平成28年度第3回 石川県入札監視委員会 議事要旨 意見・質問 回答 <一般競争入札案件> ① 加賀沿岸流域下水道(梯川処理区)根上 第一中継ポンプ場設備工事(電気計装設 備) ・ 入札参加資格要件を満たす業者はどれぐ ・ 29者である。 らいいるのか。 ・ 入札参加申請をしてきた2者で、技術提 ・ 点数が高い方は記載内容が詳しく、ボリ 案の点数が大きく離れているが、どうい ュームもあった。 った点で差がついたのか。 ・ 総合評価の地域精通度で差がつく理由は ・ 旧土木事務所管内に営業所がある業者に なにか。 ついて2点の加点を行っている。 ・ 本件の改修について、今回が初めてなの ・ 当該部分については今回が初めてであ か、これまでに何回か行っているのか。 る。 ・ この設備の当初の工事はどこが行ったの ・ 落札者とは異なる設備メーカーである。 か。 ・ 1者辞退しているが、辞退したタイミン ・ 入札参加資格確認申請受理後の6月22 グはいつか。 日である。 ・ 辞退した事情はなにか。 ・ 確認はしていない。推測ではあるが、技 術者の配置の面での問題などが考えられ る。 ・ 工事としては機器自体を元請業者が製 ・ 元請業者が設備メーカーから機器を購入 作・設置までを行うのか、もしくは元請 し、現地まで搬入及び設置を行う工事で 業者がメーカーから機器を購入して設置 ある。 のみ行うもののどちらか。 ・ 設置のみの工事であれば難しいように思 ・ 機器の購入費用が、金額的に大きなウエ えないが、なぜ2者しか入札に参加して イトを占めており、入札に参加するか否 こないのか。 かは、設備メーカ―との関係や、機器の 購入金額などから判断しているものと考 1 平成28年度第3回 石川県入札監視委員会 意見・質問 議事要旨 回答 えられる。 ・ メーカーとの金額交渉などができ、能力 ・ 今回の機器自体には特にメーカー指定を が高い業者しか参加できないようになっ している訳ではなく、こちらの求める仕 ているということか。 様のものを要求しているものであるが、 機器の購入に際して、メーカーとの関係 等が入札参加に影響している可能性はあ る。 ・ 今回の落札業者は当初の機器を設置した ・ そういうわけではない。 メーカーの代理店になっているのか。 ② 石川県水道用水供給事業 備修繕工事 沈澱池機械設 ・ 平成26年に一度修繕を行ったのか。 ・ 点検業務を実施している。 ・ 2年ぐらいのスパンで施設の修繕を行 ・ 一度点検を行い、そこで判明した劣化箇 い、点検は毎年行っているのか。 所等を毎年少しずつ直している。汚泥掻 寄機は4~5年周期で、フロキュレータ 等については7~8年周期で点検を行 い、その都度不具合のある箇所を順次直 すこととしている。 ・ 入札参加資格要件で営業所の所在地を限 ・ 県内2者、県外23者が要件に該当して 定していないが、県内業者だと何者が入 いる。 札参加資格要件を満たすのか。 ・ 前回修繕をしたときの入札の参加者はど ・ 今回と同じである。 うだったか。 ・ 県内に入札参加資格要件を満たす2者が ・ 沈澱池の中で動く機械の軸には特殊な金 いても、フロキュレータ等の修繕となる 属が溶射されてメッキのようになってお と、結局県外の1者しか参加しないとい り、軸を押さえる軸受けについても、隙 うことか。 間があると泥が入りこみ、押さえすぎる と摩耗が早いなど、県内の業者では施工 が難しい部分もあると聞いている。 2 平成28年度第3回 石川県入札監視委員会 意見・質問 議事要旨 回答 ③ 平成28年度農業用施設石綿対策特別事 業 下福田地区 パイプライン工事 ・ 関連工事1、2は同じ業者が入札参加し ・ 関連工事2の入札参加者については別の ているのか。ダルマ落とし方式で実施し 業者も参加している。ダルマ落とし方式 たのか。 で実施した。 ・ 関連工事3は指名競争入札で実施してお ・ 本件工事と関連工事3では、一定の距離 り、本件工事を落札した業者がそちらも が離れているので、本件工事の落札者で 落札しているが、問題はないのか。 あっても、関連工事3の指名者となり得 る取扱いとしている。 ・ 関連工事3はダルマ落とし方式の中に入 ・ 入っていない。本件工事は関連工事1及 っていないのか。 び2の落札者決定後に発注している。 ・ 関連工事3は、10者指名したと説明が ・ 10者指名し、1者が棄権した。 あったが、入札参加者は9者と記載があ る。 <指名競争入札案件> ④ 平成28年度防災林造成事業 山腹工事 左礫地区 ・ 関連工事は昨年の工事であるが、同じ業 ・ 同じ業者が落札している。 