結果の概要

「患者調査」結果の概要
1 入院患者数、外来患者数ともに減少
(報告書 P6 表 1)
*都民の推計入院患者数は 10 万 2 千人となっている。
*都民の推計外来患者数は 76 万人となっている。
*年齢階級別にみると、65 歳以上の入院患者数は 7 万 1 千人で、増加傾向となっている。
65 歳以上の外来患者数は 35 万 5 千人で、増加傾向であったが、前回より減少した。
都民の推計患者数
平成26年10月
(単位:千人)
入院
総数
総
数
男
女
0
1
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
60
65
70
75
80
85
病院
101.6
(106.0)
99.8
(104.3)
47.0
54.6
46.5
53.2
外来
一 般
診療所
1.8
(1.7)
総数
病院
一 般
診療所
464.5
(509.2)
歯 科
診療所
152.2
(162.0)
760.0
(825.6)
143.3
(154.4)
0.5
1.4
327.7
432.3
67.0
76.3
190.1
274.3
70.5
81.7
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
歳
4
9
14
19
24
29
34
39
44
49
54
59
64
69
74
79
84
以
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
上
1.1
0.5
0.4
0.4
0.5
0.8
1.5
2.0
2.4
3.0
3.3
3.8
4.3
6.7
9.5
11.6
12.6
14.5
22.5
1.1
0.5
0.4
0.4
0.5
0.8
1.3
2.0
2.3
3.0
3.3
3.7
4.3
6.6
9.4
11.5
12.5
14.2
21.7
0.0
0.0
0.1
0.1
0.1
0.1
0.0
0.0
0.0
0.1
0.1
0.1
0.3
0.8
4.5
21.7
20.6
12.9
9.7
17.7
21.6
28.9
38.7
42.5
44.7
44.9
42.7
52.5
78.0
86.3
80.8
60.6
49.4
1.2
2.7
2.0
1.7
1.3
2.1
3.1
4.7
6.2
7.5
8.0
8.5
8.9
11.5
15.3
18.5
17.8
13.2
8.7
3.3
16.9
15.4
8.7
6.6
11.5
14.1
17.0
21.9
27.7
24.8
24.1
22.9
29.3
42.1
49.6
48.6
42.4
36.9
2.2
3.2
2.5
1.8
4.0
4.4
7.1
10.6
7.3
12.0
12.3
10.9
11.7
20.6
18.2
14.4
5.0
3.8
(再掲)
65
歳
70
歳
75
歳
以
以
以
上
上
上
70.6
61.2
49.6
69.3
59.9
48.4
1.4
1.3
1.2
355.2
277.2
190.9
73.5
58.2
39.8
219.6
177.5
127.8
62.1
41.5
23.3
注1 歯科診療所は外来のみである。
2 ( )は平成23年の数値である。
-1-
施設の種類別にみた都民の推計患者数の年次推移
( 入
院 )
千人
120
総数
病院
100
80
60
40
20
一般診療所
0
千人
( 外
来 )
900
800
総
700
数
600
500
400
一般診療所
300
病
200
院
100
0
平成5
歯科診療所
8
11
14
-2-
17
20
23
26
年齢階級別にみた都民の推計患者数の年次推移
(
千人
入
80
院
)
65歳以上
70
60
50
40
35~64歳
30
20
15~34歳
10
0~14歳
0
平成5
8
11
14
17
( 外
来
20
23
26
)
千人
400
65歳以上
350
300
250
35~64歳
200
150
15~34歳
100
50
0~14歳
0
平成5
8
11
14
17
-3-
20
23
26
2 傷病分類別では、入院患者は「精神及び行動の障害」(19.8%)、「循環器
系の疾患」(18.2%)、外来患者は「消化器系の疾患」(18.7%)の割合が高くな
っている。
(報告書 P10 図 4)
*都民の入院患者を傷病分類別にみると、精神及び行動の障害(19.8%)
、循環器系の疾患
(18.2%)
、新生物(12.2%)となっている。
*都民の外来患者を傷病分類別にみると、消化器系の疾患(18.7%)
、循環器系の疾患(12.1%)
、
健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用(11.4%)となっている。
注 傷病分類の詳細については、報告書 P3~P4 を参照
傷病分類別にみた都民と全国の推計患者数の構成割合
( 入 院 )
都民
(101.6千人)
全国
(1,318.8千人)
精神及び
行動の障害
循環器系
新生物
19.8
18.2
12.2
精神及び
行動の障害
循環器系
20.1
18.2
損傷
神経系 中毒
9.1
新生物 神経系
11.0
9.3
その他
8.6
32.2
損傷
中毒
その他
10.0
31.5
( 外 来 )
消化器系
都民
(760.0千人)
18.7
消化器系
全国
(7,238.4千人)
18.1
循環
保健
呼吸
