NEWS RELEASE

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2016年11月4日
【格付維持】
三井住友フィナンシャルグループ各社
格付投資情報センター(R&I)は上記の格付を公表しました。
<格付見直し結果> * 格付対象は後記をご参照ください
発行者(証券コード)
発行体格付
三井住友フィナンシャルグループ(8316)
A+(維持)
三井住友銀行
AA-(維持)
SMBC日興証券
AA-(維持)
三井住友カード
AA-(維持)
SMBCコンシューマーファイナンス
A(維持)
格付の方向性
安定的
安定的
安定的
安定的
安定的
短期債務/CP
-
a-1+(維持)
a-1+(維持)
a-1+(維持)
-
【格付理由】
三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は、商業銀行業務中心に世界有数の規模を持ち、日本の3
大金融グループの一角を占める。国内の営業基盤は法人・個人とも極めて強く、商業銀行業務のほか、
証券・投資銀行、カード、リース、消費者金融、アセットマネジメントなどでも市場地位が高い。持株
会社主導でグループベースのビジネス強化、ガバナンス強化を進めている。
海外は、アジアを中心に、プロジェクトファイナンスやキャッシュ・マネジメントサービスなど強み
のあるプロダクツで競争力を発揮できているほか、グローバル企業の「コアバンク」としての地位も築
きつつある。「アジア・セントリック」を掲げ、中長期的な視点からアジアに経営資源を重点投入しつ
つ、アジアを起点にグローバルな金融機関としての発展を目指している。
リスク選好度は3大金融グループの中では高いとR&Iはみているが、グローバルに見れば特に高くない。
事業ポートフォリオは商業銀行業務が主体で安定している。アジアや北米を中心に海外事業を拡大して
おり、地理的分散が進んでいる点ではプラスだが、アジアを中心に、金融環境の変化への脆弱性や政治・
規制の大きな変化の起こりやすさといった新興国固有のリスクが増えてきている点には留意が必要だ。
保有株式の価格変動などを通じ金融資本市場の影響も受けやすい。
収益力は国際的にみるとやや低いが、3大金融グループの中では高い。収益構造は市場部門への依存度
が下がり、顧客部門中心に転換してきている。顧客部門は、国内は利ざや縮小圧力により金利収支が厳
しいものの、中小企業、個人などリテール貸し出しの構成比が高く預貸金利回り差が大きいことや、比
較的高い生産性の確保、手数料ビジネスの拡大が収益に寄与している。近年拡充が進み収益性の改善に
も寄与している海外は、世界経済の減速などから踊り場に差し掛かっている。ペースこそ鈍化しても拡
大基調は保てるとみているが、貸し出しに依存しない収益モデルの構築やコア顧客の増強、外貨調達の
制約を受けないかが成長の持続性の鍵を握る。グループ連携によるコスト削減や国内外での手数料ビジ
ネスの拡大で収益力を維持、向上させることが課題。中国経済の大幅な減速などを起点とした世界経済
や金融資本市場の大幅な低迷、マイナス金利の深掘りなどで収益環境が悪化しないか注視している。
リスク耐久力はおおむねAAゾーンに見合う。株式保有と大口与信集中のリスクはやや大きいが、金利
リスクは小さく、資本は質・量とも充実している。2020年をめどに、政策保有株式の取得原価を普通株
式等Tier1(完全実施基準、その他有価証券評価差額金を除く)対比で14%まで削減する方針。実現すれ
ばリスク耐久力が強化されて信用力に好影響を与える。格付の向上には取得原価で半減以上の削減を実
現できるかがポイントだ。なお、日本ソブリンリスクが顕在化すると大きな影響を受ける点には留意が
必要だ。
■お問合せ先
■報道関係のお問合せ先
株式
会社
: インベスターズ・サービス管理部 TEL. 03-3276-3511
: 経営企画室(広報担当)
TEL. 03-3276-3438
格付投資情報センター 〒103-0027東京都中央区日本橋1-4-1
E-mail. [email protected]
日本橋一丁目三井ビルディング
http://www.r-i.co.jp
信用格付は、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約定通りに履行される確実性(信用力)に対するR&Iの意見であり、事実の表明ではありません。また、R&Iは、信