者が落札しているのか。 ・ 10者指名しているけれども同じ業者が ・ 結果的にそうなっている。 継続して仕事をしている。結果的にそう なっているという解釈か。 ・ 落札率が 98.0%と高く、各社の入札金額 ・ 落札率については、本工事の施工場所が にもあまり差がないがどのように考えて 県内においても急峻な地形であるため、 いるか。 施工条件が厳しいという点が影響してい るのではないかと考える。入札金額に差 がないという点については、適切な設計 と積算に基づいて予定価格を決定してい 3 平成28年度第3回 石川県入札監視委員会 意見・質問 議事要旨 回答 るので、入札参加者においても同じよう な積算となったと考えている。 ・ 同じ場所で同じ工事を何度も分けて発注 ・ 特にそのようなことはないと考えてい する場合、先に施工した業者以外の業者 る。 が今後発注される工事で施工しにくい点 が出てくるのか。 ・ 急峻な斜面であるというだけで、工事の ・ 簡単な工事とは言えない。地形、地質の 難易度は高くないのか。 特性に精通している必要がある。 ・ 似たような工事を同じような場所でやっ ・ 必ずしもそうではないが、結果としてそ ているケースは、他の場所でもあると思 うなっているところもある。 うが、他も最初に施工した業者が他の同 じような工事を続けて施工しているの か。 ⑤ 平成28年度国営造成揚水施設等管理事 業 手取川地区大日川ダム取水塔ゲート 整備工事 ・ 関連工事の工期は1年以上あるが何か理 ・ 関連工事はスクリーンの取替工事であ 由があるのか。 り、ダムの水位が高い春から夏にかけて は作業ができないため、1年以上の工期 を設定している。 ・ 関連工事と本件工事は同じ業者が落札し ・ 不都合は生じない。 ているが、同じ業者でなければ何か不都 合が生じるのか。 ・ 本件工事は保守工事になると思うが、こ ・ 当該箇所については初めてであるが、他 のような工事は今までもしているのか。 のダム維持修繕に係る工事では発注実績 がある。 ・ その工事は競争入札を実施しているの ・ 競争入札にて実施しており、別の業者が か。本件とは別の業者が施工しているの 落札している工事もある。 か。 4 平成28年度第3回 石川県入札監視委員会 意見・質問 ⑥ 議事要旨 回答 運転免許センター等ライン塗替工事 ・ 指名業者選定にあたって、施工に要する ・ 機械を保有している者や施工実績のある 機械の保有状況及び当該施設における施 者を優先して選定している。 工実績を勘案とあるが、どのように勘案 したのか。 ・ ラインの塗替えをするだけなのに、当該 ・ 路面状況などを把握している業者の方 施設での施工実績は必要なのか。 が、適切な工事ができると判断して、施 工実績のある業者を選定している。 ・ 施工に要する機械を保有していないが、 ・ 金沢市内で機械を保有している業者が7 過去の施工実績がある業者はいるのか。 者あり、そちらを優先して選び、それ以 外の1者を選ぶ際に過去の施工実績のあ る1者を優先した次第である。 ・ 一般道については、あらゆる道路を確認 ・ 各警察署の管内で定期的に確認し、塗替 した上で、優先度を決めて計画的に工事 えが必要となるものを本部まで報告して を行っているのか。 もらい、その中から程度等を鑑みて優先 順位をつけて計画的に工事を行ってい る。 ⑦ 金沢城公園整備工事(黒門改修工) ・ この門は特殊なものなのか。 ・ そのようなことはない。 ・ 費用が材料費と設置だけと考えると、か ・ 本件は黒門の門扉の改修が主だが、門扉 なり予定価格が高いように思えるがどう の設置に伴う黒門口周辺の縁石や樹木の か。 整備等も総合的に行うものである。 ・ 門扉は予定価格の一部ということか。 ・ そのとおりである。門扉が大体7割程度 である。 ・ まだ兼六園や金沢城公園でアルミ製の門 ・ 甚右衛門坂に1か所、一般の方は入園で 扉は残っているのか。 きない管理用の通路があり、管理上の都 合で、そこだけアルミ製の門扉となって 5 平成28年度第3回 石川県入札監視委員会 意見・質問 議事要旨 回答 いる。その他は木製の柵などになってい る。 ・ そのアルミ製の門扉の改修の予定はある ・ 今のところ予定はしていない。 のか。 ・ 指名選定において選定しなかった理由と ・ 金沢城公園内で、現在工事を施工してい して「近接工事施工中」とあるが、近接 る者について指名から除いている。 とはどこを指し、現在も施工中の工事な のか。 6
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