山口県自然観察指導員協議会会誌 No.92 2016年 9月 ( 秋 号 ) 私たちは地球生命体の永遠なるいのちを願って活動しています。 平成 29 年度定時総会 年 11月 20日 (日 )10:00"-'13:00 日 時 平成 28 場 所 萩市民館第 3会議室萩市江向 510 番 地 電 話 0838-25-3590 大 ヨ 睡 重 昼 、 . 宵蒜却益U 持拡 ③荻本E 童 宵糊 Z 一 一 •萩ユースホステル 型 恒 吉( 貸寺相 河町テ浜海水浴事t 品 種1t語E 総 A. ;Q" f ) ) の 日 程 9:30~lO:OO 受 付 lO:OO~ll:OO 定時総会 11 : 00~11 ジオパークの : 30 ビデオ視聴 11:40~12 : 40 13 : 00~15 : 00 支部会・昼食・閉会 笠山の観察 今後の会議の予定 監 査 第 1回役員会 日 時 日 時 平成 28 年 11月 6日(日) 平成 28 年 11月 13日(日) 会長宅 10時 下松市中央公民館 , . 1 9 6 5 年" ' 2 0 0 8 年 〈表 , 、 伊藤 忠雄 会員(下関市) 一寸 フミガイとキリガイダマシ化石層露頭 写真 A B フミガイ化石 キリガイダマシ化石 A1 Bl フミガイ現生種の貝殻〈二枚貝) 現生種:(巻貝) ※いずれもやや深い海底の砂層表面に棲息。 ( 2 . 7 0 0万年前 棲息年代:第三紀漸新世 当時の火山活動を知ることができる貝化石で、 化石層の一部は、つのしま自然館に保存されている) ※同じ日置層群(泥岩・砂岩・醗岩・凝灰岩層)の化石層延長が、豊北町荒田北海揮に 露頭として表れている。大潮の干潮時に訪れるとよい。 - 1ー 寂地山・小五郎山の保全活動および檀生調査 本 部 定点観察金行っている寂地山縦走路と小五郎山金山谷鉱山ルート散策路(登U 混 む の点検整備と植生調査を下記の要領で実施します。来春も一度点検整備を行って、 韓物観察のシーズンを迎えたいと思いますのでな協力よろしくお顕いします。 【寂地山 時合 日 I 爾天中止 10. f l106c 舟 1寄 与 日 ) 9: ' U, o"'16:o' Q 9: " 00 宮地幌、入口駐車場 集 撮りスタァフジヤジパーを目印に! 雨天中止 【小五郎山】 時合 日 10月 15自 由 吉: (YO "", 1 ~7 : uO 8:00 錦川溝流線錦町駅 集 緑のスタッフジャンパーを目印に 1 【共通事項 持参晶 議注意事項 業連絡先 I 弁当、お茶、山行可能な服装・靴、タオル、軍手、雨具 語、カマ・算定パサミ等を持参の事。 -スズメバチ対策:黒っぽい服装は不可 .保険の対応は各自でお願いします。 ・参加希望者の方は前日までに下記ヘ連絡下さい。 {当日;飛び入りも歓迎です) 黒田 加J . F a x 携 帯 E-m a H 0833-41-4289 090-7543-4289 _ p y k u r o d a @ k v i s i o n . n e .j 小五郎山山頂車下栂笹刈り 宮地山山頂 - 2ー 二1 F 2 0 1 6年度 ; セミミの接け殻調杏 1M岩園』開催 第 l支 部 向 隊 一 期 { 7月 2 4日( 日 〉 、今年も天候にも恵まれ、帝人グループ主催 W 2 0 1 6年度セミの抜け般翻査 l n 岩国』が錦帯橋近く tの舌香公園内で開催さ仇t~"fJ 参加者は親予 38 名、指導員、又タァフで総勢 4 5名の参加者であった。昨年度 に引き続き参加してくれている む家族もあった。 こわ活動は 2 0 0 7年より毎年、 定点観察ポイントである錦帯橋 6 の吉香公圏内にある 上級武士 の旧日加田家敷地内で実施して いる。