政策分析の量的方法(応用)2016 Quiz 2, December 13 問題 1 教科書

政策分析の量的方法(応用)2016
Quiz 2, December 13
問題 1 教科書第 7 章 Example7.5 の[7.9]式について、以下の問いに答えなさい。
(i) 経験年数 exper への収益率 return(註:これは exper が log(wage)に及ぼす影響と同義である)が
男女間で異なる事を許容するモデルを作成し、実際に異なるかどうか検定しなさい。[Hint: 第
7 章章末問題 8(ii)を参照しなさい。
また検定の際には、
帰無仮説・対立仮説を明記し、
授業 website
の第 7 章データを使用しなさい。] (3 点)
(ii) 問題(i)で作成したモデルのもとで、他の変数が一定の時、被説明変数 dependent variable である
log(wage)が最大となる経験年数 exper を答えなさい。[Hint: 第 6 章[6.13]式および Example 6.2
を参照しなさい。また問題(i)の検定結果に関わらず、男女別に答えなさい。](3 点)
(iii) 問題(i)で作成したモデルを前提に、在職年数 tenure への収益率 return が男女間で異なる事を許
容するモデルを作成し、実際に異なるかどうか検定しなさい。
(3 点)
(iv) 問題(iii)の結果を前提として、他の変数が一定の時、被説明変数 dependent variable である
log(wage)が最大となる在職年数 tenure を答えなさい。
(3 点)
問題 2 右表は賃金 wage の決定要因として、女 Dependent Variable: wage
1
2
3
性 female、経験年数 exper、教育年数 educ との
female
-3.2170
0.5741
0.3432
関係について、回帰結果を示したものである。
(1.018 2)
(1.67 56)
(1.6 349)
この表について下記の問いに答えなさい。
(表中
exper
0.0968
0.2282
0.4738
の adj.R-squared は自由度修正済み決定係数を表
(0.042 8)
(0.06 23)
(0.1 439)
す。F 検定等では通常の決定係数 R2 が必要であ
educ
0.8246
0.9271
0.7481
るため、必要に応じて教科書[6.22]式を用いて表
(0.206 0)
(0.19 63)
(0.2 134)
中の各モデルの R2 を算出すること。
)
exper*female
-0.2182
-0.2076
(i) 表のモデル 1 において、説明変数の係数が
(? )
(0.0 774)
すべて 0 とする仮説を検定しなさい。[Hint:
exper*exper
-0.0063
第 4 章[4.46]式を参照のこと。](2 点)
(0.0 033)
(ii) モデル 2 における変数 exper*female の t 値
constant
-3.1420
-6.9558
-6.0548
を求めなさい。[Hint: 第 4 章 Exploring
(3.147 9)
(3.255)
(3.2 029)
Further 4.5 を参照のこと。] (3 点)
adj.R-squared 0.4063
0.4805
0.5082
(iii) モデル 3 のもとで、他の変数を一定として Observations
50
50
50
職歴が賃金に及ぼす影響はどのようなも
standard errors in parenthesis
のとなるか。数式で表しなさい。また交差項の係数が同時に 0 となるとする帰無仮説を検定し
なさい。 (3 点)
提出 12 月 20 日(火)授業時に提出