点検・調査の手引き <定期供給設備点検> 点検項目と判定基準 【 4年に1回以上 】 貯蔵能力 ●法定項目 判定基準 (根拠条文) 解説等 ①調整器の調整圧力及び 閉そく圧力を測定し、規定 された圧力であること ①圧力検知装置を用いない場合 調整圧力、閉そく圧力を測定し、その測定結果がそれぞれ規定された 圧力であること。 規則第18条第20号ハ 規則第18条第20号ハ 規則第53条第4号 例示基準30 (1)容器の残液量が30%以下の場合 ①調整器とガス栓(調整器にもっとも近いもの)の間に専用継手により 圧力測定器具を取付け、漏れのないことを確認すること。(下図) ②残液量の少ない容器により最大消費量の燃焼器 (ふろがま、湯沸器等)を含む1個以上の燃焼器に点火し、圧力 測定器具により圧力を測定すること。(調整圧力) ③充てん容器を接続し、消費量の最小の燃焼器に点火し、圧力 測定器具により圧力を測定すること。(調整圧力) ④燃焼器を消火し、1分以上静置し、圧力を測定すること。(閉そく圧力) ⑤前記②~④の測定結果が表「調整圧力、閉そく圧力」であることを 確認すること。 【調整圧力・閉そく圧力】 点検・調査の手引き <定期供給設備点検> 点検項目と判定基準 【 4年に1回以上 】 貯蔵能力 ●法定項目 判定基準 (根拠条文) ①調整器の調整圧力及び 閉そく圧力を測定し、規定 された圧力であること 解説等 (2)点検・調査時に設置されている容器で残液量が30%を超えている もの及び減圧弁を使用する場合 ①調整器とガス栓(調整器に最も近いもの)の間に専用継手により 圧力測定器具を取付け、漏れのないことを確認する。(下図) 規則第18条第20号ハ 規則第18条第20号ハ 規則第53条第4号 例示基準30 ②測定は、前項(1)2~4に準じて行い、測定結果は前項(1)⑤である ことを確認すること。 (3)調整器とガス栓(調整器に最も近いもの)の間に圧力測定器具の 取付けが困難な場合(下図) ①点検・調査時に設置されている容器を用いる。 ②燃焼器入口に近接した配管部に自記圧力計等を取付ける。 ③上記の燃焼器に点火し、圧力を測定し、2.3kPa以上あること。 (燃焼器入口圧力・調整圧力) ④燃焼器を消火し、1分以上静置し、圧力を測定する。(閉そく圧力) ⑤前記③、④の測定結果は「調整圧力、閉そく圧力」の基準内にあること を確認する。 ※⑤の基準に適合しない場合には、(1)又は(2)の方法で実施する。 点検・調査の手引き <定期供給設備点検> 調整圧力、閉そく圧力、燃焼器入口圧力 ●調整器の出口に接近した部分に自記圧力計などをとりつけられない場合。 (1)燃焼器入口付近の配管部分に自記圧力計などを取り付ける。 (2)燃焼器を点火し、入口圧力が2.3kPa以上3.3kPa以下であることを確認する。 (3)燃焼器を消火し、1分以上静置し、閉そく圧力が3.5kPa以下であることを確認する。 ※入口圧力の測定は 消費量が最大の燃焼器を含む1個以上の燃焼器に点火し、入口圧力が保持されてることを確認しましょう。 ●調整器の出口に接近した部分に自記圧力計などを取り付けられる場合 調整圧力及び閉そく圧力については調整器出口で、 燃焼器入口圧力については燃焼器入口付近でそれぞれの圧力が基準値内であることを確認する。 (1)圧力検知装置の種類 [1]S型マイコンメータ [2]SB型マイコンメータ [3]流量検知式切替型漏えい検知装置に装備された圧力検知装置 (2)調整圧力・閉そく圧力及び燃焼器入口圧力の確認方法 ・実施期間内の最終警告表示の確認の結果により、調整圧力、閉そく圧力及び燃焼器入口圧力の良否を 測定する。 (LPガス販売事業者などが2ヶ月に1回以上の調整圧力又は閉そく圧力の異常警報表示の有無を確認 し、記録を1年間保管する。) (3)装置を用いるための条件 ・LPガス販売事業者などは圧力検知装置設置時などに、圧力検知装置設置場所と燃焼器入口との間で、 燃焼器に点火した場合の供給圧力差を判定し、その測定値が0.3kPa以下であること及び燃焼状態が 良好であることが確認されていること。 ・上記測定日、測定者及び測定結果が保管されていること。
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