海外進出の裾野が 地方やさまざまな業種に拡大中 a N I nter n at ion a l Gr oup 当社はシンガポール、中国(上海、蘇州) 、香港、タイ、ベトナム ( ホーチミン、ハノイ、 C代 表 /公認会計 士・税 理士 ( 東 京都中央区) ダナン、クアンガイ) 、カンボジアに自社拠点を、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、 大久保 昭平さん アメリカ、ヨーロッパ諸国等世界各地に提携先を持ち、日系企業の海外進出支援を行ってい ます。私自身は 2010 年から 2 年間シンガポールで日系企業の東南アジアビジネスを支援し ていました。そして、2012 年に独立し、現在の CaN International Group を立ち上げました。 当社への問い合わせのなかでも海外進出の相談に関しては、最近では中国から南下の傾 向が顕著で、進出先としてはタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどが多くなっています。 海外進出、とくにアジア進出といいますと、これまでは製造業のイメージが強かったと思い ますが、最近では業種が多岐にわたっており、製造業からサービス業までさまざまな会社が 海外展開を行っています。製造業に関しては、依然として取引先企業の要望で進出する中堅・ 中小企業が多い一方で、進出企業の業種、進出目的も多様化しています。 当社では日本全国から海外進出に関する問い合わせをいただいていますが、首都圏にかぎらず、地方の中小企業 も積極的に海外展開を検討されており、海外進出の裾野の広がりを感じます。 海外進出はけっして容易なことではありません。海外進出を成功させるためには、まず進出前に事業化可能性調 査 ( フィージビリティ・スタディ)を十分に行い、海外進出のリスクや事業採算性を意識して、進出の意思決定をす ることが必要不可欠です。 進出後は、現地におけるマネジメントとオペレーションが重要になってきます。中小企業の場合、海外拠点に十分 な人的リソースを割くことは難しいのですが、現地におけるオペレーションづくりから、ローカルスタッフの教育まで、 経営者が国内事業以上に十分なコミットメントを行うことが海外進出を成功させる秘訣だと思います。 今月のContents 今月の Contents Co te ts ◆全国のニッチトップ企業12社 ◎ 多様な活動で地域活性化を目指す 地元の山桜酵母を生かした酒造り (関連記事42頁) ◆地域力データパック 47都道府県&東京23区 ◎ 富山の健康メニューを召し上がれ! 「とやまごころごはん」 (関連記事56頁) 39
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