仕様書(PDF:129KB)

国際戦略推進企画事業(中古車等部品輸出拠点化可能性調査)
委託仕様書
1 事業名
平成28年度 国際戦略推進企画事業(中古車等部品輸出拠点化可能性調査)
2 期
契約締結の日から平成29年3月15日まで
間
3 事業目的
本事業は、那覇空港・那覇港を中心とした国際物流拠点の形成へ向け、新たな物流モデルの
構築・展開や物流関連ビジネスの創出へ向けた可能性を調査・検討する。
具体的には、県内の既存資源である中古車部品等の海外展開拡大の可能性と将来の中古車
と関連部品等輸出拠点の形成による産業化の可能性及び県経済への波及効果を調査・検討す
る。
4 事業の必要性
沖縄は島嶼県であるため、海外は元より県外や県内離島との物流においても時間のかかる海
上輸送か運賃の高い航空輸送によらざるを得ず、製品の域外への出荷や原材料等の域外から
の調達に当たってはこうした輸送コストの増嵩やリードタイムの長期化が課題となっている。
製造業、流通業を始めとする本県の産業振興、特に域外との物流が重要となる県産品の出荷
拡大や原材料の等の安定的な調達を促進するに当たっては、こうした条件不利生の解消が不可
欠であるため、新たな物流モデルの構築が求められている。
一方、本県には県民が所有する約100万台の中古車や保有台数が全国1位であり、観光客が
活用するレンタカーが存在する。
さらに、本県は、鉄軌道が無く、県民の多くが交通手段として自家用車を活用する車社会であ
り、それに付随する自動車整備関連産業が発達し、技術も高い状況である。
これらの状況を踏まえると沖縄は、中古車と関連部品を中心とした輸出販売、検査、整備及び
製造などの産業拠点となる可能性を秘めているが、現状では、産業化の機会を喪失している。
このため、取組中の国際物流関連ビジネスモデル創出事業(中古車輸出ビジネスモデル実証
事業)と連携し、中古車関連部品を活用した新たな物流モデル構築と将来の中古車と関連部品
等輸出拠点形成による産業化へ向けた可能性及び県経済への波及効果を調査・検討する。
5 事業内容
以下について、調査し、沖縄における中古車部品等輸出拠点形成による産業化の可能性に
ついて検討する。
(1)県内中古車部品ビジネスの現状・動向調査
沖縄県内の中古車部品ビジネスの現状(取扱額、取扱部品数、発生時期、売買状
況、調達方法、取扱事業者、輸出額や移出額、部品の品質(塩害の影響等)、スクラッ
プの現状、実施企業の状況)について、統計データや事業者ヒアリングにて調査。
(2)国内の中古車部品ビジネスの現状・動向調査
日本国内の中古車部品ビジネスの現状(取扱額、取扱部品数、売買状況、オーク
ションの状況)や国内事業者の輸出ビジネスの展開状況を統計データや事業者ヒアリ
ングにて調査。
(3)海外市場の調査
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沖縄から中古車部品が輸出可能で、ビジネス展開が有望な国の市場ニーズ、相場
決定方法(オークション等)などについて、統計データや事業者ヒアリングにて調査。
なお、価格、需要等の現地ニーズと沖縄からの展開可能性をマーケットインの視点
で調査し、有望部品を抽出する。また、沖縄で製造されている自動車部品の展開可能
性も視野に入れ、調査を実施する。
(4)輸出環境条件の把握
沖縄から中古車部品輸出のビジネス展開が有望な国の通関制度、貿易手続き、資
金決済、輸出方法、港湾機能、輸出入事業者の状況を調査。
(5)物流状況調査
沖縄からの中古車部品輸出ビジネスの実施にあたり、台湾の海上物流ハブ機能や
航空便、他の最適ルートを活用した場合の路線の状況、輸出日数、料金等を調査。ま
た、バンニング方法や料金について調査。
(6)中古車部品輸出時のメンテナンス
中古車部品を輸出販売するにあたって、国内の事業者が一般的に実施する輸出検
査内容、品質確認・保証方法、整備などメンテナンスの状況について調査。
(7)県経済への波及効果試算
中古車部品輸出量増大における県経済への波及効果について、企業ヒアリング状
