設定来の運用状況と今後の見通しについて

販売用資料
ファンドレポート
2016年10月17日
サテライト投資戦略ファンド(株式型) [愛称:サテラップ(株式型)]
設定来の運用状況と今後の見通しについて
本ファンドレポートでは2015年6月16日に設定した「サテライト投資戦略ファンド(株式型)[愛称:サテラップ(株式型)]」(以
下、サテラップ)について、設定来の運用状況と今後の見通しについてご説明します。
サテラップの設定来の運用の振り返り
設定当初は、ギリシャ債務問題や中国の景気減速懸念などを背景に株式市場が軟調に推移したことなどから、2015年9月
にかけて下落しました。その後、米国の早期利上げ観測が後退したことやECB(欧州中央銀行)による追加金融緩和観測が
高まり金融緩和環境の継続期待などから2015年12月にかけて値を戻す展開となりました。
2016年に入ると原油価格の下落や中国の景気減速懸念からリスク回避姿勢が高まり世界的に株価は下落する展開となり、
また外国為替市場では円高が進行したことなどを背景に基準価額は下落しました。2016年3月以降は、原油価格が回復基調
となったことなどを背景に過度なリスク回避姿勢が後退し、持ち直す展開となりました。2016年6月は英国の国民投票でEU(欧
州連合)離脱派が勝利すると主要な株式市場は急落しましたが、各国の金融当局が金融緩和姿勢を示したことなどを背景に
下げ止まる展開となりました。その後は米国の良好な経済指標などを背景に堅調に推移したものの、米国の追加利上げ観測
や為替動向などをにらみ上値の重い展開となりました。
9月末現在、設定来で世界株式が▲17.4%の下落となる中、サテラップは▲12.7%と相対的に下落率は抑制されています。
これは、サテラップが国内外の株式やリート等に収益源泉を多面的に捉えて分散投資をしていることに加え、投資対象資産
の工夫としてヘッジファンド等を組み合わせることで、短期的な下振れリスクが抑制された結果と考えています。
◆ サテラップの設定来の基準価額(信託報酬控除後)と世界株式の推移
(2015年6月16日(設定日)~2016年9月30日、日次)
10,500
最大下落率
※ 世界株式は2015年6月16日を10,000として指数化
10,000
原油価格の下落
円高進行
9,500
サテラップ (円)
英国の国民投票で
EU離脱派が勝利
17.4%
中国景気の
減速懸念
9,000
8,500
26.2%
(ご参考)
世界株式
8,000
7,500
下落局面
上昇局面
下落局面
上昇局面
下落局面
上昇局面
7,000
2015/6/16~9/29
9/30~12/2
12/3~2016/2/12
2/13~4/27
4/28~6/27
6/28~9/30
15/6
20%
15/8
15/10
15/12
16/2
16/4
16/6
16/8 (年/月)
7.9% 13.5%
7.0% 12.3%
4.0% 9.8%
0%
-20%
-8.9%
-14.8%
-13.8%
-19.6%
-40%
設定来騰落率
0%
【ご参考】
【ご参考】
世界株式
世界株式
サテラップ
世界株式
足もと約3ヵ月の運用状況をみると、
6月末の株式市場の急落時、サテラッ
プの下振れ幅は相対的に抑制されて
おり、概ね安定的に推移しています。
資産別騰落率寄与度
サテラップ
サテラップ
-5%
株式等*
株式等*
内訳
-10%
ヘッジファンド
ヘッジファンド
その他
その他
-2.4%
-1.9%
サテラップの
目標資産配分比率
ヘッジファンド 株式等
-8.4%
40%
60%
-12.7%
-15%
-20%
-7.4%
-13.7%
-17.4%
*株式等にはリート、MLP等の株式の代替資産も含む。
「サテラップ」は株式の下落局面では、ヘッジファンドも含めた分散投資の効果により、株式投資のみと比べて下落率が抑制さ
れている一方、上昇局面では一定程度追随しており、通期でのリターンの下振れ幅が抑制されていることがわかります。
※世界株式:MSCI オールカントリー・ワールド・インデックス(配当込み)(米ドルベースのデータを基に当該日の為替データで三井住友トラスト・アセットマネジメントが円換算)
※最大下落率は、算出対象期間内における過去の最高値からの下落率で最も大きかった値を示したもの。
※各資産の騰落率寄与度は、為替要因も含めた概算値であり、実際の基準価額の変動を正確に説明するものではありません。あくまで傾向を知るための目安としてご覧くださ
い。その他要因は信託報酬等のコスト要因およびキャッシュフロー要因等が含まれます。端数処理の関係で合計値が合わない場合があります。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成
※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。
当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。
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今後の市場見通しとサテラップの運用方針
今後の世界の株式市場を見通す上で重要となる企業業績
については、2015年こそ原油安や中国の景気減速などの影
響により減益となったものの2016年は増益への転換が予想さ
れており、2017年以降についても企業収益の増益基調が見
込まれています。また、良好な企業業績を背景に自社株買い
や配当金増額に積極的に取り組む企業が増加しており、そ
のことは株式市場の下支え要因になると考えています。
また、足もとの株価水準については、各市場のPER(株価収
益率)について直近と過去平均との対比で見てみると、先進
国株式(除く日本)はやや過去平均を上回る状況にあります
が、米企業のIT・テクノロジーセクターの好業績を織り込んだ
ものであり、市場全体としては特に割高感はないと判断して
います。新興国株式においては過去平均並で特段に割高感
はなく、また日本株式については、過去平均対比でPERは大
幅に下回っており、割安な水準にあると考えられます。