器系 サービス等 器系
筋骨
格系
その他
9.6
38.3
循環
保健
呼吸
器系 サービス等 器系
筋骨
格系
その他
12.9
12.1
37.5
12.1
11.4
10.1
9.9
9.2
※ 消化器系の疾患には、歯の疾患を含む。
注:
(
)内は推計患者数である。
-4-
3 都民の入院受療率は全国より低く、外来受療率は全国と同程度
(報告書P16 表 5・図 9、P252 第 44 表、P364 第 7 表 )
*入院受療率は「総数 759」で全国(総数 1,038)より低い。
*外来受療率は「総数 5,680」で全国(総数 5,696)と同程度。
都民の受療率(人口10万対)
平成26年10月
入院
総数
都
民
全 国
男
外来
女
総数
男
女
759
712
806
5,680
4,963
6,380
(804)
(744)
(862)
(6,261)
(5,109)
(7,387)
1,095
5,696
5,066
6,292
(1,129)
(5,784)
(5,014)
(6,514)
1,038
(1,068)
977
(1,005)
注:( )は平成23年の数値である。
-5-
年齢階級別にみた都民と全国の受療率(人口 10 万対)の比較
( 入
院 )
8,000
都民の受療率
6,000
全国の受療率
4,000
2,000
0
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
8
0
7
5
7
0
6
5
6
0
5
5
5
0
4
5
4
0
3
5
3
0
2
5
2
0
1
5
~
0 1 5 1
歳
0
4 9
歳 歳 1
4
歳
1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7 7 8
9 4 9 4 9 4 9 4 9 4 9 4 9 4
歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳
( 外
8
5
歳
以
上
来 )
16,000
14,000
都民の受療率
12,000
全国の受療率
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
~
~
7
5
8
0
~
7
0
~
6
5
~
6
0
~
5
5
~
5
0
~
4
5
~
4
0
~
3
5
~
3
0
~
~
2
5
~
2
0
~
~
1
5
~
0 1 5 1
歳
0
4 9
歳 歳 1
4
歳
1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7 7 8
9 4 9 4 9 4 9 4 9 4 9 4 9 4
歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳
-6-
8
5
歳
以
上
*年齢階級別にみると、入院・外来ともに 65 歳以上が最も高く、入院が 2,347(全国 2,840)
、
外来が 11,799(全国 10,637)となっている。
年齢階級別にみた都民の受療率(人口 10 万対)の年次推移
( 入 院 )
4000
65歳以上
3000
2000
35~64歳
総数
1000
0~14歳
15~34歳
0
平成5
8
11
14
17
20
23
26
( 外 来 )
20000
65歳以上
15000
10000
35~64歳
総数
5000
0~14歳
15~34歳
0
平成5
8
11
14
-7-
17
20
23
26
4 流出患者割合は、入院が全国を上回り、流入患者割合は、入院・外来とも
に全国を上回る (報告書P19 図 12・図 13)
*都民の他県施設受療割合(いわゆる「流出患者」割合)は、入院 13.7%、外来 2.3%で、全
国(入院 5.5%、外来 2.8%)と比較すると、入院では、都民の流出患者割合が全国を上回
っている。外来では、都民の流出患者割合は、全国と同程度になっている。
*都民でない患者の都内施設受療割合(いわゆる「流入患者」割合)は、入院 13.3%、外来
10.6%で、全国(入院 5.5%、外来 2.8%)と比較すると、入院・外来とも都内施設の流入
患者割合が全国を上回っている。
都民の都内-都外受療割合
( 入
院 )
都内施設
都外施設
総数
(101.6千人)
86.3
13.7
病院
(99.8千人)
86.4
13.6
一般診療所
(1.8千人)
81.9
18.1
当該県内施設
全国
(1,318.8千人)
県外施設
94.5
0%
10%
20%
30%
40%
50%
( 外
5.5
60%
70%
80%
100%
来 )
都外施設
都内施設
総数
(760.0千人)
90%
2.3
97.7
4.6
病院
(143.3千人)
95.4
1.6
一般診療所
(464.5千人)
98.4
歯科診療所
(152.2千人)
97.6
2.4
県外施設
当該県内施設
全国
(7,238.4千人)
97.2
0%
注:
(
2.8
10%
20%
30%
40%
)内は推計患者数である。
-8-
50%
60%
70%
80%
90%
100%
都内施設における都民-都民以外の受療割合
( 入
院 )
都民
都民以外
総数
(101.9千人)
86.7
13.3
病院
(100.4千人)
86.5
13.5
一般診療所
(1.5千人)
98.6
1.4
当該県民
全国
(1,318.8千人)
県民以外
94.5
0%