梅雨明け聞もないこの時 期、地面から幼虫が出てきた穴 を頼りに参加した子供たちは親 調査に参加した親子 38名と指導者のみなさん 子で楽しそうに木の幹や葉裏に 抜け殻がないかと、姿勢を低くして、 評会がきなが ら手供たちは敷地内を歩き回ったが、例年 になく抜け殻を採取することができなかったo その後、公圏内の東屋へ移動し、恒例となった 指導員によるセミの一生のお話が始まった。セミ の気持ちになって、土の中での生活から地面 e から出てからの尊い命のお話に予供たちは活発に質問しながら耳を傾けた。そして、大好評の セミの探り方指導を行った後、子供たちは元気に網を持って、広い公圏内をセミ探しに無邪気 に元気よく走り回った。その後、抜け殻の見分け方を指導 b : . . 自分が採取した抜日殻の仕分け 得業が始まったo オスとメスの判別は、性別のよく分かる写真で解説することで特徴を掴み、 あっという聞に仕分け終えた。次に大きさ、形、色、触覚等で種類むとに指導員と一緒に虫眼 鏡を使い注意深く観察しながら仕分けた。今回、採取したセミの抜け殻の集約結果は次ページ の表の通りであった。昨年度と比較するとセミの発空は少なく、今年、吉香公圏内の調査エリ ア脇にある白蛇観覧施設が建て替えられ、また、調査エリアにあった大きな樹木が更に伐採さ れ、産卵場所を失ったことで周辺環境が大きく変化した影響で、昨年度の調査で予想した通り、 結果として抜け殻の採取数が激減したのではと考える。また、梅雨時期の降雨が例年に比べて 降雨が多かったことも影響があるのかも知れない。最後に恒例のセミのクイズ、調査結果を報 告し、無事に調査を終えた。今後もセミの抜け殻調査を通じて、自然に親しみ、セミの命の尊 さ、そして、親子の触れ合いを大事にして、本活動を継続して行きたい。 と協力を頂きました協会会員の皆様、お忙しい中、遠方よりお越じ頂き感謝いたします。 -3- 。 ・- h # ・ 圃 . さあ、セミの掻I t 撮を見つけに行こう こんなところに 1見つけた 仕分け作業、簡単だね 1 ギリギリできたね セミの抜け殻調査結果 セミの種類 ニイニイゼミ♂♀ ♂ アブラゼミ ♀ アブラゼミ ♂ クマゼミ ♀ クマゼミ ツクックホウシ♂ ツクックホウシ♀ ♂ ミンミンゼミ ミンミンゼミ ♀ 合計 2 0 1邸 刀1 2 6(自} 3 長 72 72 3 1 1 2015年 2 0 1 4年 却1 3年 2012年 2 0 1 1年 3 7 2 7 n 6 144 2 1 7 1 9 1 1 9 8 1 4 6 364 2 8 4 3 4 2 1 7 6 375 4 。 1 1 1 2 一 154 。 。 。 。 。 。 。 3 9 2 2 8 2 Q 2 - 4ー 233 切戸川の自然観察会 環境博士入門(下松市の川その 1 4 ) 下松市 大田和彦 平成 28 年 7月 31日(日)い いまちつくろう創星倶楽部主催、 下松市教育委員会後援、出早昼且 然観察指導昌協議会・ Kl デジョン (株)・あかい坊の協力で、 14 回目の切戸) iI の自然観察会が好 天のもと行われた。参加者は、子 名、保護者 26名、ボラ ども 38 名、ス ンティアの久保中学生 14 名の計 91名だった。 タッフ 13 当日は、天候に恵まれ楽しい観察会となった 当日は、 9時下松市立久保小学校グランドに集合して開会式の後、観察を開始した。 5分歩い て、最初の地点では、カゲロウやすヲガニなどの水生生物を観察し、川の水質階級を調べた。調 査結果を別表に示す。休憩の後、ハエ取りビンで魚を捕るようすを観察して、 10分歩いた次の 地点で、川に入って生物を観察したり採集したりした。ここでは、カヲム Y、ヨシノボリ、ドン コ、メダカなどが見られた。ここは、川底は岩盤で、水深は浅く、子供たちは喜々として観察や 採集に取り組んでいた。子ども達には、このような体験を存分にさせたいものである。その後、 ここで各自が探集したものを大型倒槽に入れて同定を行った o 観察された生物は、上記のもの 以外にワズムシ、ハグロトンボ、ヒラタドロムシ、ドジョワ、コオニヤンマがあった o 水質階級 ~. . は 、 Iの「きれいな水Jと判定された日去年も Iの「きれいな水Jだった。