計画の背景と趣旨(PDF:140KB)

第 1 章 計画の概要
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計画の背景
近年、わが国では急速な少子化が進行しています。※合計特殊出生率は、平成 15 年
には 1.29 と最小記録を更新し続けており、人口を維持することが難しい状況となっ
てきています。また、少子化に加えて核家族化の進行、地域社会との結びつきが低下
するなど子どもを取り巻く環境は大きく変化しており、家庭や地域社会に様々な影響
を与えています。具体的には育児の負担増大による子どもへの虐待、子どもの自主性
や社会性の未発達、親になることの意識の欠落などの内面的問題や、若年労働力の減
少による社会活力の低下、社会保障費用に関わる現役世代の負担増大などの経済的問
題などが懸念されています。
このような状況の中で国は、次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、かつ育成
される環境の整備を図るため、平成 15 年7月に※「次世代育成支援対策推進法」を公
布しました。この推進法により、地方公共団体は今後 10 年間の集中的 計画的な取り
組みを推進するための※「行動計画」を策定することとなりました。
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計画の目的
これまで、三好町においても充実した育児サービスや子どもの健全育成を目指し、
「三好町児童育成計画」
(平成 12 年3月策定)に基づいた様々な取り組みを実施して
きました。そして現在、計画の見直し段階にあたり、昨今のめまぐるしい社会情勢の
変化に対応すべき施策が求められており、さらに今後の長期的視野に立った子育て家
庭への支援や子どもの健全育成が必要とされています。
以上のような背景から、三好町の特性や課題を十分考慮したうえで、みんなが子育
てに参加できるまちづくりを目指して「三好町児童育成計画」の見直しを行い、次世
代育成支援対策推進法に基づく「行動計画」を踏まえた「第2次三好町児童育成計画
子どもいきいき夢プラン」を策定するものです。
注)文中の※は、用語解説参照のこと。以下同じ。
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