第 4 回 ミニットペーパー 小田中直樹 ・この講義も折り返し点をすぎた

2016 年度「経済学史」
第 4 回 ミニットペーパー
小田中直樹
・この講義も折り返し点をすぎた。中間テストも思ったより上手くいったので、残る 3 つ
のクールも頑張りたい。
・いつもわかりやすい授業ありがとうございます。最近自分の高校の OB だと知りました。
・財の価格決定に関して、その膨大な情報を市場がどう処理するのか気になった。価格決
定のメカニズムには難度も触れたが、情報量を考えたことはなく、新鮮でした。ハイエク
の思考が興味深かった。市場とは、情報とは、当たり前に理解していると思い込んでいる
ことを疑問視できるのはすごいことだろう。
・ハイエクの市場認識に関して、他者と情報をつき合わせて相互に情報をリニューアルし
てゆくという活動は、日常生活では重要性は気付いていたけれども、そのことを市場の認
識にまで適用したのはすごいと思う。
・テストって内容加味されるんですか? 文字の大きさ勝負のような気がします。
・結局のところ政府と市場はともに失敗しているとのことだったが、とすると、政府と市
場がともに(同時に)失敗した際に、その状態から回復するにはどうすればよいのか。
・過去の東洋経済に経済学史のことが書いてあり、小田中先生の講義を思い出しました。
・市場の失敗のところで、公共財は価格の決定が出来ないとありました。一方、余剰分析
は価格が存在することが前提となっています。この場合、公共財の余剰あるいは便益はど
のように評価すればよいのでしょうか。
・ランゲの理論に出てくる希望需要・希望供給が実際の需要・供給と一致するのか疑問に
思った。合理的な算出方法はあるのでしょうか。
・黒板を消すのがちょっと早いです。これまでの授業でわからなかったことがわかって楽
しいです。
・各学派の特徴や歴史的役割を簡潔にまとめてほしいです。
・授業では(あるいは教科書でも)経済計算の困難は、各経済主体から集められた情報が
膨大であることに求められていた。しかし、経済計算の困難は、各経済主体に適切な(あ
るいは本当の)情報を表明する誘因を与えることができないことにあるのではないだろう
か。詳しくは鈴村(1982, 2012)を参照されたい。
・中間テストはよい復習の機会になりました。教科書に沿って授業が進んでいるので、復
習しやすかったです。
・市場も政府も、個人が利益最大化を目指すものと捉えると、最終的に同じものと捉えら
れるのは面白い。
・私は、昔から、歴史を覚えるのが(とくにカタカナの名前)苦手なのですが、経済学史
においても全体の流れを覚えることは重要ですか?
・個々の説明が具体的なので、わかりやすい。
・「市場」「政府」など、なんとなくよく使うから使いまわしてしまう言葉は多いですが、
じゃあその実態はなんだ?、と考えると、また異なったものの捉え方やメカニズムが見え
てくることがあり、面白いと感じました。
・ハイエクはケインズと対立したらしいが、具体的にどのような点で対立したのかが気に
なる。
・たとえがわかりやすかったです。
・テストをおこなう際は、もう少し広い教室でお願いします!!
・余剰の概念は面白かったです。
・評価 B をとりたい。
・つねに意見の対比があってこそ、理論は作りあげられる。あとは、先に進みすぎた理論
は、その時代では受入れられず、未来で正しさが証明される。
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