水はきれいだったが、 ~- . 今年も雨が多く、水量も多くて冷たかった。生物の数は少なかった。今後もこのきれいな状態を 維持していきたいものである。 川底は岩盤で水深は浅い 切戸川は、今年も水量が多く、;令たかった -5- 今回の観察会結果 項 l 目 アミカ ワズムシ カヲゲラ サワガニ ナガレトビケラ ヒヨタカゲロウ ブユ ヘビトンボ ヤマトピケラ 2 質 3 階 4 級 5 6 7 8 9 10.イシマキガイ 11 オオシマトビケラ 水 12 カワニナ 質 13 ゲンジボタル 階 14 コオニヤンマ 級 15 コガタシマトビケラ E 16 スジエビ 17 ヒラタドロムシ 18 ヤマトシジミ 19 イソコYブムシ 水 20 タイコウチ 質 21 タニシ 階 22 ニホンドロソコエピ 級 23 ヒル 皿 24 ミズカマキリ 25 ミズムシ 水 26 アメリカザリガニ 質 27 エヨミミズ 階 28 サカマキガイ 級 29 セスジユスリカ も J 30 チョワパエ 水 水質階級 の 判 定 水質階級 1 . 0印と・印の個数 2 . ・の個数 3 . 合計 ( 1+2) 0=見つかったもの ・=最も多かったもの H 2 7 年7 月2 5日 。 • • H 2 8 年7 月3 1日 。 。 • 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 r ' 。 。 。。。 。 。 。 。 。 E 皿 N E E N 3 4 3 3 4 l 2 1 4 4 1 5 4 3 噌 です この地点の水質階級は -6~ . です │ │ みどりの少年隊 徳地青少年自然の家活動報告 C H 2 8 .8 .1 8 ' "1 9 ) 防府中野伸治 昨年のずっと雨にたたられた交歓大会から一転、今年は暑 くて暑くてたまらない 2日間となった。 初日はシェアリンク、ネイチャーのいろいろな自然に気づき、 発見していく楽しいゲーム、子ども達はビンゴを作ろうとア ジテナを敏感にして探し回っていたo 夜は建物の廊下を歩き 回つてのビンゴ探しだった。夜間の野外での活動は蚊の襲来 や目に見えない危険が考えられるため、回避するためには室 精暑の 2日間となった 内宝探しのような活動も仕方ないかもしれない。が、自黙との触れ合いはほとんどないので、で きれば天体観測や小枝工作のような活動が仕組まれると良いように思う。 2日目は自然観察ハイキングo いつもの旧火口お鉢巡りの 1k mコースを 4班に分かれて歩い た。「は・は・はJの 3つの危険回避を最初に指導。「は」にはどんな危ないモノがあるか、子ど もたちに訊くとすぐに出て来た。 少し早めに学習室に戻って振り返り。観察し たものを、動物を中心に思い出す。足の数で 6 本(昆虫)、 4本(晴乳〉、 2本(烏)と分けて いくと、 iQ本もいたよ」と子ども達から。確 かに駈師 I(ミミズ)や括虫食(ナメクジ)、そし て蛇(ヘビ)も見かけた。チョウの種によって は前足が退化し 4本しか見えなかったり、カラ スの見分け方など話したりして終了した。 -7- 時叫凶 Q~.の何回目E響先祖1:)1:会 二俣瀬小学校観察日誌 水生生物の観察 第4 支部原谷一誠 山口県自然保護課の講師依頼を受けて、 7月 1日に二俣瀬小学校の 3・4年生 10名と担任 . 4時限の授業として、里山ピオトープ二俣瀬で水生生物の観漂を行われ、原谷が の先生が 3 講師として担当しました。 最初に、五感を使った観察の仕方、網やカゴなどの道具の使い方、ピオトープにいる危ない .Bの=:}i)Hこ分かれ、田 生き物、田んぼの食物連鎖と生態系ピラミッドなどの説明をして、 A んぼソーン・ため池ソーン・湿地ソーン・草原ゾーンを順番に移動して水生生物を捕まえまし た 。 