専修⼤大学法学研究所主催 公開シンポジウム 韓国の法と社会・歴史 われわれは、なぜ韓国法に学ぶのか ⼀一⾐衣帯⽔水の⽇日本と韓国は、多くの友好と敵対の歴史を重ねてきた。このような両国の相克の歴史は、多くの点で 類似の法制度度を形成する⼀一⽅方で、儒教⽂文化受容の強弱、近代化における⾃自律律と他律律、国⼟土の分断の有無などを反 映して、法の制定と運⽤用において独⾃自の法⽂文化をも形成してきている。われわれは、この類似と相違の間にこそ、 両国にとっての新しい法制度度と運⽤用を創造するための⼤大きな⽰示唆が潜んでいると信ずる。今回のシンポジウムを 通じて、報告者とコメンテーター、そして聴衆の⽅方々とで、その存在の⼀一端でも明らかにすることができればと 願っている。 時 間 2017年年 2⽉月4⽇日 ⼟土 会場:専修大学神田キャンパス 1号館 301教室 受講は無料です。 事前の申込みは必要ございません。 直接会場にお越しください。 専修⼤大学神⽥田キャンパス プ ロ グ ラ ム 10:00~10:30 受付 10:30~10:45 趣旨説明:尹⿓龍龍澤(創価⼤大学法科⼤大学院) 10:45~11:45 第1部「韓国の裁判制度度における《司 法の政治化》という現象」 報告:岡克彦(福岡⼥女女⼦子⼤大学) コメント:⼤大⻄西楠・テア(専修⼤大学) 11:45~13:15 昼休憩 13:15~14:15 第2部「韓国の統治機構ー《⼤大統領領 制》と《憲法裁判所》」 東京都千代⽥田区神⽥田神保 町3ー8 報告:國分典⼦子(名古屋⼤大学⼤大学院) コメント:⼆二本柳柳⾼高信(専修⼤大学) アクセス: JR ⽔水道橋駅⻄西⼝口徒歩7分 地下鉄 九段下駅 5番出 ⼝口徒歩3分 地下鉄 神保町駅 A2出 ⼝口徒歩3分 第3部「変⾰革期の《家族》と法」 14:30~15:30 15:30-16:00 報告:⻘青⽊木清(南⼭山⼤大学) コメント:佐々⽊木健(専修⼤大学) 主催者(法学研究所)より ◆報告者のプロフィールと講演内容 岡 克彦 國分 典⼦子 ⻘青⽊木 清 名古屋⼤大学⼤大学院法学研究科教授 南⼭山⼤大学法学部教授 専⾨門は、憲法、韓国法。韓国を中⼼心に東ア ジアの憲法裁判制度度、国籍をテーマとした 東アジアの国⺠民確定の問題。東アジアの家 族法とジェンダーの問題を研究。著書とし て、『韓国国籍法の逐条解説』〔共著〕 (2014年年・明⽯石書店)、『在⽇日のための韓 国国籍法⼊入⾨門』〔共著〕(1999年年、明⽯石書 店)。 専⾨門は、憲法、韓国法。現代韓国の統治機 構および東アジアの近代国家思想形成過程 専⾨門は、国際私法、韓国法。⽇日韓の渉外的 私法関係、とりわけ家族の問題に焦点をあ てて研究を⾏行行っている。著書として、『韓 国家族法』(2016年年、信⼭山社)、『国際 〈家族と法〉』〔共編著〕(2012年年、⼋八千 代出版)、『韓国家族法⼊入⾨門』〔共著〕 (1986年年、有斐閣)。 福岡⼥女女⼦子⼤大学国際⽂文理理学部教授 慰安婦や領領⼟土問題などで韓国政府が「反⽇日 化」へと傾斜した主な原因としては、韓国 の裁判所による司法的な影響があるといわ れている(司法の政治化)。本報告では、 ⽴立立法府や⾏行行政府の政治過程における司法の 役割とその問題性を明らかにする。 を研究対象としている。著書として、『東 アジア世界と憲法思想』(2012年年、慶應 ⼤大学出版会)、『アジアの憲法⼊入⾨門』〔共 編著〕(2010年年、⽇日本評論論社)、『⽇日韓 憲法学の対話I総論論・統治機構』〔共編 著〕(2012年年、尚学社)。 ・・ 昨今のニュースで、⽇日本でも韓国の⼤大統 領領制や弾劾権限をもつ憲法裁判所制度度が ⼤大きくとり上げられた。本報告では、⽇日 本にはない両制度度が今⽇日の韓国で有する 機能と意義を歴史的背景を踏まえつつ探 ることとしたい。 韓国社会の、この20年年の変化が激しい。 家族のありようも⼤大きく変わってきてい る。そこで、本報告では、家族法や法意 識識といったものを⼿手がかりに、そうした 韓国社会の変化の⼀一端を探ってみること にしたい。 お問い合わせ先 専修⼤大学 法学研究所事務局 東京都千代⽥田区神⽥田神保町3-‐‑‒8 1号館12階 TEL: (03)3265-‐‑‒5973 [email protected]‐‑‒u.ac.jp
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