生涯学習概論Ⅰ 生涯学習概論Ⅱ

授業コード 17000
生涯学習概論Ⅱ
授業コード 17010
[担 当 者]西井 麻美
[履修可能最小学年]Ⅰ
[開 講 期]1 期 [授 業 形 態]講義・演習 [単位]2 [受講者指定]
[担 当 者]西井 麻美
[開 講 期]2 期 [履修可能最小学年]Ⅰ
[授 業 形 態]講義・演習 [単位]2 [受講者指定] [対 象 学 科]
[対 象 学 科]
[対 象 資 格]社教主事・司書・学芸員
[対 象 資 格]社教主事
●本授業の概要:
●本授業の概要:
生涯学習社会の構築をめざした教育の取り組みや政策の展開について
国際社会の動向をふまえながら、生涯学習に関する施策・取り組みに
理解を深めるために、まず、これまでの生涯学習の流れや理論を把握し、
ついて考察する。近年、UNESCO や OECD などの国際機関やサミット
次に、生涯学習や社会教育に関する法律や施策について知る。さらに、
など様々な国際会議において、生涯学習をめぐる議論や施策が展開され
地域や学校、家庭と連携した教育実践、社会教育の専門的職員の役割に
ている。先進国のみならず、発展途上国や中進国における課題にも目を
ついても基礎的な理解を図る。
むけながら、総合的に生涯学習について考える。
●到達目標:
●到達目標:
我が国では、生涯学習社会の構築をめざした教育政策が展開されてい
る。生涯学習社会の構築をめざす施策の基礎となっている教育論や法規
について理解するとともに、生涯学習や社会教育に係わって、どのよう
な実践が展開されているかを把握する。また、生涯学習や社会教育の施
設や専門的職員の役割についての理解を図る。
生涯学習をめぐる国際的な動向をふまえて、国際社会における今日的
課題について把握することを通じて、生涯学習の本質についての理解を
深める。
●成績評価の基準:
課題提出50% 試験(あるいはレポート提出)50%の割合で評価す
る。
●留意事項:
学外の生涯学習活動に参加してもらう。
オフィスアワー 金曜日9.10限(出張等を除く)
●授業予定一覧:
1 オリエンテーション
2 今日の社会動向から生じる生涯学習と社会教育の課題
3 生涯学習・生涯教育論の原理と展開
4 生涯学習社会論(家庭教育、学校教育、社会教育の役割と連携)
5 生涯学習社会・知の循環型社会の構築にむけた取り組み
6 我が国の社会教育の異議と社会教育行政
7 国際社会における生涯学習の取り組み
8 我が国の生涯学習・社会教育関連法規および生涯学習振興政策につ
いて
9 生涯学習施設・社会教育施設
10 社会教育専門職員の役割と求められる資質・能力
●成績評価の基準:
発表(試験)50%、課題提出50%の割合で評価する。
●留意事項:
一部、地域の生涯学習活動の視察や参加を行ってもらう予定である。
オフィスアワー 授業中に指示する
●授業予定一覧:
1 オリエンテーション
2 持続可能な社会への志向
3 国際社会における持続発展教育の提案と展開
4 日本における持続発展教育政策
5 グローバリゼーションと生涯学習 6 異文化理解の生涯学習
7 文化リテラシー
8 海外を旅して自分探し
9 世界遺産学習
10 岡山での国際的教育活動 11 様々なつかがりから生涯学習を考える
12 生涯学習政策の動向 13 若者の生涯学習を考える(1)現状と課題 14 〃 (2)大学生にとっての生涯学習
11 自治体の生涯学習・社会教育の取り組み
12 身近な生涯学習実践を知ろう
13 学習支援のための学習情報提供・学習相談と生涯学習成果の認定
14 自分にとっての生涯学習を考える
15 まとめ
16 試験ないし課題提出
15 まとめ
試験(あるいは課題提出)
参考事例などを随時紹介するので、授業外学習として、それらについて
さらに調べたり、文献にあたるなどして、理解を深めて行って欲しい。
●準備学習(予習・復習)に必要な学修内容:
授業外学習を積極的にすすめるため、学外の生涯学習・社会教育活動に
ついて紹介等をするので、各自意欲を持って取り組んでもらいたい。
【必携書(教科書販売)】
よくわかる生涯学習,香川正弘・鈴木眞理・佐々木英和編,ミネルヴァ
書房
●準備学習(予習・復習)に必要な学修内容:
【必携書(教科書販売)】
持続可能な開発のための教育(ESD)の理論と実践,西井麻美・藤倉ま
なみ・大江ひろ子・西井寿里,ミネルヴァ書房
【必携書・参考書等(教科書販売以外)】
<参考書等>
授業中に逐次指示する
【必携書・参考書等(教科書販売以外)】
<参考書等>
授業中に指示する。
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社会教育
生涯学習概論Ⅰ
社会教育
社会教育計画
授業コード 17050
社会教育課題研究
授業コード 17080
[担 当 者]久井 英輔・山本 珠美
[履修可能最小学年]Ⅱ
[開 講 期]通年 [授 業 形 態]講義・演習 [単位]4 [受講者指定]
