上手な上司からの愛されかた R─18版 はごろもんフース ︻注意事項︼ このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にP DF化したものです。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作 品を引用の範囲を超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁 じます。 ︻あらすじ︼ この物語は、本編で、もしもな外史を描いた物語。 本編の﹃上手な上司からの愛されかた﹄を読んでから読んで下さい。 R│18 に繋がる話を書いています。 さぁ││外史の突端を開こう 目 次 一話:酒は飲んでも飲まれるな︵風 本番︶ ││││││││ 1 一話:酒は飲んでも飲まれるな︵風 本番︶ 桂花の部署へとの移動が決まった日。 九十九は、風に当てられた部屋でささやかな飲み会をしていた。 お酒を飲んで、持ち合った食べ物を食べて、雑談を重ねる。 そんな楽しい時間を過ごしていれば、深夜近い時間になってしまっ た。 ﹁⋮⋮夜分遅いです。あと今日はだいぶ飲みました﹂ ﹁⋮⋮﹂ 帰ろうと腰を上げた九十九に、風が何処か期待を込めた視線を向け る。 いつものように眠たげでありながら、綺麗な緑色の眼が潤んだ。 ﹂ そんな吸い込まれそうな瞳を向けられ、九十九は黙り込む。 ﹂ 抱きしめれば、風は驚きの声を上げる。 いつもの九十九であれば、このような事はしない。 柳のように風の好意を避けて行くので無理もなかった。 しかし、今は違う。 何度も好意を知りつつも避けていた九十九であったが、ここで少し ばかりの変化が訪れる。 桂花の部署へとの移動、九十九の心に少しばかりの隙が出来た。 1 ﹁⋮⋮一緒に寝ませんか ﹁⋮⋮﹂ ﹁九十九⋮⋮さん 頬を赤らめ、目を潤ませていた表情に諦めが浮かんだ。 黙りこんでいれば、風の表情が一変する。 ﹁普通に⋮⋮﹂ 覗き込んだ風との顔は、息がかかるほどに近い。 風は近寄り抱きつくように服を掴んで九十九の顔を覗く。 ? そんな彼女を見て、気付けば九十九は、風を抱きしめていた。 ︵何やってんだろ︶ ? ︵でも⋮⋮曹操様が怖いとか言ってる場合じゃないよな︶ 今の今まで、風の好意を避けていたのには理由があった。 風は、魏の三軍師の一人であり、世は戦乱の時代。 婚約すれば、今回の様な事を致す事もあるだろう。 若い二人なのだ、愛し合う二人なのだ、致さないようにとは行かな い。 しかもその時に、気をつけたとしても百%の確率で避妊できるとは 限らない。 もちろん、風が子を生せば戦場、通常の業務さえ行なう事が出来な くなるだろう。 魏の国は大きな損失を受ける事となる。 そうなってしまえば、華琳の怒りを買い、下手すれば首が飛ぶ。 一時の軽い快楽を求め、軽々しく愛情を受け入れてはいけない。 それほどまでに魏の軍師である風の価値は高い。 2 それ相応の覚悟を、それ相応の実力を、それ相応の愛情を、それ相 応の地位を。 ︵覚悟決めるか︶ 今までの自分を振り返り、何度も好意をぶつけてきてくれる風に自 らもまた、惹かれていた事を自覚する。 深く自覚することで風への愛情が、華琳と手探りの未来への恐怖を 上回った。 ﹁⋮⋮明日はお休みで、明後日になれば移動ですよね﹂ ﹁そうですね。そうなれば、今までのようには、いきませんね﹂ その言葉と共に、九十九が少しばかり強く抱きしめる。 風は、それを受け入れ離す事もなく、顔を九十九の服へと埋めた。 ﹁⋮⋮遅いかもしれませんが、覚悟を決めました﹂ ﹂ ﹁⋮⋮ふふっ、むしろ早いぐらいかと﹂ ﹁そうですかね ﹁んっ﹂ 覚悟を決めて話せば、風は微笑み受け入れた。 ﹁はい、正直言って戦乱が終わってからだと思ってましたので﹂ ? 最初の口付けは、触れ合う程度のものであった。 ただただ、互いに唇を合わせるだけの幼稚なもの。 それでも、九十九は心臓が破裂するのではと思うほどの緊張を味わ う。 二十秒程度だろうか⋮⋮二人は、そのまま静かに離れ、互いに視線 を合わせる。 風の頬は、赤く染まっており大変可愛らしい。 逆に九十九は、久々の口付けとこれからの行為を考え、緊張で汗を 流した。 ﹁ふふふ⋮⋮緊張してますね﹂ ﹁⋮⋮慣れてない物で﹂ ﹁風もです。初めてですので、お手柔らかに⋮⋮﹂ ﹁はい﹂ 風を抱き上げるとそのまま寝台へと運ぶ。 寝台へと風を運び、静かに寝かせると九十九もまた上へと乗っか る。 寝台に乗る際に灯りを消す、今日は月も明るく、窓から見える月明 かりだけで十分であった。 少々震える手で、九十九は風へと手を伸ばす。 手を伸ばし、寝巻きに手を掛け丁寧に静かに肌蹴させた。 ﹁⋮⋮ぉお﹂ ﹁んん⋮⋮恥ずかしい⋮⋮ですねー﹂ 子供のような小さな体系でありながら、きめ細かい白い肌、何処を 触っても絹のような感触と柔らかさに感嘆が漏れた。 すべすべとした感触に夢中になる。 首元に、わき腹に、肩に、腰に、お腹に⋮⋮それに胸に。 ﹁あっ⋮⋮﹂ ︵柔らかい︶ 大きくはない、しかし物凄く柔らかい。 前世の記憶を思い出しても、それほど覚えてる訳でもない。 改めて、女性の体に触れて感動を覚えた。 3 少しばかり膨らんだ胸を何度も弄る。 ﹂ 全体を揉むように優しく動かし、ピンク色の小さな乳首を指で摘 み、乳輪をなぞった。 ﹁ふぐぅ⋮⋮あっ、そ、そんなに胸が好きですか ﹁正直、ずっと触っていたいぐらいに⋮⋮﹂ ﹁ふふっ⋮⋮風の胸はちっちゃいですからねぇ。少々不安でしたが、 気に入ってもらえて何よりです﹂ ﹁大きかろうが、小さかろうが、気にしない性質なんで⋮⋮﹂ ﹁あっ⋮⋮﹂ そんな会話をした後、九十九は胸に顔を近づけ、乳首を口に含む。 舌で転がし、弾き、舌で周りを舐める。 初めてだと風は言った。 なので、九十九自身も感度に関して、あまり期待はしていない。 それでも九十九は、丁寧に事を進めていく、少しでも快楽を与えら れるように初めてが、痛いだけで終わらないように。 ﹁んん⋮⋮﹂ ﹁あまり⋮⋮ですかね﹂ ﹂ ﹁まだ、くすぐったいだけでしょうか⋮⋮でも││﹂ ﹁でも ﹁│││﹂ 少しばかりの汗を掻き、風は微笑む。 ﹂ その姿に九十九もまた、昂りを感じた。 ﹁っ⋮⋮ ﹁⋮⋮﹂ 撫でた瞬間、風の腰が若干浮き上がりビクっと震えた。 手を綺麗に閉じられたスジに合わせて、撫でる。 辿り着いた秘部は、毛も生えておらず、無防備な姿を晒していた。 持って行くと、何の抵抗もなく辿り着く。 秘部へと持っていく。 その昂りに身を任せ、胸などを触っていた手を、お腹を通り、風の ! 4 ? ﹁好きな人に触れられてると思うだけ││昂りますね﹂ ? そのことを確認し、九十九は胸から顔を離し、空いてる手を風の脇 から入れて逃がさないように抱きしめる。 そして、そのまま唇を重ねた。 ﹁んぁ⋮⋮ちゅっ、はぷ⋮⋮んん∼∼っ﹂ 今度の口付けは、最初に行なったようなものではない。 口を合わせ、九十九は風の口の中へと舌を進入させる。 行き成りの事で、風が驚くも口は閉じない。 それをいい事に九十九は、舌で上顎をなぞり、舌を絡ませた。 慣れていない風は、それを必死に受け入れる。 ぎこちない舌の動きに九十九は、微笑ましくて笑う。 