況や産業連関表等を活用し、定量的に調査・算定する。また、定性的な経済効果も調
査し、測定。
(8)中古車基礎調査、実証事業、他機関による調査との連携
県が取組んでいる平成27年度国際戦略推進企画事業(中古車基礎調査、中古車
輸出実証事業)、平成28年度国際物流関連ビジネスモデル創出事業(中古車輸出ビ
ジネスモデル創出事業)や他行政機関等が実施済の関連調査と連携し、相乗効果を
考慮した効率的な調査を実施。
(9)沖縄での中古車輸出ビジネスの構築や展開に関する提案
調査結果を基に、メリットデメリットの分析と沖縄を拠点とした中古車部品輸出ビジネ
スの展開に向けた諸課題を抽出し、具体的な実施案を提案する(例:部品加工や供給
システム構築へ向けた実証事業の実施や連携可能性のある企業等の連携提案な
ど)。
(10)その他事業の目的達成に必要な事項
上記の他、必要に応じ、本事業の目的を達するために有効な取り組みを実施する。
6 業務実施に関する事項
(1)受託者は、進捗状況等を定期的に(月1回程度)委託者に報告するものとする。また、委託
者の必要に応じ、適宜打合せを行うものとする。
(2)事業完了時に、実際に要しなかった経費があるときは、相当の委託料を減額する。
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予算に関する要件
本委託業務に係る予算は11,000千円以内(消費税込み)とし、この範囲内で効率的かつ効果
的な業務を企画提案すること。
なお、この金額は企画提案のために設定した金額であり、実際の契約金額とは異なることがあ
る。
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8 一括再委託の禁止等
(1)契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請負わせることができない。ま
た、以下の業務(以下「契約の主たる部分」という。)については、その履行を第三者に委任し、
又は請負わせることができない。 ただし、これにより難い特別な事情があるものとしてあらかじ
め県が書面で認める場合は、これと異なる取扱いをすることがある。
○契約の主たる部分
・契約金額の50%を超える業務
・企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根幹的な業務
(2)再委託の範囲
本委託契約の履行に当たり、委託先が第三者に委任し、又は請負わせることのできる業務等
の範囲は以下のとおりとする。
○再委託により履行することのできる業務の範囲
コンサルティングに必要な基礎資料調査等、その他県が認めた業務
(3)再委託の承認
契約の一部を第三者に委任し、又は請負わせようとするときは、あらかじめ書面による県の承
認を得なければならない。ただし、以下に定める「その他、簡易な業務」を第三者に委任し、又
は請負わせるときはこの限りでない。
○その他、簡易な業務
資料の収集・整理、複写・印刷・製本、原稿・データの入力及び集計
9 事業の成果品及び著作権
業務の完了に際し、次の成果品を作成し、沖縄県に提出すること。
(1)調査報告書
(2)調査報告書(簡易版)10P以内
(3)上記①の電子データ
(4)関連資料
30部
30部
一式
別途指示のあった資料等を提出
なお、当該成果品の著作権及び所有権は沖縄県に帰属する。ただし、本委託業務の実施
にあたり、第三者の著作権等その他の権利に抵触するものについては、受託者の責任をもっ
て処理すること。
また、沖縄県の許可を受けないで、他に公表、貸与、使用してはならない。
10 その他留意事項
(1)受託者は、事業の実施に当たっては、委託者である沖縄県と適宜協議を進めていくものと
する。
(2)この仕様書に定めのない事項又は疑義が生じた場合は、委託者と受託者の双方が協議し
て定めるものとする。
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