点検・調査の手引き <定期消費設備調査> 調査項目と判定基準 【 4年に1回以上 】 規則第44条第1号カ、供給・消費・特定供給設備告示第12条・第13条 警報器の設置位置 ガス漏れ警報器は、ガス漏れを確実に検知し、かつ、点検等が容易な位置に設置すること。 調査方法:目視 ●法定項目 ●自主項目 判定基準・判定方法 ①燃焼器はガス検知器の検知区域に設置されていること。 (設置が義務づけられている施設) ②必要個数設置されていること。 (検知区域が広い場合は複数設置) ③検定合格品であること。 ④有効期限内であること。 ⑤ガス機器を設置してある室と同室内にあること。 ⑥常時コンセントに接続していること。 (1)設置が義務づけられている施設(規則第86条) 次に掲げる施設若しくは建築物又は地下室等で燃焼器具を使用する場合は、ガス漏れ警報器の 設置が義務付けられている。 ①劇場、映画館、演芸場、公会堂その他これに類する施設 ②キャバレー、ナイトクラブ、遊技場その他これに類する施設 ③貸席及び料理飲食店 ④百貨店及びマーケット ⑤旅館、ホテル、寄宿舎及び3世帯以上入居する共同住宅 ⑥病院、診療所及び助産所 ⑦小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、大学、盲学校、ろう学校、養護学校、幼稚園 及び各種学校 ⑧図書館、博物館及び美術館 ⑨公衆浴場 ⑩駅及び船舶又は航空機の発着場(旅客の乗降又は待合いの用に供する建築物に限る。) ⑪神社、寺院、教会その他これに類する施設 ⑫床面積の合計が1000m2以上である事務所(前各号に掲げるものに該当するものを除く。) ※ただし、設置が義務づけられている施設であっても警報器を設置しなくてもよい燃焼器 (規則第44条第1号カ、供給・消費・特定供給設備告示第12条) ・屋外に設置されているもの ・末端ガス栓(ヒューズガス栓又はねじガス栓等)と接続されている燃焼器具であって、かつ、立ち消え 安全装置が組み込まれているもの ・常時設置されていないもの。ただし、特定用途の建築物(注1)で使用される燃焼器具には警報器が 必要。 ・浴室内に設置されているもの 点検・調査の手引き <定期消費設備調査> 調査項目と判定基準 【 4年に1回以上 】 特定用途とは (注 1) ) 『特定用途』とは、次に示す施設又は建築物(供給・消費・特定供給設備告示第3条第1号) (1)劇場、映画館、演芸場、公会堂その他これに類するもの (2)キャバレー、ナイトクラブ、遊技場その他これに類するもの (3)貸席及び料理飲食店 (4)百貨店及びマーケット (5)旅館、ホテル (6)病院、診察所及び助産所 (7)盲学校、ろう学校、養護学校及び幼稚園 (8)公衆浴場のうち、蒸気浴場、熱気浴場、その他これに類するもの ※地下室等にある特定用途の警報器は、保安状況を常時監視できる場所に設置すること。 調査方法:目視 ●法定項目 ●自主項目 判定基準・判定方法 (2)警報器の設置位置及び個数 ①燃焼器具を使用する部屋の中であって、点検が容易で通電表示灯が確認できる位置 ②燃焼器及びガス栓から4m以内であって、床面から30cm以内の位置 (検知区域が広い場合は複数個必要) (3)有効期限 有効期限が切れている警報器は、期限切れとして消費者と販売事業者に連絡する。 警報器の横に製造年月、また、目安としての交換期限のシールが貼付されている。 点検・調査の手引き <定期消費設備調査> 調査項目と判定基準 【 4年に1回以上 】 警報器の種類と選定 特定地下街等及び特定地下室等に設置する警報器は告示で定める遠隔監視型警報器に限定されているが、 他の施設建築物では特に指定されていない。 したがって、警報器を設置するに際してはLPガスを使用する 場所並びに消費の形態に適した型式を選定する。 注) ※1:遠隔監視盤は予備電源を有する1級受信部、音声警報装置及び非常用電源 又は自家発電設備を設けた告示第13条第1号の規定に適合する遠隔監視型 ※2:遠隔監視盤は2級受信部でもよく、予備電源、非常用電源、音声警報装置を設けなくてもよい遠隔監視盤
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