A班は原谷が担当し、 B班は担任の先生とたまたまピオトープに来ていたつくる会の寺本 会員(きらら浜自然観察公園レンジャー)が担当し、子供たちと一緒にいろいろな生き物を捕 まえました。 約 1時間の観察を終え、東屋に帰って、捕まえた生き物の確認をして、元の場所に返してあ げました。タイコワチがエビなどの生き物を捕まえて食べていることに、子供たちは興奮して 見ていました。担任の先生が、最初は私はしないと言っていた女の子が、最後には夢中になっ て何々が捕れたと興奮していたのには、本当に驚きましたと感想を述べられていました。きっ とビオトープの多様な生き物の生息空闘を楽しんでくれたと感じています。 確認できた生き物は、メダカ、ドジョウ、ドンコ、タイコウチ、コオイムシ、マYモムシ、 ヌマエビ、カヲム Y、ニホンアカガエル、ヌマガエル、ギンヤンマのヤゴ、イトトンボのタゴ、 サヲ刀ニ、カヲ三ナなどです。 また、絶滅危慎種のベニイトトンボやグンバイトンボも見ることができました。 かつては見られたミズカマキリやゲンゴロウが見つけられなかったのは残念ですが、それも 仕方ありません。子供たちが興味を持って、ビオトープの必要性を感じてくれたら、とてもう れしく思います。 。 生き物を捕まえます 生き物をもとの場所に返します -8- 海浜植物・海浜昆虫写真展 第5 支部松田真紀子 この夏、下関畏府庭園において写真展を開催し ました。写真展題名は《海辺に咲く花・海辺にす む虫》です。 海辺に関する写真展というとカニや魚の写真 を想像するのでは?ですが今回の写真展のテー マは海浜植物と海浜昆虫です。このあまり知られ ていない生物達の事を知ってほしいと開催しま した。海辺に昆虫なんでいるの・・?と聞こえて きそうですが、ここ数年、私は海岸に通うことで沢山の虫達に出会いました。例えばイソジョワカ 、 e 少 、J イモドキ。満潮には波しぶきをかぶるような岩礁で見ることが出来ます。他にも長府の海岸で見つ け、その後、新種記載されたセトコブセスジダルマガムシ。岩礁に生息している1.5阻程の昆虫 です。その他にも普段外洋に生息し、台風などの影響で稀に海辺に打ちあがることがあるコガタワ ミアメンボ等々、これらあまり知られていない昆虫に加え、イソミミズやハマダンゴムシ、イソカ ニムシなど、 66種を紹介しました。(これは今まで出会った虫の一部、なんせ海岸には小さい虫 が多いので写真に撮れないのです。しかも種類も解らないものばかり。)植物は海浜植物他 84 種 を紹介しました。いずれも下関で見つけた種類に限定しました。 《写真展示のこだわり》 今回写真展では額縁は使用せず、厚紙と発泡パネルなど I. 吋' ですべて手作り Lました、 種の紹介の仕方にもこだわりました。例えばハマナデシ コを紹介するのに、花のアップ、空育環境がわかる全体の写 真、種子、ロゼットと 4枚の写真と簡単な解説をいれた一 枚のパネルを作成しました。植物は花の時期でないと随分 印象が違うので、できるだけいろいろな時期に撮影したの です。昆虫につい℃は例えばイソジョワカイモドキ。一枚 のパネルに、雄、雌、幼虫、踊など 6枚の写真を使用じま した。海の昆虫といわれてもピンとこないと思うので生息 .・~.. < a &ι. 環境がイメージしやすいように工夫したのです。そして来 場してくれた方には口頭でも解説することを心掛けました。 - 9ー I 生育環境もわかるように写真を構成 気をつけたのは、生育、生息場所が特定されてはいけない 希少種に関して撮影場所が特定されないようにしました。 《来場してくれた方の反応》 来場者は 10日間で 200 人でしえ。開催中に山口新聞 に紹介されたこともあり、記事を見て来てくれた方も多か ったです。質問を沢山してくれた方、じっくり読んでくれ た方、 3回も来てくれた方もいました。 ・「海岸にこんなに植物があるなんて知らなかったし気に もとめゐゃった。 J r . ・「海岸に咲いてる花は、たまたま種が飛んできたのが咲 いてるだけと思ってた。 j これまで子供と海にいってもカニやイソギンチャクし 雄、雌、幼虫、踊など6枚の写真で説明 か目がいかんやった。海に昆虫がいるとは思ってもみなかった。今度海に行ったら意識して 見てみよう。 j こういった感想は嬉しかったです。中には虫写真を見て「気もちヲルッ Jという声も多々 です。今回、下関で見つけた種類に限定したこ ありましたが、知ってもらえただけでも OK とは良かったと思います。むく身近な海岸で見られるということで、地元の方が、より興味 を持ってくれたように思います。 今後も下関を中心に、いろいろな海岸に出かけ、そこで出会う生 • き物達をまた紹介していけたらと思 っています。 こうして写真展 を開催できたのも 筆者の調査風景 日々、植物や虫たちに関 して、沢山の先生方に多 くのことを教えて頂いて いるおかげです。ありが とうとざいます。 展示したパネルは、厚紙と発泡パネルで、 すべて手づくりした -10- 活動報告・今後の予定等 第5 支部長植田高弘 1 【活動報告】 今裏、下関地方は例年にない暑さにみまわれました。まずは、 6年ぶりの猛暑日が 0 発生しました。 8 月で 8日間、特に 1 3日(土)には 3 5 :8 Cを記録しました。また、熱 帯夜も 7 月2 4日〈日)から 8月 2 6日住)まで、 3 4日間連続を記録しました。 そして‘北海道や東北地方への台風の増加、とりわけ、台風 1 0号につきましては、 東北地方ヘ太平洋側から初めての上陸ということ、さらに、リターン台風で勢い を増して縦断していき、多くの被害をもたらしました。原因は太平洋高気圧の張り 出しが弱かったのと大陸からの高気圧の張り出しが強かったためと言われています。 地球温暖化の影響を考えさせられた今年の夏でした。 ヒぜジマユミにつきましては、ヒぜンマユミの木周辺の環境整備をすることが出来 ました。次回は 1 0月下旬の予定です。己、協力頂ける皆様方には引き続き一緒になって 作業を進めて頂きたいと思っています。 各会員は登山をしたり、ミニ展示会等を聞いたりして見聞を広めていました。涼し くなりましたら、 3 0年記念誌を編集している岡会員を支援しようと 5支部の有志で活 動することにしています。 2 【今後の予定等】 【つのしま自然館】 1 0月 S日(土) :夜ぬ自然観察舎星空ウォv乎〉ゲ 1 8 : 3 0 2 1 : 0 0 *場所つぬし春自然館:菌室聖止 9同 1 4日(水) 1 1同 3 0日(水)角島子ども探横隊写寅属 2同 1 0日(土) :害防自然観寮舎: 9 : 3 0 1 3 : 0 0 『 歳、膏、黄色o 制 1 良 奄 観 熱 的 』於角島大浜謁俸 つのしま自然館:T E L• 問い合わ什 F A X兼 O R j 7 8 6 0 4 3 0 【蓋井島竹伐り作業予定日】 蕃井島の竹うち訴動は今秋、 9年目に入ります。 1 0月 2 2日(土) 吉見港発&:3 0" ' 蓋井島港発 1 5 : 5 0 1 1月 2 6日(土) 吉見港発 S : O O" ' 蓋井島港発 1 5 : 0 0 *天気の状視によっては作業日の当日に実摘するかどうか 決める場《もあります。 問い合わせ等:0 9 0 2 8 6 1 9 7 6 2 -11- 第 6支部(北浦自然観察会) 2 0 1 6年 1 0月" " 2 0 1 7年 1月までの行事の詳細 可 7 02ZupT:Rfと仁? 、 ; ~忍田 f日夜{立予備日}ヲ工埠吾首宮本企ジャp~議宇群謹厳@雑木挽:倍野 山口県ひとづくり財団の助成事業 今回は小・中・高生及び父兄が参加 9:00 萩中央公園駐車場に集合 9:20 ; 1 1上公民館前 ※参加費は無料、自家用車乗り合わせ 但し、他人の車に乗せてもらう人は運転手に 500円払う。 