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(別添2)
仕様書
1.件名
平成28年度環境省ストレスチェック等業務
2.目的
本業務は、心理的な負担の程度を把握するための検査(以下「ストレスチェック」
という。
)、その結果に関する要件を満たす職員の申出に基づく医師による面接指導
(以下「面接指導」という。)等を行うことにより、職員自身のストレスへの気付
き及び対処に対する支援並びに職場環境の改善を推進し、もって職員の心が不健康
な状態となることを未然に防止することを目的とする。
3.業務内容
請負者は、環境本省の健康管理医を実施者とするストレスチェック、面接指導等
に係る業務を次のとおり行う。
なお、請負者は、8.のとおり環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報
セキュリティ対策を行うとともに、9.のとおり個人情報の保護管理を確保するこ
と。
(実施計画)
(1)請負者は、契約締結後速やかに、本業務の実施体制、本業務に従事する者、ス
ケジュール、業務の実施方法、報告書の構成等を記載した実施計画について、環
境省担当官と協議の上、作成すること。
(ストレスチェック)
(2)ストレスチェックの実施予定時期は平成29年1月下旬とする。
(3)ストレスチェックの実施回数は1回とする。
(4)ストレスチェックの対象は外局を除く環境省の職員約2,700名とする。
(5)ストレスチェックは、「心理的な負担の程度を把握するための検査及び同検査
の結果に基づく面接指導等の実施に関する指針について(通知)」
(平成27年1
2月1日付け職職-315号人事院事務総局職員福祉局長通知。以下「指針」と
いう。)別紙2の職業性ストレス簡易調査票によって実施する。なお、ストレス
チェックと目的が異なる検査項目を追加してはならない。
(6)請負者は、インターネット回線を利用したストレスチェックを行うための環境
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を提供すること。なお、動作環境等については次の要件を満たすこと。
ア
Windows7、Windows10 及び Internet Explorer11 を搭載した環境省職員用端
末で表示可能であること。動画等に対応するコンテンツは原則、HTML 及び
HTML5 で作成すること。
イ
環境省職員端末に搭載されている Web ブラウザ等へのアドオン(プラグイン)
の追加は、原則として認めない。
ウ
利用者ID及びパスワードによる認証機能を有すること。
(7)請負者は、インターネット回線利用に伴う情報セキュリティ対策を行うこと。
(8)請負者は、職員にストレスチェックに関する電子メールを送信する場合は、環
境省から提供する環境省ネットワークシステムにおける職員の電子メールアド
レスに送信すること。
(9)請負者は、職員に送付する電子メールを作成しようとするときは、環境省担当
官に協議し、その指示を踏まえて作成すること。
(10)請負者は、ストレスチェックを行うに当たり、職員に利用者ID、パスワー
ド等を電子メールにより送付すること。
(11)職員がストレスチェックの電子メールを受信してからストレスチェックを受
検することができる期間は14日程度とする。
(12)請負者は、職員の受検の有無に関する情報を環境省担当官に提供し、その指
示を受けて1回程度、請負者から職員に対して電子メールにより受検の勧奨を行
うこと。
(13)請負者は、ストレスチェック結果として、(5)の調査票に基づくストレス
の程度の評価を点数化して数値で示すとともに、ストレスの状況をレーダーチャ
ート等の図表で示すこと。
(14)請負者は、個々の職員のストレスチェック結果について、他の職員が閲覧す
ることができない方法で当該職員のみに通知すること。
(15)請負者は、ストレスチェック結果から、指針4(2)イに規定する二種類の
方法のそれぞれについて心理的な負担の高い職員(以下「高ストレス者」という。)
を選定すること。
(16)請負者は、職員のストレスチェック結果を実施者に提供すること。
(17)請負者は、高ストレス者であって医師による面接指導を受ける必要があると
実施者が認めた職員のみに対して、面接指導の対象であること、面接指導を受け
ることを希望する旨の申出の方法及び窓口、ストレスチェック結果の提供の同意
の方法などについて、電子メールにより通知すること。
(18)請負者は、(17)の通知の対象となった職員のうち、通知を送付した日か
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ら2週間を経過しても面接指導を受けることを希望する旨の申出等を行ってい
ない者に対して1回程度、電子メールにより申出の勧奨を行うこと。
(19)請負者は、ストレスチェック結果について、結果を通知した本人、実施者、
請負者のうち実施計画書において指定する本業務に従事する者、(29)の面接
指導を担当する医師以外は閲覧不可とする措置をとること。
(20)請負者は、職員のストレスチェック結果を8.