用リスク以外のリスクにつき意見を表明するものではなく、投資判断や財務に関する助言や、投資の是非等の推奨をするものではありません。R&Iは、信用格付に際し関連情報の正確性等につき独自の
検証を行っておらず、これに関し何ら表明も保証もいたしません。R&Iは、信用格付(変更・取り下げ等を含む)に関連して発生する損害等につき、何ら責任を負いません。信用格付は、原則として発
行体から対価を受領して実施したものです。なお、詳細につきhttp://www.r-i.co.jp/jpn/policy/policy.html をご覧下さい。
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2016年6月末の普通株式等Tier1比率は11.88%、完全実施ベースでも11.8%(その他有価証券評価差額
金を控除すると10.0%)と比較的高い。今後もリスクアセット計測の厳格化が見込まれるが、資本保全
バッファーやG-SIBs(グローバルにシステム上重要な銀行)へのサーチャージ(資本の上乗せ)なども
考慮した最低所要資本比率を上回る水準は確保していけるだろう。
資産の質は比較的健全だ。日本の大企業のバランスシートが総じて強いほか、引当方針が厳格で大口
問題先にはDCF(ディスカウント・キャッシュフロー)法を適用して高率の引き当てを行っていることが
寄与している。中堅・中小企業や個人向けの与信の質も問題ない。海外は、中長期的に、アジアなどで
地場企業・個人向けの与信が拡大する方向にある点には注意が必要だが、現状、高格付が中心で質は健
全だ。資源関連エクスポージャーも、全体としてはストレス耐性が強く、資源価格低迷の影響は限定的
な範囲にとどまるとみている。
流動性は十分に備えている。円貨は国内の個人預金基盤が極めて強いうえ、預貸率の低さが寄与して
いる。外貨も海外での貸し出しの伸びに合わせて顧客性預金を増強しており、さほど懸念はない。外貨
建て資産が増えていくと予想され、外貨調達力の強化は課題。2016年度第1四半期の流動性カバレッジ比
率は119.8%と一定の水準にある。
○三井住友フィナンシャルグループ
SMFGの持株会社。グループの一体性は強く、格付はグループ全体の信用力を反映しているが、持株会
社固有の構造的劣後性などを考慮して、グループ中核会社の1ノッチ下にしている。単体の財務構造は、
関係会社株式が株主資本を上回るダブルレバレッジの状態にある。持株会社主導の下、グループの連携
強化に取り組んでいる。
○三井住友銀行
SMFGの中核商業銀行。格付はグループ全体の信用力をそのまま反映している。顧客基盤は大企業、中
堅・中小企業、個人とバランス良く強い。国内預貸金収益環境が厳しくなる中、グループ他社との連携
を強化し手数料収入や収益機会の拡大に取り組んでいる。グループの機能を結集することで、顧客基盤
の価値を最大限収益に結び付けることが出来るかに注目していく。
○SMBC日興証券
SMFGの中核証券会社。グループとの一体性を踏まえ、格付はグループ全体の信用力をそのまま反映し
ている。国内リテールで強固な営業基盤を築いている。2014年7月から三井住友銀行との銀証リテール一
体化ビジネスを全店で展開し成果を上げ始めており、顧客基盤がさらに拡大するか注目している。ホー
ルセール分野は、SMFG入り後に再構築し体制面は整いつつある。円貨債券関連業務を中心に競争力があ
るが、グループの営業基盤を踏まえれば海外やM&A(合併・買収)アドバイザリー、株式関連のビジネス
に拡大余地がある。
○三井住友カード
SMFGの中核クレジットカード会社。日本における「VISA」カードのパイオニアで知名度が高い。グル
ープの出資比率は66%だがグループの中核事業の1つであるリテールビジネスの軸となるクレジットカ
ード事業を担っている。フィンテックへの注目度が高まる中、新たな決済手段やサービスに積極的に取
り組んでおり、グループにおける戦略的重要性がさらに高まる方向にある。格付はグループの信用力を
反映している。
加盟店契約保有数やカード会員数、取扱高は国内トップクラスで営業基盤は強い。非現金決済化の流
れに乗って、ショッピング関連の取扱高が順調に伸び、リボルビング残高もそれに応じて増えている。
アクワイアリング手数料や事務受託料も着実に増加しており、今後も営業収益は堅調に推移しそうだ。
