News Release JLL(ジョーンズ ラング ラサール株式会社) 2016 年第 3 四半期 東京ロジスティクス市場 東京圏の賃料は 4 四半期ぶりに上昇 2016 年 10 月 20 日 東京‐総合不動産サービス大手の JLL(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河 西利信)は、東京圏※1 のロジスティクス市場 2016 年第 3 四半期の動向をまとめました。 賃料 第 3 四半期末時点の東京圏の月額賃料※2 は前期比 0.3%上昇の 4,139 円となり、4 四半期ぶりに上昇に転 じました。東京ベイエリア※3 は前期比 0.7%上昇の 4,538 円、東京内陸エリア※4 は前期比 0.2%下落の 3,886 円となりました。昨年から続く大量供給が一服し、東京ベイエリアを中心に賃料が上昇しています。「グロー バル ロジスティクス プロパティ クロック※5」をみると、東京圏の賃料は「上昇減速」フェーズにあります。 (図表 1、2) 図表 1:東京圏ロジスティクス市場の空室率と賃料 図表 2:2016 年第 3 四半期 グローバル ロジスティクス プロパティ クロック 2016 年第 3 四半期 東京ロジスティクス市場 東京圏の賃料は 4 四半期ぶりに上昇 空室率 第 3 四半期末時点の東京圏の空室率は前期比 0.6 ポイント、前年比 5.2 ポイント上昇の 8.0%となりました。 東京ベイエリアは前期比 1.4 ポイント上昇の 4.2%、東京内陸エリアは前期比 0.4 ポイント 10.5%となりました。 (図表 3) 図表 3:東京圏の賃料と空室率の推移 価格 第 3 四半期末時点の東京圏の価格は前期比 2.3%、前年比 0.9%の上昇となり、賃料の上昇と投資利回りの 低下を反映して、3 四半期ぶりにプラスに転じました。投資利回りは、東京ベイエリア、東京内陸エリアともに 前期比で低下し、記録的低水準を更新しています。 見通し 2017 年の新規供給は、2016 年の記録的な水準を上回る供給が予定されているものの、引き続き需要は堅 調に推移するとみられることから、空室率は緩やかに低下し、賃料は緩やかに上昇する見通しです。投資 利回りは、投資家の関心の高さから低下余地があるとみられ、これに賃料上昇とを反映して、価格は緩やか に上昇する見通しです。 【補足】 ※1 東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県の一部)の新型物流施設 ※2 月額坪あたりの賃料、共益費込 ※3 東京ベイエリア:東京都、神奈川県、千葉県の東京湾に近い物流エリア(大田区、江東区、横浜、市川など) ※4 東京内陸エリア:東京圏のうち、東京ベイエリア以外の内陸物流エリア(八王子、厚木、柏、川島など) ※5 世界の主要都市の賃料動向を時計に見立てて“見える化”した JLL 独自の市場分析ツールで、四半期ごとに発表しています。 この件に関する問い合わせ先: 広報担当(エイレックス)吉岡・山本 電話:03-3560-1289 2016 年第 3 四半期 東京ロジスティクス市場 東京圏の賃料は 4 四半期ぶりに上昇 JLL について JLL(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、包括的な不動産サービスをグローバルに 提供する総合不動産サービス会社です。世界 80 ヵ国、従業員約 60,000 名、280 超拠点で展開し、年間の手数料収入は約 52 億米 ドル、総売上高は 60 億米ドルに上ります。2015 度は、プロパティマネジメント及び企業向けファシリティマネジメントにおいて、約 3 億 7,200 万㎡(約 1 億 1,200 万坪)の不動産ポートフォリオを管理し、1,380 億米ドルの取引を完了しました。JLL グループで不動産投 資・運用を担当するラサール インベストメント マネジメントは、総額 591 億米ドルの資産を運用しています。JLL は、ジョーンズ ラング ラサール インコーポレイテッドの企業呼称及び登録商標です。 JLL のアジア太平洋地域での活動は 50 年以上にわたり、現在 16 ヵ国、92 事業所で 34,000 名超のスタッフを擁しています。JLL は、 2016 年インターナショナル・プロパティ・アワード・アジア・パシフィックにて、合計 15 の賞を受賞しました。2015 年ユーロマネー・リア ル・エステート・アワードでは、最優秀リアル・エステート・アバイザーに選出されました。詳細な情報はホームページをご覧下さい。 www.joneslanglasalle.co.jp
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