注目集める第4次産業革命と 第3次産業革命時の株価への影響

2016年12月1日号
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注目集める第4次産業革命と
第3次産業革命時の株価への影響
■国際競争力を高める切り札「第4次産業革命」
世界の製造業では、ロボットやAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット化)といった最新の技術を駆使
世界
製 業
、
ッ
(人
能)、 (
ネッ 化)
最新 技術 駆使
して、すべての工程を人の手を介さずに自動化する「第4次産業革命」に注目が集まっています。第4次
産業革命では、AIが工場内のロボットなどに対して最適な指示を出し、工場全体の生産効率を高めると
されています。さらに工場同士をネットワークでつなげ、製品の設計から部品の調達、流通までのすべ
てをAIが管理することで、生産コストを大幅に削減することが出来ると期待されています。
ドイツでは、「Industry 4.0」で国策として第4次産業革命が推進されているほか、日本でも「日本再興戦
略2016」で、成長戦略の柱として「第4次産業革命の実現」が冒頭に挙げられており、2020年までに官民
一体で30兆円の関連市場を生み出すという高い目標が掲げられているなど、各国で種々の関連政策
が打ち出されています。
■過去の産業革命の変遷
過去の産業革命を振り返ってみると、蒸気の活用が進んだ第1次産業革命、電気の活用が進んだ第2
次産業革命、そしてITや産業用ロボットの活用が進んだ第3次産業革命と、それぞれのフェーズにおい
て製造業の生産性は大きく向上してきました
て製造業の生産性は大きく向上してきました。
このような新たな産業革命が生まれる背景には、技術の進歩はさることながら、政策の後押しも重要な
役割を担っていると考えられます。そこで、第3次産業革命と言われたIT革命期における米国での政策
の後押しと、関連業界への株価の影響について、次ページにてご紹介いたします。
産業革命の変遷
※上記はイメージ図です。
■当資料は、日興アセットマネジメントが注目集める第4次産業革命と第3次産業革命における関連企業の株価への影響についてお伝えする
ことなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何
等影響を与えるものではありません。■投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているた
め、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合が
あります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
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■第3次産業革命を後押しした米国の国策“情報スーパーハイウェイ構想”
米国のクリントン大統領(当時候補)は1992年の大統領選挙期間中に、情報教育、情報産業の発展を
通して米国の産業競争力を強化すべく「すべての家庭、企業、研究室、教室、図書館、病院を結ぶ情
報ネットワークをつくる」と“情報スーパーハイウェイ構想”を発表しました。
1993年にクリントン政権が発足すると、同政策が推し進められ、インターネットが急速に普及するのに伴
ない、関連業界の業績は徐々に拡大し、株価も大きく上昇しました。
情報スーパーハイウェイ構想発表後、関連セクターの株価は大きく上昇
(米ドル)
1000
【S&P500情報技術指数とEPS(1株当たり利益)の推移】
(1990年12月末
1999年12月末)
(1990年12月末~1999年12月末)
(米ドル)
15
急成長期
EPS:右軸
800
10
S&P500情報技術指数:左軸
1999年12月末)
600
5
400
0
200
-5
0
90年12月
(1990年12月末~
株価
12.4倍
EPS
2.7倍
-10
92年12月
94年12月
96年12月
98年12月
【マイクロソフトの株価とEPS(1株当たり利益)の推移】
(1990年12月末~1999年12月末)
(米ドル)
(米ドル)
60
1.2
EPS:右軸
50
1.0
株価:左軸
40
0.8
30
0.6
20
0.4
10
0.2
0
90年12月
45
急成長期
(1990年12月末~
1999年12月末)
株価
55.9倍
EPS
20.0倍
0.0
92年12月
94年12月
96年12月
【インテルの株価とEPS(1株当たり利益)の推移】
(1990年12月末~1999年12月末)
(米ドル)
98年12月
(米ドル)
1.5
急成長期
EPS:右軸
36
1.2
株価:左軸
1999年12月末)
27
0.9
18
0.6
9
0.3
0
90年12月
(1990年12月末~
株価
34.2倍
EPS
11.6倍
0.0
92年12月
94年12月
96年12月
98年12月
信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成
※掲載銘柄について売買などを推奨するものではありません。また、弊社ファンドにおける保有の有無、並びに将来の組み入れもしくは売
却を示唆するものでもありません。※掲載銘柄については、S&P500指数の情報技術セクターにおいて、1990年~1999年の年末における時
価総額の平均が大きい2銘柄について記載しています。※上記はあくまでも過去の事例であり、当該銘柄等の将来のパフォーマンスを示唆
価総額 平均が大き 銘柄に
て記載して ます ※上記はあくまでも過去 事例であり 当該銘柄等 将来 パ
を示唆
するものではありません。
※グラフ、データは過去のものであり、将来を約束するものではありません。
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ことなどを目的として作成した資料であり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、当資料に掲載する内容は、弊社ファンドの運用に何
等影響を与えるものではありません。■投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているた
め、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合が
あります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。