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信用格付は、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約定通りに履行される確実性(信用力)に対するR&Iの意見であり、事実の表明ではありません。また、R&Iは、信
用リスク以外のリスクにつき意見を表明するものではなく、投資判断や財務に関する助言や、投資の是非等の推奨をするものではありません。R&Iは、信用格付に際し関連情報の正確性等につき独自の
検証を行っておらず、これに関し何ら表明も保証もいたしません。R&Iは、信用格付(変更・取り下げ等を含む)に関連して発生する損害等につき、何ら責任を負いません。信用格付は、原則として発
行体から対価を受領して実施したものです。なお、詳細につきhttp://www.r-i.co.jp/jpn/policy/policy.html をご覧下さい。
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取扱高の増加に伴い信用コストやトランザクションコストが緩やかに増えるうえ、基幹システムの更
新で償却負担が増すが、基礎的な利益によるコスト吸収力は格付に見合う水準を維持していけるとみて
いる。与信運営は堅実で資産の質は良好。資本の充実度が高くリスク耐久力も格付に遜色ない。資金調
達は三井住友銀行を中心に安定している。
○SMBCコンシューマーファイナンス
消費者金融大手で、SMFGの完全子会社。「PROMISE(プロミス)」及び「mobit(モビット)」ブラン
ドの下、グループにおける消費者向け無担保ローン事業の中心的役割を担う。
営業貸付金残高が緩やかながら増加していることや、信用保証事業の拡大により、営業収益が増加基
調にある。ただ、過払い金請求件数は緩やかな減少傾向にあるものの、利息返還費用の負担は重い。当
期に発生する信用コスト及び利息返還費用と償却前利益の対比では余裕はない状態が続いている。グル
ープにおける戦略的重要性から中核銀行である三井住友銀行の2ノッチ下にしている格付の向上には、利
益貢献度を高めることが必要だ。総量規制に抵触する債権が減り資産の質は改善している。リスク耐久
力はBBBゾーンの水準にある。三井住友銀行が必要な資金を供給しており、流動性に特段の懸念はない。
【格付対象】
発行者:三井住友フィナンシャルグループ(証券コード:8316)
名 称
格 付
発行体格付
A+(維持)
名
称
第1回無担保社債 *1
第2回期限前償還条項
付無担保社債 *1
第3回無担保社債 *1
第4回無担保社債 *1
第5回期限前償還条項
付無担保社債 *1
第6回期限前償還条項
付無担保社債 *1
第7回無担保社債 *1
第10回無担保社債 *1
第11回期限前償還条項
付無担保社債 *1
第8回期限前償還条項
付無担保社債 *1
第9回無担保社債 *1
第12回期限前償還条項
付無担保社債 *1
第13回無担保社債*1
発行総額
(億円)
1,000
350
格付の方向性
安定的
発行日
償還日
格
付
2014年09月12日
2014年09月12日
2024年09月12日
2024年09月12日
A+(維持)
A+(維持)
420
330
200
2015年05月29日
2015年05月29日
2015年05月29日
2025年05月29日
2030年05月29日
2025年05月29日
A+(維持)
A+(維持)
A+(維持)
990
2015年09月28日
2025年10月15日
A+(維持)
810
100
200
2015年09月28日
2016年06月03日
2016年06月03日
2025年10月15日
2026年06月03日
2026年06月03日
A+(維持)
A+(維持)
A+(維持)
550
2016年06月13日
2026年06月15日
A+(維持)
650
590
2016年06月13日
2016年09月12日
2026年06月15日
2026年09月15日
A+(維持)
A+(維持)
410
2016年09月12日
2026年09月15日
A+(維持)
*1 (実質破綻時免除特約及び劣後特約付)
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用リスク以外のリスクにつき意見を表明するものではなく、投資判断や財務に関する助言や、投資の是非等の推奨をするものではありません。R&Iは、信用格付に際し関連情報の正確性等につき独自の
