Ⅱ 授業科目の概要と履修上の注意 1 授業科目の分類 授業科目を科目の体系から分類すると , 次のようになります。 科目区分 科目区分の概要 現代社会にある危機について考えるとき,人類がこれまでに経験した様々 な危機に対して向き合った「記録」が必要となります。 総合科目として設 総 合 科 目 置されている科目は,人間が行った様々な知的活動に基づいて,現代社会 を生き抜くために必要な知識や概念を,体系にしたがって整理したものです。 それらは,自分の内面と向き合うとき,複数の人間がそれぞれの価値をぶ つけ合うとき,さらに人間を取り巻く自然の世界と対話するときの「記録」 であり,人文科学,社会科学,自然科学に大別されています。 総合教育科目 外 国 語 科 目 拡 張 外 国 語 将来必要となる実践的英語力を身に付け,国際的視野から異文化を理解 し,今日の社会的要請に則した「使える英語」力を強化するための科目を 設置しています。1クラス30人程度の能力別少人数クラス構成の実施と, 大学4年間を通じて語学を継続的に学修していける科目を設置しています。 日本大学において全学的に導入した 1 年次教育科目です。 本学の教育 全 学 統 一 科 目 理念・目的である卓越した想像力・判断力・コミュニケーション力を持つ , 人間力豊かな自主創造型パーソンを育成します。 基 礎 教 育 科 目 各種コンピュータシステムを利用するための基本的な技能・知識・マナー コ ン ピ ュー タ 科 目 を学び,情報検索を含むインターネット,文章作成,表計算,プレゼンテーショ ン等のソフトについて,基本的な操作が出来るようになることを目標として います。 「スポーツ実技」では,基礎体力測定を実施し,体力の現状を理解します。 また,様々なスポーツを通して,生涯にわたってスポーツを実践する価値を 健康・スポーツ科目 理解していきます。「スポーツ講義」では,スポーツと健康に関わる科学的 な理論を学修します。 授業を通して,健康的な生活に対する自覚と認識を 持つことができるようになることを目指します。 14 1,2 年次から開始される基礎的かつ基幹的な専門科目です。リー 専門基幹科目 領 域 共 通 ガルマインドとリスクリテラシーを併せ持った人材を育成するための 基礎的で基幹的な法学系と,危機管理系の科目を設置しています。 科 目 専門展開科目に設置されている4領域を学ぶために,共通して必 要になる知識を身に付けるための専門科目群です。 地震・津波・火山活動・台風などによる自然災害 , 原子力事故 や運輸事故などの大規模事故による人為的災害について , 被害を 最小化する防災 , 減災のための対策と , レジリエントな社会の構築 災 害 マ ネ ジ メ ント 領 域 が求められています。この領域では , 上記のような幅広い災害対 策に必要な法制度について学び , リスクマネジメントとクライシス マネジメントの両面から , 災害対策の理論と実践を学ぶための科 目を設置しています。 となる事案までを学びます。 具体的には , 公共の安全を確保するた めの犯罪捜査 , 刑事政策 , 警察政策など司法制度と行政組織につ いて学びます。 そのため , 法学的な知識と素養を基礎として社会 安全対策に関する知識と実践力を身に付けるための科目を配置し ています。 日本を取り巻く国際環境から発生する政治的 , 経済的 , 軍事的 な紛争の予防や解決 , 国際テロの脅威への対応について , さらに グローバルセキュリティ領域 は国際的な取組が求められる人権問題や環境問題などの普遍的課 題について , 国際安全保障研究の観点から教育する領域です。 国 際法を基礎に法学 , 国際政治学 , 国際安全保障研究に関する知識 と判断力を身に付けるための科目を配置しています。 現代における情報環境の進化 , ネットワーク環境の進化により , 世界的に情報セキュリティや情報保全の重要性が高まっています。 そのため , 政府や自治体だけでなく , 企業や学校などの幅広い組 情 報 セ キ ュリ ティ 領 域 織において情報管理の重要性 , 知的財産保護の必要性が認められ , 情報法に関する知識が求められる時代となっています。この領域で は , 法学的アプローチを中心に , 情報セキュリティの問題を考察す る科目を配置しています。 演 習・ゼ ミ ナ ー ル 等 少人数制教育の演習として基礎演習・ゼミナール・特殊研究を 設置し , 専門性の高い教育指導を展開します。 15 授業科目の概要と パブリックセキュリティ領域 履修上の注意 専門展開科目 専門教育科目 社会で発生する様々な犯罪からテロリズムなど国民保護の対象
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