資料5 平成 29 年産米の需給調整に係る取組推進について 平成28年12月 新潟県農業再生協議会 1 基本的考え方 ○ 全国の需給調整は、飼料用米等の非主食用米への取組が進み、2年連続での達 成に加え、28 年産米においては自主的取組参考値も達成したことで、在庫量は目 標とした水準まで減少してきている。 ○ 一方、本県は、28 年産米の生産量が豊作により前年を約5万トン上回っている ことから、販売環境の悪化が懸念されており、銘柄毎の需要に応じた生産が必要 となっている。 〇 このため、29 年産は、販売環境の改善の観点からも、堅調な業務需要などの生 産を強化するとともに、飼料用米等非主食用米の生産拡大や大豆等戦略作物の生 産拡大の取組を、自主的取組参考値も活用しながら進める。 〇 また、30 年以降の米政策を見据え、市場ニーズに応じた多様な米づくりを強化 するとともに、主食用米・非主食用米合わせた新潟米全体の需要拡大と、所得確 保に向けた多収穫・低コストの取組を推進する。 〇 なお、自主的取組参考値については、その趣旨と合わせ、方針作成者が農業者 に伝達するよう進める。 ○ 「水田フル活用ビジョン」については、水田において県、地域が取り組む需要 に応じた生産のための指針であることを踏まえ、関係者と十分協議した上で策定 するとともに、その実践に努める。 〇 2 さらに、30 年産以降の米政策の見直しへ円滑に移行するため、国の動向や県の 会議の検討結果を踏まえた上で、推進体制等の検討や農業者への周知を進める。 推進項目及び推進内容 推進項目 推進内容 ・ ① 経営所得安定対策 等の取組推進 ② 需要に応じた米生産の定着に向けた経営所得安定対策や 非主食用米等の各種メリット措置の的確な情報提供の実施 ・ ナラシ対策の加入推進に向けた周知・申請支援等の実施 ・ 「新潟米」の販売環境の適切な情報提供と需要に基づく 水田フル活用ビジ 多様な米づくりの推進 ョン等に基づく水田 ・ を有効活用した農業 需要を踏まえ非主食用米等の誘導を推進し、水田フル活 用による所得確保のための多収穫・低コスト生産の推進 経営の安定化と食料 ・ 供給力の強化 大豆等戦略作物による水田の高度利用と園芸導入による 経営の新たな柱づくりの推進 ・ 調整水田等不作付地の活用推進 -1- 3 推進内容の分担 (1)経営所得安定対策等の取組推進 県協議会(県地域協議会) ○ 地域協議会 制度内容や非主食用米のメリット等 ○ 情報提供と需要に応じた生産の推進 ○ 相談窓口の設置 制度内容や非主食用米の取組メリッ ト等の農業者への情報提供と需要に応 じた生産の推進 ○ 北陸農政局新潟支局と連携した制度 周知(説明会・集落座談会の開催等) (2)水田フル活用ビジョン等に基づく水田を有効活用した農業経営の安定化と食料供 給力の強化 県協議会(県地域協議会) 地域協議会 〇 「新潟米」の販売状況、在庫の状況等 ○ の情報提供 〇 ○ た産地交付金の活用方法の検討 産地交付金の活用方法等についての ○ 情報提供、事務支援 水田フル活用ビジョンの実現に向け 等 ○ 地域協議会ごとの作付状況の把握と ○ 情報発信 地域振興作物への支援策の検討 産地交付金の活用啓発 水田フル活用ビジョンの年度計画に 即した取組の実践 ○ 市町村が実施する改善計画が提出さ れている水田の現況確認・改善指導への 協力への通知 ○ -2- 申請に向けた事務手続き支援
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