上手な上司からの愛されかた R-18版 ID:101107

上手な上司からの愛されかた R─18版
はごろもんフース
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︻あらすじ︼
この物語は、本編で、もしもな外史を描いた物語。
本編の﹃上手な上司からの愛されかた﹄を読んでから読んで下さい。
R│18 に繋がる話を書いています。
さぁ││外史の突端を開こう
目 次 一話:酒は飲んでも飲まれるな︵風 本番︶ ││││││││
1
一話:酒は飲んでも飲まれるな︵風 本番︶
桂花の部署へとの移動が決まった日。
九十九は、風に当てられた部屋でささやかな飲み会をしていた。
お酒を飲んで、持ち合った食べ物を食べて、雑談を重ねる。
そんな楽しい時間を過ごしていれば、深夜近い時間になってしまっ
た。
﹁⋮⋮夜分遅いです。あと今日はだいぶ飲みました﹂
﹁⋮⋮﹂
帰ろうと腰を上げた九十九に、風が何処か期待を込めた視線を向け
る。
いつものように眠たげでありながら、綺麗な緑色の眼が潤んだ。
﹂
そんな吸い込まれそうな瞳を向けられ、九十九は黙り込む。
﹂
抱きしめれば、風は驚きの声を上げる。
いつもの九十九であれば、このような事はしない。
柳のように風の好意を避けて行くので無理もなかった。
しかし、今は違う。
何度も好意を知りつつも避けていた九十九であったが、ここで少し
ばかりの変化が訪れる。
桂花の部署へとの移動、九十九の心に少しばかりの隙が出来た。
1
﹁⋮⋮一緒に寝ませんか
﹁⋮⋮﹂
﹁九十九⋮⋮さん
頬を赤らめ、目を潤ませていた表情に諦めが浮かんだ。
黙りこんでいれば、風の表情が一変する。
﹁普通に⋮⋮﹂
覗き込んだ風との顔は、息がかかるほどに近い。
風は近寄り抱きつくように服を掴んで九十九の顔を覗く。
?
そんな彼女を見て、気付けば九十九は、風を抱きしめていた。
︵何やってんだろ︶
?
︵でも⋮⋮曹操様が怖いとか言ってる場合じゃないよな︶
今の今まで、風の好意を避けていたのには理由があった。
風は、魏の三軍師の一人であり、世は戦乱の時代。
婚約すれば、今回の様な事を致す事もあるだろう。
若い二人なのだ、愛し合う二人なのだ、致さないようにとは行かな
い。
しかもその時に、気をつけたとしても百%の確率で避妊できるとは
限らない。
もちろん、風が子を生せば戦場、通常の業務さえ行なう事が出来な
くなるだろう。
魏の国は大きな損失を受ける事となる。
そうなってしまえば、華琳の怒りを買い、下手すれば首が飛ぶ。
一時の軽い快楽を求め、軽々しく愛情を受け入れてはいけない。
それほどまでに魏の軍師である風の価値は高い。
2
それ相応の覚悟を、それ相応の実力を、それ相応の愛情を、それ相
応の地位を。
︵覚悟決めるか︶
今までの自分を振り返り、何度も好意をぶつけてきてくれる風に自
らもまた、惹かれていた事を自覚する。
深く自覚することで風への愛情が、華琳と手探りの未来への恐怖を
上回った。
﹁⋮⋮明日はお休みで、明後日になれば移動ですよね﹂
﹁そうですね。そうなれば、今までのようには、いきませんね﹂
その言葉と共に、九十九が少しばかり強く抱きしめる。
風は、それを受け入れ離す事もなく、顔を九十九の服へと埋めた。
﹁⋮⋮遅いかもしれませんが、覚悟を決めました﹂
﹂
﹁⋮⋮ふふっ、むしろ早いぐらいかと﹂
﹁そうですかね
﹁んっ﹂
覚悟を決めて話せば、風は微笑み受け入れた。
﹁はい、正直言って戦乱が終わってからだと思ってましたので﹂
?
