ぱくぱくだより H.28 9月号 9 月になり暑かった日々から少しずつ過ごしやすくなってきました。 朝晩と昼間の気温の変化のせいか、子どもたちも少し風邪気味だったり下痢気味な子がいたりと、 季節の変わり目で体調を崩したり、風邪をひきやすい季節です。 そこで今回は下痢についてお話します。 下痢のとき・・・ 下痢のときに一番怖いのは、水分や電解質が奪われて起こる脱水症。 水分だけでなく、電解質も補給できるようイオン飲料などを飲ませましょう。 水分補給にはイオン飲料などを… 下痢の時は体内から大量に水分が失われ、ナトリウムやカリウムが奪われます。 脱水症状を予防する為には白湯や麦茶だけでなく、電解質が含まれたイオン飲料や少量の塩を入れた塩水、 医師に処方してもらった経口補水液などを飲ませるといいでしょう。 ただし、一度にたくさん飲ませないよう、少しずつ、こまめに与えましょう。 食べ物は症状が治まり食欲が戻ってから… 症状が治まって食欲があるなら、消化のいいメニューを少しずつ与えていきましょう。 りんごは整腸作用があり、皮ごとすりおろすと消化もいいのでお勧めです。 腸がまだ弱っているので、負担がかからないよう消化のいいものを選びましょう。 例えば胃腸に刺激を与えず、エネルギー源にもなるくず湯や、消化が良く高たんぱくの豆腐などがお勧めです。 食べ物を与えるのは症状が治まるまで待ち、食欲がないようなら無理に食べさせる必要はなく、 子どもの様子を見ながら少しずつ食べさせましょう。 身体を温める野菜を取り入れて… 胃腸に負担のかからない消化のいい食材に加えて、身体を温める野菜を与えていきましょう。 なかでも、白菜やかぶといった冬野菜は身体を温めてくれるだけでなく、 加熱することで甘みが出て子どもでも食べやすくなります。 これはNG!! 水分を補給することは重要ですが、糖分の多い飲み物や乳飲料は避けた方がいいでしょう。 その他芋類、海藻類など食物繊維を含んだ食材や、油脂分の多いもの、柑橘類も控えましょう。 下痢のときの簡単メニュー やわらかみそうどん 作り方 材料(一人分) ゆでうどん 1.人参は線切り、大根は小さく切り、白菜は刻む 80g 人参、大根、白菜、豆腐 10gずつ 2.豆腐は 7~8 ㎜角に切る。 3 鍋にだし汁、1 を入れて煮る。柔らかくなったら2、 だし汁 1 カップ うどんを加え、うどんがくたくたになるまで煮て、 みそ 小さじ 2/3 みそで味を整える。
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