Ⅳ 学力向上を図る取組【中学校】 【国語科学力向上プラン】

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学力向上を図る取組【中学校】
各教科の授業における取組
【国語科学力向上プラン】
(1)学力向上目標
○国語科の目標
・「アクティブ・ラーニング」を取り入れた学習活動により、思考力、判断力、
表現力を育む
○国語科で身に付けさせたい力
強 み
課 題
・「書くこと」は全学年で高い。その ・「言語事項」「読むこと」に関す
他全体的に基礎基本は定着している。 る能力が低い。
身に付けさせる学力
・語句、語彙、文法、古語の理解、漢字等についての力。
・要点を押さえながら的確に読み取る力。
・思考力、判断力、表現力。
(2)各学年の授業における取組
1年
【重点目標】
・語句、語彙、文法、漢字等についての知識を身に付け、目的や場面に応じ
て内容を的確に理解し、書いたり聞き取ったりできる力を養う。
【具体的な取組】
・漢字テストを継続的に実施する。
・言語事項に関するプリントを定期的に配布し、家庭学習の定着を図る。
・古典での資料読解や仮名遣いなどの指導においてICTを効果的に活用する。
2年
3年
・協働的に課題を解決する指導の工夫を図る。
【重点目標】
・語句、語彙、文法、漢字等についての知識の定着を図る。
・「読むこと」の学習を通して、思考力、表現力を育む
【具体的な取組】
・週に1度授業内での漢字テストを行い、言語事項の定着を図る。
・家庭学習との連携において言語事項に関する基礎基本の定着を図る。
・ALの要素を適宜取り入れ、全体の引き上げを図る。
・適切な評価を行い、意欲を喚起させる。
【重点目標】
・語彙を豊かにし、文章の内容を的確に読み取る力を向上させる。
・新出漢字を身につけ、生活の中で適切に使えるようにする。
・文法について計画的に復習の機会を設け、知識の定着を図る。
【具体的な取組】
・毎時間振り返りを行わせ、本時で学習できたことをまとめさせる。
・ICTを効果的に活用し、学習意欲を高めさせる。
・週に1度漢字小テストを実施し、言語事項の定着を図る。
・主体的に課題に取り組ませるための指導の工夫を図る。
(3)国語科におけるICT機器の効果的な活用事例と期待する効果
主に、デジタル教科書を活用し、生徒の視覚に訴えることによって、興味関心を高
めるとともに、漢字や語句、文章構成等、古典の理解を定着させる。また、自作教
材の作成に努める。
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【社会科学力向上プラン】
(1)学力向上目標
○社会科の目標
・社会的事象に関する基礎的・基本的な知識、概念や技能の確実な定着と、それ
を活用して考える授業の展開に努める。
○社会科で身に付けさせたい力
強 み
課 題
・社会科に対する関心、意欲が高く、 ・社会的事象に対する思考、判断、
授業に集中して取り組むことができ 表現する力が低い。
る。
身に付けさせる学力
・基礎的、基本的な知識を確実に定着させ、それをもとにした資料活用の能
力を高める。
(2)各学年の授業における取組
1年
【重点目標】
・基礎的、基本的な知識、概念の定着と、学習に対する意欲を高める。
【具体的な取組】
・毎時間、ICTを活用した教材提示を行う。
・毎時間の確認テスト、定期テストの復習の導入を行う。
2年
【重点目標】
・基礎的、基本的な知識、概念の定着と、問題解決能力を高める。
【具体的な取組】
・毎時間、ICTを活用した教材提示を行う。
・毎時間、本時の課題を立て、授業の最後にまとめを行う。
3年
【重点目標】
・基礎的、基本的な知識、概念の定着と、社会的思考、判断力を育む。
【具体的な取組】
・毎時間、ICTを活用した教材提示を行う。
・単元ごとに、記述問題や資料活用問題に取り組む
・毎時間、本時の課題を立て、授業の最後にまとめを行う。
(3)社会科におけるICT機器の効果的な活用事例と期待する効果
ICTを活用してグラフや映像資料を提示し、生徒の学習に対する関心、意欲を
高める。また、問題を繰り返し提示することで、基礎的、基本的な知識の定着と、
それをもとに考える力を身につけさせる。
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【数学科学力向上プラン】
(1)学力向上目標
○数学科の目標
・数学的活動の楽しさ、数学の良さを実感し、それらを活用して考えたり判断し
たり表現したりしようとする態度を育てる。
・問題解決学習で、文章問題で、数学的考え方を活用する力を高める。
○数学科で身に付けさせたい力
強 み
課 題
・1年は量と測定の知識理解が高い。 ・個人差が大きく基礎計算力が非常
・2年は全領域で全国平均より高い。 に低い生徒が多い。
・3年は資料の活用の能力が高い。 ・文章問題が弱い。
身に付けさせる学力
・基礎計算力の向上
・教え合い活動による言語活動の充実
・数学的考え方を活用する力(文章問題に慣れていく。)
(2)各学年の授業における取組
1年
【重点目標】
・計算力を高める。
・課題解決への意欲の向上を図る。
【具体的な取組】
・授業中の計算練習時間の確保をする。