[担 当 者]西井 麻美・Jason Williams
[開 講 期]通年 [履修可能最小学年]Ⅲ
[授 業 形 態]講義・演習 [単位]4 [受講者指定] [対 象 学 科]
[対 象 学 科]
[対 象 資 格]社教主事
[対 象 資 格]社教主事
●本授業の概要:
本授業は、社会教育主事の資格取得のための必修科目である。社会教育主事は、各自治
体が策定している社会教育計画に基づき、公民館、図書館、博物館の設置・管理をはじめ、
住民のニーズに応じた、あるいは社会が必要としているテーマに関する講座の開設等をそ
の職務としている。
前期は社会教育計画に関わる基本事項の理解を定着させることを中心とする。特に、自
治体の社会教育事業や、社会教育における学習方法については、講義だけでなくグループ
ワークや施設見学を通じて理解を深める。
後期は社会教育計画の具体例の検討を通じて、社会教育主事としての実践的スキルを身
につける。
●到達目標:
①[全体]社会教育計画の基本について理解する。
②[とくに前期]自治体社会教育計画に関する基本的な知識を理解する。
③[とくに後期]自治体社会教育計画の実例を理解した上で、自ら学習プログラムの立案
ができるようになる。
●成績評価の基準:
レポート (50% ),および演習の成果物(グループワークに基づく発表内容など)(50% ) に
より総合的に評価する。
●留意事項:
前期後期ともに施設見学を予定しているが、見学日は履修者と相談の上、別途時間割外
に実施することもある。
●授業予定一覧:
1.前期のイントロダクション 2.社会教育行政の原則と仕組み
3.自治体社会教育行政の実際(1)
(自治体事業の事例紹介)
4.自治体社会教育行政の実際(2)
(社会教育施設の概要)
5.自治体社会教育施設の実際(3)
(見学施設の事前検討)
6.社会教育施設訪問(1)
(公民館)
7.社会教育施設訪問(2)
(男女共同参画センター)
8.自治体社会教育行政の実際(4)
(見学のふりかえり)
9.自治体社会教育行政の実際(5)
(社会教育関連法制)
10.自治体社会教育行政の実際(6)
(社会教育行政とボランティア)
11.学校・家庭・地域の連携と社会教育行政
12.ライフサイクル・成人学習の理論
13.社会教育における学習支援の方法
14.社会教育調査とデータの活用
15.前期のまとめ
16.後期のイントロダクション
17.自治体計画の構造および社会教育計画の概要
18.自治体社会教育計画の事例検討(1)
(都道府県)
19.自治体社会教育計画の事例検討(2)
(市町村)
20.自治体社会教育計画の事例検討(3)
(岡山県の事例を中心に)
21.社会教育施設訪問(3)
(岡山県生涯学習センター、業務説明)
22.社会教育施設訪問(4)
(岡山県生涯学習センター、事業運営の実務)
23.社会教育施設訪問(4続)
(岡山県生涯学習センター、事業運営への参加)
24.学習プログラム作成の基礎
25.学習プログラムの作成(1)
(内容検討)
26.学習プログラムの作成(2)
(内容精査)
27.学習プログラムの作成(3)
(最終確認・発表リハーサル)
28.学習プログラムの発表(1)
(前半グループの発表)
29.学習プログラムの発表(2)
(後半グループの発表)
30.後期のまとめ
●準備学習(予習・復習)に必要な学修内容:
前期は、社会教育行政や学習プログラムに関する基本的知識を検討する。後期での検討
の前提となるので、夏休み期間での十分な復習を期待する。また、岡山市内の社会教育施
設の見学を実施するが、見学対象施設の事業について、各自で事前調査することを求める
(詳細は授業内で説明する)
。
後期は、具体的な自治体社会教育計画および学習プログラムの検討を行うが、授業時間
内に紹介できる事例は限られる。岡山県や出身県など身近な事例を取っ掛かりに、自ら進
んで具体的事例の収集・検討を行うことを期待する。
【必携書(教科書販売)】
社会教育計画の基礎(新版)
,鈴木眞理・山本珠美・熊谷愼之輔(編)
,学文社
【必携書・参考書等(教科書販売以外)
】
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●本授業の概要:
社会教育や生涯学習についての学習を基に、コミュニティづくりや持続可能な
社会形成などの地域づくりの課題や、グローバル人材養成などの人づくりの課
題と連動している現代の学習課題を取り上げ、演習を行うと共に、地域の活動
にも目を向け、社会教育に対する理解を深める。
●到達目標:
今日の地域社会や国際社会に於ける生活課題や社会課題を具体的に掘り下げな
がら、学習課題を捉えていき、生涯学習や社会教育の専門的知見を深め、実践
的能力の育成を図る。
●成績評価の基準:
授業への参加態度40%、課題提出・発表60%の割合で、総合的に評価する。
●留意事項:
本授業は、オムニバス形式で行う。
グループ発表を取り入れる。
●授業予定一覧:
1.