1 む且;阻姻〉JEも ; 淘齢 宍 二匝, 1 , ζ樹 凸. ;U有う。詳しるは薮前報通用 1 日号r~ç揮費l 40;且守毎 回~ (買??、土完封震直積市一滋 前事,.二:紅襲 、 ' 6:00 萩中央公園駐車場集合 ※パス定員あり 参加費 6:25 絵堂インター 9000円 11g 9 J H t G 船 底阜県安 熟 期二三 勝弘軽震 7:00 萩中央公園駐車場集合 7~50 道の駅「ゆとりパーク田万川 J I ※パス定員あり 1 勾 参加費 6000円 Z'日却が気回~J.e) 薪市申央公属信金明作品発表益四棄を時 12月 1日 9:00 会場設営 12月4日 16:00より写真を撤去 . 1 '2 事よ 1. 8 ;聞 )山司市阿東物思ヶ 岳 8:00 萩市中央公園駐車場集合 9:00 長門峡道の駅 ※自家用車乗り合わせ参加費 1000円 2 伽 7年215垣間; i耳~ì. 効期寄託明げ- • 6:00 萩市中央公園駐車場酒豪 6:25 絵堂インター 来パス定員あり 参加費 8500円 案内と申し込み 参朝希望者は毎害保特7保険を掛けるため、当日の 3日前告でζ tは市民名 ・生年月日 ・ 電話番号 ・住所をど、永井に知らせてください亭 干 759-1421 山口市街東地福上 1103 ' 永封主喜朗 E 携帯 090-8240-"9' 785 自宅 088-9B2' ~ 0041 , - 1 2ー 岡山県上蒜山・中蒜山、鳥取県三朝町 三徳山 第6 支部永井要明 '2016年 5月 27日(土)・ 28日(日)、北浦自然観察会は一泊 2日で、岡山県上蒜山・中諒 山縦走、鳥取県三朝町三徳山へ行った。 名がパスで出発し、津和野道の駅「なむみの郷」で私ともう一人が 朝 5時に萩市中央公園を 17 合流し、合計 19人で岡山県に向かったσ 10:45上蒜山スキー場駐車場を出発した。上蒜山の登山口を登り始めた。タニワYギが満開 だ。百合原牧場の中を通るとジャージー牛が放牧されている。よく見ると番号と持ち主の名が書か れている。牧場を過ぎると本格的な登山道に入る。入り口には大きな案内板がある。 タ二ウツギ ジャージー牛 蒜山登山道案内叡 登り始めると下ってくる 3人くらいの人に出会った。白い花のタニウ Yギがあった。シロバナウ yギと言って、珍しいものらしい。岡山県は多いようで、岡山県版レッドデータブックには掲載さ れていない。尾根に出ると見晴らしがよく気持ちがよい。右側(東側)の沢にはこ女ニウYギが群生 していてなかなか見事である。タニウ Yギという名のとおり水気がある所を好むようだ。 z 、、 タニウツギ(白) さらに登っていくとレンゲyy ジがあちらこちらに見える。 丁度見むろである。アカモノもかなりある。見慣れない木本性の 植物があった。後で調べたらアヨゲナYハゼのようである。 タニウツギの群落 -13- オオミヤマガマズミの花が咲いていた。同類のミヤマガマズミは繋が小さく、葉の表面に光沢 がある。ナナカマドの花も咲いていた。 オオミヤマガマズミ ナナカマド 上諒山山頂には王 3 ' :' 55に着いた。 ここで集合写真を撮って昼食にした。こ こから中蒜山に向かうが急な下り坂が 続き、鎖場もある。急な坂を過ぎると少 し平らになり歩きやすいが薮こぎもあ る。イカリソワがあった o 平地に多いト キヲイカリソウを見慣れている私たち イカリ γウ には、こちらの方が特殊なイカリソウ広見定るが、ただのイカリジウの ようだ。中蒜山山頂る手前の見晴らしがよく、稜線で面白い景色を見た。 右の鳥取県側が雲に覆われて全く見えない。もう少し遅れたら歩きにく 中蒜山は急傾斜が続く かったと思う。 中毒事山の山頂の手前でスミレサイシンや夕、イセンキスミレを見た。どちちも花はない。 