金融政策面では、米国では労働市場の回復基調などを背
景にFRB(米連邦準備理事会)は追加利上げに前向きな姿勢
を示しているものの、利上げペースについては緩やかなもの
になることがFOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文など
から想定され、米国市場の金融緩和的な環境は維持されると
見込んでいます。また、日本ではマイナス金利の深掘りが政
策手段として見込まれるなど、日欧などでは追加金融緩和期
待も根強く、世界的な金融緩和環境は継続することが想定さ
れ、これらは株式市場の下支え要因になると考えています。
こうした企業のファンダメンタルズや株価水準、そして金融
緩和環境に照らして今後の株式市場を展望しますと、今後は
緩やかな上昇基調が見込めると予想します。一方で、混迷す
る米大統領選挙など足もとで懸念されている様々な不透明要
因がくすぶるなか、目先は積極的にリスクを取りづらい市場
環境となることが想定され、経済指標や金融政策などに敏感
に反応する展開になると思われます。
引き続き、サテラップでは、不安定な市場環境ながら、より
成長が期待できる企業やより収益の獲得が期待できる市場
への選別投資が進むと考えており、ヘッジファンドを含めた多
様な収益機会を有する資産への分散投資を通じてファンド全
体の下振れリスクの抑制も図りつつ、中期的に安定した収益
の確保を目指した運用を行っていきます。
◆世界株式の株価とEPS(1株当たり利益)の推移
500
EPS 予測値
株価(左軸)
450
35
30
400
25
350
20
300
15
EPS(右軸)
250
10
13
14
15
16
18 (年)
17
※世界株式:MSCI オールカントリー・ワールド・インデックス(米ドルベース)。
※2016年~2018年のEPSは、各年末のBloomberg予測値。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成
◆各地域・国の実績PER (赤字企業除く)比較
30
(倍)
25
2016年9月末
22.9
19.2
20
15
17.3
14.1
過去平均
16.6 16.1
10
5
0
日本株式
先進国株式
(除く日本)
新興国株式
※過去平均は、1996年9月末~2016年9月末の期間平均値
※日本株式:MSCI 日本インデックス、先進国株式(除く日本):MSCI コクサイ・
インデックス、新興国株式:MSCI エマージング・マーケット・インデックス
(出所) Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成
◆日米欧中央銀行の資産規模・政策金利の推移
5
サテラップの目標資産配分比率
(株価:2013年1月末~2016年9月末、月次)
(1株当たり利益:2013年~2018年、年次) (米ドル)
(2007年12月末~2017年12月末、月次) (兆米ドル)
(%)
資産残高見通し
リーマン・ショック
4
18
15
ECB政策金利(左軸)
先進国株式
先進国株式
20%
20%
国内株式
国内株式
23%
20%
ヘッジファンド
ヘッジファンド
ヘッジファンド
40%
40%
3
株式等*
60%
12
FRB政策金利(左軸)
2
9
新興国株式 7%
国内リート 4%
海外リート 5%
MLP
2%
ヘッジファンド
40%
* 株式等にはリート、MLP等の株式の代替資産も含みます。
● 2016年9月30日現在。目標資産配分比率は、適宜見直しを行います。また、実
際の組入比率と異なる場合があります。
● 資産配分比率は端数処理の関係で合計値が100%とならない場合があります。
ECB資産残高(右軸)
1
0
‐1
07/12
日銀資産残高(右軸)
3
日銀政策金利(左軸)
FRB資産残高(右軸)
09/12
11/12
6
13/12
15/12
0
17/12
(年/月)
※各資産残高は、当該日の為替データを基に三井住友トラスト・アセットマネジメン
トが米ドル換算しています。2016年9月以降は、各中央銀行から発表されている
資産規模の見通しを基に、2016年9月末の為替データを使用して三井住友トラス
ト・アセットマネジメントが試算。政策金利は2016年9月末までのデータを使用。
(出所)日銀、FRB、ECB、Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネ
ジメント作成
※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。
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サテライト投資戦略ファンド(株式型) [愛称:サテラップ(株式型)]
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ファンドの投資リスク
ファンドは、値動きのある有価証券等に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆様の投資元本は保証されているもの
ではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。信託財産に生じた利益および損失は、全て投資者の皆様
に帰属します。投資信託は預貯金と異なります。
株価変動リスク、金利変動リスク、リートの価格変動リスク、MLPの価格変動リスク、商品(コモディティ)の価格変動リスク、
為替変動リスク、信用リスク、流動性リスク、カントリーリスク、資産等の選定・配分に係るリスク、ヘッジファンドの運用手法に係るリスク、
仕組み債券に係るリスク、ブローカーの信用リスク
※基準価額の変動要因は上記に限定されるものではありません。
【その他の留意点】
●分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われますので、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。分配金は、計算期間中に発
