実 践 問 題 1 タンパク質を構成するアミノ酸のうち、側鎖部分がイオン結合で相互作用する ものはどれか。2つ選べ。 (平成 27 年度徳島文理大学薬学部薬学総合演習第 2 回総合演習試験) 実 践 問 題 2 下図のアミノ酸のうち,脱炭酸反応によってヒスタミンを生じるのはどれか. HS COOH H NH 2 1 H 2N COOH O H 2 H 3C COOH H NH 2 COOH COOH H NH 2 3 NH 2 4 H N N H NH 2 5 (第101回薬剤師国家試験) 実 践 問 題 3 L-リシンは,2つのアミノ基と1つのカルボキシル基を持ち,水溶液の pH によ り 4 つの化学種が存在する.図に示した L-リシンの化学種が最も多く存在する pH に最も近い 値はどれか.1つ選べ.ただし,L-リシンの3つの pKa はそれぞれ pKa1=2.2,pKa2=9.0, pKa3=10.5 とする. CO2 – N +H 3 H 3+N 1 2.2,2 5.6,3 9.0,4 9.7,5 10.5 (第101回薬剤師国家試験) 実 践 問 題 4 タンパク質を構成するアミノ酸に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ 選べ。 1 L-セリンと L-トレオニンは、いずれも 2 つの不斉炭素をもつ親水性アミノ酸である。 2 アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシンは、いずれもアルキル鎖をもつ。 3 アミノ酸は両性物質であり、乾燥した固体状態では、カルボキシル基は-CO2+、またア ミノ基は-NH3-の両性イオンとして存在している。 4 アスパラギンとグルタミンの側鎖には、いずれも水酸基が含まれる。 5 トリプトファンは、ニコチン酸に代謝され、補酵素の前駆体となる。 (平成 27 年度徳島文理大学薬学部薬学総合演習第2回総合演習試験) 実 践 問 題 5 脂質に関する記述のうち、誤っているのはどれか。2つ選べ。 1 細胞膜成分の一つであるホスファチジルコリンは、ホスファチジン酸にコリンが結合 したグリセロリン脂質である。 2 脂肪組織に貯蔵されたトリアシルグリセロールは体内エネルギーの貯蔵型としての役 割がある。 3 スフィンゴミエリンは神経細胞の細胞膜などに多く含まれる糖脂質の一種である。 4 アセチル CoA カルボキシラーゼは脂肪酸合成の律速酵素である。 5 グリセロリン脂質は、シクロオキシゲナーゼの作用を受けてアラキドン酸などの脂肪 酸を遊離する。 (平成 27 年度徳島文理大学薬学部薬学総合演習第4回総合演習試験) 実 践 問 題 6 タンパク質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 グルタチオンはトリペプチドである。 2 タンパク質の一次構造としてαヘリックス構造、βシート構造がある。 3 タンパク質の二次構造はアミノ酸配列である。 4 タンパク質の三次構造は立体的構造である。 5 翻訳直後のタンパク質を構成するアミノ酸は 40 種類である。 (平成 27 年度徳島文理大学薬学部薬学総合演習第4回総合演習試験) 実 践 問 題 7 食品の変質に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選べ。 1 マーガリンを製造する際、トリアシルグリセロールの不飽和結合に水素を添加する過 程でトランス型不飽和結合が生じる。 2 チラミンはチロシンの脱アミノ反応によって生じる。 NH 2 HO 3 ジャガイモに多く含まれるアスパラギンから加熱によってアクリルアミドが生成する ことがある。 O NH 2 4 油脂の自動酸化により酸価とヨウ素価は共に上昇する。ただし,酸化とは油脂 1g 中に 存在する遊離脂肪酸を中和するのに必要な水酸化カリウムの mg 数と定義される.また, ヨウ素化はヨウ素が不飽和結合に付加する性質を利用したもので,不飽和度の指標と なる. 5 塩蔵は水分活性を上昇させることで食品を保存する方法である。ただし,塩蔵とは食 品を塩漬けにして保存したり,味付けしたりすることである.水分活性とは食品に含 まれる水の割合のことであり,水分が多いと水分活性は上昇する. (平成 27 年度徳島文理大学薬学部薬学総合演習第3回総合演習試験(改)) 実 践 問 題 8 以下は,コレステロール量の調節に関する説明文である.これに関する記述の うち,正しいのはどれか.2つ選べ. 1 ヒトの体内のコレステロールは,食事によって補給されるとともに,体内でも生 合成される.また,細胞内のコレステロール量は一定に保とうとする仕組みによって 厳密に調整されている.なお,3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル CoA 還元酵素 (HMG-CoAreductase)はコレステロール生合成反応の律速酵素である. 2 コレステロールやその生合成中間体であるメバロン酸は,HMG-CoAreductase の 活性を抑制する. 3 コレステロールは,HMG-CoAreductase の分解を抑制する. 4 細胞内のコレステロール量が減少すると,HMG-CoAreductase の転写を正に調節 する転写因子が活性化される. 5 細胞内のコレステロール量が減少すると,コレステロールの細胞内取り込みに関 わる低密度リポタンパク質(low-densitylipoprotein:LDL)受容体の mRNA が減少 する. (第101回薬剤師国家試験) 実践問題9 非共有電子対(孤立電子対)が sp2 混成軌道に収容されているのはどれか.1つ 選べ. NH 2 CH 3CN 1 O 2 3 N H 4 (第100回薬剤師国家試験) N(CH 2CH 3)3 5
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