4.1
3.9
3.5
3.5
2.5
2.4
2.0
(%)
11.5
10.9
10.5
10.4
10.3
10.3
9.3
8.8
11.1
10.0
10.0
9.4
9.4
8.4
8.2
6.7
6.0
5.7
4.8
4.3
4.2
3.7
3.5
3.1
2.4
2.3
1.9
(%)
非 製 造 業
ミャンマー (42)
パキスタン (14)
カンボジア (43)
インド (159)
バングラデシュ (18)
インドネシア (110)
ベトナム (184)
中国 (162)
スリランカ (13)
フィリピン (38)
マレーシア (84)
ラオス (5)
タイ (251)
韓国 (70)
香港 (180)
台湾 (103)
シンガポール (181)
オーストラリア (121)
ニュージーランド (41)
インド (155)
ミャンマー (41)
パキスタン (14)
バングラデシュ (18)
インドネシア (112)
カンボジア (41)
ベトナム (184)
中国 (157)
スリランカ (13)
フィリピン (38)
マレーシア (79)
ラオス (5)
タイ (250)
韓国 (67)
香港 (180)
シンガポール (175)
台湾 (103)
オーストラリア (119)
ニュージーランド (41)
6.1
5.7
5.7
5.1
4.4
4.2
3.8
3.5
3.2
2.9
2.4
1.7
(%)
10.9
10.2
9.8
9.7
8.8
8.7
8.5
(%)
5.9
5.4
5.2
4.6
4.0
4.0
3.6
3.1
2.9
2.9
2.3
2.0
9.5
9.4
9.1
8.0
7.8
7.7
7.7
60
8.賃金(2) 前年比昇給率(中国および主要国推移)
総
数
製 造 業
(%)
非 製 造 業
(%)
(%)
30
30
30
20
20
20
10
9.8 10
8.8
8.1
10.0
9.4
8.4
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
0
中国
9.5
7.8
7.7
5.9
4.0
5.7
4.2
5.7
4.1
0
10
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
インド
タイ
インドネシア
0
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
ベトナム
(注)2017年は見込み。
業種別にみると、非製造業は変動幅が比較的小さい。
2016年の中国、タイ、インド、インドネシア、ベトナムの昇給率(総数、以下同じ)は低下傾向を示している。
中国の昇給率は、2011年の12.9%をピークに年々低下し、2016年は6.1%、2017年(見込み)は5.7%と低下傾向が続く。
インドネシアの昇給率は2013年の24.7%をピークに年々低下し、2016年は10.1%、2017年(見込み)は8.8%と低下傾向が続く。
2017年(見込み)の昇給率は、どの国においてもおおむね緩やかな低下を見込む。
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61
8.賃金(3) 基本給・月額
製造業・作業員
製造業・エンジニア
単位: 米ドル
オーストラリア (34)
ニュージーランド (13)
香港 (28)
韓国 (52)
シンガポール (43)
台湾 (47)
中国 (317)
タイ (310)
マレーシア (145)
インドネシア (171)
フィリピン (47)
インド (128)
パキスタン (12)
ベトナム (330)
カンボジア (34)
スリランカ (8)
ラオス (8)
ミャンマー (15)
バングラデシュ (26)
1,962
1,935
1,703
1,051
428
346
345
298
238
224
208
204
175
165
141
124
111
単位: 米ドル
3,640
3,231
オーストラリア (29)
ニュージーランド (9)
シンガポール (28)
韓国 (46)
香港 (12)
台湾 (40)
マレーシア (132)
中国 (263)
タイ (286)
パキスタン (10)
インド (127)
インドネシア (149)
ベトナム (278)
スリランカ (8)
カンボジア (23)
ラオス (5)
フィリピン (43)
ミャンマー (13)
バングラデシュ (18)
非製造業・スタッフ
2,586
2,483
2,402
1,333
763
674
652
589
487
449
416
396
391
378
370
272
258
5,468
4,754
非製造業・マネージャー
単位: 米ドル
オーストラリア (103)
ニュージーランド (37)
シンガポール (176)
韓国 (70)
香港 (170)
台湾 (96)
中国 (180)
マレーシア (87)
タイ (256)
インド (156)
フィリピン (37)
インドネシア (108)
ベトナム (189)
スリランカ (12)
パキスタン (13)
ミャンマー (45)
カンボジア (43)
ラオス (5)
バングラデシュ(19)
製造業・マネージャー
4,192
3,146
2,461
2,423
2,269
1,288
871
830
685
604
482
460
443
416
372
350
346
298
193
単位: 米ドル
オーストラリア (103)
ニュージーランド (37)
シンガポール (160)
香港 (153)
韓国 (64)
台湾 (95)
中国 (140)
マレーシア (87)
インド (144)
タイ (218)
フィリピン (34)
インドネシア (94)
パキスタン (12)
ミャンマー (29)