最初の口付けは、触れ合う程度のものであった。
ただただ、互いに唇を合わせるだけの幼稚なもの。
それでも、九十九は心臓が破裂するのではと思うほどの緊張を味わ
う。
二十秒程度だろうか⋮⋮二人は、そのまま静かに離れ、互いに視線
を合わせる。
風の頬は、赤く染まっており大変可愛らしい。
逆に九十九は、久々の口付けとこれからの行為を考え、緊張で汗を
流した。
﹁ふふふ⋮⋮緊張してますね﹂
﹁⋮⋮慣れてない物で﹂
﹁風もです。初めてですので、お手柔らかに⋮⋮﹂
﹁はい﹂
風を抱き上げるとそのまま寝台へと運ぶ。
寝台へと風を運び、静かに寝かせると九十九もまた上へと乗っか
る。
寝台に乗る際に灯りを消す、今日は月も明るく、窓から見える月明
かりだけで十分であった。
少々震える手で、九十九は風へと手を伸ばす。
手を伸ばし、寝巻きに手を掛け丁寧に静かに肌蹴させた。
﹁⋮⋮ぉお﹂
﹁んん⋮⋮恥ずかしい⋮⋮ですねー﹂
子供のような小さな体系でありながら、きめ細かい白い肌、何処を
触っても絹のような感触と柔らかさに感嘆が漏れた。
すべすべとした感触に夢中になる。
首元に、わき腹に、肩に、腰に、お腹に⋮⋮それに胸に。
﹁あっ⋮⋮﹂
︵柔らかい︶
大きくはない、しかし物凄く柔らかい。
前世の記憶を思い出しても、それほど覚えてる訳でもない。
改めて、女性の体に触れて感動を覚えた。
3
少しばかり膨らんだ胸を何度も弄る。
﹂
全体を揉むように優しく動かし、ピンク色の小さな乳首を指で摘
み、乳輪をなぞった。
﹁ふぐぅ⋮⋮あっ、そ、そんなに胸が好きですか
﹁正直、ずっと触っていたいぐらいに⋮⋮﹂
﹁ふふっ⋮⋮風の胸はちっちゃいですからねぇ。少々不安でしたが、
気に入ってもらえて何よりです﹂
﹁大きかろうが、小さかろうが、気にしない性質なんで⋮⋮﹂
﹁あっ⋮⋮﹂
そんな会話をした後、九十九は胸に顔を近づけ、乳首を口に含む。
舌で転がし、弾き、舌で周りを舐める。
初めてだと風は言った。
なので、九十九自身も感度に関して、あまり期待はしていない。
それでも九十九は、丁寧に事を進めていく、少しでも快楽を与えら
れるように初めてが、痛いだけで終わらないように。
﹁んん⋮⋮﹂
﹁あまり⋮⋮ですかね﹂
﹂
﹁まだ、くすぐったいだけでしょうか⋮⋮でも││﹂
﹁でも
﹁│││﹂
少しばかりの汗を掻き、風は微笑む。
﹂
その姿に九十九もまた、昂りを感じた。
﹁っ⋮⋮
﹁⋮⋮﹂
撫でた瞬間、風の腰が若干浮き上がりビクっと震えた。
手を綺麗に閉じられたスジに合わせて、撫でる。
辿り着いた秘部は、毛も生えておらず、無防備な姿を晒していた。
持って行くと、何の抵抗もなく辿り着く。
秘部へと持っていく。
その昂りに身を任せ、胸などを触っていた手を、お腹を通り、風の
!
4
?
﹁好きな人に触れられてると思うだけ││昂りますね﹂
?
