平成28年3月16日各位中野区保健所長中野区感染症発生動向調査情報集計結果の送付について中野区の平成28年第10週（3月7日～3月13日）分情報、東京都・全国情報を下記のとおり送付いたします。中野区分につきましては最新の情報を提供しております。なお、速報性を優先していますので調査結果によっては、後日、情報が訂正されることがあります。記１中野区集計 ①　全数届出患者数一覧（中野区届出分） ②　定点報告疾患集計（中野区届出分）２　東京都感染症情報センター　感染症週報（第9週）３　厚生労働省/国立感染症研究所　IDWR感染症週報（第8週・抜粋）区内定点よりの調査票通信（10週速報）・インフルエンザ簡易検査の結果は、Ａ型68人、Ｂ型112人、臨床診断3人、計183人。定点当たり18.3人でした（小児科および内科インフルエンザ定点の合計）。コメント 2016年 2015年 350 2014年 300 定点報告人数 ●区内インフルエンザ定点からの患者報告数は 220人、定点当り22.0人でした。インフルエンザの流行は第5週以降徐々に減少して来ていますが、区内ではＢ型の検出割合が高くなっています。第10週に入って、小学校1校1クラスと中学校1校 2クラスがｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ様疾患による学年閉鎖を行なっています。都内は引き続きインフルエンザ流行警報が発令中です。インフルエンザ 400 250 200 150 100 50 0 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 ○Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点報告数はやや多い状態が続いています（２２人、定点当り３．７人）。 ○感染性胃腸炎の定点報告数はやや多い状態が続いています（７６人、定点当り１２．７人）。 ○今週、2類の全数届出として結核が報告されました。患者さんは50歳代の女性（肺結核、喀痰塗抹陽性）です。 ○今週、3類の全数届出として細菌性赤痢（血清型ソンネ）が報告されました。患者さんは20歳代の女性で、旅行中から下痢、腹痛があり、渡航先のタイ、ミャンマーでの感染と考えられます。 ○今週、4類の全数届出としてレジオネラ症（肺炎型）が報告されました。患者さんは60歳代の男性で発熱、肺炎、意識障害があり、間接蛍光抗体法による血清抗体の検出により診断されました。感染原因は不明です。 ○今週、5類の全数届出としてアメーバ赤痢（腸管アメーバ症）が報告されました。患者さんは40歳代の女性で、検診にて便潜血陽性、その後の大腸粘膜組織鏡検により病原体が検出されました。感染原因は不明です。 ○今週、5類の全数届出として後天性免疫不全症候群（AIDS）が報告されました。患者さんは20歳代の男性で、咳、呼吸困難がありニューモシスティス肺炎。同性間性的接触が原因とされています。 ○今週、5類の全数届出として梅毒が報告されました。患者さんは30歳代の男性（無症状病原体保有者）で、術前検査により陽性が判明しました。同性間および異性間性的接触が原因とされています。中野区感染症発生動向調査週報 http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/402000/d001703.html ①－１全数届出患者数一覧（中野区届出分）分類疾病名エボラ出血熱クリミア・コンゴ出血熱一痘そう（天然痘）南米出血熱類ペストマールブルグ病ラッサ熱急性灰白髄炎結核 06週 4 一類から四類感染症まで 07週 3 08週 1 09週 2016年 10週報告数 1 15 1 1 1 1 ジフテリア二重症急性呼吸器症候群（SARS）類中東呼吸器症候群（MARS）鳥インフルエンザ（H5N1）鳥インフルエンザ（H7N9）コレラ三細菌性赤痢腸管出血性大腸菌感染症類腸チフスパラチフス E型肝炎ウエストナイル熱（ウエストナイル脳炎を含む） A型肝炎エキノコックス症黄熱オウム病オムスク出血熱回帰熱キャサヌル森林熱Ｑ熱狂犬病コクシジオイデス症サル痘ジカウイルス感染症重症熱性血小板減少症候群（※注）腎症候性出血熱西部ウマ脳炎ダニ媒介脳炎炭疽チクングニア熱つつが虫病四デング熱類東部ウマ脳炎鳥インフルエンザ（H5N1及びN7N9を除くニパウイルス感染症日本紅斑熱日本脳炎ハンタウイルス肺症候群Ｂウイルス病鼻疸ブルセラ症ベネズエラウマ脳炎ヘンドラウイルス感染症発疹チフスボツリヌス症マラリア野兎病ライム病リッサウイルス感染症リフトバレー熱類鼻疸レジオネラ症レプトスピラ症ロッキー山紅斑熱 ※注：病原体がフレボウイルス属ＳＦＴＳウイルスであるものに限る。 ①－２全数届出患者数一覧（中野区届出分）分類疾病名五類感染症 2016年 06週 07週アメーバ赤痢 08週 09週 10週報告数 1 1 ウイルス性肝炎（E型肝炎及びA型肝炎を除く） 1 ｶﾙﾊﾞﾍﾟﾈﾑ耐性腸内細菌科細菌感染症急性脳炎クリプトスポリジウム症クロイツフェルト・ヤコブ病劇症型溶血性レンサ球菌感染症後天性免疫不全症候群ジアルジア症侵襲性インフルエンザ菌感染症五侵襲性髄膜炎菌感染症類侵襲性肺炎球菌感染症水痘（入院例に限る）先天性風しん症候群梅毒播種性クリプトコックス症破傷風バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症バンコマイシン耐性腸球菌感染症風しん麻しん薬剤耐性アシネトバクター感染症 1 1 4 2 1 1 1 5 ② 定点報告疾患集計（中野区分） 2016年疾病名インフルエンザインフルエンザ RSウイルス感染症咽頭結膜熱Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎感染性胃腸炎水痘手足口病小児科伝染性紅斑突発性発疹百日咳ヘルパンギーナ流行性耳下腺炎不明発疹症 MCLS（川崎病）急性出血性結膜炎眼科流行性角結膜炎細菌性髄膜炎無菌性髄膜炎基幹マイコプラズマ肺炎クラミジア肺炎(オウム病を除く) 感染性胃腸炎（※注）定点種別 06週 07週 08週 09週 10週報告数 315 313 265 220 183 2243 13 1 1 3 21 16 27 16 22 183 83 82 60 78 76 789 1 1 3 2 1 13 2 3 3 1 4 31 1 2 5 3 4 35 4 1 1 2 ※注：病原体がロタウイルスであるものに限る。中野区の定点インフルエンザ定点数小児科定点数眼科定点数基幹病院定点数性感染症（STI）定点　[月報] 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2 10 6 1 0 2