ベトナム (162)
カンボジア (38)
スリランカ (10)
ラオス (4)
バングラデシュ (17)
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7,084
5,369
4,347
4,000
3,854
2,286
1,842
1,712
1,481
1,478
1,312
1,161
1,102
1,069
1,030
906
898
632
582
( )内は
回答企業数
単位: 米ドル
ニュージーランド (12)
オーストラリア (40)
シンガポール (49)
香港 (28)
韓国 (55)
台湾 (47)
マレーシア (148)
タイ (294)
中国 (289)
パキスタン (12)
インド (144)
インドネシア (162)
フィリピン (43)
ベトナム (293)
カンボジア (30)
ラオス (7)
スリランカ (8)
ミャンマー (16)
バングラデシュ (25)
4,050
3,807
3,497
2,096
1,516
1,438
1,266
1,251
1,179
993
963
901
885
732
720
694
638
7,446
6,816
基本給:諸手当を除いた給与、2016年10月時点(中国
は2016年9月時点)。
作業員:正規雇用の一般工職で実務経験3年程度の場
合。請負労働者および試用期間中の作業員を除く。
エンジニア:正規雇用の中堅技術者で専門学校もしくは
大卒以上、かつ実務経験5年程度の場合。
マネージャー(製造業):正規雇用の営業担当課長クラス
で大卒以上、かつ実務経験10年程度の場合。
スタッフ:正規雇用の一般職で実務経験3年程度の場
合。ただし派遣社員および試用期間中の社員は除く。
マネージャー(非製造業):正規雇用の営業担当課長クラ
スで大卒以上、かつ実務経験10年程度の場合。
注:カンボジア以外の国・地域については、回答は自国・
地域通貨建て(ただし、ミャンマーは自国通貨建て、米ド
ル建ての選択式)。各職種の自国・地域通貨建て賃金の
平均値を、2016年10月(中国は2016年9月)の平均為替
レート(各国・地域中央銀行発表、中国は外貨管理局発
表)で米ドルに換算。ミャンマーは、回答企業によって通
貨が異なる(自国通貨建てまたは米ドル建て)ため、自国
通貨建ての企業の回答を米ドルに換算した。
62
8.賃金(4) 年間実負担額
製造業・作業員
製造業・エンジニア
単位: 米ドル
オーストラリア (34)
ニュージーランド (13)
韓国 (49)
香港 (24)
シンガポール (35)
台湾 (42)
中国 (264)
タイ (283)
マレーシア (89)
インドネシア (154)
フィリピン (43)
ベトナム (292)
パキスタン (11)
インド (119)
スリランカ (7)
カンボジア (30)
ラオス (8)
ミャンマー (12)
バングラデシュ (26)
51,481
38,683
34,531
28,369
27,286
17,298
9,595
6,152
5,550
5,131
4,056
4,025
3,808
3,721
2,422
2,376
2,325
2,167
2,042
単位: 米ドル
オーストラリア (29)
ニュージーランド (8)
韓国 (46)
シンガポール (24)
香港 (12)
台湾 (35)
中国 (219)
マレーシア (90)
タイ (261)
パキスタン (9)
インド (119)
インドネシア (135)
ベトナム (249)
スリランカ (8)
フィリピン (39)
ラオス (5)
カンボジア (21)
バングラデシュ (18)
ミャンマー (10)
非製造業・スタッフ
76,216
56,978
43,587
41,548
36,266
22,209
13,643
11,724
11,180
9,818
7,909
7,653
6,651
6,232
6,025
5,621
5,492
4,550
3,860
( )内は
回答企業数
単位: 米ドル
オーストラリア (38)
ニュージーランド (11)
シンガポール (38)
韓国 (53)
香港 (26)
台湾 (44)
タイ (270)
中国 (245)
マレーシア (92)
パキスタン (10)
インド (128)
インドネシア (146)
フィリピン (40)
ベトナム (257)
カンボジア (28)
スリランカ (8)
バングラデシュ (25)
ラオス (7)
ミャンマー (13)
92,560
88,096
63,147
58,531
56,061
35,231
23,935
23,577
23,029
22,143
18,891
16,276
15,216
14,629
11,879
11,389
11,311
11,305
9,922
非製造業・マネージャー
単位: 米ドル
オーストラリア (107)
ニュージーランド (33)
シンガポール (157)
韓国 (67)
香港 (147)
台湾 (79)
中国 (153)
マレーシア (66)
タイ (223)
インド (144)
インドネシア (87)
フィリピン (32)
ベトナム (162)
カンボジア (37)
スリランカ (10)
パキスタン (12)
ミャンマー (36)
ラオス (5)
バングラデシュ (16)
製造業・マネージャー
56,928
44,244
39,613
36,976
34,066
23,072
16,407
12,612
11,278
8,859
7,594
7,391
6,839
5,957
5,775
5,373
5,236
4,000
3,307
単位: 米ドル
オーストラリア (110)
ニュージーランド (33)
シンガポール (145)
韓国 (63)
香港 (129)
台湾 (81)