そのことを確認し、九十九は胸から顔を離し、空いてる手を風の脇
から入れて逃がさないように抱きしめる。
そして、そのまま唇を重ねた。
﹁んぁ⋮⋮ちゅっ、はぷ⋮⋮んん∼∼っ﹂
今度の口付けは、最初に行なったようなものではない。
口を合わせ、九十九は風の口の中へと舌を進入させる。
行き成りの事で、風が驚くも口は閉じない。
それをいい事に九十九は、舌で上顎をなぞり、舌を絡ませた。
慣れていない風は、それを必死に受け入れる。
ぎこちない舌の動きに九十九は、微笑ましくて笑う。
その笑いに気付いたのだろう。
﹁むむ∼⋮⋮﹂
﹁あいたっ﹂
少々不機嫌そうに眉を顰め、軽く舌を噛まれた。
﹁はぁっ⋮⋮はむっ﹂
﹁ん⋮⋮﹂
そんな彼女を、あやすように機嫌を取るために脇から入れていた手
を、風の後頭部に持っていき軽く撫でる。
撫でると同時に、顔が近づき、口付けを再度行なっていく。
諦めたのか、受け入れたのか、風は九十九の動きに合わせるように
したようだ。
﹁ふぁっ﹂
︵こっちも︶
その動きに合わせ、舌を合わせ、先ほどから秘部のスジで上下に動
かしていた手に変化させた。
上下に動くだけでなく、クリトリスも触れるように激しいものにす
る。
なぞっていた指が、クリトリスに触れると、口が離れ可愛らしい声
が風から漏れた。
﹁痛くは⋮⋮﹂
﹁ふふ⋮⋮九十九さんは、優し過ぎますね。もっとがっついても、いい
5
のですよ
﹂
﹁それは⋮⋮今度かな﹂
﹂
﹁今度があるんですね﹂
﹁ないほうが
あっ﹂
﹁あっあっ⋮⋮っ
﹂
下と上から卑猥な水音が鳴り、部屋に響く。
その照れを隠す為に九十九は、再度口付けを行なう。
微笑みながらも自分の状況を実況する風に、九十九は照れた。
﹁んぷっ⋮⋮んぁ﹂
﹁⋮⋮っ﹂
﹁あぅ⋮⋮んっ、中で九十九⋮⋮さんの指が擦れて﹂
愛液はあるものの、風の中はまだまだきつい。
中指の第一関節まで差し込み、ゆっくりと動かす。
弄り、膣の入り口を指で探ると、そのまま差し込む。
︵まだきついか⋮いや⋮⋮︶
﹁っ∼∼∼
中は愛液で濡れており、指がぬるっとした感触に触った。
スジの中へと進入させる。
しつこいほどに指を動かし、這わせていた中指を静かに閉じられた
そんな、やり取りをしつつも手の動きは止めない。
﹁その言葉取りは、意地悪かと⋮⋮あっ﹂
?
た。
服を抜いていくと、荒い息を落ち着かせた風に九十九は願見され
﹁⋮⋮じっと見られると恥ずかしいんですけど﹂
﹁⋮⋮じー﹂
指を抜き、体を離すとそのまま自分の服を脱いでいく。
そう感じ、九十九は自分もまた準備を始める。
指一本だけのお蔭か今のところ、風の表情に辛さはない。
これでは足りないとばかりに、執拗に行なう。
本来であれば十分であるのだが、風の体型は小柄だ。
何度も指を出し入れして、風の膣を開いていく。
!!
6
?
!
脱いでいた服も、その視線で止まる。
﹁いいじゃないですか、風のはじっくりと見たんですから﹂
﹁⋮⋮そうですけど、はぁ﹂
﹁おぉ⋮⋮立派な物をお持ちで⋮⋮風に入るんでしょうか﹂
﹁そのためにじっくりと慣らしましたからね﹂
﹁んっ⋮⋮﹂
既に天を突かんとばかりに、膨れ上がった一物を風の秘部へと擦り
付ける。
何度も弄っていたせいか、そこは愛液でまみれ、一物を濡らす。
その際に、秘部のスジに沿って動かせば、風が緊張のせいか不安そ
うに声を出した。
﹁んぁ⋮⋮﹂
﹁んっ﹂
その声に、九十九が気付き優しく口付けを交わした。
押し込めば、狭い入り口が開き、徐々に熱い中へと入っていく。
十分に濡らしても痛かったのだろう。
風の口からは、苦痛の声が漏れた。
入り口から数センチと入っただけ、それでも中はきつく一物が吐き
出されそうになる。
吐き出されぬように、九十九は風の腰を両手で掴み、ずりずりと風
の膣内を削りつつ差し込む。
風の苦悶の声が聞こえるが、九十九に止める気はない。
ここで止めても、次にやることがあれば同じなのだ。
いつっ⋮⋮あぁ﹂
それなら一回で、痛い思いは一回で終わらせようと思っていた。
﹁ッ⋮⋮
﹂
7
舌を絡ませる激しいものではない。
﹂
ただただ、安心させる為の唇をくっ付けるものだ。
﹂
﹁あくっ⋮⋮あ゛ぁぁっ⋮⋮
﹁くっ⋮⋮
!!
唇を離せば、そのまま膣の入り口に一物を当て押し込む。
!
﹁もう⋮⋮少しっ⋮⋮
!
!