1期オリエンテーション
2.生涯学習・社会教育を取り巻く社会の変化
3.現代社会の課題探求①現代社会に求められる「知」や「技能」
(無形文化を含む)
4.現代社会の課題探求②健康・スポーツと生涯学習・社会教育
(オリンピック・
パラリンピックをふまえた教育を含む)
5.現代社会の課題探求③情報化・雇用環境の変化と生涯学習・社会教育
6.現代社会の課題探求④環境問題と生涯学習・社会教育
7.現代社会の課題探求⑤少子高齢化と生涯学習・社会教育(地域や家族の絆を
ふくむ)
8.現代社会の課題探求⑥自然災害と生涯学習・社会教育
9.グローバル化と生涯学習・社会教育(1)地球規模の課題
10.グローバル化と生涯学習・社会教育(2)活動
11.持続可能な社会づくりと生涯学習・社会教育
12.ESD についての教育理論と政策
13.ESD の地域での実践
14.ESD の取組についての振り返り
15.訪問調査に関する準備:資料収集
16.
2期オリエンテーション
17.Power Point を用いた発表について(基礎)
18.Power Point を用いた発表について(応用)
19.発表準備(1)訪問調査の振り返り
20.発表準備(2)グループ討議
21.発表準備(3)スライド作成
22.発表準備(4)発表原稿作成
23.
21世紀の社会に生きる人間の教育に求められるもの
24.国際化と教育(1)理論
25.国際化と教育(2)活動
26.グループ発表(1)グループ1~3(予定)
27.グループ発表(2)グループ4~6(予定)
28.発表をふまえた報告集作成に向けたグループ討議
29.報告集感性
30.まとめ
試験(あるいは課題提出)
●準備学習(予習・復習)に必要な学修内容:
学生主体の演習を行うので、事前の資料調査やグループでの話し合いなどに十
分な時間を取ってもらいたい。また、事前事後の学習状況について、記録し報
告するよう求める。
【必携書(教科書販売)
】
教育の理念・歴史,田中智志・橋本美保,一藝社
【必携書・参考書等(教科書販売以外)
】
社会教育
社会教育施設論
授業コード 17090
[担 当 者]松橋 義樹
[履修可能最小学年]Ⅰ
[開 講 期]1 期 [単位]2 [受講者指定]
[授 業 形 態]講義 [対 象 学 科]
[対 象 資 格]社教主事
●本授業の概要:
人はさまざまな場で学んでいる。その中には「学校」のように学習支
援のしくみが最大限に制度化・体系化されている場もあるが、学校とは
異なる学習支援のしくみが整えられている場も多い。社会教育施設もそ
の一つである。
この授業では、
社会教育施設の基本的な役割やしくみを理解した上で、
各種社会教育施設の具体的な役割やしくみについて考えることをねらい
とする。
●到達目標:
・人々の学習を支援する施設の全体像について理解する。
・社会教育施設の全体像について理解する。
・各種社会教育施設の具体的役割について理解する。
●成績評価の基準:
・第5回(1日目の最後)の授業時に執筆してもらう小レポート 25%
・第10回(2日目の最後)の授業時に執筆してもらう小レポート 25%
・第15回(3日目の最後)の授業時に執筆してもらうレポート 50%
●留意事項:
この授業は、3日間の集中講義で実施する。
また、講義を中心とするが、グループ別討議も取り入れながら進める。
●授業予定一覧:
1 社会教育の基本的役割と特徴
2 人々の学習を支援する施設の全体像
3 学校の歴史的役割と特徴
4 社会教育施設の基本的役割
5 社会教育施設の全体像
6 公民館の具体的役割
7 図書館の具体的役割
8 博物館の具体的役割
9 青少年教育施設の具体的役割
10 女性教育施設の具体的役割
11 文化施設の具体的役割
12 さまざまな社会教育施設の役割
13 社会教育施設の設置をめぐる論点
14 社会教育施設の管理運営をめぐる論点
15 社会教育施設の現代的意義
●準備学習(予習・復習)に必要な学修内容:
社会教育及び社会教育施設に関する予備知識は特に問わないが、各回
の授業の内容について、自分がこれまでに経験してきた教育活動と結び
付けることで理解を深めてほしい。
【必携書(教科書販売)】
社会教育の施設論―社会教育の空間的展開を考える―(講座転形期の社
会教育Ⅲ)
,鈴木眞理・井上伸良・大木真徳,学文社
【必携書・参考書等(教科書販売以外)】
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