中国 (124)
マレーシア (65)
タイ (188)
インド (136)
フィリピン (29)
インドネシア (81)
スリランカ (10)
ベトナム (141)
パキスタン (10)
ミャンマー (22)
カンボジア (33)
バングラデシュ (15)
ラオス (4)
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101,392
92,741
69,506
60,963
57,459
39,721
36,543
25,699
23,684
22,939
20,680
19,286
16,380
16,028
15,666
14,669
12,523
9,773
8,684
年間実負担額:
一人あたり社員に対する負担総額(基本給、諸手当、
社会保障、残業、賞与などの年間合計。退職金は除
く。2016年(度)時点)。
作業員、エンジニア、マネージャー(製造業)、スタッ
フ、マネージャー(非製造業):前頁を参照。
注:カンボジア以外の国・地域については、回答は自
国・地域通貨建て(ただし、ミャンマーは自国通貨建
て、米ドル建ての選択式)。各職種の自国・地域通貨
建て年間実負担額の平均値を、2016年10月(中国は
2016年9月)の平均為替レート(各国・地域中央銀行
発表、中国は外貨管理局発表)で米ドルに換算。
ミャンマーは、回答企業によって通貨が異なる(自国
通貨建てまたは米ドル建て)ため、自国通貨建ての企
業の回答を米ドルに換算した上で平均をとった。
63
8.賃金(5) 賞与
製造業・作業員
製造業・エンジニア
単位: ヵ月
韓国 (53)
パキスタン (12)
タイ (315)
台湾 (49)
シンガポール (43)
中国 (325)
マレーシア (140)
バングラデシュ (27)
インドネシア (170)
スリランカ (9)
香港 (31)
ベトナム (340)
フィリピン (45)
ミャンマー (15)
インド (116)
ラオス (8)
カンボジア (28)
ニュージーランド (8)
オーストラリア (24)
2.0
2.0
1.9
1.8
1.8
1.7
1.5
1.4
1.4
1.1
1.1
0.7
0.7
0.5
0.5
2.9
2.9
単位: ヵ月
パキスタン (11)
韓国 (46)
タイ (292)
台湾 (40)
シンガポール (28)
中国 (262)
バングラデシュ (19)
マレーシア (122)
インドネシア (148)
スリランカ (8)
フィリピン (41)
ベトナム (282)
香港 (13)
ラオス (5)
ミャンマー (12)
インド (114)
カンボジア (21)
ニュージーランド (7)
オーストラリア (20)
3.9
3.8
非製造業・スタッフ
3.9
3.5
3.0
3.0
2.2
2.0
2.0
1.9
1.9
1.9
1.5
1.4
1.4
1.3
1.3
1.1
0.8
0.7
0.6
( )内は
回答企業数
単位: ヵ月
パキスタン (12)
タイ (299)
台湾 (45)
韓国 (53)
中国 (290)
シンガポール (48)
インドネシア (157)
マレーシア (135)
スリランカ (8)
バングラデシュ (26)
フィリピン (41)
香港 (31)
ベトナム (292)
ラオス (7)
ニュージーランド (9)
ミャンマー (15)
インド (124)
オーストラリア (30)
カンボジア (26)
2.2
2.1
2.1
2.0
1.9
1.9
1.7
1.7
1.5
1.3
1.2
1.2
1.2
0.9
0.9
3.1
3.1
3.0
3.6
非製造業・マネージャー
単位: ヵ月
台湾 (99)
韓国 (63)
タイ (250)
シンガポール (177)
フィリピン (36)
中国 (174)
パキスタン (14)
マレーシア (81)
インドネシア (110)
バングラデシュ (19)
香港 (173)
ベトナム (194)
インド (152)
スリランカ (11)
ミャンマー (44)
カンボジア (39)
オーストラリア (92)
ニュージーランド (31)
ラオス (6)
製造業・マネージャー
2.8
2.6
2.4
2.2
2.1
2.0
1.9
1.9
1.9
1.8
1.6
1.6
1.3
1.3
1.2
1.1
0.8
0.6
0.5
単位: ヵ月
台湾 (98)
韓国 (58)
タイ (213)
シンガポール (158)
フィリピン (33)
中国 (143)
パキスタン (12)
マレーシア (76)
インドネシア (96)
バングラデシュ (17)
香港 (152)
ベトナム (162)
インド (138)
オーストラリア (94)
カンボジア (35)
ミャンマー (28)
スリランカ (10)
ニュージーランド (29)
ラオス (5)
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2.9
2.9
2.5
2.4
2.3
2.2
2.1
2.1
2.0
1.7
1.7
1.7
1.5
1.3
1.2
1.2
1.1
0.6
0.6
64
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日本貿易振興機構(ジェトロ)
海外調査部 アジア大洋州課、中国北アジア課
〒107-6006 東京都港区赤坂1-12-32
TEL:03-3582-5179(アジア大洋州課)
03-3582-5181(中国北アジア課)
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[email protected](中国北アジア課)
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