歯を喰いしばり、何度も小さな出し入れを繰り返し中を開発してい
く。
繰り返し行なった愛撫のお蔭だろうか、それから数分ほどを要した
ものの奥へと入った。
風の膣内は、熱く苦しい程に九十九の一物を締め付ける。
﹁あっ⋮⋮奥に、入った⋮⋮のですね﹂
﹁はい、なんとか⋮⋮﹂
入れただけでも二人はかなりの体力を消耗した。
既に二人は汗だくで大きく息を付く。
﹁んー⋮⋮﹂
﹁ん﹂
息を整えたあと、九十九はそのまま体を前に落とし風を抱きしめ
る。
抱きしめた後は、背を若干曲げ風と口付けを交わす。
前世含めて久々の女性。
九十九の中で今まで溜まった欲望が、疼く。
もっと動きたい、欲望のままに汚したい。
しかし、それを残った理性で押し留めた。
﹁はぁ⋮⋮んっ、つく⋮⋮も、さん﹂
﹁⋮⋮風様﹂
何度も痛みが早く引く様に快楽を与えていく。
﹁むー⋮⋮様はいらないのですよ﹂
﹁あぁ⋮⋮そうでした⋮⋮いや、そうだった。風﹂
﹁ふふ⋮⋮ようやく⋮⋮﹂
呼び捨てにすれば、風が涙を流しつつも喜び笑う。
それに対して九十九また、喜びを伝える為に笑った。
﹁ん⋮⋮動いてもいいです﹂
﹁ゆっくりと動くな﹂
﹁⋮⋮はい﹂
笑い終わり、風が覚悟を決めた表情で頷く。
その言葉に九十九もまた頷き、そのまま腰を引いた。
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﹂
引くといっても数センチほど、あくまで優しく撫でる様に動かす。
﹁ん⋮⋮っつ、あっ⋮⋮あぅ⋮⋮九十九さんのが、中で蠢いてっ
﹂
﹁それを言うなら⋮⋮風の中も﹂
﹁ふふ⋮⋮お揃いですね﹂
﹁互いに求め合って⋮⋮かな
段々と慣れてきたのだろう。
風は、会話をかわせるほどまでになる。
実際には痛みが麻痺をしているだけかもしれない。
それでも、痛いままのよりは、ましだ。
﹁もっと風を可愛がってください﹂
﹁おう﹂
その言葉と共に、腰を大きく動かす。
大きく後ろに引き、ゆっくりと差し込む。
︵⋮⋮結構余裕あるか
︶
﹁ん、中を擦られる⋮⋮と言うのは、こ、あっ、こんな感じで﹂
愛液が多く分泌されたお蔭だろう、九十九の動き激しさを増す。
いか、スムーズに動く。
最初、痛いぐらいに一物を締め上げた膣内も愛撫と時間の経過のせ
!
しかし、目の前の風は確かに快楽を得ている。
﹂
﹂
その事に気付き、九十九は腰から手を離し風に覆いかぶさった。
﹁九十九さん
﹂
﹁風は⋮⋮そんなんじゃ⋮⋮あんっ﹂
風の答えに腰を動かす。
そうすれば、風の口から喘ぎ声が漏れた。
﹁ほら⋮⋮﹂
﹁やっ⋮⋮動いて⋮⋮あっ、ひぅ﹂
更に声を出すように九十九は、腰を動かす。
9
?
初めてなので期待はしていなかった。
?
﹁⋮⋮結構、風ってエロい
﹁なっ⋮⋮
?
?
耳元で囁くように九十九が聞けば、風の声が詰まった。
!
最初は愚直に出し入れを、次第に奥に入れたまま円を描く様に。
そんな動きをすれば、風の手が九十九の肩を力いっぱい掴む。
﹂
その力に痛みを感じるも、九十九は黙り腰を動かす。
﹁ん⋮⋮くぅ、っ⋮⋮
﹁⋮⋮﹂
﹂
ち、ちがくて⋮⋮んぁ、腰を⋮⋮﹂
﹁こっちも気持ちいい﹂
﹁⋮⋮き、きもちいいですか
﹂
﹁中をずんずんと⋮⋮おくがぁ﹂
頑なに否定する風に対して、腰を動かして快楽を与える。
その弁明に対して九十九の言葉は、行動であった。
る。
気持ち良さそうにする風であったが、すぐに表情を変えて弁明す
﹁エロくてもいいと思うけど⋮⋮﹂
﹁はっ⋮⋮
その様子こそが、先ほどの答えであった。
腰をびくびくと動かし、絶頂した風は気持ち良さそうにトロける。
︵やっぱり、エロい︶
﹁っ∼∼∼
その膣内の動きと風の反応に、九十九は絶頂したことを悟る。
先っぽが吸われる。
円の動きに変えて腰を動かすと、膣内がぎゅっと締まり、一物の
!