(4)に従って取り扱うこと。
(21)請負者は、職員からの電子メール又は電話による本業務に関する質問に対応
する窓口を設置すること。
(参考)心理的な負担の程度を把握するための検査及び同検査の結果に基づく面接指
導等の実施に関する指針について(通知)」
(平成27年12月1日付け職職-
315号人事院事務総局職員福祉局長通知)
http://www.jinji.go.jp/kisoku/tsuuchi/10_nouritu/1023000_H27shokushok
u315.htm
(ストレスに関する相談窓口)
(22)請負者は、(21)の窓口とは別に、職員が電話又は対面で相談することが
できるストレスに関する相談窓口(以下「相談窓口」という。)を設置する。
(23)請負者は、職員に対し、相談窓口の利用方法を周知すること。
(24)相談窓口への職員からの相談に対して、臨床心理士等が相談対応を行うこと。
(25)相談窓口は、(10)の電子メールを送付する日から平成29年3月24日
まで設置し、職員一人当たり電話又は対面で5回まで利用できるものとする。
(26)相談窓口は、月曜日から金曜日まで、概ね10時から18時まで利用できる
ものとする。
(27)請負者は、相談のあった職員の延べ人数、実人数を定期的に環境省担当官に
報告すること。
(面接指導)
(28)請負者は、(17)の通知の対象となった職員から、面接指導を受けること
を希望する旨の申出及びストレスチェック結果の提供の同意があったときは、そ
の旨を環境省担当官に報告すること。
(29)請負者は、(28)の申出等のあった職員について、当省の健康管理医が面
接指導を行う職員を除き、請負者が手配する医師により、職員一人当たり一回の
面接指導を行うこと。
(30)請負者の手配する医師が面接指導を行う職員の数は20人程度を予定してい
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る。ただし、著しい増減があった場合には、環境省担当官と速やかに協議しその
指示に従うこと。
(31)請負者は、面接指導を実施する医師に対して、事前に当該職員のストレスチ
ェック結果を提供するものとする。
(32)請負者の手配する医師が職員に面接指導を行う場合、請負者は、環境省担当
官から提供する当該職員の勤務の状況、心理的な負担の状況、心身の状況に関す
る情報について、当該医師に確認させるものとする。
(33)請負者の手配する医師が面接指導を行う場合、次に掲げる機関の所在地から
実施場所に到達するまでに要する時間は概ね1時間程度とする。
・環境本省
東京都千代田区霞が関 1-2-2
・北海道地方環境事務所
北海道札幌市北区北 8 条西 2 丁目
・東北地方環境事務所
宮城県仙台市青葉区本町 3-2-23
・福島環境再生事務所
福島県福島市栄町 11-25
・関東地方環境事務所
埼玉県さいたま市中央区新都心 11-2
・中部地方環境事務所
愛知県名古屋市中区三の丸 2-5-2
・近畿地方環境事務所
大阪府大阪市中央区大手前 1-7-31
・中国四国地方環境事務所
岡山県岡山市北区下石井 1-4-1
・九州地方環境事務所
熊本県熊本市西区春日 2-10-1
・那覇自然環境事務所
沖縄県那覇市樋川 1 丁目 15 番 15 号
(34)請負者の手配する医師が面接指導を行ったときは、請負者は、指導区分の決
定の要否、講ずべき事後措置の内容などについて、環境省担当官に報告すること。
(集団分析)
(35)請負者は、ストレスチェック結果について、環境省担当官から示す集団ごと、
及び当該集団をまとめたグループごとに集計し、その結果について分析すること。
(36)請負者は、仕事の量的負担、仕事のコントロール、上司又は同僚の支援など
の要因を分析することにより、各集団の健康リスクを求めること。
(37)請負者は、各集団の分析結果を図や表を使用して分かりやすく示すこと。
5.業務履行期限
平成29年3月31日まで
6.成果物
報告書等及びその電子データの仕様及び記載事項は、別添によること。
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(1)ストレスチェック等報告書 紙媒体1部、電子媒体1部
提出場所
環境省大臣官房会計課
(2)ストレスチェック結果
提出場所
電子媒体1部
実施者が指定する場所
7.著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以
下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
(2) 請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を行
使しないものとする。
(3)成果物の中に請負者が権利を有する著作物等(以下「既存著作物」という。)
が含まれている場合、その著作権は請負者に留保されるが、可能な限り、環境省
が第三者に二次利用することを許諾することを含めて、無償で既存著作物の利用
を許諾するものとする。
(4)成果物の中に第三者の著作物が含まれている場合、その著作権は第三者に留保
されるが、請負者は可能な限り、環境省が第三者に二次利用することを許諾する
ことを含めて、第三者から利用許諾を取得するものとする。
(5)成果物納品の際には、第三者が二次利用できる箇所とできない箇所の区別がつ
くように留意するものとする。
(6)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作
物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うもの
とする。
8.情報セキュリティの確保
請負者は、次の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1)請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とその
実施方法及び管理体制について環境省に書面(別紙1)で提出すること。
(2)請負者は、環境省から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機密性の
格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省からの指示
に応じて適切に取り扱うこと。
(3)請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策