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発行者:三井住友銀行
名 称
発行体格付
名
格 付
AA-(維持)
称
発行予定額
(億円)
発行登録(社債)
10,000
名
称
第56回無担保社債
第57回無担保社債
第58回無担保社債
第59回無担保社債
第10回無担保社債 *2
第11回無担保社債 *2
第17回無担保社債 *2
第20回無担保社債 *2
第22回無担保社債 *2
第23回無担保社債 *2
第24回無担保社債 *2
第25回無担保社債 *2
第26回期限前償還条項
付無担保社債 *2
第27回無担保社債 *2
第28回無担保社債 *2
第29回期限前償還条項
付無担保社債 *2
第30回期限前償還条項
付無担保社債 *2
格付の方向性
安定的
発行予定期間
予備格付
2016年07月08日~2018年07月07日
AA-(維持)
発行総額
(億円)
500
600
500
500
700
800
215
730
1,000
500
400
300
1,500
発行日
償還日
格
付
2012年01月20日
2012年10月25日
2013年04月25日
2014年04月23日
2007年02月16日
2007年12月20日
2009年02月12日
2009年07月24日
2010年09月28日
2010年12月17日
2011年06月01日
2011年06月01日
2011年11月02日
2017年01月20日
2017年10月20日
2018年04月20日
2019年04月19日
2017年02月16日
2017年12月20日
2019年02月12日
2019年07月24日
2020年09月28日
2020年12月17日
2021年06月01日
2026年06月01日
2021年11月10日
AA-(維持)
AA-(維持)
AA-(維持)
AA-(維持)
A+(維持)
A+(維持)
A+(維持)
A+(維持)
A+(維持)
A+(維持)
A+(維持)
A+(維持)
A+(維持)
400
300
1,060
2011年11月02日
2011年12月20日
2012年03月22日
2021年11月10日
2026年12月18日
2022年03月22日
A+(維持)
A+(維持)
A+(維持)
1,000
2013年01月29日
2023年02月28日
A+(維持)
*2 (劣後特約付)
名 称
短期債務
名
称
コマーシャルペーパー
発行者:SMBC日興証券
名 称
発行体格付
名
称
コマーシャルペーパー
名
称
ユーロMTNプログラム
■お問合せ先
■報道関係のお問合せ先
株式
会社
格 付
a-1+(維持)
担保・保証
保証会社等
無担保
格
a-1+(維持)
格 付
AA-(維持)
格付の方向性
安定的
発行限度額
(億円)
10,000
発行限度額
(億円)
10,000
付
担保・保証
保証会社等
無担保
格
a-1+(維持)
担保・保証
保証会社等
Keepwell契約
三井住友フィナンシャルグループ
三井住友銀行
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付
格
付
AA-(維持)
E-mail. [email protected]
日本橋一丁目三井ビルディング
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発行者:三井住友カード
名 称
発行体格付
名
称
コマーシャルペーパー
格 付
AA-(維持)
発行限度額
(億円)
2,000
格付の方向性
安定的
担保・保証
保証会社等
無担保
発行者:SMBCコンシューマーファイナンス
名 称
格 付
発行体格付
A(維持)
格
付
a-1+(維持)
格付の方向性
安定的
☆予備格付は、個別債務の最終的な条件が決定されていない段階で予備的な信用格付が必要となる場合に、付与
する評価です。個別債務の最終的な契約内容等によっては、予備格付とは異なる信用格付が付されることがあ
ります。
☆MTNプログラムに対する信用格付はプログラムを対象としており、プログラムのもとで発行する個々の債券に
対する信用格付ではありません。個々の債券の信用格付は通常、同プログラムの信用格付と同一ですが、クレ
ジットリンク債、インデックスリンク債など個々の債券の契約内容によっては、同一とならない、あるいは格