擦っては震える風の膣内に歯を喰いしばる。
時に浅いところを、何度も擦る。
﹁もちろん﹂
﹁うふふ⋮⋮本当に、気に入ったのですね﹂
聞き終われば、腰を動かし、何度も風を求めた。
その言葉を九十九は、黙って聞く。
﹁この先も⋮⋮﹂
﹁⋮⋮﹂
﹁⋮⋮ふふ、嬉しい⋮⋮ですね。何度も何度も⋮⋮﹂
﹁物凄く、何度もしたくなるぐらいに﹂
?
10
!
!
久々のせいか、既に九十九の一物は暴発寸前。
それでも、最初の一回は忘れられないほど気持ちよくと腰を動かし
た。
﹁風の中が⋮⋮九十九さん、専用にっ﹂
﹁ん、専用だ。絶対離さない﹂
﹁ふふ⋮⋮専用の淫乱雌猫になっちゃったんですね﹂
︵⋮⋮それはどうなのだろう︶
抱き合い、互いに求め合う。
若干ピントがズレている風であるが、九十九は愛おしいと思った。
﹂
﹁ふわっ、あっ、あ、うくっ⋮⋮あぅ﹂
﹁そろそろっ
何度も快楽を得て、風の膣内がほぐれる。
ほぐれたお蔭で愛液が盛んに分泌され、潤滑剤となって一物の動き
を良くした。
初めてだというのに、これほどまで感じ合えるのだ。
九十九と風の相性は、抜群であった。
﹂
﹂
﹁九十九さんっ
﹁ん﹂
﹁中に⋮⋮っ
﹁っ⋮⋮風
﹂
風の膣内が次第に、震え搾りだそうと動く。
何度目の絶頂だろうか。
﹁あっあっあっあぁ、あぅ、うっ、う∼っ﹂
腰は、貪るような動きに変化し、ただただ動く。
既に最初の優しい動きはない。
﹁⋮⋮あぁ﹂
!
最後とばかりに腰を大きく動かし、風の最奥で全てを吐き出す。
風は、背を逸らし何度も奥で精を受け止める。
一物と膣内は互いに呼応するかのように、何度も何度も脈打った。
﹁はぁ⋮⋮あっ、んー﹂
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!
!
﹁あっ⋮⋮風も、っくうううぅ∼∼∼∼∼あぁ﹂
!
﹁はは⋮⋮ん﹂
久々の感覚に九十九は、汗をだらだらと掻く。
大きく息を付き、何度も整えようとすれば、風が唇を突き出し、口
を塞ぐ。
風自身も息が整ってない為か、唇を重ねる程度のもの。
それでも、互いに心が満たされた。
﹁あ、溢れて⋮⋮もったいない﹂
﹁ふぅ⋮⋮﹂
静かに体を起こし、一物を引き抜く。
引き抜けば、風の膣から白い精液と血液が混ざった物がコポリと溢
れ出した。
久々のせいか、だいぶ量が多い。
﹁⋮⋮気持ちいいものですね﹂
﹁そうだな﹂
﹂
﹁⋮⋮出したばかりなのに、大き過ぎません
﹁入れなければ問題ない﹂
いれないが││
﹂
九十九も大事に風を思うからこそ、二回目は入れない。
処女膜を破り、傷ついているのだ。
﹁そ、そうですか﹂
﹁や⋮⋮風も初めてだったし、入れないから﹂
﹁えっと⋮⋮その、行為は気に入りましたけど⋮⋮﹂
むくりと復活する一物を見て、風の表情が強張る。
?
12
﹁ふふ⋮⋮嵌ってしまいそうです﹂
﹁⋮⋮﹂
﹂
先ほどの初々しい姿は、何処へやら。
風は、妖艶に笑う。
﹁⋮⋮元気過ぎません
﹁はい
﹁言い忘れてたけど⋮⋮好意を受けなかった理由なんだけど﹂
?
﹁立場以外に⋮⋮歯止めが効かなくなるからなんだよね﹂
?
﹁ちょっ││あっ、あっ﹂
キリっとした表情で九十九は、風を抱き上げるとそのまま一物を秘
部に擦り付ける。
入れるのではなく擦り、暫くの間、風と共に快楽を得て行った。
結局、その後、三回行為を続け二人の初めての経験は終わりを迎え
た。
13