2 0年以 上聞に中毒山区登ったとき、山頂より少し上諒山 i こ向かづて下った岩場に:コケモモ、 ネパリノギ ラン、イヂキドラノ北九シモyケなどがあったのを記憶bているカ弘知らない間に通り過きてし l I まい、確認でさえ長かっすc。山頂から南に下る積韻に通行止めの立ヱヰしがある。~もとの:塩釜に降 ~Ë>'れないのかと心配したが、後から登つてきた地元の益山家;lζ下諒山への道を少し行、くと塩釜 へ降りる道かあると教えてもらった。地図をよく見るとやは:~下議山の方向に少し歩くようにな うている。 2 Q年以上も経ると記憶力均等れてこちらから来たことを忘れていた。ただ、県外から来 た人のために山頂に下山口の索内板は必要だと思う。 下っていくよ五合自に日留のる)神社がある。一合自があ作業道(車道)を少し西に歩いて ま友南両きの登山遁を歩く。まもなく壇釜に 2い ! r .o lq : -5ο だ 民:11"""0'吋可【市~町 会た。(iとに怯塩釜冷泉とロッジと土産物眉がある。ロッジの裏に パスが止まっていて、まもなぞ精舎の湯船荘に向かったq 楊船荘は 庭が広く町 、いろいろな植物カ唱ゑてある。夕食は主に焼ぎ肉で羊の 肉が一番多く、次l こ腰、牛の肉も少し出た。 翌日は 6 :3 0に湯船荘を出発し、 7 :3 0には三徳山のバス停につい た。しかし、 8:00までは入場券売り場が聞かず待たされた。 : 14 - 日密神社 本堂までの入山棋が 400円で、投入堂まで行く人はさらに 200円を払い、合計 60Q円必 要L道はなかなか険しく木の根っこの間に足をかけて登る。まもなく鐘っき堂に到着する唱 険しい道は更に続き、 2つめのお堂に到着する。このお堂は裏側を回って通る。 檀っこを聞に足をかけて篭る 値っき堂 2つめのお堂 裏を回り通り過ぎたところ 投げ入れ堂 睡しい地形に建築されている 8:25頃に投げ入れ堂に 到着した。非常に厳しい地形 によくあれだけの建造物を建 てたものだと感心した。工事 をした人はロープで体を縛っ て滑り落ちないようにしてや ったのだろう古、工事をする ところを昆てみたいような気 がした。 帰りにクサアジを崖の上か ら見た。裸足にぞうりをはtt~ ) て歩いて登ってくる若い人に 何人か会った。その最後にあ 人に尋ねると、 った若い女性 2 靴はそのままでも登れそうな ものを履い℃きたそうである。 クサフジ しかし、ここは操足で 草履を履いて歩いてみ たいのでそうしたとい っていた。その足だけを 記念に撮影させてもら っ た 。 登山口まで帰ると、修 験者の一行が登山の準 備をしていた。 1 0 : 1 0に はパスに乗ったe 三朝温泉に入って帰りたいという人が多かった ので温泉に入って帰った。 -15ー 三朝温泉に入仏行事をしめ〈くる 環境衛生週間 9月24日「清掃の日 J 10月 1日「浄化槽の日」 ごみ減量みんなで進めるリサイクル ゴミゼロ型社会をめざして"" 私たちが快適な生活環境を受けるためには、住環境を清潔に保ち、 公衆衛生を向よさせることが必要です。 環境保全のための 3R () - . . -~~, -_- - R E D U C E (削減) R E U S E (再利関) R E C V C L E (再生) - が求められています。 県・県民一 .事業者が 4 J 体となって「もった¥.¥な ¥;¥J精神の啓発、風 呂敷の見直じ、マイバックゃ運動を推進すると共に資源の循環的な利 用やごみの散乱防止に努めることが大切です。 -16- 平成 28 年度第4回役員会議事録 開催日時 場 所 平成 28 年 9月4日(自) 10:00-12:00 周防大島町外入 f 花咲く夕日の豊づくりの会j 事務所 -議 事 f30周年記念誌j編集会議 1 予定 原稿がそろい、今年中に印融j 2 中国五県交流会(鳥取}について 参加者現在 5名ム1. 4 . 