付しないことがあります。R&Iは依頼に応じて、個々の債券にも信用格付を付与することがあります。
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信用格付に関わる事項
信用格付業者
登録番号
株式会社格付投資情報センター
金融庁長官(格付)第6号
直近一年以内に講じられた監督上の措置は、ありません。
主任格付アナリスト
信用格付の付与について
代表して責任を有する者
三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行:奥村 信之
SMBC日興証券:後藤 潤
三井住友カード、SMBCコンシューマーファイナンス:大石 竜志
細田 弘
信用格付を付与した日
主要な格付方法
2016年10月27日
事業法人等の信用格付の基本的な考え方 [2015.05.01]
金融機関等に共通する格付の考え方 [2014.03.13]
預金取扱金融機関 [2015.12.21]
証券会社 [2014.05.22]
クレジットカード・信販 [2016.04.26]
リース [2014.03.27]
消費者金融 [2014.04.25]
金融グループの格付の考え方 [2013.07.31]
規制資本商品等と金融機関等の格付の考え方 [2016.10.20]
上記格付方法は、格付を行うにあたり考慮した他の格付方法とともに以下のウェブサイトに掲載
しています。http://www.r-i.co.jp/jpn/cfp/about/methodology/index.html
評価の前提は、以下のウェブサイトの格付付与方針に掲載しています。
http://www.r-i.co.jp/jpn/ratingpolicy/index.html
格付符号とその定義は、以下のウェブサイトに掲載しています。
http://www.r-i.co.jp/jpn/cfp/about/definition/index.html
格付関係者
三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、SMBC日興証券、
三井住友カード、SMBCコンシューマーファイナンス
注
格付関係者は、金融商品取引業等に関する内閣府令第三百七条に基づいて、R&Iが判断したものです。
利用した主要な情報
品質確保のための措置
情報提供者
決算書類、開示情報
公認会計士の監査済みである、またはそれに準じた信頼性が確保され
ている決算書類であること。一般に開示された、またはそれに準じた
信頼性が確保されている情報であること。
格付関係者
信用格付の前提、意義及び限界
R&Iの信用格付は、発行体が負う金融債務についての総合的な債務履行能力や個々の債務等が約
定通りに履行される確実性(信用力)に対するR&Iの意見です。R&Iは信用格付によって、個々の債
務等の流動性リスク、市場価値リスク、価格変動リスク等、信用リスク以外のリスクについて、何
ら意見を表明するものではありません。信用格付は、いかなる意味においても、現在・過去・将来
の事実の表明ではありません。また、R&Iは、明示・黙示を問わず、提供する信用格付、又はその
他の意見についての正確性、適時性、完全性、商品性、及び特定目的への適合性その他一切の事項
について、いかなる保証もしていません。
R&Iは、信用格付を行うに際して用いた情報に対し、品質確保の措置を講じていますが、これら
の情報の正確性等について独自に検証しているわけではありません。R&Iは、必要と判断した場合
には、信用格付を変更することがあります。また、資料・情報の不足や、その他の状況により、信
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検証を行っておらず、これに関し何ら表明も保証もいたしません。R&Iは、信用格付(変更・取り下げ等を含む)に関連して発生する損害等につき、何ら責任を負いません。信用格付は、原則として発
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用格付を保留したり、取り下げたりすることがあります。
利息・配当の繰り延べ、元本の返済猶予、債務免除等の条項がある債務等の格付は、その蓋然性
が高まったとR&Iが判断した場合、発行体格付又は保険金支払能力とのノッチ差を拡大することが
あります。
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