その笑いに気付いたのだろう。 ﹁むむ∼⋮⋮﹂ ﹁あいたっ﹂ 少々不機嫌そうに眉を顰め、軽く舌を噛まれた。 ﹁はぁっ⋮⋮はむっ﹂ ﹁ん⋮⋮﹂ そんな彼女を、あやすように機嫌を取るために脇から入れていた手 を、風の後頭部に持っていき軽く撫でる。 撫でると同時に、顔が近づき、口付けを再度行なっていく。 諦めたのか、受け入れたのか、風は九十九の動きに合わせるように したようだ。 ﹁ふぁっ﹂ ︵こっちも︶ その動きに合わせ、舌を合わせ、先ほどから秘部のスジで上下に動 かしていた手に変化させた。 上下に動くだけでなく、クリトリスも触れるように激しいものにす る。 なぞっていた指が、クリトリスに触れると、口が離れ可愛らしい声 が風から漏れた。 ﹁痛くは⋮⋮﹂ ﹁ふふ⋮⋮九十九さんは、優し過ぎますね。もっとがっついても、いい 5 のですよ ﹂ ﹁それは⋮⋮今度かな﹂ ﹂ ﹁今度があるんですね﹂ ﹁ないほうが あっ﹂ ﹁あっあっ⋮⋮っ ﹂ 下と上から卑猥な水音が鳴り、部屋に響く。 その照れを隠す為に九十九は、再度口付けを行なう。 微笑みながらも自分の状況を実況する風に、九十九は照れた。 ﹁んぷっ⋮⋮んぁ﹂ ﹁⋮⋮っ﹂ ﹁あぅ⋮⋮んっ、中で九十九⋮⋮さんの指が擦れて﹂ 愛液はあるものの、風の中はまだまだきつい。 中指の第一関節まで差し込み、ゆっくりと動かす。 弄り、膣の入り口を指で探ると、そのまま差し込む。 ︵まだきついか⋮いや⋮⋮︶ ﹁っ∼∼∼ 中は愛液で濡れており、指がぬるっとした感触に触った。 スジの中へと進入させる。 しつこいほどに指を動かし、這わせていた中指を静かに閉じられた そんな、やり取りをしつつも手の動きは止めない。 ﹁その言葉取りは、意地悪かと⋮⋮あっ﹂ ? た。 服を抜いていくと、荒い息を落ち着かせた風に九十九は願見され ﹁⋮⋮じっと見られると恥ずかしいんですけど﹂ ﹁⋮⋮じー﹂ 指を抜き、体を離すとそのまま自分の服を脱いでいく。 そう感じ、九十九は自分もまた準備を始める。 指一本だけのお蔭か今のところ、風の表情に辛さはない。 これでは足りないとばかりに、執拗に行なう。 本来であれば十分であるのだが、風の体型は小柄だ。 何度も指を出し入れして、風の膣を開いていく。 !! 6 ? ! 脱いでいた服も、その視線で止まる。 ﹁いいじゃないですか、風のはじっくりと見たんですから﹂ ﹁⋮⋮そうですけど、はぁ﹂ ﹁おぉ⋮⋮立派な物をお持ちで⋮⋮風に入るんでしょうか﹂ ﹁そのためにじっくりと慣らしましたからね﹂ ﹁んっ⋮⋮﹂ 既に天を突かんとばかりに、膨れ上がった一物を風の秘部へと擦り 付ける。 何度も弄っていたせいか、そこは愛液でまみれ、一物を濡らす。 その際に、秘部のスジに沿って動かせば、風が緊張のせいか不安そ うに声を出した。 ﹁んぁ⋮⋮﹂ ﹁んっ﹂ その声に、九十九が気付き優しく口付けを交わした。 押し込めば、狭い入り口が開き、徐々に熱い中へと入っていく。 十分に濡らしても痛かったのだろう。 風の口からは、苦痛の声が漏れた。 入り口から数センチと入っただけ、それでも中はきつく一物が吐き 出されそうになる。 吐き出されぬように、九十九は風の腰を両手で掴み、ずりずりと風 の膣内を削りつつ差し込む。 風の苦悶の声が聞こえるが、九十九に止める気はない。 ここで止めても、次にやることがあれば同じなのだ。 いつっ⋮⋮あぁ﹂ それなら一回で、痛い思いは一回で終わらせようと思っていた。 ﹁ッ⋮⋮ ﹂ 7 舌を絡ませる激しいものではない。 ﹂ ただただ、安心させる為の唇をくっ付けるものだ。 ﹂ ﹁あくっ⋮⋮あ゛ぁぁっ⋮⋮ ﹁くっ⋮⋮ !! 唇を離せば、そのまま膣の入り口に一物を当て押し込む。 ! ﹁もう⋮⋮少しっ⋮⋮ ! ! 歯を喰いしばり、何度も小さな出し入れを繰り返し中を開発してい く。 繰り返し行なった愛撫のお蔭だろうか、それから数分ほどを要した ものの奥へと入った。 風の膣内は、熱く苦しい程に九十九の一物を締め付ける。 ﹁あっ⋮⋮奥に、入った⋮⋮のですね﹂ ﹁はい、なんとか⋮⋮﹂ 入れただけでも二人はかなりの体力を消耗した。 既に二人は汗だくで大きく息を付く。 ﹁んー⋮⋮﹂ ﹁ん﹂ 息を整えたあと、九十九はそのまま体を前に落とし風を抱きしめ る。 抱きしめた後は、背を若干曲げ風と口付けを交わす。 前世含めて久々の女性。 九十九の中で今まで溜まった欲望が、疼く。 もっと動きたい、欲望のままに汚したい。 しかし、それを残った理性で押し留めた。 ﹁はぁ⋮⋮んっ、つく⋮⋮も、さん﹂ ﹁⋮⋮風様﹂ 何度も痛みが早く引く様に快楽を与えていく。 ﹁むー⋮⋮様はいらないのですよ﹂ ﹁あぁ⋮⋮そうでした⋮⋮いや、そうだった。風﹂ ﹁ふふ⋮⋮ようやく⋮⋮﹂ 呼び捨てにすれば、風が涙を流しつつも喜び笑う。 それに対して九十九また、喜びを伝える為に笑った。 ﹁ん⋮⋮動いてもいいです﹂ ﹁ゆっくりと動くな﹂ ﹁⋮⋮はい﹂ 笑い終わり、風が覚悟を決めた表情で頷く。 その言葉に九十九もまた頷き、そのまま腰を引いた。 8 ﹂ 引くといっても数センチほど、あくまで優しく撫でる様に動かす。 ﹁ん⋮⋮っつ、あっ⋮⋮あぅ⋮⋮九十九さんのが、中で蠢いてっ ﹂ ﹁それを言うなら⋮⋮風の中も﹂ ﹁ふふ⋮⋮お揃いですね﹂ ﹁互いに求め合って⋮⋮かな 段々と慣れてきたのだろう。 風は、会話をかわせるほどまでになる。 実際には痛みが麻痺をしているだけかもしれない。 それでも、痛いままのよりは、ましだ。 ﹁もっと風を可愛がってください﹂ ﹁おう﹂ その言葉と共に、腰を大きく動かす。 大きく後ろに引き、ゆっくりと差し込む。 ︵⋮⋮結構余裕あるか ︶ ﹁ん、中を擦られる⋮⋮と言うのは、こ、あっ、こんな感じで﹂ 愛液が多く分泌されたお蔭だろう、九十九の動き激しさを増す。 いか、スムーズに動く。 最初、痛いぐらいに一物を締め上げた膣内も愛撫と時間の経過のせ ! しかし、目の前の風は確かに快楽を得ている。 ﹂ ﹂ その事に気付き、九十九は腰から手を離し風に覆いかぶさった。 ﹁九十九さん ﹂ ﹁風は⋮⋮そんなんじゃ⋮⋮あんっ﹂ 風の答えに腰を動かす。 そうすれば、風の口から喘ぎ声が漏れた。 ﹁ほら⋮⋮﹂ ﹁やっ⋮⋮動いて⋮⋮あっ、ひぅ﹂ 更に声を出すように九十九は、腰を動かす。 9 ? 初めてなので期待はしていなかった。 ? ﹁⋮⋮結構、風ってエロい ﹁なっ⋮⋮ ? ? 耳元で囁くように九十九が聞けば、風の声が詰まった。 ! 最初は愚直に出し入れを、次第に奥に入れたまま円を描く様に。 そんな動きをすれば、風の手が九十九の肩を力いっぱい掴む。 ﹂ その力に痛みを感じるも、九十九は黙り腰を動かす。 ﹁ん⋮⋮くぅ、っ⋮⋮ ﹁⋮⋮﹂ ﹂ ち、ちがくて⋮⋮んぁ、腰を⋮⋮﹂ ﹁こっちも気持ちいい﹂ ﹁⋮⋮き、きもちいいですか ﹂ ﹁中をずんずんと⋮⋮おくがぁ﹂ 頑なに否定する風に対して、腰を動かして快楽を与える。 その弁明に対して九十九の言葉は、行動であった。 る。 気持ち良さそうにする風であったが、すぐに表情を変えて弁明す ﹁エロくてもいいと思うけど⋮⋮﹂ ﹁はっ⋮⋮ その様子こそが、先ほどの答えであった。 腰をびくびくと動かし、絶頂した風は気持ち良さそうにトロける。 ︵やっぱり、エロい︶ ﹁っ∼∼∼ その膣内の動きと風の反応に、九十九は絶頂したことを悟る。 先っぽが吸われる。 円の動きに変えて腰を動かすと、膣内がぎゅっと締まり、一物の ! 擦っては震える風の膣内に歯を喰いしばる。 時に浅いところを、何度も擦る。 ﹁もちろん﹂ ﹁うふふ⋮⋮本当に、気に入ったのですね﹂ 聞き終われば、腰を動かし、何度も風を求めた。 その言葉を九十九は、黙って聞く。 ﹁この先も⋮⋮﹂ ﹁⋮⋮﹂ ﹁⋮⋮ふふ、嬉しい⋮⋮ですね。何度も何度も⋮⋮﹂ ﹁物凄く、何度もしたくなるぐらいに﹂ ? 10 ! ! 久々のせいか、既に九十九の一物は暴発寸前。 それでも、最初の一回は忘れられないほど気持ちよくと腰を動かし た。 ﹁風の中が⋮⋮九十九さん、専用にっ﹂ ﹁ん、専用だ。絶対離さない﹂ ﹁ふふ⋮⋮専用の淫乱雌猫になっちゃったんですね﹂ ︵⋮⋮それはどうなのだろう︶ 抱き合い、互いに求め合う。 若干ピントがズレている風であるが、九十九は愛おしいと思った。 ﹂ ﹁ふわっ、あっ、あ、うくっ⋮⋮あぅ﹂ ﹁そろそろっ 何度も快楽を得て、風の膣内がほぐれる。 ほぐれたお蔭で愛液が盛んに分泌され、潤滑剤となって一物の動き を良くした。 初めてだというのに、これほどまで感じ合えるのだ。 九十九と風の相性は、抜群であった。 ﹂ ﹂ ﹁九十九さんっ ﹁ん﹂ ﹁中に⋮⋮っ ﹁っ⋮⋮風 ﹂ 風の膣内が次第に、震え搾りだそうと動く。 何度目の絶頂だろうか。 ﹁あっあっあっあぁ、あぅ、うっ、う∼っ﹂ 腰は、貪るような動きに変化し、ただただ動く。 既に最初の優しい動きはない。 ﹁⋮⋮あぁ﹂ ! 最後とばかりに腰を大きく動かし、風の最奥で全てを吐き出す。 風は、背を逸らし何度も奥で精を受け止める。 一物と膣内は互いに呼応するかのように、何度も何度も脈打った。 ﹁はぁ⋮⋮あっ、んー﹂ 11 ! ! ﹁あっ⋮⋮風も、っくうううぅ∼∼∼∼∼あぁ﹂ ! ﹁はは⋮⋮ん﹂ 久々の感覚に九十九は、汗をだらだらと掻く。 大きく息を付き、何度も整えようとすれば、風が唇を突き出し、口 を塞ぐ。 風自身も息が整ってない為か、唇を重ねる程度のもの。 それでも、互いに心が満たされた。 ﹁あ、溢れて⋮⋮もったいない﹂ ﹁ふぅ⋮⋮﹂ 静かに体を起こし、一物を引き抜く。 引き抜けば、風の膣から白い精液と血液が混ざった物がコポリと溢 れ出した。 久々のせいか、だいぶ量が多い。 ﹁⋮⋮気持ちいいものですね﹂ ﹁そうだな﹂ ﹂ ﹁⋮⋮出したばかりなのに、大き過ぎません ﹁入れなければ問題ない﹂ いれないが││ ﹂ 九十九も大事に風を思うからこそ、二回目は入れない。 処女膜を破り、傷ついているのだ。 ﹁そ、そうですか﹂ ﹁や⋮⋮風も初めてだったし、入れないから﹂ ﹁えっと⋮⋮その、行為は気に入りましたけど⋮⋮﹂ むくりと復活する一物を見て、風の表情が強張る。 ? 12 ﹁ふふ⋮⋮嵌ってしまいそうです﹂ ﹁⋮⋮﹂ ﹂ 先ほどの初々しい姿は、何処へやら。 風は、妖艶に笑う。 ﹁⋮⋮元気過ぎません ﹁はい ﹁言い忘れてたけど⋮⋮好意を受けなかった理由なんだけど﹂ ? ﹁立場以外に⋮⋮歯止めが効かなくなるからなんだよね﹂ ? ﹁ちょっ││あっ、あっ﹂ キリっとした表情で九十九は、風を抱き上げるとそのまま一物を秘 部に擦り付ける。 入れるのではなく擦り、暫くの間、風と共に快楽を得て行った。 結局、その後、三回行為を続け二人の初めての経験は終わりを迎え た。 13
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