10%
20%
30%
40%
50%
( 外
5.5
60%
70%
80%
100%
来 )
都民以外
都民
総数
(841.3千人)
90%
10.6
89.4
16.6
病院
(165.6千人)
83.4
9.5
一般診療所
(511.3千人)
90.5
8.0
歯科診療所
(164.4千人)
92.0
県民以外
当該県民
全国
(7,238.4千人)
97.2
0%
注:
(
2.8
10%
20%
30%
40%
)内は推計患者数である。
-9-
50%
60%
70%
80%
90% 100%
5 外来患者は、全ての年齢階級及び全ての傷病で、流入が流出を上回る
(報告書 P20 図 14、P21 図 15)
*流入・流出の推計患者数を年齢階級別にみると、入院では 65 歳以上で流出が流入を上回っ
ている。
*外来では、全ての年齢階級で流入が流出を上回っている。
*傷病分類別にみると、入院では「精神及び行動の障害」
、
「神経系の疾患」
、
「循環器系の疾患」
及び「損傷、中毒及びその他の外因の影響」で流出が流入を上回る。
外来では全ての傷病で流入が流出を上回り、特に「消化器系の疾患」でその傾向が著しい。
年齢階級別にみた都内流入-都外流出の推計患者数
( 入
0~14歳
0.5
0.3
15~24
0.4
0.2
総数
□ 都内流入:13.4千人
都外流出:13.9千人
0.7
0.7
25~34
院 )
0.9
0.8
35~44
1.4
1.1
45~54
2.2
1.8
55~64
7.4
65歳以上
9.0
0
2
4
6
8
10
千人
( 外
来 )
総数
□ 都内流入:87.8千人
都外流出:17.8千人
1.2
1.1
0~14歳
3.1
15~24
1.0
8.9
25~34
2.2
13.3
35~44
2.9
17.5
45~54
2.0
15.9
55~64
2.2
27.7
65歳以上
6.4
0
5
10
15
20
25
30
千人
都内施設で受療した都民以外の者(都内流入)
- 10 -
都外施設で受療した都民(都外流出)
傷病分類別にみた都内流入-都外流出の推計患者数
( 入
院 )
新生物
3.2
0.8
2.4
精神及び行動の障害
1.0
神経系の疾患
4.1
2.5
1.9
循環器系の疾患
2.5
0.5
0.3
消化器系の疾患
総数
□ 都内流入:13.4千人
都外流出:13.9千人
0.8
0.5
筋骨格系及び結合組織の疾患
0.8
1.0
損傷、中毒及びその他の外因の影響
2.7
2.2
その他
0
2
4
6
8
千人
( 外
来 )
5.5
新生物
1.4
9.4
内分泌、栄養及び代謝疾患
0.7
7.1
精神及び行動の障害
0.6
3.2
神経系の疾患
0.5
3.7
眼及び付属器の疾患
0.7
8.8
循環器系の疾患
1.5
4.8
呼吸器系の疾患
1.2
15.1
消化器系の疾患
4.0
4.3
皮膚及び皮下組織の疾患
1.3
5.5
筋骨格系及び結合組織の疾患
0.9
5.4
腎尿路生殖器系の疾患
1.1
3.0
損傷、中毒及びその他の外因の影響
総数
□ 都内流入:87.8千人
都外流出:17.8千人
0.7
12.1
その他
3.3
0
2
4
都内施設で受療した都民以外の者(都内流入)
- 11 -
6
8
10
12
都外施設で受療した都民(都外流出)
14
16
千人
6 患者が居住する二次医療圏内の病院に入院した割合は西多摩医療圏が
引き続きトップ
(報告書 P22 図 16)
二次医療圏ごとの推計患者数のうち、患者が自己の居住地圏内の病院に入院した割合は、
① 西多摩 77.1%(平成 23 年調査 1 位)
② 区南部 66.9%(平成 23 年調査 2 位)
③ 南多摩 65.5%(平成 23 年調査 3 位)の順となっている。
患者の居住地圏内の病院の受療割合(二次医療圏別)
入 院 (精神・結核病床を除く)
区中央部
( 4.7千人)
圏内
51.0
圏外
区南部
( 6.4千人)
49.0
66.9
33.1
区西南部
( 7.4千人)
59.4
40.6
区西部
( 6.8千人)
58.3
41.7
区西北部
(11.8千人)
61.8
38.2
区東北部
( 8.5千人)
60.4
39.6
区東部
( 6.9千人)
54.0
西多摩
( 2.6千人)
46.0
77.1
南多摩
( 7.9千人)
22.9
65.5
北多摩西部
( 4.3千人)
34.5
56.8
北多摩南部
( 5.7千人)
43.2
62.0
北多摩北部
( 4.8千人)
38.0
64.8
島しょ
( 0.2千人)
35.2
86.4
13.6
0%
20%
40%
60%
80%
100%
注:( )内は、二次医療圏別推計入院患者数(精神・結核を除くその他の病床)である。
- 12 -
<参考>二次医療圏
千代田区
中央区
区中央部 港区
文京区
台東区
品川区
区南部
大田区
渋谷区
区西南部 目黒区
世田谷区
新宿区
中野区
杉並区
北区
豊島区
区西北部
板橋区
練馬区
荒川区
区東北部 足立区
葛飾区
墨田区
区東部 江東区
江戸川区
区西部
西多摩
南多摩
- 13 -
福生市
羽村市
あきる野市
青梅市
瑞穂町
日の出町
檜原村
奥多摩町
八王子市
日野市
多摩市
稲城市
町田市
立川市
国分寺市
国立市
北多摩西部
昭島市
東大和市
武蔵村山市
武蔵野市
小金井市
三鷹市
北多摩南部
調布市
狛江市
府中市
西東京市
清瀬市
北多摩北部 東久留米市
東村山市
小平市
島しょ