平成28年度第4回 石川県入札監視委員会 議事要旨 意見・質問 回答

平成28年度第4回
石川県入札監視委員会
議事要旨
意見・質問
回答
<一般競争入札案件>
①一般国道249号国道改築6類工事(米町
川橋P1橋脚工)
・ 本件は橋の架け替え工事だが、工事名の ・ バイパス等、国道を道路改良する際に使
「改築」はどういう意味か。
用する言葉である。
・ この地域は軟弱地盤なのか。
・ 軟弱地盤であり、杭の本数も多くなって
いる。
・ 橋長だけを見ると途中に橋脚が必要ない ・ 全体の橋長が70メートルあり、経済性
ように思うがどうか。
を考慮して二径間の橋りょうとした。
・ 落札者は技術提案の点数がずば抜けて高 ・ 軟弱地盤の杭の施工に関して、杭の打ち
いが、どういう点で他入札参加者と評価
込みや、現場での鋼管杭の溶接の確認方
に差がでたのか。
法、あるいは不測の事態に備えた現場の
対応案などで評価が高くなった。
・ 総合評価の同種工事の実績の部分で、加 ・ 本件は鋼管杭の基礎であるため、過去の
点のある業者とない業者の違いは何か。
施工実績において、鋼管杭の基礎で高さ
が5メートル以上の橋脚工事の実績があ
る業者が加点されている。杭基礎の橋脚
の施工実績はあるものの、鋼管杭ではな
く、コンクリート杭基礎の橋脚工事であ
った業者については加点がされていな
い。
・ 総合評価の配置予定技術者の能力におい ・ 配置予定技術者が、過去の工事において、
て、同種工事の実績で主任技術者等の部
鋼管杭基礎の橋脚工事を施工した実績の
分に加点のある業者とない業者の違いは
あるものについて加点をしている。
何か。
・ 中能登土木総合事務所管内で、入札参加 ・ 16者である。
資格要件を満たす業者は何者か。
・ 一般競争を公告する上で、入札参加資格 ・ 概ね20者以上としている。
要件を満たす業者をどれだけ確保する必
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回答
要があるのか。
・ 評価Ⅰ型の3つの技術提案の配点は誰が ・ 公告を行う前段階で学識経験者と相談を
どのように決定しているのか。
しながら決定している。
② 一般国道249号トンネル修繕工事(中
屋トンネル)(非常用設備工その1)
・ 入札参加者が2者だが、入札参加資格要 ・ 20者である。
件を満たす業者は何者か。
・ 公告を行ってから入札の説明会は行って ・ 入札説明会は行っていないが、書面での
いるのか。
質疑・回答を受け付けている。
・ 入札に参加している業者は、何者が入札 ・ 入札日時点で他者の参加状況は公表して
に参加しているのかわからないのか。
いない。
・ 関連工事の入札参加者数が2者だが、本 ・ 同じ業者である。
件に入札参加している2者と同じなの
か。
・ 本件、関連工事ともに最低制限価格での ・ 入札参加者から詳細は聞いていないが、
入札となっているが、どう見るべきか。
非常に受注意欲が高かったと考えられ
る。
③小松警察署(仮称)白江・長田交番建設工
事
・ 入札辞退者が1者いるが、辞退のタイミ ・ 総合評価の技術資料等の提出はあった
ングはいつか。また、なぜ辞退したのか。
が、入札を行う直前に辞退の連絡があっ
た。辞退の理由は確認していない。
・ 総合評価の地域貢献において、災害活動 ・ 地元の土木総合事務所等と災害協定を締
とあるが、具体的にどういった内容か。
結しており、応急危険度判定士を雇用し
ている者は2点、災害協定を締結してい
る若しくは応急危険度判定士を雇用して
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意見・質問
回答
いる者には1点の加点を行っている。
・ 入札参加資格要件を満たす者は何者いた ・ 20者である。
のか。
・ 評価Ⅱ型の簡易な技術提案について、3 ・ 3つの提案について各項目で個別に採点
つの配点はどうなっているのか。
を行い合計するわけではなく、3つを総
括して、0~5点の6段階評価で点数を
つけている。
・ なぜ評価点に小数点がでてくるのか。
・ 採点者が複数名おり、その平均点が評価
点となっているため、小数点が生じる場
合がある。
・ 3つの提案内容について採点時の重要性 ・ どれも重要性は同じである。
はどれも同じなのか。
・ 採点者が整数で点数を付けた後に、平均 ・ 石川県では上記の採点方法で統一を図っ
して小数点をだすのであれば、最初から
採点者が採点する際に小数点までつけ
て、その後平均点をとったほうが良いの
ではないか。
ているところである。
・ 警察本部は発注者として技術提案の審査 ・ 建築職の者が警察本部にも配置されてい
等をする能力のある者がいるのか。
ることから評価能力に問題はない。
・ 近年交番は集約の傾向にあるのか。
・ 傾向とまでは言えないが、建物の老朽化