の履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報セキ
ュリティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省の行う情報セキュリティ対
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策に関する監査を受け入れること。
(4)請負者は、環境省から提供された要機密情報が業務終了等により不要になった
場合には、確実に返却し、又は廃棄すること。廃棄した場合には、書面で報告す
ること。
また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省からの指示
に応じて適切に廃棄すること。廃棄した場合には、書面で報告すること。
(5) 請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を
書面(別紙2)で報告すること。
(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
9.個人情報の取扱い
(1)請負者は、個人情報の安全管理について、内部における責任体制を構築し、そ
の体制を維持しなければならない。
(2)請負者は、個人情報を取り扱う場所を定め、業務の着手前に書面により環境省
担当官に報告しなければならない。
(3)請負者は、本業務の履行により直接又は間接に知り得た個人情報を第三者に漏
らしてはならない。契約期間満了後又は契約解除後も同様とする。
(4)請負者は、本業務において利用する個人情報について、本業務以外の目的で利
用してはならない。また、環境省担当官に無断で第三者へ提供してはならない。
10.その他
請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、
あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協議しそ
の指示に従うこと。
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(別紙1)
平成
環境省大臣官房会計課長
年
月
日
殿
名称
代表者役職・氏名
印
平成28年度環境省ストレスチェック等業務に係る情報セキュリティ
対策の実施方法等について
平成28年度環境省ストレスチェック等業務に係る情報セキュリティ対策とその
実施方法及び管理体制について、下記のとおり届け出ます。
記
1.情報セキュリティの管理体制
(1)情報セキュリティ管理責任者
氏名
所属
役職
連絡先
TEL:
E-mail:
(2)情報セキュリティ管理担当者
氏名
所属
役職
連絡先
TEL:
E-mail:
(3)体制
※体制図を記載
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2.情報セキュリティ対策とその実施方法
環境省情報セキュリティポリシーを遵守し、情報セキュリティの確保のため次の
とおり対策を実施する。
(1)取り扱う環境省の情報の秘密保持等
【実施方法】
※仕様書の内容を確認し、実施方法を記述。以下の各項目も同様。
(2)情報セキュリティが侵害された場合の対処
【実施方法】
(3)情報セキュリティ対策の履行状況の確認
【実施方法】
(4)情報セキュリティ対策の履行が不十分であると思われる場合の対処
【実施方法】
(5)再請負に関する事項
【実施方法】
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(別紙2)
平成
環境省大臣官房会計課長
年
月
日
殿
名称
代表者役職・氏名
印
平成28年度環境省ストレスチェック等業務で実施した情報セキュリ
ティ対策について
平成28年度環境省ストレスチェック等業務で実施した情報セキュリティ対策を
下記のとおり報告します。
記
1.体制
2.取り扱う環境省の情報の秘密保持等
※「平成28年度環境省ストレスチェック等業務に係る情報セキュリティ対策の実施
方法等について」を踏まえ実施した各対策を記述。以下の項目も同様。
3.情報セキュリティが侵害された場合の対処
4.情報セキュリティ対策の履行状況の確認
5.情報セキュリティ対策の履行が不十分であると思われる場合の対処
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(別添)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 28 年2
月2日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこ
と。
なお、
「資材確認票」
(基本方針 204 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデ
ジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」
(基本方針 205 頁、表4参照)
を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下
の表示例を参考に、裏表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断
の基準にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを
用いて作製しています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考
に適切な表示を行うこと。
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
(3)
(2)による成果物に加え、
「PDF ファイル形式」による成果物を作成すること。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R とする。事業年度及び事業名称等を収納ケー
ス及び DVD-R に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。
3.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償
で速やかに必要な措置を講ずること。
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