2016年度 八ケタ会「ふじ」目合わせ 報告

2016年度 八ケタ会「ふじ」目合わせ 報告
日時:10 月 29 日・30 日
場所:長野県長野市のりんご・巨峰生産者「八ケタ会」
目合わせに行って来ました。
下記の出荷基準について確認しました。
玉数
「ふじ」1 トレー13~20 玉(16、18 玉を必ず入れる)
サビ
*ツルサビ
肩から落ちない物は出荷可
*胴サビ
全体に薄く散ったものは出荷可
べたサビは表面中央より下は出荷可。
表面中央より上全面で盛り上がってザラザラ
したものは出荷不可
★平年基準だが気にならないサビも含めると
パック内の大半にサビが見られる状態なります。
枝ずれ・突き傷
枝ずれは薄茶色の軽度のものは500円玉で隠れる位のもので内部に影響のないも
のは出荷可。突き傷は軽いもので乾いていれば出荷可。
日焼け
内部に影響のないものは出荷可。茶色いものは出荷不可。
黒点病
内部に影響のないものは出荷可。
黒星病
100 円玉で隠れる大きさ・・・1 ヶ所まで出荷可
直径 5mm以下
・・・3 ヶ所まで出荷可
その他の病気で果肉に影響のないものは出荷可。
黒
ヒ
星
ビ
病
★黒星病は皮をむけば果肉に問題はありません。
輪紋病、炭そ病
変形果
どんな小さいものでも腐りにつながるので出荷不可。
極端なものは出荷不可。
★パックに入る前提で舟形のものは 5 ㎏パックで最大4個まで。2㎏パックで2個まで。
ゾウ鼻
軽度・中度のものは出荷可。
虫による食害
割れ・ヒビ
軽度な物でも出荷不可。
大き過ぎず腐る心配のないもの出荷可。
(乾いている物・果肉が見えない物)
◎ 剥いてみないとわからないので難しい。腐りにつながる物は不可。
*その他
今シーズンのりんごは全体として開花時期の天候不順・黒星病の多発、夏の高温と旱魃、初秋の長
雨・日照不足といった生育ステージの中で収穫を迎えようとしています。
黒星病が多発し、摘果する時に中心果を残すことが極めて難しくなりました。そのため、サビや変
形果になりやすい中心以外の果実を残さざるを得なかったということです。
天候は早い梅雨明け後は1か月以上雨が降らず、且つ日差しの強い夏となり、その後9月前半から
長雨・日照不足が1か月以上続きました。これにより、様々な異常が発生し、収穫が近づいてきた
段階でヒビ・割れが大発生しています。ふじの収穫予想量は約2割減と不作の状況であることが確
認されました。
組合員に届く中でも黒星病・サビ・割れなど 1 トレーに半分以上入ることになりそうです。
味に変わりはないので、少しくらい変形していても、傷があっても、食べて下さい。
生産者はいつもと同じように手間暇かけて栽培しています。生産者もより良いものをと頑張ってい
ます。自然には勝てません。
小原さんが新矮化栽培に挑戦中
しんわいか
新矮化栽培とは・・・りんごの木を小さくして収量をあげる栽培方法。
矮化専用の台木に接ぎ木することによってわざと木の高さを低くし、植え付
けの密度を密にして収量をあげることができる。
自分で選んだ堆肥を使い、土作りを頑張っています。虫よけにマリーゴールドを根元に植えていま
した。来年は一番の被害のねずみ対策にスイセンを植えるとのことです。
(ねずみは根を食べるので
スイセンの根には毒があるからです) ◎品種はシナノリップ(千秋とシナノレッドの掛け合わせ)
実験圃場
有機リンリンという特殊肥料(チッソ分 2.7%)の堆肥に変更(チッソ分が少ない)
葉を強くして、病気に負けない。元気の良い木にすれば虫も付かない。
ダニ剤を抜いて、にがりを防除に用いた。ねらいは葉っぱを強くするため。
生産者
柳沢さん ふじの圃場で葉摘み
りんごの周りにある葉を摘むことで光を当てる(赤くするため)作業・・葉摘みをさせていただきま
した。
昨日の目合わせでの確認にしましたが、圃場に入り、実際にりんごの状態を見ると「普通のりんご」
のほうが少ないのでは・・と感じました。
葉
葉
摘
摘
み
み
前
後
集荷場見学
来週(火・水・木)登録の組合員が食べるシナノスイート 3,840 ㌔が出荷されていきました。私たち
も帰路へ着きました。
産直交流委員
橋本有希子