が進んだ交番の地域が重なった場合は、
統廃合を検討することもある。
<指名競争入札案件>
④ 平成28年度 基幹水利施設予防保全対
策事業 能瀬地区 水門補修工事
・ 指名した者のうち2者が辞退している ・ 契約辞退となればペナルティはあるが、
が、ペナルティなどはあるのか。
入札辞退にペナルティはない。今回の入
札辞退については、各々の業者の都合で
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意見・質問
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回答
辞退したものと考えている。
・ 関連工事は一般競争入札で実施してお ・ 本工事の指名者のうち、2者は関連工事
り、5者が応札している。この5者は今
の入札参加者となっている。
回の工事で指名しているのか。
・ 先に県内業者、次に県外業者を指名して ・ 契約書類への対応や、災害発生時などの
いるが、主たる営業所が県内にあるか県
緊急時に迅速に対応できるか等を考慮
外にあるかで分ける意味があるのか。
し、県内業者を優先している。
・ A等級から指名したとあるが、等級に関 ・ 等級に関係なく指名しているが、年平均
係なく指名しているのではないのか。
完成工事高の要件や、水門工事の実績の
ある業者を選定した結果、A等級業者と
なっている。
⑤ 平成28年度 生産性強化対策(林業専
用道(規格相当)整備)事業 五輪2号
線 開設工事
・ 輪島市内のC等級業者では指名者が不足 ・ 輪島市内のB等級業者について、当該地
するため、直近上位の輪島市内のB等級
域での実績や同種工事の実績、施工場所
からも指名しているかと思うが、同じ輪
からの距離で指名者を選定した結果、旧
島市内のB等級業者でも、旧門前町の業
門前町の業者が指名から外れることとな
者は指名から外したのか。
った。
・ この工事は、前年の開設工事の延長かと ・ 同じである。
思うが、前年の工事と本工事の指名者は
同じなのか。
・ 前回の工事を落札した業者は後の工事の ・ 前回の工事が竣工した後に、本工事を発
入札に有利になるのか。
注している。施工現場の状況等について
は前回の工事を施工した業者は把握して
いる。
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議事要旨
意見・質問
⑥
回答
一般県道松任美川線 橋りょう補修(防
災・安全)工事(無名橋215外1橋)
(断
面修復工)
・ 関連工事の場所は本件工事の近くなの ・ 本件よりも野々市よりの場所での工事で
か。
ある。
・ 関連工事は補修工事としては本件工事と ・ 同内容であり、本件工事と関連工事はダ
同内容で、指名業者も同様なのか。
ルマ方式で発注しているため、指名業者
も同一である。
・ 橋りょうの補修工事であり、重要構造物 ・ 橋りょうについては、全て重要構造物と
であることから特別の技術を要するとい
なっている。
うことで発注金額に関係なく業者を指名
しているが、重要構造物でない橋りょう
はあるのか。
・ A等級の業者から指名をしているが、B ・ 橋梁の補修工事ではあるが、数量的には
やCの業者からは指名しないのか。
小さくとも、技術力が要求されるもので
あり、全土木事務所で統一して、基本的
にはA等級から業者を指名することして
いる。
⑦ 医王特別支援学校 昇降機改修工事
・ 東芝製のエレベータの改修は、民間の工 ・ エレベータの改修は直接施工と聞いてお
事でも東芝エレベータが受注しているの
り、代理店等を介さずに、東芝エレベー
か。
タが受注しているものと考える。
・ エレベータの更新であれば通常はここま ・ 全撤去型で設計をした場合、本件の価格
での金額にならないと考えるが、油圧式
より工事費が約900万円の増、全体改
からロープ式に変更するためこの金額に
修となれば別途設計委託もありもう少し
なるのか。
金額が跳ね上がる。今回は更新としたこ
とでコストが1,000万円ほど節減で
きたと考えている。
・ 落札率が99.5%だが、見積書を何度 ・ そのとおりである。
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意見・質問
議事要旨
回答
も提出してもらい、予定価格の範囲内に
おさまったときに契約を締結するのか。
・ 予定価格は県側で積算をしているのか。 ・ 県で積算のうえ設定している。
・ エレベータの改修は、基本的に最初に設 ・ エレベータが現に使用されており、人の
置した業者と随意契約をするものなの
出入りがあるところでは、コスト面での
か。
メリットもあり、本件のように更新を行
うことが多いと聞いている。
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