◇重要文化財(建造物)追加指定答申物件 な す そすい 那須疏水施設を構成する明治期の石造隧道(近代/産業・交通・土木) きゅうしゅすい し せ つ 那須疏水 旧 取 水 施設 2所 ひがしずいどう にしずいどう 東 隧 道 、西隧 道 きゅうしゅすい し せ つ (既指定重要文化財:那須疏水 旧 取 水 施設) 所在地: 栃木県那須塩原市 所有者: 那須疏水土地改良区 な す の が は ら 説 明: 那須疏水は、那須野ヶ原開拓の基盤施設として明治 18 年に開削された。那 ひがしすいもん にしすいもん どうすい ろ よ すいろ 須疏水施設の 東 水 門 、西水門 並びに導水 路及び余水路は、近代における大規 模水利施設として高い価値を有しており、平成 18 年に重要文化財に指定され ている。 東隧道と西隧道は、既指定の東水門、西水門からそれぞれ延びる石造隧道で ある。明治 18 年に整備された東隧道は変形五角形断面をもち、明治 38 年に整 備された西隧道は石積みの壁にアーチ状の天井を架けた形式で、建造当初の状 態をよく残している。東隧道、西隧道ともに既指定建造物の一連の施設として 価値が高く、追加して保存を図る。
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