5支部再度種認 r 3 平成 29年度定時総会について ・ 11月 20日(日) 萩市民館 1 0:00'"'-'13:00 ・1 3:00'"'-'15:00 笠山観察 4 中国五県交流会(山口)について ・平成 29 年 8月 26日(土) ' " ' '27日(日) 開予 ε v 来年の中国玉県交流会は周路大畠 /; l' q p !4宿毛I>~ @ 会場周防大島町外入 5 - 山品各軍~ r みどりの嵐j編集会議 ・原稿締め切り… 9月 15日 〆 .帽 す 市 @ キ 光市 上関町 その他 ・指導員講審会を来年実施したい。 〈編集後記〉 秋分を過ぎ、朝夕やっと涼しい 風が吹き始めてきました。先日、 設が家の庭を現定してもらいまし た。すると、家内が「キンモクセ イの香りカf 微かにするよJと嬉し そうに伝えてくれました。 私たちは、いつものように、こ れからも戸外へ出かけて自然と向 き合っていきたいと思います。 ι; a , ・苫恥大 主 r ,忌 6 書9. ' 再 E ・ 1l ω 山口源太O III 融大島町外λ ※ニホンアワサンゴ観察と吉道・往還道散策~定 山口県自然観察指導員協議会会誌 くみどりの風〉 .発行山口県自然観察指導員協議会 会畏大田和彦 干1 4 4 0 ω3 下松市東陽子2 5 T e I C F a x ) 0 8 3 3 4 6 0 1 0 3 圃機関誌舗集長 植田高弘 干1 5fト胸3 下関市安岡町 8 1 4 2 1 2 5 8 2 7 0 6 T e l( F a x )偲3 -17ー 竜王山秋の山野草 (解説:山陽小野田市嶋田紀澗) 1. ノアズキ(マメ科) 和名:野小豆 別名ヒメクズと呼ばれている。日当たりの良いところに生える多年草。竜骨弁が クルリと曲がっていて変わった形の蝶形花である。竜王山ではー箇所しか見られない。 2. ツルニンジン(キキョウ科) 和名:蔓人参 別名ジイソブという。パアソブ(ソブとは花冠の内側の斑点が木曽地方の方言でそば かすのこと)に対してこう呼ばれている。竜王山には稀にみる群生地があり、約 500 本の支柱が施された。竜王山のお宝の一つです。 3. カラスノゴマ(アオイ科〉 和名:烏の胡麻 ゴマより種が小さいのでカラスが食べるゴマに例えたという。花は1.5 c mくら いで黄色と葉の緑とのコントラストが美しい。長く突き出た仮おしベがあるのが面 白い。 4. ヒヨドリパナ(キク科) 和名:輯花 ヒヨドリが鳴く頃咲くからヒヨドリパナ。種になるころの綿毛などに火打ち石から火 が付きやすいので火取花からこの名がついたとの説もある。竜王山ではサケバヒヨドリ などより先に開花するので、アサギマダラが真っ先にやってくる。 5. サケパヒヨドリ(キク科) 和名:裂葉嶋 葉が裂けているのでこの名がついた。花の形はヒヨドリパナ、サワヒヨドリと見分け がつかない。花の色はヒヨドリパナとサワヒヨドリの中間色くらい、これらの花にはア サギマダラの雄が多くやってくる。 . ' 6.ヤマハッカ(シソ科) 和名:山薄荷 ハッカの名がついているがミントの香りはしない。竜王山では中秋から晩秋にかけて 小さくて可憐な紫の花がいたる所で風に揺れている。 7. モリアザミ(キク科)一 和名:森萌 頭花は 4 c m近くになるが、総芭が聞く前のトゲは鎧をまとっているようである。竜 王山では 2000年に群生地のゾーニングが行われ、地元小学生や住民の手厚い保護を 受けている。 8. シマカンギク{キク科) 和名:島寒菊 別名アブラギク、ハマカンギクと呼ばれているが、牧野富太郎はアブラキクと名付け た。竜王山を最後に彩るのがこの花で、初冬まで咲いている。 -18ー 竜王山秋の山野草 1 ノアズキ 2 ツルニンジン 4 ヒヨドリバナ 3 カラスノゴマ 5 サケバヒヨドリ 7 モリアザミ 6 ヤマハッカ 8 シマカンギク 写真提供:嶋田紀和会員〈山陽小野田市)
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