生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買益)を超えて支払われる場合があります。その場合、当期決算日の基準価額は前期決算日と比べて下落すること
になります。また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部または全部が、
実質的には元本の一部払戻しに相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。
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ご購入の際は、必ず「投資信託説明書(交付目論見書)」をご覧ください。
お申込みメモ
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決
期
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日 毎年2月17日(休業日の場合は翌営業日)
年1回、毎決算時に分配金額を決定します。分配金額については、委託会社が基準価額水準、市況動向等を勘案して決定します。
収
益
分
配 ただし、分配を行わないことがあります。
※将来の分配金の支払いおよびその金額について保証するものではありません。
購
入
単
位 販売会社が個別に定める単位とします。詳しくは販売会社にお問い合わせください。
購
入
価
額 購入申込受付日の翌々営業日の基準価額とします。
換
金
単
位 販売会社が個別に定める単位とします。詳しくは販売会社にお問い合わせください。
換
金
価
額 換金申込受付日の翌々営業日の基準価額とします。
換
金
代
金 原則として、換金申込受付日から起算して7営業日目からお支払いします。
申 込 締 切 時 間 原則として、販売会社の営業日の午後3時までとします。
申込日当日が次のいずれかの場合は、購入・換金のお申込みを受け付けないものとします。
購 入 ・ 換 金
(休業日については、委託会社または販売会社にお問い合わせください。)
申 込 受 付 不 可 日 ・ニューヨーク証券取引所の休業日 ・ロンドン証券取引所の休業日 ・ニューヨークの銀行休業日 ・ロンドンの銀行休業日
課
税
関
係
課税上は株式投資信託として取り扱われます。
公募株式投資信託は税法上、少額投資非課税制度および未成年者少額投資非課税制度の適用対象です。
ファンドの費用
▼お客様が直接的にご負担いただく費用
購
入
時 購入価額に販売会社が個別に定める手数料率を乗じて得た額とします。
購 入 時 手 数 料 (上限3.24%(税抜3.0%))
換
金
時
ありません。
信託財産留保額
▼お客様が間接的にご負担いただく費用
純資産総額に対して年率1.5984%~1.930052%程度(税抜1.48%~1.8013%程度)
保 有 期 間 中
実 質 的 な 当ファンドは他のファンドを投資対象としています。したがって、当ファンドの運用管理費用(年率1.5984%(税抜1.48%))に当ファンドの投資
運 用 管 理 費 用 対象ファンドの運用管理費用(年率0.0%~0.331652%程度(税抜0.0%~0.3213%程度))を加えた、お客様が実質的に負担する運用管
( 信 託 報 酬 ) 理費用を算出しています。ただし、この値は目安であり、投資対象ファンドの実際の組入状況により変動します。
保 有 期 間 中 監査費用、有価証券の売買・保管、信託事務に係る諸費用、投資対象ファンドの解約に伴う信託財産留保額等をその都度(監査費用
そ の 他 の 費 用 ・ は日々)、ファンドが負担します。これらの費用は、運用状況等により変動するなどの理由により、事前に料率、上限額等を示すことができま
手
数
料 せん。
※ 上記の手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、上限額等を事前に示すことができません。
また、上場投資信託証券は市場の需給により価格形成されるため、上場投資信託証券の費用は表示しておりません。
委託会社およびファンドの関係法人
■ 委 託 会 社 : 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 [ファンドの運用の指図]
ホームページアドレス http://www.smtam.jp/
フリーダイヤル 0120-668001 (受付時間:営業日の午前9時~午後5時)
■ 受 託 会 社 : 三井住友信託銀行株式会社 [ファンドの財産の保管および管理]
■ 販 売 会 社 : 当ファンドの販売会社については委託会社にお問い合わせください。[募集・販売の取扱い、目論見書・運用報告書の交付等]
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販売用資料
販売会社一覧
加入協会
商号等
登録番号
日本証券業
協会
株式会社山陰合同銀行
登録金融機関
中国財務局長(登金)第1号
○
三井住友信託銀行株式会社
登録金融機関
関東財務局長(登金)第649号
○
ごうぎん証券株式会社
金融商品取引業者
中国財務局長(金商)第43号
○
一般社団法人
日本投資顧問
業協会
一般社団法人
金融先物
取引業協会
○
○
一般社団法人
第二種金融商
品取引業協会
※上記は2016年10月17日現在の情報であり、販売会社は今後変更となる場合があります。
【 ご留意事項 】
● 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類で
はありません。
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価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による
損益は全て投資者の皆様に帰属します。
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