・数学の必要性の感じられるような課題提示の工夫をする。
2年
重点目標】
・さらなる基礎基本の定着と、数学を身の回りのことに活用できる能力を高める。
【具体的な取組】
・毎時間小テストまたは、ICTを活用してのフラッシュ計算を行う。
・誤答をとりあげ、言語活動を通して正しい考えを導き出す。
・ひとつの単元で1回は小グループによる問題解決学習を行い、言語活動の充実を図る
3年
【重点目標】
・用語の定着・基礎基本の計算の定着を図る。
・既習事項のスパイラル的な復習を行う。
【具体的な取組】
・単元テストを数値を変え、各単元3回繰り返し基礎基本の定着を図る。
・小人数話合い活動で言語活動を重視した問題解決学習を行う。
・ノートやワークでの途中の式の書き方指導を行う。
(3)数学科におけるICT機器の効果的な活用事例と期待する効果
小テスト、フラッシュ計算を行い、基礎計算力の向上を図る。
図形分野でスパイラル的に既習事項の確認を動画などを活用する。
大型TV、デジタル教科書を活用する。
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【理科学力向上プラン】
(1)学力向上目標
○ 理科の目標
・基礎・基本の知識・技能の定着を図る
・自然の事象を観察・実験の結果に基づいて、主体的に調べる姿勢や科学的に捉え
る思考力や表現力を身に付けさせる。
○ 理科で身に付けさせたい力
強 み
課
・理科に興味・関心の高い生徒が多い。
・意欲的に進んで学習している。
題
・科学的思考やそれを自分の言葉で表現す
る力が弱い。
身に付けさせる学力
・五感を刺激する観察や実験を通して、基礎・基本の定着はもちろん主体的に調べる姿
勢や科学的な思考や表現力を身に付けさせる。
(2)各学年の授業における取組
1年
【重点目標】
・実験器具を安全かつ適切に使用する。
・科学的な見方や考え方を養い、自分の言葉で表現できるようにする。
【具体的な取組】
・3~4人の少人数のグループで実験・観察等を行う。
・実験レポートの考察で理由をつけてまとめさせる。
2年
【重点目標】
・実験結果や教科書等の資料から自分の考えをまとめ表現できるようにする。
【具体的な取組】
・実験方法を工夫し、少人数での実験を行う。
・実験ごとに実験ノートに結果・考察を自分の言葉で表現する。
・3~4人1組でミニ黒板を利用し、より自分の考えを表現しやすくする。
3年
【重点目標】
・自分の考えを表現し、他と意見を交換しながら考えを深める。
【具体的な取組】
・実験ごとに実験ノートに結果・考察を自分の言葉で表現する。
・3~4人1組でミニ黒板を利用し、より自分の考えを表現しやすくする。
(3)理科におけるICTの効果的な活用事例と期待する効果
グループの意見をまとめ、タブレットなどを用い大型モニタで発表することで科学
的思考力と表現力を養う。
デジタル教科書を効果的に用いて、知的好奇心を育てる。
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【外国語科学力向上プラン】
(1)学力向上目標
○外国語科の目標
・国際語としての英語を用い、グローバルな視野に立って活躍できる人材を育てる。
○外国語科で身に付けさせたい力
強 み
課 題
・英語への関心意欲が高い。
・適切に聞きとって答える力(聞くこと
・4技能及び表現・理解・知識理解の 、話すこと)が市全体より低い。
力が身についてきている。
身に付けさせる学力
・会話の内容を聞き取り適切に答える力を身に付けさせる。
・基礎的、基本的な知識を活用する力を身に付けさせる。
(2)各学年の授業における取組
1年
【重点目標】
・基礎的、基本的な知識を定着させ、学習意欲を高める。
【具体的な取組】
・帯活動で会話活動や小テストを実施する。
・生徒同士による学び合い活動の時間を設ける。
・毎時間「本時のねらい」を明確にし、終末に「振り返り」を実施する。
2年
【重点目標】
・質問に答える際に、的確な語を整理して相手に伝えることができる。
【具体的な取組】
・教科書の本文理解やペア学習の会話表現で大切な箇所を意識させる。
・生徒同士による学び合い活動の時間を設ける。
・毎時間「本時のねらい」を明確にし、終末に「振り返り」を実施する。
3年
【重点目標】
・英語で聞いたり読んだりした内容を理解し、適切に答えることができる。
【具体的な取組】
・毎時間リスニングを実践し、「聞く力」の向上を図る。
・5W1Hを軸とした応答練習を充実させる。
・生徒同士による学び合い活動の時間を設ける。
・毎時間「本時のねらい」を明確にし、終末に「振り返り」を実施する。
(3)外国語科におけるICT機器の効果的な活用事例と期待する効果
パワーポイントや動画を用いた視覚資料(写真等)の提示による興味関心意欲の向上と ポイ
ントや適切な例文の提示。タブレットで生徒(先生)の会話を動画で撮影し、リスニング教材
や自己評価に活用する。調べ学習や発表会などでICTを使用したアクティブラーニングを
行う。 英語のニュース、天気予報等の動画から英語に触れ、実際の言語使用場面を提供する。
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